2019/12/05 - 2019/12/07
2180位(同エリア26410件中)
へびおさん
今回の旅行記は人生2度目のじっくり大阪旅です。
いよいよ日本、いや世界規模の墳墓擁する百舌鳥古墳群を巡ります。
私が小学生の頃に授業で教えられたのは「仁徳天皇陵」ですが、研究が進み被葬者も明確でないことから、今は大仙陵古墳/大山古墳と呼ぶようになっているみたいですね。
ただ仁徳天皇陵のほうが分かりやすく人物の想像もしやすいので、この旅行記ではほぼ仁徳天皇陵と書いています。ご了承ください。
≪本編で巡った天皇陵、見た寄った食べたスポット≫
・土師ニサンザイ古墳 → 履中天皇陵 → 仁徳天皇陵 → 反正天皇陵 → 堺市役所展望室 → かん袋 → 旧堺灯台
≪宿泊≫
変なホテル大阪心斎橋 素泊まり・7371円×2泊 (Booking.comより予約)
≪往路≫
12/4(水)22:15 バスタ新宿 → 6:00 大阪梅田 <深夜バス 千栄交通・4列シート>(3300円)
≪復路≫
12/7(土)11:20 京都駅八条口 → 19:40 池袋サンシャインバスターミナル <高速バス WILLER TRAVEL・4列シート>(5170円)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
12/6(金)
旅2日目の後半です。
今回の大阪訪問のメインが天皇陵巡りでした。
大阪には世界遺産となった2つの古墳群があります。
地図で見るとそんなに遠く感じなかったので、電車移動は30分くらいと見込んでいたのですが調べると1時間以上かかってしまうことが分かり・・・
行ってみたいお店の開店時間なども考慮しなくてはならず、今回も色々スケジューリングに四苦八苦しました~ -
10:30
なかもず駅に到着。
今日行く古墳は1つ1つが離れているので頑張って歩かないと。 -
堺市のマンホール。
市章の周りに市の鳥モズ、市の花ハナショウブ、市の花木ツツジが描かれています。
真ん中のマークは堺市の市章。 -
閑静な住宅街を歩きます。
-
西高野街道。
5つある旧街道の1つで、平安時代に天皇・貴族を中心に盛んになった高野山詣の道として整備されました。
江戸時代には堺の町人をはじめとした米・酒などの通商の幹線としてにぎわい、堺と高野山との物資輸送の主要道となったそうです。 -
「なかもず」だとよく分からなかったけど、「中百舌鳥」と書くと世界遺産の土地に来たな~という気持ちになる。
-
学校が見えてきました。
大阪府立大学です。
大阪大学(国立)とは違うでんすね。 -
駅から歩くこと20分。
古墳だー! -
後円部。
かなり大きい規模の古墳。 -
前方部です。
四角さがよく分かる。 -
これぞ前方後円墳!というのがこの位置からでも分かります。
こういうふうに見れる古墳って珍しいので大興奮でした。 -
この古墳は土師ニサンザイ古墳と言います。
「ニサンザイ」は昨日見た仲哀天皇陵・岡ミサンザイ古墳の「ミサンザイ」と同じく、陵(みささぎ)が訛った言葉とされています。 -
土師ニサンザイ古墳は百舌鳥古墳群の大型古墳の中では最も時代が新しく、5世紀後半の築造と考えられています。
全国7位の規模の古墳で、第18代 反正天皇の真陵ではないかと見られています。(宮内庁は違う古墳を反正天皇陵としている)。
百舌鳥古墳群のメインからは少し離れているので行こうか悩んだ古墳ですが、来て良かったです。 -
この古墳も公園になっていました。
今回古墳を回ってきて思ったのが奈良は割と古墳をあるがままに遺している感じがする(飛鳥は除く)のですが、大阪は公園に整備して地元の方の憩いの場になっている古墳が多いように感じました。
大王墓が多いせいもありますが、石室が見られるような古墳はなかったです。 -
公園には埴輪を模した遊具がありました。
うま。 -
前方後円墳・・・かな?
