弾丸サウジアラビア1911　「観光ビザが解禁になったばかりのサウジアラビア・第2の都市ジェッダの世界遺産を訪れました。」　～ジェッダ～

2019/11/21 - 2019/11/23

仕事の合間を利用して観光ビザが発給されることになったばかりの「サウジアラビア」を訪れました。
経由地の「スリランカ」を合わせ5日で2ヶ国といういつも通りの弾丸の旅です。

各国の歴史・宗教・世界観について、深く語ってはおりません。
いつものお気楽な「なんちゃって旅行記」をご紹介します。

≪全行程≫
１日目：昼、成田→コロンボ　　　[スリランカ航空]
２日目：終日、コロンボ散策。
https://4travel.jp/travelogue/11573281
　　　　夕方、コロンボ→リヤド　[スリランカ航空]
３日目：深夜、リヤド→メディナ　　[サウディア]
　　　　午前、メディナ散策。
https://4travel.jp/travelogue/11574086
　　　　午後、メディナ→ジェッダ　[サウディア]
４日目：午前、ジェッダ散策。
　　　　≪★今回のお話はココです≫
https://4travel.jp/travelogue/11575640
　　　　午後、ジェッダ→リヤド　　[フライアディール]
　　　　夜、リヤド→コロンボ　　　[スリランカ航空]
５日目：朝、コロンボ着。
　　　　夕方、コロンボ→成田　　　[スリランカ航空]
６日目：朝、成田着。

★通常私の旅行記は時系列でアップしておりますが、今回特にリクエストが多かったので早めにアップすることとしました。

エリア ジェッダ(サウジアラビア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 飛行機
• 航空会社: サウディア スリランカ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

イスラム第2の聖地メディナを散策した後、
https://4travel.jp/travelogue/11574086
サウディア（SV)を利用しジェッダに移動します。

メディナより1時間でジェッダに到着です。

ここはキング・アブドゥルアズィーズ国際空港南ターミナルです。

バス路線はターミナル間を結ぶもののみのようなので、

タクシーでホテルに向かいますが、タクシーカウンターでも白タクでも150リヤル（4,350円）とのことでかなりの高額です。

イスラムの安息日・金曜日の前日とあって高額なのかもしれません。

しばらくハイウェイを快調に走ってゆきますが、

中心部に近づくにつれ渋滞してきました。

空港から45分程かかって「Karam Jeddah Hotel」に到着です。（写真は翌朝のものです）

帰りは20分で空港に着きましたから、今晩はかなり混雑していたようです。

Booking.comで予約した4つ星ホテルです。

1泊食事アクテビティ等のサービスがオールインクルッシブで320リヤル（9,280円）。今回6日間の行程でホテルに2泊しかしないので、いつもの旅よりは少々奮発しました。

設備も整っておりWiｰFiもさくさくです。

出発前から気になっている持ち出しの仕事に精をだすため、これまた珍しくルームサービスでビリヤニを注文します。オールインクルッシブなので気楽に注文できありがたかったです。

朝になりました。

シャワーを浴びてからR階のレストランでビュッフェスタイルの朝食です。

朝食はまずずまずですが、

ジェッダの街並みを一望できる眺望がすばらしいです。

首都リヤドに次ぐ第2の都市ジェッダは紅海に面しており、

人口は340万人、聖地メッカにも近く巡礼者の中継地点としても栄えた街です。

ここから大通りを1km程進むと世界遺産にも登録されている旧市街があります。

チェックアウトは14時なので、部屋に荷物を置いて街歩きに出発します。

10分程歩くと右手にモスクが見えてきましたが、ちょうど左手には政府関連の施設があり、この周辺の建物は撮影ができません。

さらに進んでゆきます。

この通りをメディナ通りというようです。

ラウンドアバウトには公園と変わったオブジェがあります。

道路標識には「メッカ」「メディナ」と表示されています。ジェッダからメッカへは約70kmの距離があります。

ジェッダ歴史地区に入ってきました。

この通りの左手に古い街並みが、右手に進むと新市街へ続くのですが、

傾いている建物や廃墟となっている建物もかなりあります。

通り名を示す掲示も年代物です。

2014年「Historic Jeddah, the Gate to Makkah（ジェッダ歴史地区:メッカへの玄関口）」として世界遺産に登録されたエリアですが、

