2019/12/01 - 2019/12/01
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motogenさん
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法多山尊永寺
油山寺と同じ真言宗の寺だが、こちらの方が圧倒的に敷地が広い。
初詣の時期には遠方からも参拝客が集まり、付近の道路は延々と大渋滞が続き、住民たちは家に閉じ籠りがちになるざるを得ないという。
臨時駐車場を作ってお小遣い稼ぎをする家族もいる。
油山寺と可睡斎の見学を終え、その法多山尊永寺まで足を伸ばした。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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法多山は袋井駅より東におよそ5km、小笠山の西斜面の麓にあって、
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駐車場から本堂までは900mほどもある広い寺院。
本堂に行くには、長い坂道や石段を登ることになる。
その間に仁王門、黒門、紫雲閣、一乗庵、本坊、持仏堂、そして団子茶屋などがあって、最後に本堂の広場となる。 -
空から見れば、山の斜面を切り開いて建てられた寺院だとわかる。
中世には、この山に12もの寺が集まっていたが、明治政府による神仏分離や寺社整理政策によって12の寺は統合され、尊永寺となった。
伊勢神宮を頂点とする国家神道を推し進めた明治政府の思惑が、ここにある。
動画としてもまとめました。
https://youtu.be/zy3HTVFgXFk
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駐車場は有料だが、夜は料金徴収する人がいない。
門前の店にも人影もなく、法多山 自然・景勝地
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「ここ、本当にライトアップされているの?」
と疑うほど、参道もひっそりしている。 -
自分たちの足音だけが響く参道を進むと、
闇の中から仁王門が現れてきた。
不気味な姿に感動する。 -
人と出会った。
人が来ているということは、ライトアップされているんだ。
と、ちょっと嬉しい。
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しかし真っ暗な参道はまだまだ続き、
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途中に黒門があった。
それは映画の中の武家屋敷のようで、時を超えた世界に入り込んだ楽しさを感じる。 -
暗闇の世界も良いもんだ。
そんじょそこらのテーマパークよりも、ぞくぞくさせるものがあるではないか。 -
上方に明かりがあり、そこに続くと思われる脇道があった。
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その脇道を登ると、
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長い石段が現れ、
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本堂の建つ広場となった。
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写真を撮ろうとすると、
おやっ?
建物はゆっくりゆっくりと色を変えていく。 -
紫色から、
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青に、
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そして緑に、
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黄色に、
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オレンジ色に・・
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様々に色を変える本殿へ進んで、
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怪しげな光の中で参拝し、
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格子の隙間から内部にカメラを入れる。
中には誰もいない。 -
広場に戻ると、チラホラと参拝客がいて、カメラを構えて撮影に励んでいる。
若い女性のモニターを覗かせてもらうと、この闇の中の建物が、驚くほど綺麗な画像に撮れていた。
カメラが違うと、こんなにも画像が違うのか! -
女性のパシャパシャパシャと連写する音も、かっこいい!
感動。
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お堂の上の月も、くっきりと写っているのに、
私たちはこんな画像。 -
別のルートを通って帰ることにした。
油山寺のような艶やかなライトアップでもなく、可睡斎のようなアーティスティックなライトアップでもないけれど、 -
静寂な闇の中の、ひっそりした明かりも奥ゆかしく、それらに負けずに素敵ではないか。
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団子茶屋に明かりが灯っていた。
この時間にもまだ営業しているらしい。 -
昔の赤い縁台のある茶屋はなくなって、ファストフード風の店構えになってしまった。
残念。
ここまで来たのだから一箱買っていこうと、縁起かつぎなど馬鹿馬鹿しいと思いながら、縁起かつぎで購入する。 -
さあ、家に帰って団子を食べよう。
ふいに決まった『遠州三山ライトアップ』巡りだけど、思わぬ冒険の夜を作ってくれました。
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