2020/01/07 - 2020/01/11
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j-ryuさん
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☆今年の冬は全国的に暖冬少雪ですが
福島県南部の当地も暖冬で雪も氷も無い年始でした。
元々そう雪の多い地域ではありませんが、
寒いので一度積もると中々解けずに日陰に雪が残るのが例年の今頃です。
しかし今年は雪そのものが殆ど降らないし積もりません。
雪掻きの苦労はありませんが降るべき時に降り
山にある程度積もらないとダムの貯水率が低下し
春の農作業に大きな影響が出てしまいます。
奥羽山地を越えた会津地方は豪雪で有名ですが
やはり例年よりかなり少ないようです。
私事で恐縮ですが雪も氷も無いので写真ネタにも冬枯れ状態(――〆)。
ならば、いつもなら雪の峠越えが怖く真冬には殆ど行くことのない
羽鳥湖高原も今なら大丈夫かもと行ってみることにしました。
やはり心配は杞憂で山にこそ10cm程度積もっていましたが
鳳坂峠の道路自体には予想通り全く雪がありませんでした。
これなら目的の明神滝も問題なく行けそうです。
でも難無く行けると言うことは雪景色もあまり期待できないってこと。
ま、どっちみち何処もかしこも冬枯れネタ枯れなので
せめて冬ざれの滝が撮れるだけでも良しとしましょうかね(^^ゞ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
☆明神滝 ルートMap
明神滝のある天栄村は東西に広い村で鳳坂峠を分水嶺に、
西側の羽鳥湖高原は日本海水系、
村役場のある東側は太平洋水系なので同じ村ですが
東西で気候も植生もかなり違います。
我が家から羽鳥湖湖畔までは国道118号線の鳳坂峠を越え約30分ですが、
長年の悲願だった鳳坂峠のトンネル工事が一昨年ようやく始まりました。
工区3.4Kmでトンネルは2.3Km。
昨年の今頃は26mほどの掘削でしたが、今年は751mまで伸びていました。
竣工すれば標高825mの峠で東西に分断されていた天栄村が名実ともに一つの村になることができるでしょう。
その上私のガソリン代や時間も大いに節約できそうです(^^ゞ。 -
☆福島県天栄村 明神滝ルートマップ。(※Google Erathに加筆)
明神滝へは国道118号線沿いの大平集落で猪苗代湖方面に向う県道235号羽鳥・福良線( 馬入峠)に入ります。
道なりに2kmほど進むと明神滝の案内板があるので左折します。
さらに道なりに1kmほど行くと橋があり、その橋の右下に明神滝が見えます。
橋手前の路側帯に車3台ぶんくらいの駐車スペースがあります。
でも積雪期は駐車スペースに除雪した雪で駐車できない場合もあるので
道路脇に目一杯寄せて駐車します。
車はUターンしにくので一旦橋を渡りその少し先左に
除雪された村道が合流しているので、そこで切り返しUターンします。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 黒沢林道明神橋
この橋の右下に明神滝があります。
橋の手前右側に駐車場、
橋の手前左側に橋下への踏み跡があります。
この道路は黒沢林道とも呼ばれ
橋の向こうに小さな黒沢集落があり
集落の終わりから道が細くなり
安藤峠を経て会津若松に至ります。
現在は通行止めで黒沢集落までしか行けません。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 黒沢林道
黒沢集落方面と反対側
道なりに進むと県道235号羽鳥・福良線、更目木集落方面。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 橋上
では橋上から明神滝を見下ろして見てみましょう。
明神滝は落差滝幅とも8mほど、
大きな滝ではありませんが、橋上から見下ろせるお手軽滝なので
老人子供でも簡単に見ることができます。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 橋上
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 橋上
川の名は黒沢。
黒沢は会津布引山(1081m)や安藤峠を源流に
明神滝の下流で赤石川に合流し、その赤石川は羽鳥湖から流れ下る
鶴沼川に合流します。
その鶴沼川は下郷町の湯の上温泉で大川に合流し
やがて阿賀川となり新潟で日本海に注ぎます。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 橋上
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 橋上
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 橋上
昨年の今頃(1/10)も小雪で20cmほどでしたが
今年は10cmくらいしか積もっていません。
例年なら積雪は50cmは超えていますが
現段階では明らかに少雪です。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 橋上
滝の水量はこの時期としてはこんなものだと思います。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 橋上
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☆トウゴクミツバツツジ咲く明神滝 (2019/5/14撮影)