-
公園の囲いには武人の埴輪。
少し微笑んでいるような。 -
武人が古墳を護っているかのようです。
-
歩道と車道の間の柵にも古墳を意識した飾りが付けられていました。
鏡と勾玉。 -
武人の兜でしょうか。
模様まで精巧に模しています。
こういう些細なものでも観光で来た人間はテンション上がっちゃうんですよね。
この柵を造ろうと発案した方グッジョブです! -
次の古墳へ向かいます。
また20分歩くの・・・ -
百済川。
この流域に百済出身の方が多く住んでいたのでしょうか。 -
そしてこちらが百舌鳥川です。
この先で百済川と合流します。 -
百舌鳥川の欄干に描かれているのは大阪府の広報担当副知事の『もずやん』でしょうか。
もずやんは13歳の男の子でスポーツが得意。好物はたこ焼きだそうです。 -
線路を渡ります。
『踏切あり』の標識が可愛い。
汽車ポッポ的なww -
やっと古墳の案内が出てきました。
まずは履中天皇陵へ。 -
閑静な住宅街の奥にコンモリが姿を現しました!
-
古墳に沿って整備された道は『百舌鳥三陵周遊路』と名付けられています。
三陵とは仁徳陵、履中陵、反正陵です。 -
この古墳も大きいです。
-
前方部を写しているのですが、木が生い茂りすぎて形が分からない。
-
履中天皇陵の看板がやっと出てきた~
疲れた。 -
第17代 履中天皇 百舌鳥耳原南陵(もずの みみはらの みなみの みささぎ)・上石津ミサンザイ古墳(石津ヶ丘古墳)。
-
履中天皇は仁徳天皇の第1皇子。
同母弟に反正天皇と允恭天皇がいます。 -
仁徳天皇陵、応神天皇陵に次ぐ、日本で3番目の大きさの前方後円墳。
-
履中天皇は古代中国の書物に記されている倭の五王「讃・珍・済・興・武」の讃ではないかと言われています。
-
この陵には副葬品を埋葬する古墳である倍塚が10基もあったそうです。
-
電柱にも周遊路の案内があった。
描かれているのは文化財保護マークの『衝角つき冑型埴輪』だそう。 -
履中天皇陵から仁徳天皇陵に向かいます。
徒歩で25分ほどの距離。
百舌鳥古墳群は昨日行った古市古墳群に比べるとそこまで古墳が密集していません。
なので、興味のある古墳だけ見に行けばいいと思いレンタサイクルをせずに全行程歩きにしたのですが、思いのほか1つ1つの古墳が離れていて・・・
歩くのが好きな私でも結構キツかったです。。 -
線路の向こうに見えるのは いたすけ古墳です。
タヌキが棲みついていることでも有名。
住宅造成のために壊される予定でしたが、地元の方の運動により遺された古墳です。
昨日訪れた向墓山古墳の文化財展示室で対応してくださった女性のお話では、地元の方の古墳に対する意識は「そこにあって当たり前の景色」とのことでした。
(これは奈良の方たちも同じことを言ってらっしゃった)
いま見られる古墳はそんな当たり前の風景を地元の方のご努力で保存している、大切な日本の遺産です。
古市・百舌鳥は天皇陵が多いせいでしょうか、古墳とは言わずに「御陵さん」と呼ぶとも仰っていました。 -
古墳を撮影している時に通り過ぎた電車。
キティちゃん柄でした! -
履中天皇陵から15分、大仙公園に到着~
-
現在地確認。
もうすぐ仁徳天皇陵ということが分かり、少し元気が湧いてきた。 -
あ!
行こうかどうしようか迷っていた古墳カレーのお店を発見!!
こんな場所にあったのね~
『お食事処 花茶碗』。
ここはカレーを盛り付けるお皿まで古墳ぽさにこだわっているお店です。
↓食べログ
https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27065759/ -
長塚古墳。
そうは見えないけど、前方後円墳です。 -
割と大きい規模らしく、仁徳の倍塚ではなく独立した古墳と見られています。
-
長塚古墳は国の史跡ということで石碑が建っていました。
が!
