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今回の旅の最終日、2019年10月24日(木)、ベリーズ(Belize)、キーカーカー(Caye Caulker)の朝。予定では8時の船でベリーズシティ(Belize City)に戻ろうと思っていたが、前日グレートブルーホール(Great Blue Hole)とホール・チェン海洋保護区(Hol Chan Marine Reserve)を満喫するはずだったのが、あいにくの天気で何もできず、早寝したので早く目覚める。6時半前、そんな1日を過ごした私を笑うかのように南国の太陽が海から上がる。<br /><br />朝食が付いている訳ではないので、1時間早い船に乗ることにして、ホテルを出てベリーズエクスプレス(Belize Express)の桟橋に向かう。海も穏やかと云うことは、問題なく本土に戻れそうだし、それはそれでいいことだと自分を納得させてターミナルで15分前には乗船手続き終了。サンペドロ(San Pedoro)からの到着が少し遅れて7時5分頃に乗船開始、桟橋を離れたのは10分過ぎ。ちょうど逆方向へ行くサンペドロ行と交叉する。<br /><br />キーカーカーに別れを告げ、穏やかな海を一路ベリーズシティに。来る時とは少し航路が違い、来る時には通らなかった島の中の水路を横切る。40分ほどでベリーズシティが見えて来る。キーカーカーに行く前に歩いたブリス男爵灯台(Baron Bliss Lighthouse)にベリーズウェルカムサイン(Belize Welcome Sign)、さらにスイング橋(The Swing Bridge)を海から眺めて、8時過ぎに無事ベリーズシティの桟橋に到着。荷物も無事受け取る。<br />https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3505816402821692&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br />荷物を受け取るとすぐにタクシーの運ちゃんが声を掛けてくる。来た時に書いたように、この町では空港に行くのに他の選択肢はない。来た時のタクシーはアメ車のリンカーン(Lincoln)だったが、今回はトヨタ(TOYOTA)カムリ(CAMRY)だった。問題なく8時半過ぎには空港に到着(下の写真1)。来た時と同じように25US$だが、5$札がなく、30US$出したら10BZ$の釣りが来た。まあ、空港で何か使えるだろう。<br /><br />フィリップ・S・W・ゴールドソン国際空港(Philip S. W. Goldson International Airport)、来た時の話にも書いたが、小さなローカル空港って感じで、土産物屋は数件あるが、出発ゲートに進まないと食べるところはない。さっそく入ろうとしたら、9時にならないとダメだと止められる。また、事前にウェブチェックインしておいたのだが、印刷したものがいると云われ、チェックインカウンターのチェックイン機で再度チェックイン。何のためのウェブチェックインだよ。<br /><br />9時になってようやく出国。この国はこの辺りの国では珍しく出国審査がある。そこまでは特に問題はなかったのだが、セキュリティチェックで悲しい問題が発生。この国の前に行ったパナマ(Panama)を出る時に免税で買った高いパナマ産のゲイシャ(Geisha)コーヒーのロースト。機内に持ち込み禁止って云われ取り上げられる。おいおい高かったんだぞ、その粉。荷物の中には他にもローストあったんだけど、なぜかそれはスルーで、高いのがダメだって。どうにもならないので、当然抵抗もしなかったが、まさかの事態にがっくりだった。そんなことがあると分かってれば、チェックインで荷物預けたのに・・・<br /><br />最後にそんな嫌な思い出が増えたベリーズだったが、あとは出発を待つだけ。フライトは11時44分の予定なので、たっぷり時間があったが、ブランチにハンバーガーを食べたり、土産物を買ったりして時間をつぶす。<br /><br />これからジャマイカへ帰るまでのフライトはアメリカン航空(American Airlines)。云わずと知れた旅客運送数及び旅客キロ数で世界一の大手航空会社。本社はダラス・フォートワース国際空港(Dallas/Fort Worth International Airport)に隣接してある。1930年にアメリカン・エアウェイズ(American Airways)として運行開始し、34年に現在の社名となった。<br /><br />20世紀後半にユナイテッド航空(United Airlines)、デルタ航空(Delta Air Lines)、イースタン航空(Eastern Air Lines)と共に「Big4」と呼ばれる大手国内線航空会社へと成長した。しかし、21世紀に入り、911事件で2機がハイジャックされ、その2か月後には墜落事故も起こす。そのために利用客が激減して経営が悪化し、一時期は倒産寸前まで追い込まれたが、07年には利益を出すまで回復した。15年にはUSエアウェイズ(US Airways)を完全統合した。<br /><br />この旅の最初はジャマイカからアメリカのフォートローダーデール(Fort Lauderdale)経由だったが、ジャマイカに戻るのは同じアメリカのフロリダ(Florida)でもマイアミ(Miami)経由。まずはほぼ定刻(11時44分)にマイアミに向かう。使用機種はボーイング社(Boeing)の737-800(下の写真2)。1997年初飛行のボーイング737NG(Boeing 737 Next Generation)と呼ばれる第3世代型となる小型ジェット旅客機シリーズのメイン機種で、標準座席数は189席。737NGシリーズは日本のJALグループ、全日空グループでも多数就航している。<br /><br />2時間ほどのフライトで現地時間(ベリーズからは2時間進む)の4時前にマイアミに到着。マイアミ国際空港(Miami International Airport)はマイアミ市街地の13㎞南東に位置する南米への主要ゲートウェイで、年間利用者は4000万人を超え、アメリカで11番目に利用客が多い。1928年に今はなきパンアメリカン航空(Pan American Airways)の本拠地として開港。現在はアメリカン航空(American Airlines)のハブ空港の一つとなっている。<br /><br />この空港を利用するのは4回目だが、入国審査を受けるのは2回目。昨年(18年)の12月に入国した際には、入国審査が大混雑ですごく時間が掛かったのだが、この日はすんなりと抜ける。前回はこの空港からキーウエスト(Key West)にグレイハウンド(Greyhound)バスで向かったり、戻って来てクルーズ船のチェックインをしたりしたので、その辺りを歩くとすでに懐かしい。<br /><br />ただ、乗り継ぎが2時間半近くあったので、問題はなかったが、出国はセキュリティチェックがすごく混んでおり、チェック自体は何も問題なく済んだのだが、あっちこっちのゲートに回され、疲れた。<br /><br />乗継便も737-800(下の写真3)。こちらもほぼ定刻(現地時間18時12分)通りに離陸し、1時間半余りの飛行を経て、無事ジャマイカ、キングストン(Kingston)のノーマン・マンレー国際空港(Norman Manley International Airport)に7時前(時差でマイアミよりは1時間遅くなる)に到着(下の写真4)。ちなみのこの両フライトは日本円で3万円ちょっとだった。<br /><br />以上で、今回の中米旅行終了。最後のベリーズの天気は残念だったし、飛行機もセキュリティチェックで物は取られるわ、1時間以上の遅れが2回あるわで、結構トラブルも多く、全てが期待通りに進んだわけではないが、多くの同期隊員と逢え、それぞれの国の観光も楽しめたし、いい旅だった。<br /><br /><br />(完)