明神滝は雪景色や紅葉はもちろん素晴らしいですが
花咲く滝としても秀逸で、春のトウゴクミツバツツジやヤマツツジ、
夏はタマアジサイ、晩夏にはオタカラコウが彩りを添えます。 -
☆トウゴクミツバツツジ咲く明神滝 (2019/5/14撮影)
オレンジ色はヤマツツジ。
同時に開花すればもっと華やかだと思いますが
ヤマツツジはトウゴクミツバツツジが散り始めるころ満開になります。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝
明神橋手前左手のガードレールの隙間から
谷底に降りることができます。
一応轍はできていますが
しばらく歩いた人がいなかったようで
新雪のままでした。 -
☆深雪の明神滝 (2017/2/21撮影)
3年前は40cmほど積もっていました。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
谷底まで降りてきました。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
明神滝の名前の由来は滝の左岸頂上にある直立した大きな一枚岩の傍らには、
宗像三神の一つ田心姫命が祭られています。その御神体は蛇体であるとされ、
日照りの時でもこの社に祈ると、必ず雨が降ると言い伝えられ、
いつしか明神滝と呼ばれるようになったそうです。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
田心姫命が明神と言うより、中世頃から神が本来の名前で呼ばれることは少なり、
神様の名前を省略し通称で「明神」や「権現」などと大まかに言うそになったそうで、
天栄村の明神滝も神のご利益がある滝という意味で『明神滝』と呼ばれたと思われます。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
花咲く季節でさえ他者と出会うことは滅多にありませんが
こんな寒い冬場に訪れる人はまずいません。
私も寒いのはけして好きではありませんが
軟弱者に自ら活を入れるのには最適かも(^^;)。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 右岸
谷底で明神滝は基本的には左岸(見た目の右側)から撮影しますが、
黒沢は大雨後でもなければ水量はそう多くないので
長靴でも右岸に渡渉できますが、胴長着用が理想です。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 右岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 右岸
この日の川岸はさほど凍結していませんでしたが
それでも滑りやすいので川床を歩く場合は
アイゼンの着用をお勧めします。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 右岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 右岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 右岸
羽鳥湖高原には明神滝の尾根一つ北側には立矢川の滝や
馬尾滝、御鍋小滝、二股大滝などがありますが
どの滝もそう簡単に行ける滝ではありません。
ましてや積雪時期は雪に閉ざされ近寄ることもできません。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 右岸
そんな秘境滝ばかりの羽鳥湖高原の滝の中で
明神滝だけが道路そばにあり、
積雪期でも除雪されるので比較的行きやすい滝です。
それでも我が家から標高825mの鳳坂峠を越えるのに
不安は拭えません。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
現在工事中の鳳坂峠が完成すれば
もっと雪が多い時期でも明神滝まで来ることができそうです。
トンネル自体は2020年10月に完成する予定で
周辺道路の整備後2022年頃までの供用開始を目指すそうです。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
例年ならショボい積雪だと感じると思いますが
雪不足の今年は愛おしく思えるのですから
人間てなんて身勝手なんでしょう(^^;)。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆深雪の明神滝 (2017/2/21撮影) 川中
3年前はしっかりした雪景色が撮りたくて
チェーンを装着してまでやって来ました。
それらしい写真が撮れて良かったですが
チェーンを装着しても峠道はスリップして怖い思いをしました。
それから峠道に雪があるときは怖いので二の足を踏んでいます(--〆)。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
でも絵的にはやはり上記の写真くらい積もっていた方が
フォトジェニックです。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆新緑の明神滝 (2019/5/14撮影) 川中
春夏秋冬それぞれに趣のある明神滝。
真冬以外なら近場の滝も周遊できるのも魅力です。 -
☆紅葉の明神滝 (2018/10/30撮影)