左に写っている石碑、「長山」古墳と刻まれているんですけど・・・?? -
百舌鳥駅を横目に仁徳陵方面へ進みます。
仁徳陵と百舌鳥駅の間にあった古墳。 -
収塚古墳です。
大仙古墳の倍塚で、埴輪や須恵器が出土しているそう。
前方後円墳もしくは帆立貝型古墳と見られています。 -
そしてその収塚古墳から近いところにお土産ショップ『もず庵』があります。
埴輪や古墳型のお菓子やグッズだけでなく、大阪土産っぽい食材やお菓子も売っていました。
(あたり前田のクラッカーとか)
↓堺観光ガイドもず庵
https://www.sakai-tcb.or.jp/spot/detail/503
ここで買いたいものがあったの! -
店先には古墳の箱庭みたいなものが★
KOFUN表記がお洒落!に感じるのは私くらいでしょうか・・・ -
前方後円墳のTシャツとか~
着る勇気はない!
「前方後円墳」の向きが正しく描かれていますが、興味のない方には「古墳」とさえも分からないデザインである。 -
もず庵で買ったものがこちら。
買いたかったものは『古墳こんにゃく(280円)』でした!
「煮るなり焼くなり好きにして」のセリフは大阪っぽいと言うか(;^ω^)
2袋買ったのですが、まぁ重いこと!!
もう1つ、本当は袋詰めの手焼きの埴輪せんべいを買いたかったのですが、小さめの箱1つしかなかったので止めました。ネットで見ても売り切れ状態だったので人気なのかな?
代わりにコーヒー『百舌鳥ブレンド(486円)』を買ったのですが、販売者は京都市の会社で、加工所は東京の会社でした・・・
そこは大阪の会社にしようよ~ -
古墳こんにゃく、袋を開けたらこんな感じ。
ぶ厚めの前方後円墳型こんにゃくが5つ入っていました。 -
母・作。
田楽と煮物になりました。
こんにゃく あんまり好きじゃないんだけど、こういうのだと楽しみながら食べられるな~ -
そしてついに仁徳陵へ!
前方部の角あたり。 -
右手に進むと正面(拝所)まであと150m!
しかし逆方向に進むと3km近くあるんですね。
規模の大きさが知れる。 -
周濠に沿った道は綺麗に整備されていました。
-
12:25
仁徳天皇陵に到着!!
「世界遺産の古墳と言えば」だからでしょうか、観光客の方が多かった。 -
第16代 仁徳天皇 百舌鳥耳原中陵(もずの みみはらの なかの みささぎ)・大山古墳。
仁徳天皇は応神天皇の第4皇子。
恐妻家であり好色家であったとのこと。
異母妹を妃としたことに皇后である葛城磐之媛が嫉妬し別居されてしまっています。
因みに磐之媛は皇族外で初めて皇后となった女性です。 -
聖帝とも称された仁徳天皇ですが、古事記には色恋沙汰の話しか載っていなかったような・・・
父である応神天皇が召した女性に惚れてしまい、父より先に関係を持ってしまったという話もありますトンデモネー。(ただし、このような話は他の天皇・皇子にもあり)
仁徳天皇は名前を大雀命/大鷦鷯尊(おほささぎのみこと)と言いますが、仁徳天皇を拒絶した女性に応神天皇皇女の女鳥王/雌鳥皇女(めどりのひめみこ)という人がいます。その人が選んだ男性が仁徳の異母弟・速総別王/隼別皇子(はやぶさわけのみこ)。
仁徳陵は「百舌鳥」だし、周囲の人間にも鳥の名前がついているのが面白いと思いました。 -
大山古墳は日本のみならず、世界的に見ても最大級の墳墓です。
なので、拝所から見ても森にしか見えない。
そもそも鳥居までが遠い・・・
世界規模の古墳ですが、被葬者は本当に仁徳天皇なのかどうか現状不明のようです。 -
看板に貼られていた写真を撮影。
周濠は本当は3重になっていたらしいです。
しかし前方後円墳ってホント不思議な形をしていますよね。古代の人は何故この形にしようと思ったのか・・・ -
こちらの古墳にはガイドさんがいらっしゃいました。
この時は3人のガイドさんがそれぞれ担当の観光客の方に説明をしていました。
堺の各観光スポットに常駐している定点ガイドという方たちみたい。
大山古墳の常駐時間:10:00~16:30 -
天皇陵から移動しようと駐車場に目を向けると・・・!