ベリーズ キーカーカーから(From Caye Caulker, Belize)

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2019/10/24 - 2019/10/24

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旅行記グループ ベリーズ

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ちふゆ

ちふゆさん

今回の旅の最終日、2019年10月24日(木)、ベリーズ(Belize)、キーカーカー(Caye Caulker)の朝。予定では8時の船でベリーズシティ(Belize City)に戻ろうと思っていたが、前日グレートブルーホール(Great Blue Hole)とホール・チェン海洋保護区(Hol Chan Marine Reserve)を満喫するはずだったのが、あいにくの天気で何もできず、早寝したので早く目覚める。6時半前、そんな1日を過ごした私を笑うかのように南国の太陽が海から上がる。

朝食が付いている訳ではないので、1時間早い船に乗ることにして、ホテルを出てベリーズエクスプレス(Belize Express)の桟橋に向かう。海も穏やかと云うことは、問題なく本土に戻れそうだし、それはそれでいいことだと自分を納得させてターミナルで15分前には乗船手続き終了。サンペドロ(San Pedoro)からの到着が少し遅れて7時5分頃に乗船開始、桟橋を離れたのは10分過ぎ。ちょうど逆方向へ行くサンペドロ行と交叉する。

キーカーカーに別れを告げ、穏やかな海を一路ベリーズシティに。来る時とは少し航路が違い、来る時には通らなかった島の中の水路を横切る。40分ほどでベリーズシティが見えて来る。キーカーカーに行く前に歩いたブリス男爵灯台(Baron Bliss Lighthouse)にベリーズウェルカムサイン(Belize Welcome Sign)、さらにスイング橋(The Swing Bridge)を海から眺めて、8時過ぎに無事ベリーズシティの桟橋に到着。荷物も無事受け取る。
https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3505816402821692&type=1&l=223fe1adec

荷物を受け取るとすぐにタクシーの運ちゃんが声を掛けてくる。来た時に書いたように、この町では空港に行くのに他の選択肢はない。来た時のタクシーはアメ車のリンカーン(Lincoln)だったが、今回はトヨタ(TOYOTA)カムリ(CAMRY)だった。問題なく8時半過ぎには空港に到着(下の写真1)。来た時と同じように25US$だが、5$札がなく、30US$出したら10BZ$の釣りが来た。まあ、空港で何か使えるだろう。

フィリップ・S・W・ゴールドソン国際空港(Philip S. W. Goldson International Airport)、来た時の話にも書いたが、小さなローカル空港って感じで、土産物屋は数件あるが、出発ゲートに進まないと食べるところはない。さっそく入ろうとしたら、9時にならないとダメだと止められる。また、事前にウェブチェックインしておいたのだが、印刷したものがいると云われ、チェックインカウンターのチェックイン機で再度チェックイン。何のためのウェブチェックインだよ。