いやはやこれはなかなか凄い所です。

安息日の午前中とあって人通りはありません。

治安面で危険は感じないものの、

細い路地を歩くときはさすがに用心します。

いったん大通りに戻ると古い陸橋がありました。

こちらもかなりの年代物です。

現在も使用されているようですが、歩くのには多少不安があります。

さらに進んでゆきます。

交差点に門がぽつんと建っています。

旧市街エリアを示す門なのでしょうか。

来た道を戻ると歴史地区を示す案内板がありました。

このあたりは散歩道としてかなり整備されています。

アルバラド（旧市街）と呼ばれるこの地区には400～500年前の建物が建ち並んでいます。

整備されている建物と未整備の建物が混在しています。

店舗はほぼほぼ閉まっていますが、

安息日だからというだけではなく、このエリアが賑わうのは夕方以降なのだそうです。

なんといっても張り出したバルコニーが特徴的ですが、

これらは「マシュラビヤ」と呼ばれ、当時簡単に外出することができなかった女性に対して外の世界や日光に触れさせるための配慮だったそうです。

日本では全国にある古い街並みを「重要伝統的建造物群保存地区」に選定し街並み保存に力を入れていますが、

ともすれば「古い街並みテーマパーク」のような趣きとなっている場所もあります。

日本のそれと比較するとこちらは真の古い街並みではありますが、

このままだと倒壊の恐れがある建物も多く、ある程度の整備は必要であると思われます。

保存と整備の兼ね合いは難しい面もありますが、

いつまでも残っていてほしい街並みでありました。

旧市街から500ｍほどいくと、うって変わって新市街の風景となります。

このコントラストもこの街の面白さです。

こちらも人通りはありません。

ポリスなどもおらずゆるーい雰囲気ではあります。

市バスの起点でもあるようです。

こちらにも変わったオブジェがありますが、これは政府が1970年代後半から1980年代にかけての石油ブームの時代に現代アートの建造物の建築を推し進めたことによります。

さらに海の方向に向かって歩いてゆきます。

紅海に続く湖に出ました。

向こうに見えるのは石油プラットフォーム（石油を掘削・生産するための大型海上建造物）でしょうか。

こちらにも市バスが走っていましたが、今回は利用する機会がありませんでした。

約2時間半の散歩を終えホテルに戻ります。

すでに気温30度を超えていてかなり暑いです。

シャワーを浴びてチェックアウトし、タクシーで空港へ向かいます。帰りは道路が空いているせいなのか50リヤル（1,450円）でした。

ドライバーと11/9に行われたばかりのサッカーアジアチャンピオンズリーグ（AFC）決勝浦和レッズ-アルヒラル戦の話題で盛り上がりながら空港に到着。中東ではサッカーの話題が一番盛り上がる気がします。

ジェッダからはいったん首都リヤドに移動です。この区間にはSVの他LCC2社も就航しており便数は多いです。運賃も5,000円程度でした。

そのうちのひとつFlyadeal（F3)という航空会社を利用します。

サウジアラビアにLCCがあるというのも不思議な気がしますが、

搭乗してみるとなんとCAは全て外国人で、乗客とのやり取りはサウジ人に対しても英語でした。なんとも割り切った航空会社ですが、CAのユニフォームは体の線がはっきり浮き出たパンツスーツで、一部のサウジ人男性にとってはF3を選択する大きなポイントとなるのかもしれませんw

アラビアンコーヒーを注文します。

ビスケットとデーツ（ドライフルーツ）がついて5リヤル（145円）でした。

1時間40分でリヤドに到着。

国内線ターミナルのT5からT1に移動し、

帰路のスリランカ航空（UL)は3時間半前にチェックインができました。

意外とバラエティに富んでいたサウジアラビアともこれにてお別れです。

中東やアジア各地の便が多い時間帯のようです。

プライオリティパス（PP)で利用できるWellcome Loungeへ。

この時間帯はガラガラです。

簡単な食事をいただき、

シャワーもお借りします。

さらにPPではお馴染みPlaza Premium Loungeへ。

こちらの方が食事も充実しているのか少々混んでいました。

この後は9日後に迫った緊急に依頼のあった仕事に没頭します。

2種類のyoutube動画が仕事の重要な資料です。

帰路はコロンボまで5時間、13時間のトランジット、さらに成田まで8時間の道程です。

往路よりは混んでいた機内で一晩過ごし、

早朝コロンボに到着です。

トランジットはスリランカ入国をせず、PPで利用できるラウンジ2か所で持ち出しの仕事に精を出します。

ということで、今回のサウジアラビア旅行記はこれにて終了です。

この旅行記へのコメント （2）

• Matt Yさん 2019/12/19 20:51:56

  意外と

  サウジアラビア旅行記楽しく拝見しました。勝手な先入観としては自由に写真が撮れなさそうとか、観光するにも面白そうなところは見られないと思っていましたが、案外写真も撮れて楽しそうですね。
  今まで非ムスリムへは門戸が狭かったのをこんなに急に開けたら反動が怖い気もしますが...

  たぬき２号さん からの返信 2019/12/31 02:56:13

  RE: 意外と

  Matt Yさん、ご返事が遅くなって申し訳ありません。
  
  旅行記にも記したとおりかなり自由の感じはしました。
  ローカルも巡礼者も写真は自由に撮っていましたし。
  反動は一旅行者の自分にはわかりませんが、
  なるべくムスリムへの敬意を払い失礼のない行動は
  心がけないととは思いました。
  
  たぬき２号
  
  
  
  
  > サウジアラビア旅行記楽しく拝見しました。勝手な先入観としては自由に写真が撮れなさそうとか、観光するにも面白そうなところは見られないと思っていましたが、案外写真も撮れて楽しそうですね。
  > 今まで非ムスリムへは門戸が狭かったのをこんなに急に開けたら反動が怖い気もしますが...