猫が石の上でゴロンゴロンしている(゚д゚)!
この子はイケそうだぞゾ -
近くに寄ってもどこふく風。
せっせと毛づくろい。
足の指が開いて可愛いwwww -
近付いても道端でゴロゴロ転がっている子は触らせてくれる確率が高いんです。
まずはご挨拶。 -
「なんじゃい」という顔。
動きが激しくて撮った写真のほとんどがブレていましたが、頭をグリグリくっつけてくれました~
耳がカットされていたので地域ネコなのかな。
かなり大きめの身体をした子でした。 -
駐車場わきには大山古墳と周辺の古墳の位置関係を示す模型がありました。
大きくて全貌が写せなかった。 -
方墳、円墳、帆立貝型古墳・・・
大山古墳の倍塚は消滅したのも含めて全部で15基あると見られています。 -
拝所から近い場所にある『Cafe IROHA』。
ここも古墳グッズや古墳マーク入りのハンバーガーなどがあるカフェです。
↓食べログ
https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27077854/dtlphotolst/1/smp2/ -
店内を見たら混んでいたのでグッズだけ見てみることに。
-
こんなのとか。
もっと色々ありましたが、心惹かれるものは無かった。
百舌鳥駅近くには他にも古墳型のパンを販売しているパン屋さんもあるみたいです。
↓『手作りパン工場ロアール』食べログ
https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27042167/ -
公園内に貼ってあったポスター。
仁徳天皇陵の下にある大きな前方後円墳が履中天皇陵ですね。
履中天皇陵は全国で3番目の大きさですが、仁徳天皇陵と比べると6分の1くらいしかないように見えます。 -
最後に『百舌鳥耳原由来の像』に行ってみました。
日本書紀によると、「仁徳天皇が御陵を造ろうとしていた時に野から鹿が走り出てきて目の前で倒れた。その鹿の耳の中から百舌鳥が出てきて飛び去っていった」ということです。
百舌鳥の勇ましい働きを称えて、この地を百舌鳥耳原と呼ぶようになったのだとか。 -
とんでもなく怖い話ですが・・・
こういった古代の伝承には裏があると考えるのが妥当です。
つまり、倒れた鹿は天皇に仇なす一族(=土着の豪族)で、百舌鳥は天皇もしくは天皇家に使える一族のことと捉えるとしっくりくるのかも。
百舌鳥は堺市の市の鳥であり大阪府の鳥でもあります。 -
堺市市制100周年記念のマンホール。
現存する日本最古の木製洋式灯台の一つとして国の史跡に指定されている「旧堺燈台」と南蛮船・市章が描かれています。 -
12:45 百舌鳥駅へ。
次の古墳に行くのに3km近くある仁徳陵を歩いて向かうのは流石に厳しいと思い電車で移動します。
百舌鳥駅はホームによって改札自体が違う(線路を渡って反対側から入らないといけない)ので注意が必要です。 -
三国ヶ丘駅で乗り換えが分からず電車に乗り遅れて、まさかの15分待ち。
南海高野線に乗ります。
初めて乗る路線です。 -
車体には大きく書かれた車両番号のプレートが付いていました。
自分の誕生日の数字が入っていたので運命を感じる(`・ω・´) -
百舌鳥 12:47 → 三国ヶ丘 → 堺東 13:09
-
堺東駅前の風景。
これから百舌鳥古墳群最後の天皇陵を見に行きます。 -
堺市のマンホール。
木製の六角形をした旧堺灯台と、海の上をカモメが飛んでいるデザイン。 -
駅から歩いて10分もしないで古墳が見えてきました。
-
第18代 反正天皇 百舌鳥耳原北陵(もずの みみはらの きたの みささぎ)・田出井山古墳。
反正天皇は仁徳天皇の第3皇子で、履中・允恭の同母兄弟。
次兄を誅殺して立太子しています。
史上初の兄弟継承が行われ、これが後の世に大きく影響を与えることとなります。
妃は居ましたが皇后を立てることはなく、子孫が皇位につくことはありませんでした。 -
反正天皇は倭の五王「讃・珍・済・興・武」の珍と見られています。
今回の古墳巡りでは五王のうち4人の天皇陵を見ることができました。
(讃=履中、珍=反正、済=允恭、武=雄略)
ただ1人、興=安康天皇だけ陵が奈良市にあります。
倭の五王について下ネタで申し訳ありませんが高校時代、日本史の授業で先生(若い男性)が宋書倭国伝に記されている一文「讃 没して弟 珍立つ」を読み上げた時の衝撃ったら・・・