9時になってようやく出国。この国はこの辺りの国では珍しく出国審査がある。そこまでは特に問題はなかったのだが、セキュリティチェックで悲しい問題が発生。この国の前に行ったパナマ(Panama)を出る時に免税で買った高いパナマ産のゲイシャ(Geisha)コーヒーのロースト。機内に持ち込み禁止って云われ取り上げられる。おいおい高かったんだぞ、その粉。荷物の中には他にもローストあったんだけど、なぜかそれはスルーで、高いのがダメだって。どうにもならないので、当然抵抗もしなかったが、まさかの事態にがっくりだった。そんなことがあると分かってれば、チェックインで荷物預けたのに・・・

最後にそんな嫌な思い出が増えたベリーズだったが、あとは出発を待つだけ。フライトは11時44分の予定なので、たっぷり時間があったが、ブランチにハンバーガーを食べたり、土産物を買ったりして時間をつぶす。

これからジャマイカへ帰るまでのフライトはアメリカン航空(American Airlines)。云わずと知れた旅客運送数及び旅客キロ数で世界一の大手航空会社。本社はダラス・フォートワース国際空港(Dallas/Fort Worth International Airport)に隣接してある。1930年にアメリカン・エアウェイズ(American Airways)として運行開始し、34年に現在の社名となった。

20世紀後半にユナイテッド航空(United Airlines)、デルタ航空(Delta Air Lines)、イースタン航空(Eastern Air Lines)と共に「Big4」と呼ばれる大手国内線航空会社へと成長した。しかし、21世紀に入り、911事件で2機がハイジャックされ、その2か月後には墜落事故も起こす。そのために利用客が激減して経営が悪化し、一時期は倒産寸前まで追い込まれたが、07年には利益を出すまで回復した。15年にはUSエアウェイズ(US Airways)を完全統合した。

この旅の最初はジャマイカからアメリカのフォートローダーデール(Fort Lauderdale)経由だったが、ジャマイカに戻るのは同じアメリカのフロリダ(Florida)でもマイアミ(Miami)経由。まずはほぼ定刻(11時44分)にマイアミに向かう。使用機種はボーイング社(Boeing)の737-800(下の写真2)。1997年初飛行のボーイング737NG(Boeing 737 Next Generation)と呼ばれる第3世代型となる小型ジェット旅客機シリーズのメイン機種で、標準座席数は189席。737NGシリーズは日本のJALグループ、全日空グループでも多数就航している。

2時間ほどのフライトで現地時間(ベリーズからは2時間進む)の4時前にマイアミに到着。マイアミ国際空港(Miami International Airport)はマイアミ市街地の13㎞南東に位置する南米への主要ゲートウェイで、年間利用者は4000万人を超え、アメリカで11番目に利用客が多い。1928年に今はなきパンアメリカン航空(Pan American Airways)の本拠地として開港。現在はアメリカン航空(American Airlines)のハブ空港の一つとなっている。

この空港を利用するのは4回目だが、入国審査を受けるのは2回目。昨年(18年)の12月に入国した際には、入国審査が大混雑ですごく時間が掛かったのだが、この日はすんなりと抜ける。前回はこの空港からキーウエスト(Key West)にグレイハウンド(Greyhound)バスで向かったり、戻って来てクルーズ船のチェックインをしたりしたので、その辺りを歩くとすでに懐かしい。

ただ、乗り継ぎが2時間半近くあったので、問題はなかったが、出国はセキュリティチェックがすごく混んでおり、チェック自体は何も問題なく済んだのだが、あっちこっちのゲートに回され、疲れた。

乗継便も737-800(下の写真3)。こちらもほぼ定刻(現地時間18時12分)通りに離陸し、1時間半余りの飛行を経て、無事ジャマイカ、キングストン(Kingston)のノーマン・マンレー国際空港(Norman Manley International Airport)に7時前(時差でマイアミよりは1時間遅くなる)に到着(下の写真4)。ちなみのこの両フライトは日本円で3万円ちょっとだった。

以上で、今回の中米旅行終了。最後のベリーズの天気は残念だったし、飛行機もセキュリティチェックで物は取られるわ、1時間以上の遅れが2回あるわで、結構トラブルも多く、全てが期待通りに進んだわけではないが、多くの同期隊員と逢え、それぞれの国の観光も楽しめたし、いい旅だった。


(完)

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  • 写真1 ベリーズシティ空港へのタクシー

    写真1 ベリーズシティ空港へのタクシー

  • 写真2 アメリカン航空 1419便

    写真2 アメリカン航空 1419便

  • 写真3 アメリカン航空 1082便

    写真3 アメリカン航空 1082便

  • 写真4 キングストンの空港の到着口

    写真4 キングストンの空港の到着口

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