茨城県大子町にある日本三大瀑布の袋田の滝は
四度の滝の別名もあります。
4段になって流れ落ちるから四度の滝とか
春夏秋冬美しいので4度訪れたくなるから四度の滝とも。
そう言った説なら明神滝もぜひとも春夏秋冬訪れて
その魅力を楽しんで欲しいと思います。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆雪の明神滝 (2019/1/10撮影) 川中
昨年の今頃も雪が少ないと言われましたが
こうして今年と比べると昨年の方がまだ多いですね。
いかに今年が小雪か分かります。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 川中
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
左岸は岸伝いに滝の真横まで行くこともできます。
ただし道はありません。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆深雪の明神滝 (2017/2/21撮影) 左岸
このくらい積雪があればフォトジェニックですが
移動するたびに大雪をかき分けなければならず
けして楽な撮影ではありません。
やはり他人と違う写真を撮るにはそれなりの努力が必要です。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
今回の撮影は楽でしたが
やはりインパクトの弱い写真です(--〆)。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝
明神滝は大雨後でもなければ滝は2筋に分かれて流れ落ちています。
2筋の間の岩壁には例年大きな氷柱ができるのですが
今年は暖冬なので雪も少なければ氷柱もかなり小さいです。 -
☆少雪の羽鳥湖高原・明神滝 (2019/1/10撮影)
昨年もこの時期雪は少な目でしたが
氷柱は今年よりは大きく成長していました。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
この日の天気予報は早朝から夕方まで晴れ。
滝に陽射しが当たらない朝に訪れましたが
滝の上部に陽が射し始めてきました。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
ただでさえ雪の白さでハレーションが起きやすいのに
陽射しが滝に当たればよりハレーションがキツクなります。
滝の真横まで行きたいので撮影を急がなくてはなりません。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆オタカラコウ咲く明神滝 (2018/8/21撮影) 左岸
明神滝では可憐なオタカラコウも咲きます。
オタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)は主に福島県南部~九州に分布し、深山の谷川や湿った斜面に自生します。
福島県より北でもわずかに自生するそうですが稀なようです。
福島県でもどこでも見られれるわけではなく
自生地はバラバラに隔離分布しています。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
滝左岸のほぼ真横までやって来ました。
春から秋にかけても真横まで来る輩は稀なので
真冬に真横から撮影する物好きはまず私だけでしょう(^^;)。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
滝に手が届く位置まで近づけるので
かなり迫力があります。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
細い枝に氷柱が出来ていました。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
滝の落ち口横にも氷柱が出来ています。
昨年も同じような氷柱が成長していました。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
滝の真横から下流を見下ろした構図です。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
昨年も同じような氷柱だったので
滝飛沫も同じように飛んでいるんでしょうね。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
なんとか陽射しが滝全体に当たる前に撮影できたので
再び下流側に戻ります。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸下流
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
北限のタマアジサイの花柄がドライフラワー状態で残っています。 -
☆タマアジサイ咲く明神滝 (2016/8/2) 左岸
タマアジサイの自生地は主に福島~岐阜県と四国・九州の一部に限られて、
山あいの川筋など湿度の高い所に自生しアジサイ科の中では唯一、
蕾が玉状なので自生していれば開花前にタマアジサイだとすぐ分かります。
この周辺のタマアジサイはほぼ北限の群生地でとても貴重なんですが、
山あいに行けば良く見られるアジサイなので
殆どの人はその貴重さを知らないようです。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸
タマアジサイ(玉紫陽花/アジサイ科アジサイ属)はアジサイの仲間では
最も遅く開花し、最も遅くまで咲いています。
一つの花の花期は他のアジサイより短いくらいですが、
球状の蕾は一斉に開花することなく順繰り咲いていくので
遅いものでは10月に咲き出すものもあります。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸下流
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸下流
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☆深雪の明神滝 (2017/2/21撮影) 左岸下流
このくらい積もるといかにも雪国って感じですね。
でも例年1月~3月上旬はこのくらい普通に積もる地域です。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸下流
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸下流
谷底にも完全に陽が射しこんできました。
でもスローシャッターで撮らなければ
陽が射しても問題ありません。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸下流
土は蓄熱しやすいので雪は融けやすいですが
岩石は蓄熱しにくいので積雪しやすくなるので
雪の綿帽子が大きくなります。 -
☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸下流
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸下流
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☆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝 左岸下流
のっけから大雪は期待していなかったので
無いよりはましの雪景色でした。
尾根一つ北側に立矢川の滝がありますが
谷底まで全面に陽が射しこんできたので
今回はこれで撤収することにしました。 -
☆冬ざれのリンゴ畑 天栄村京谷原
明神滝からの帰り道、鳳坂峠を下りきった京谷原地区辺りの
リンゴ畑で収穫されなかったリンゴが枝もたわわになってしました。
でもいくらリンゴ(無袋フジ)の収穫は遅めとは言え
年を越すことなどないはず。
いったいどうしたのでしょう。
ようく見るともの凄い数がなっています。
ふつう出荷するリンゴはこれほど実らせずに
受粉後大きくなる前に摘果するので鈴なりになることはありません。
おそらく摘花も摘果もせず、成り行きのままだったのでしょう。
園主が何かの事情で手入れができなかったのか・・・
そうだとすれば下草も繁茂しているはずだし
なんとも奇妙な光景です。 -
☆冬ざれのリンゴ畑 天栄村京谷原
俳句で収穫されずに少し残された柿の実は
『木守柿』とか『残り柿』と言って
冬の季語になっています。
リンゴにも冬の季語として『冬林檎』がありますが
これは収穫され冬に食べる林檎のことだそうで
基本的にはとり残された林檎を指すようではないようです。 -
☆青空に咲き誇る小寒の蝋梅 (1/10撮影)
一連の明神滝と脈絡はありませんが
オマケで我が家の庭でロウバイが満開になりました。
寒い東北の我が家で今頃咲き誇るのは山茶花とロウバイくらい。
山茶花は切り花には向きませんがロウバイは花持ちもいいし
香りもいいし、ちょうど年末から咲き始めるので
我が家の正月に欠かせない迎春花です。 -
☆青空に咲き誇る小寒の蝋梅 (1/10撮影)
ロウバイ(蝋梅/ロウバイ科ロウバイ属)は中国原産の落葉樹で、
早生種では12月頃からに、晩生種でも2月にかけて半透明で蝋のようなツヤのある黄色く香り高い花がやや下を向いて咲かせます。
花やつぼみから抽出した蝋梅油(ろうばいゆ)を薬として使用する。 -
☆青空に咲き誇る小寒の蝋梅 (1/10撮影)
蝋梅の名は、半透明でにぶいツヤのある花びらがまるで蝋細工のようであり、かつ臘月(ろうげつ:旧暦12月)に咲くことに由来するそうです。
日本においては晩冬(小寒〔1月6日頃〕から立春の前日〔2月3日頃〕までの間)の季語になっています。 -
☆青空に咲き誇る小寒の蝋梅 (1/10撮影)
我が家のロウバイはX,mas頃に蕾が膨らむので
切って室内に飾ればちょうど正月頃見頃になるので
迎春花としてとても重宝しています。 -
☆青空に咲き誇る小寒の蝋梅 (1/10撮影)
大きな花器のメインにロウバイを大きく活け
他に松や南天などを添え、
水仙や小菊だけ買い求めて足せばたいそう見事な正月用生け花になります。
花持ちもいいし甘い香りも素敵なので
迎春には最高の花材です。 -
☆青空に咲き誇る小寒の蝋梅 (1/10撮影)
ロウバイは丈夫で寒さにとても強く
成長も旺盛なのでかなり強引に切っても
ちゃんと翌シーズンには枝ぶり良く花を咲かせます。 -
☆青空に咲き誇る小寒の蝋梅 (1/10撮影)
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☆青空に咲き誇る小寒の蝋梅 (1/10撮影)
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☆青空に咲き誇る小寒の蝋梅 (1/10撮影)
ロウバイは虫媒花で虫によって受粉し果実を実らせ子孫を残します。
こんな真冬に虫??