(注:女子高)
先生に他意はなく、ただ教科書を読んだだけなのですが、高校時代の友人たちと会うと未だにその時の教室の雰囲気が話題に上がり、昔を懐かしんでいます(笑) -
反正天皇の名を瑞歯別皇子/水歯別命(みずわはけのみこと)と言います。
名前が示す通り、生まれながらにして綺麗な歯並びであったので「瑞歯別」の名がついたと考えられています。
歯を褒め称えて「水歯」と名付けられたなんて、歯は昔から大事だいじ。
身体的特徴が多く伝えられていることから、容姿美麗な皇子だったようです。 -
古墳名・田出井はもとの地名「楯井」が転訛したものと考えられているそう。
江戸時代の絵図にすでに「反正天皇陵」とあったそうですが、実は被葬者は明らかでなく、仁徳・履中よりもだいぶ小さい古墳であることから今日最初に見た土師ニサンザイ古墳が真の反正天皇陵と考えられているようです。 -
今日の古墳巡りはこの地図を参考にして回りました。
-
次の目的地へ。
あ、また猫。
寒そうです。 -
今日は猫との遭遇率高し!
-
と、後ろを振り返ったら別に2匹の猫が!
-
さっき見た子に似ている。
親子か兄弟か。 -
ここら辺はずっと綺麗な道が続いていました。
閑静な住宅街。 -
ここも周遊路だったんですね。
-
反正天皇陵から約15分、堺市役所に来ました。
-
高層館の無料展望室に行くのです。
-
最上階の21階へ。
-
おぉ広い!
そして小学生がww
この展望室は21時まで開放されているらしいので、夜景を見に来るのもいいですね。 -
なんか気持ち悪いモノが・・・
と思ったら、堺市公認の百舌鳥・古市古墳群PRキャラクターのハニワ部長です。
なんと1600歳の独身貴族! -
展望室からの眺め。
中央に見える大きな森のようなものが仁徳陵です。
21階から見てもこんな風にしか見えない。
ちゃんと設計して造られたものですが、もちろん古代の人たちも真上から形を確認できたわけはなく・・・
古墳だけでなく世界中にある遺跡や巨大建造物を造ることができた古代の技術とは一体どんなものだったのだろう。 -
百舌鳥古墳群の位置関係。
一番右に写っているのが仁徳天皇陵、左の前方後円墳が履中天皇陵、下に写っている大きな前方後円墳が真の反正天皇陵と考えられている土師ニサンザイ古墳です。 -
真上から見るとこんな感じ。
仁徳陵の大きさが際立っているのがよく分かる。 -
仁徳陵。
こんな風に見えるようにするには何階建ての建物を造ればいいのだろう。 -
あれ、アナタどこかで見た顔ね。
奈良のせんとくんにクリソツじゃないの。
どうやらデザインを手がけた方が同じだったようです。
堺市の彼はサカイタケルくんと言います。 -
こちらは昨日見て回った古市古墳群。
中央の大きい古墳が応神天皇陵です。
大王墓が8基もあり、前方後円墳の密集度も高いので個人的には古市のほうが見応えがありました。
小さい森に見えるのも円墳や方墳といった古墳である可能性が高いです。 -
2つの古墳群比較。
百舌鳥と古市は約10kmの距離を隔てながらも強い結びつきを持った一体的な古墳群だそうです。 -
反正天皇陵。
背後にそびえるのは生駒山です。 -
21階の高さから見る二上山。
見納めです。 -
展望室カフェ『ミエール』。
「見える」を掛けてるんですね。
良い意味で思っていたのと違う、開放的なカフェでした。
↓食べログ
https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27051597/ -
ここではこのGORYOラテをいただく予定だったのですが、まさかの「牛乳を切らしておりまして・・・」
30分ほど待つことになるって、牛乳なんてそこら辺のコンビニで買ってこんかーい!!(; ・`д・´)
と思いましたが諦めました。
このカフェにはGORYOカレーや新登場の埴輪ハヤシライス、古墳マーク入りの古墳焼などもありました。
次に行くお店のことを考慮してここでは何も食べませんでしたが、いま考えると古墳焼食べて来れば良かった・・・(/ω\) -
これで今日の古墳巡りは終了、次の目的地までまた歩きます。
つぎはスイーツ休憩の時間です! -
市役所から歩いて25分。
来たのは『かん袋』、創業700年ですって!
