2019/07/04 - 2019/07/05
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Islanderさん
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1895年より開催され、芸術祭の元祖とも言える、ヴェネツィアビエンナーレ。第58回目となる2019年の国際美術展に行ってきました。
ミラノで1泊、ヴェネツィアで2泊とタイトなスケジュールの旅。ヴェネツィアビエンナーレ国際美術展は、新進気鋭の作家たちによる個別作品と国別パビリオンで構成されていて、作品数は膨大。滞在日は猛暑で体力的な限界もあり、実質2日ではすべてを見ることができませんでした。美しいもの、衝撃的なもの、理解不能のもの、様々な作品に予備知識なしで触れました。
vol.2では、ヴェネツィア到着からヴェネツィア・ビエンナーレのアルセナーレ会場の雰囲気をお伝えします。
【旅行記】
vol.1 寄り道でミラノ https://4travel.jp/travelogue/11545518
vol.2 アルセナーレ会場へ(本編)
vol.3 ジャルディーニ会場へ https://4travel.jp/travelogue/11579090
【旅程】2019年
・7月3日(水) 関西(フィンエア)ヘルシンキ(フィンエア)ミラノ(列車)ミラノ中央駅<ミラノ泊>
○7月4日(木) 午前中ミラノ市内散策 ミラノ中央駅(特急列車)ヴェネツィア・サンタル・チア駅(船)サン・ザッカリア<ヴェネツィア泊>
○7月5日(金) ヴェネツィア散策(アルセナーレ会場ほか)
・7月6日(土) ヴェネツィア散策(ジャルディーニ会場ほか)サン・ザッカリア(船)マルコ・ポーロ空港(フィンエア)ヘルシンキ(フィンエア)<機中泊>
・7月7日(日)関西着
【主な費用】
・航空運賃等(KIX/HEL/MIL//VCE/HEL/KIX)122,500円
・ミラノ→ヴェネツィア(特急列車・イタロ・PRIMAクラス)25.9ユーロ
・宿泊代 (ミラノ)Hotel Bolzano 1泊70.93ユーロ (ヴェネツィア)Ca’ Dei Dogi 2泊207.86ユーロ
・ヴェネツィアビエンナーレ国際美術展入場料26.5ユーロ
【為替レート(参考)】
・1ユーロ=125.88円(関空両替店)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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vol.1 https://4travel.jp/travelogue/11545518 からの続き
ミラノから乗り込んだ特急列車イタロは海に架かる橋を渡りヴェネツィアへ。 -
ミラノから2時間25分、ヴェネツィア・サンタルチア駅に定刻どおり到着。
サンタ ルチア駅 駅
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フェラーリ特急とも呼ばれている洗練されたデザインのイタロでの移動は快適。もう少し乗ってみたかった。
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ヴェネツィア・サンタルチア駅はのどかな雰囲気。
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ヴァポレット(水上バス)に乗ってサンマルコ広場方面に向かう。乗船前にきっぷを買う(7.5ユーロ)。
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運河には多くの船が行き交い、引き波で結構揺れる。
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30分少々でサンマルコ広場近くのサン・ザッカリアに到着。
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小さな路地を歩いてホテルに向かう。
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2泊するホテル(カ・デイ・ドージ)に到着。「溜息の橋」の近くにある小さなホテル。
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リノベーションされ、きれいな部屋。狭いのが難点。2泊朝食付きで208ユーロ。
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周辺を散策。ホテル近くの路地から「溜息の橋」が間近に見える。
ため息橋 建造物
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サンマルコ広場へ。多くの観光客で賑わう。
サン マルコ広場 広場・公園
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ネコがいた。ヴェネツィア中心部には車が通れる道はなく、迷路のような小さな路地と水路が無数にある。
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野菜を売る露店。
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ゴンドラが行き交う水路。
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いい感じのオステリアがあったので入ってみよう。
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プロセッコ(スパークリングワイン)を注文。
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このピザはとても美味かった。しかも一杯飲みにはちょうどいいサイズ。ワインとピザで9ユーロ。
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ヴェネツィアで最も高い建物、鐘楼に登ってみる(入場料8ユーロ)。
鐘楼 建造物
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エレベータで一気に鐘がある展望階へ。サンマルコ寺院が見える。
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サンマルコ広場。
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ビエンナーレの会場があるアルセナーレとジャルディーニを望む。
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サン・ジョルジョ・マッジョーレ島。様々な船が行き交う。
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夕食はホテル近くで。
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ヴォンゴレスパゲッティに白ワイン。食後にカプチーノ。しめて19.3ユーロ。観光地だから仕方ない。
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2日目はこれにて。今回の旅の目的、ビエンナーレまでの前置きが長すぎてしまった。
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旅の3日目の朝。ホテルの朝食。
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オムレツはハム、チーズ、マッシュルーム、どれを入れるか聞きにくる。全部入りでオーダー。ボリュームある朝食のおかげでランチは軽めになった。
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道路のない中心部は船が重要な交通手段。
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ビエンナーレの会場、アルセナーレを目指して歩く。
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ヴェネツィア・ビエンナーレの会場は造船所跡のアルセナーレ、市立公園のジェヤルディーニがメイン。2会場のほか、国別パビリオンがヴェネツィア市内の随所で展開されている。
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サンマルコ広場近くのホテルから歩いて20分弱で造船所跡。アルセナーレに到着。予め公式サイトで購入したEチケット(要プリントアウト)で入場。2会場に1回づつ入場可能のレギュラーチケットは25ユーロ(ネット購入の場合は26.5ユーロ)。この日のチケット売り場は空いていたが、翌日のジャルデーニ会場はやや混雑していてチケット売り場に行列ができていたことからネット購入が無難なのでは。
国立造船所 (アルセナーレ ディ ヴェネツィア) 文化・芸術・歴史
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アルセナーレには80組の作家による作品と25カ国の国別パビリオンがあります。まずは個々の作家の作品が展示されている巨大な建物に入って鑑賞。