確かに虫の少ない真冬に開花するという戦略は,やたら不利な感じがいたしますが、ハエやアブの仲間は冬にも活動する種がいます。
他に花が少ない冬こそ,競争相手が少なく受粉に有利であるとも言えるのです。
また小鳥に受粉を助けてもらう花は鳥媒花と言います。 -
☆青空に咲き誇る小寒の蝋梅 (1/10撮影)
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☆青空に咲き誇る小寒の蝋梅 (1/10撮影)
関東以南ならメジロなども受粉を助けてくれると思いますが
当地はまだ寒すぎてこの時期にメジロが来ることはまずありません。
野鳥はせいぜいヒヨドリくらいですが
ヒヨドリは受粉の助けというより花ごと食いちぎって蜜を吸うので
害鳥の側面もあるのかも(^^;)。 -
☆青空に咲き誇る小寒の蝋梅 (1/10撮影)
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☆青空に咲き誇る小寒の蝋梅 (1/10撮影)
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☆青空に咲き誇る小寒の蝋梅 (1/10撮影)
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☆黎明の月暈 (1/11撮影)
またまた脈絡がありませんが
夜明け前、満月にハロが少し見られました。 -
☆黎明の月暈 (1/11撮影)
月の周りにできる輪を月暈(つきがさ、げつうん)というそうです。
ハロ(halo)ともいいます。いずれにしても、
これが見えたら天気が下り坂になるサインなんだそうです。 -
☆黎明の月暈 (1/11撮影)
これで◆冬ざれ少雪の羽鳥湖高原・明神滝+オマケはお終いです。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そしてして『いいね』もありがとうございます。
では、また。 j-ryu
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この旅行記へのコメント (4)
-
- Q太郎さん 2020/01/21 09:57:45
- あけましておめでとうございます。 Q太郎
- j-ryuさん あけましておめでとうございます。Q太郎です。
新年早々の雪滝もいいですね!
天栄村はシゴトでたまに通過はしており、j-ryuさんの記事を
永らく目にしていながら、なかなか滝巡りができずにいます。
今年は春から夏にかけて、巡りたいなと思ってます。
それにしても、雪が異常にすくないですね。宮城はもちろん
福島北部も、雪降っては溶けての連続で、雪化粧の連山の絵も
ぜんぜん撮れません。長期予報を見てもどうもこのまま春まで
ゆきそうですね。
Q太郎の福島レポートも、花見山までお休みになりそうです。
今年もよろしくおねがいいたします!
Q太郎
- j-ryuさん からの返信 2020/01/22 04:13:26
- Re: あけましておめでとうございます。 Q太郎
- Q太郎さん,おはようございます&明けましておめでとうございます。
いつもご来訪&コメント&いいね、ありがとうございます。
>天栄村はシゴトでたまに通過はしており、j-ryuさんの記事を
永らく目にしていながら、なかなか滝巡りができずにいます。
今年は春から夏にかけて、巡りたいなと思ってます。
≫そうでしたか。
天栄村の羽鳥湖高原にはいくつもの滝があるのですが
明神滝と御鍋小滝以外は道が無く秘境滝ばかり、
私も明神滝以外は中々行けないのが残念です。
>それにしても、雪が異常にすくないですね。宮城はもちろん
福島北部も、雪降っては溶けての連続で、雪化粧の連山の絵も
ぜんぜん撮れません。長期予報を見てもどうもこのまま春まで
ゆきそうですね。
≫生活するには楽ですがスキー関連や除雪業者、ダム関連など
大きな影響を受けている人たちも多いので一方的に喜べずないし、
写真的にも寂しい限りです。
>Q太郎の福島レポートも、花見山までお休みになりそうです。
今年もよろしくおねがいいたします!
≫あれま、暖冬なのに冬眠ですか?
そうおっしゃらずにお近くの温泉などぜひご紹介くださいませ。
こちらこそどうぞよろしくお願い致します。
j-ryu
- Q太郎さん からの返信 2020/01/22 15:06:32
- Re: 春前に一度目覚めることにしました。 Q太郎
- j-ryuさん 御返信ありがとうございます!
それにしても、モーニングマーケットの写真は凄まじかった!
行きたくなりました!
冬にもう一回湯めぐりすることにしました。又アップします!
今年もよろしくお願いします!
Q太郎
- j-ryuさん からの返信 2020/01/23 03:58:26
- Re: あけましておめでとうございます。 Q太郎
- Q太郎さん、おはようございます。
>冬にもう一回湯めぐりすることにしました。又アップします!
≫1回とおっしゃらず何度でも温泉三昧して下さいませ。
投稿を楽しみにしています。
j-ryu
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