2019/12/08 - 2019/12/08
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ドクターキムルさん
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駅の改札で駅員にこの県立大学駅の以前の名前を尋ねると「安浦です。」と返ってくる。昭和40年代の後半にはこの駅を毎日のように通っていた。単に特急電車や快速特急電車で通過していただけなのだが。したがって、県立大学駅や以前の安浦駅を含めても下車したのは初めてのことだ。
駅前には案内人(防衛省職員か?)がいて旧横須賀鎮守府長官官舎までの道を案内している。長方形の短辺は他の3辺の和よりもはるかに短い。そんな道中で、しかも坂道になっている。要するに駅裏の丘の上に旧横須賀鎮守府長官官舎があるのだ。
駅前の線路沿いの坂道を上ると古いがしっかりとした建物がある。田戸親睦会会館だ。しかし、この辺りは旧駅名の「安浦」のはずだ。
人がいたので聞いてみた。この建物は昭和2年(1927年)に建てられたものだという。いわゆる関東大震災(大正12年(1923年))後の復興建物である。確かに、屋根はトタン屋根でそれそのものではあるが、他はしっかりとした建物である。しかし、この会館にも「安浦」の名が着いてはいない。「田戸」なのだ。
地図を見ると、「安浦町1」に接して「米が花通2」に田戸小がある。そして、この線路沿いの狭い道は一方通行になってはいるが、「うらが道」と記載されている。
話を聞くとここ田戸の町は古くからある町で、昭和7年(1932年)に京浜急行の線路が敷かれて町が分断されたのだという。この建物の方が京浜急行の敷設(ふせつ)よりも5年も古いのだ。この建物の海側は崖になっており、昭和になるとそこを埋め立てたのだという。その際に当時の安田銀行(安田財閥の中心的な銀行)から融資を受け、安田…浦ということで安浦となったのだという。まるで嘘のような本当の話のようだ。旧横須賀鎮守府長官官舎があるのは田戸台であることもこの話を信憑性のあるものにしていようか?
その昭和の埋め立て地に国道16号線が通っている。その先の海寄りは平成になってから埋め立てた場所で「平成町1、2、3」となっており、ビルが立ち並んでいる。その一角に県立保健福祉大ができ、駅名も変更されたようだ。
田戸親睦会会館には江戸時代から伝わる町内の獅子頭が2つ保存されている。また、この会館横から崖を下りる階段があるが、そこに積まれた石垣の積み方は初めて見た。はたして強度が出せるであろうか?と思ったのだが、良くみると石垣には(崩れてしまったのだろう)補修の跡が見える。
(表紙写真は田戸親睦会会館)
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