2018/09/14 - 2018/09/27
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HOUKOUさん
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翌日、起きてみると天候も体調もまずまず。
華山登山を決行することにした。
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【9月20日(木)旅行7日目】
そして翌朝。
目をさまし窓を開けてみると雨が降っていない。
晴れてはいないが,空を覆っているのは雨が降りそうな陰湿な雲でもなさそうだ。
バスでビジターセンターへ向かうと,昨日既に立った石碑の向こうには崋山の山並みがちゃんと見える。
昨日を休養日とし,登山を今日にした作戦成功である。 -
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崋山には主に北峰と南峰のロープウェイがある。
南峰は比較的新しく,こちらから山に入り北峰まで下り気味に縦走しそこからロープウェイで降りてくるというのが一般的なコースらしい。
私の場合,体力温存やリスク回避から最初から縦走は考えていなかったし,ロープウェイ,バス料金も安く,むしろ景色がいいと言われる北峰とその周辺に絞っていたので,何のためらいもなく北峰ロープウェイ行きバスに乗りこむ。 -
ゴンドラも独占でき,ご満悦である。
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太陽は出ていないが,霞もほとんどなくきれいな山肌が鮮明に見える。
趣としては黄山にも似ているが,岩肌がそれより白っぽい。
「黄山」というネーミングに,華山に来て今更ながら納得である。
「黄山」の薄クリーム色の山肌もよかったが,この崋山の白い岩肌には品格さえ感じる。 -
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ロープウェイを降りて南峰方向を望む。
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崋山北峰標識
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擦耳崖
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天梯
この日は観光客が少なくて本当によかった。
ピーク時であれば,この有名な垂直に近い階段も順番待ちではないか。
後ろからせっつかされる心配もなく,ゆっくり上ることができた。 -
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次の難所が「蒼龍嶺」である。
(写真左の尾根)
まるで人工的に造られたかのような平たい尾根の上に石段が築かれている。
当然その幅は狭いし,そこからは高所恐怖症の私をビビらす光景が広がっているのであろう。
今回の崋山登山は,最初から北嶺周りに行動範囲を限っていたのだが,この蒼龍嶺はできれば登ってみたかった。
幸いここもほとんど人がいなくて,せっつかされる心配もなく,超マイペースで登って行くことができた。 -
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恐怖感?
もちろんあった。
しかし,すぐにコツを見つけ出した。
それは視線を左側に向けるということだった。
右手はまさに,その場にへたり込んでしまいそうな断崖絶壁である。
しかし左手は,急斜面とはいえやや心臓に優しい風景である。 -
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唐の詩人,韓愈(かんゆ)がこの坂のあまりの険峻さに絶望して遺書を投げた話は有名である。
当時は今のようには石段も整備されてはいなかったであろうし,確かにその恐怖感は想像に難くない。
韓愈といえば硬骨漢のイメージである。
頑なな儒者でもあり,仏教に傾斜した皇帝に諫言し(論仏骨表)潮州に左遷されている。
潮州に流されるに当たって,家族に詩を残している。
大意は,
「私は皇帝陛下のために弊事を除こうと思った。しかしその結果8千里の遠き潮州へ流されることになってしまった。もはや老いて衰えたこの身,残りの人生を惜しむものではない。」
そして,「我が骨は配流先の河のほとりに埋めてくれ」と力強く決意を述べている。
その硬骨漢の韓愈が,おそらく腰が抜け震え戦慄きながら遺書を書いている様を想像するのも一興だ。 -
何とかこの蒼龍嶺を登り切った。
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まだ少し体力も時間も余裕があったので,もう少し上で切のいいところで引き返すことにした。
「五雲亭」というのがあり,そこで休憩した後引き返すことにした。 -
「五雲亭」から北峰方向を望む。
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「飛魚嶺」
ホテルに戻り,スーツケースを受け取り,崋山北駅へ。
次の滞在先である洛陽へ向かう高速鉄道は,ホテル近くの「洛陽駅」ではなく,新駅である「洛陽龍門」へしか行かないらしい。
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