このお店の「くるみ餅」という和菓子をいただくのです。 -
地元の方のお薦めで売り切れ御免のお店。
なので絶対早い時間帯に来なくては!と思っていたの。
現在14:20。
まだきっと大丈夫よね! -
無事注文できてホッと一安心。
イートインもテイクアウトもまずレジで注文・会計をしたら番号札を渡され待ちます。
氷を乗せた氷くるみ餅が人気なのか、「氷ですか」と真っ先に訊かれました。
いえいえ寒いなか歩いてきたので氷じゃないほうで。 -
店内。
多い時は外まで行列なのだとか。
テイクアウトのお客さんが何人も来ていました。 -
ソワソワ
待つこと2分、くるみ餅キター! -
くるみ餅、胡桃のお餅かと思いきや青大豆で作られた餡でお餅を「くるむ」からきています。
シングル367円、ダブル734円。
私はシングルを頼みましたが、お餅と言っても白玉団子なのでツルっと食べられてしまいます。
お餅の数は3、4個だったような。
甘さも丁度良く、ダブルでも全然イケちゃったな!
これ本当に美味しかったです。
おすすめ!
↓お店HP
http://www.kanbukuro.co.jp/index.html -
25分歩いて休憩10分・・・
またこれからが長いのよね。
歩いていたら路面電車の駅を見つけました。
寺地町駅です。
旅の計画段階から大阪の路面電車・阪堺電車に乗ろうとずっと考えていたのですが、最後の最後で予定を変更してしまったので結局乗ることができませんでした。 -
それならば写真だけ撮ろうと電車が来るのを待つ。
来ました♪ -
道路を走る電車の姿がいいですよね。
いつかもう一度大阪に来ることがあったら、その時こそ乗ろう。 -
路面電車を見送ったら紀州街道を歩きます。
-
少林寺の交差点。
少林寺拳法・・・?と思いましたが、どうやら少林というお寺があったらしいです。
路面電車の駅名・寺地町はかつて少林寺の境内だったことが由来になっているそう。 -
かん袋から30分歩いていますが まだ目的地に着かない。
疲れた・・・
写真は大浜公園。 -
公園から更に歩いて10分、ようやく今日最後の観光地に着きました~
ひー疲れたわ。
旧堺灯台です。 -
旧堺灯台は現存する最古の木製洋式灯台の1つとして国の史跡に指定されています。
-
この灯台は木製の六角形の形をしていて高さは11.3m。
1877年(明治10年)に完成し1968年(昭和43年)1月29日までの90年間使用されていたのだそうです。
明治・大正時代の建物って、なんかお洒落と言うか可愛いというか・・・愛着湧くデザインが多いんですよね。
堺市のシンボルの1つにもなっています。 -
戦前の写真。
3人の幼子と灯台と。
なんとも印象的な素敵な写真ですね。 -
15:00
ここは夕焼けスポットでもあるらしいのですが、ちょっとまだ時間が早かったですね。 -
現在の気温9℃ですが海風が吹き付けてきてすっごく寒い!