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タヴァレス・ストラチャン(バハマ生まれ、活動拠点ニューヨーク、ナッソー)"Robert"
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シルパ・グプタ(インド生まれ、活動拠点ムンバイ)"For, in your tongue, I cannot fit"
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ジェシー・ダーリン(イギリス生まれ、活動拠点ベルリン、ロンドン)"March of the Valedictorians"
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アピチャポン・ウィラーセタクル(タイ生まれ、活動拠点チェンマイ)&久門剛史(日本生まれ、活動拠点京都)"Synchronicity"
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片山真理(日本生まれ、活動拠点群馬)"shells"ほか
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義足のアーティスト、片山真理の作品をじっくり見ていた鑑賞者が多かったことは嬉しい。
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スン・ユアン&ペン・ユウ(中国生まれ、活動拠点北京)"Dear"
ワシントンDCにあるリンカーン像を模したイスから出ているホースが空気の力でものすごい勢いで動き回る。今回見たなかでは最も衝撃的な作品。 -
ルラ・ハラワーニ(パレスチナ生まれ、活動拠点エルサレム)"from the series Gates to Heaven"
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マーガレット・ワーザイム&クリスティーン・ワーザイム(オーストラリア生まれ、活動拠点ロサンゼルス)"Bleached Reef"
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オトボング・ンカンガ(ナイジェリア生まれ、活動拠点アントワープ)"Veines Aligned"
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ハリス・エパミノンダ(キプロス生まれ、活動拠点ベルリン)"VOL. XXVII"
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アンテア・ハミルトン(イギリス生まれ、活動拠点ロンドン)"The New Life"ほか
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ニール・ベロウファ(フランス生まれ、活動拠点パリ)"Global Agreement"
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池田亮司(日本生まれ、活動拠点パリ、京都)"code-verse"
宇宙、地球、人体に関する科学的データをビジュアル化した作品。 -
アニカ・イ(韓国生まれ、活動拠点ニューヨーク)"Biologizing the Machine (tentacular trouble)"
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ジャンナ・カディロヴァ(ウクライナ生まれ、活動拠点キエフ)"Market"
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午前中にアルセナーレで展示されている約70の個別作家作品を見ることができた。会場内のカフェで昼食。ハムとチーズをはさんで焼いたフォカッチャと生搾りのオレンジジュースで9ユーロ。
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午後はアルセナーレで展開されている国別パビリオンを巡る。
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ルクセンセブルク館。タイトルは "Written by Water"
地中海の各所で海水に浸された無数のノートが並べられている。 -
フィリピン館。タイトルは "Island Weather"
島に見立てたガラスケースの上を歩いて鑑賞。 -
ラトビア館。タイトルは "Saules Suns"
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屋外には2015年4月8日にリビア沖で沈没、乗船していた700名以上の移民が犠牲となった漁船が展示されている。クリストフ・ビュッシェル(スイス生まれ)が手掛けたプロジェクト。
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イタリア館は独立した建物。
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イタリア館のタイトルは"Neither Nor"。 イタリアの小説家イタロ・カルヴィーノの随筆よりインスパイアされたとの説明。
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アルセナーレは12世紀から造船が行われた歴史ある遺構。
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トマス・サラセーノ(アルゼンチン生まれ、活動拠点ベルリン)"Aero (S)cene"
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ドック跡にも巨大なオブジェが。ガイドブックになく詳細不明。
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最後に中国館へ。タイトルは "Re-睿" 中国も独立した建物で作品を展開。
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4人の作家の作品はいずれもスケールが大きく、見応えがあった。
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アルセナーレの作品はほぼすべてを鑑賞。アルセナーレを後にする。
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生活感ある路地。
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30度を超える猛暑。ジェラートを買うが、みるみる溶けてゆく。
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各国のパビリオンは2大会場のほか、ヴェネツィア中心部の旧商家などを活用した会場が随所にあり、無料で鑑賞できる。このような形での出展は小国がほとんど。アンドラのパビリオンへ。
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テーマは"The Future is Now"。
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ジンバブエのパビリオンへ。
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テーマは”The Tale Without Head"。アフリカの現代美術も魅力的。
モンゴル、キプロス、サンマリノのパビリオンも訪問。紹介は割愛させていただく。 -
朝から多くの作品を鑑賞し頭は満腹。ヴェネツィア中心部を散策。
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リアルト橋周辺は観光客で大賑わい。
リアルト橋 建造物
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喉が渇いたのでバーカロ(立ち飲み居酒屋)で一杯。
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ビールが美味い。
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ちょい飲みにうれしいつまみ、チケッティ。
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ヴァポレットや水上タクシー、ゴンドラが行き交う大運河。
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ホテル近くのオステリアで夕食。
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シーフドパスタのセットメニュー(15.8ユーロ、飲み物は別)。見かけがイマイチの焼イカは結構美味かった。明日はジャルディーニ会場の作品を鑑賞。(vol.3 https://4travel.jp/travelogue/11579090 につづく)
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