雪でも降りそうな冷たい風です。
ここで1時間以上陽が落ちるのを待つのは到底無理なので帰ることにします。 -
ノスタルジーを感じる素敵なスポットでした。
旅立つ直前に来ることを決め、ここまで歩いて来るのも大変でしたが、良い思い出になりました。 -
では堺駅を目指します。
さむいよ~ -
向こうに見えるのはなんでしょう。
女神と龍?のような。
調べたら、かつてあった大浜水族館(現・大浜公園)前に設置されていた龍女神像だそう。
「乙姫さん」とも呼ばれる龍女神像は右手に玉を掲げ、平和と繁栄のシンボルとして街を見守っています。 -
今日は1日雲の多い日だったな。
頑張って待っても夕焼けは見られなかったでしょう。 -
灯台から歩くこと15分、やっと駅に着きました。
-
ハニワ部長が・・・
堺15:30 → 南海難波/なんば → 心斎橋15:48
一旦ホテルに戻ります。
・・・⑤につづく・・・
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ateruiさん 2019/12/24 02:36:03
- すばらしい
- 40年近く前に古市 百舌鳥 両古墳群回りました
まだまだ今のようには綺麗になってなくて
大変な思いをしました
高いところから見られるところもなくて
地図で形を確認するだけでした
発掘中の古墳が彼方此方ありましたよ
また行ってみたいですわ
ありがとうございました
aterui
- へびおさん からの返信 2019/12/25 06:42:39
- RE: すばらしい
- ateruiさん
コメントありがとうございます。
40年も前から古墳巡りをされていたなんて・・・
その頃は整備されていなかったということですが、あまり綺麗になってしまうのもつまらないものですよ。奈良の山辺の道なんかは行くたびに整備されていっており、若干興醒めですから。
でも発掘調査中の古墳が多かったということは大発見で世間が沸くなんてこともあった時代だったのでしょうか?
古墳巡りはなかなか理解されない趣味ですが・・・これからも機会があれば回って行きたいと思っています。
ありがとうございました。
-
- ochappyさん 2019/12/23 18:43:11
- 堺へようこそ
- はじめまして。
古墳マニアの方は余りお見掛けしたことがなく、地元民でもここまで回る方は殆どいないのでは無いでしょうか?
かくいう私も仁徳陵は何度か行ってますが、それ以外のは回りを走った程度でへびおさんほどよく見ていなかったです。見慣れた光景なのにこんなのがあったんやと色々勉強になりました。
百舌鳥エリアは完全な地元で、古市エリアも良くうろうろするエリアですが、改めてみると外環状線(道路)が古墳をかすってたりしてますね。あまり気付いてませんでした。
仁徳さんと履中陵の間にもたくさんの小さな古墳がありますが、大仙公園の中にあるものなどはホントに公園の森の一部になってますし、堺支援学校のなかにある銭塚古墳などは校舎とグランドの間に居座ってますからね、校庭の一部ですよ。
確かに我々にとって古墳は生活エリアの一部ですね。
へびおさんのおかげで地元を見直す良い機会となりました。
有り難う御座います。
またお邪魔しに来ますね。
- へびおさん からの返信 2019/12/24 22:07:54
- RE: 堺へようこそ
- ochappyさん
コメントありがとうございます!
そうなんです。古墳が好きと言ってみても共感を得られたことはないんです。
古墳に限らずですが、観光スポットって地元の方にとっては当たり前の景色だったり常にそこにあったものだったりすることが多いので、「なんでこんなものを見に来るんだろう?」と不思議に感じてしまいますよね。
今回の旅で百舌鳥エリアが堺市ということを初めて知りました。
堺と言えば商人の町というイメージだったので、古墳・しかも世界規模の墳墓がある場所なんて到底想像もつきませんでした。
古代の大王墓がこんなにたくさん造られた百舌鳥と古市は一体どんな位置づけだったのかを考えると、地元民としてはワクワクしませんか!?
そして1500年前のものがこれだけ遺っていることが本当に凄い。
地元の方のご努力の賜物、堺市民の誇りですよね。
世界遺産になったことで保存の仕方など今までよりもっと大変になることがあると思いますが、これからも国の遺産として未来へ引き継がれていくことを願っています。
へびお
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