2019/11/16 - 2019/11/16
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emi_uさん
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この旅行記のスケジュール
2019/11/16
この旅行記スケジュールを元に
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
地下神殿のようなビジュアルでも有名、この10月の大雨でも活躍した首都圏外郭放水路。
事前に見学を申込み、車で出かけてきました。
今回申し込んだのは
11時 迫力満点!立坑体験コース(110分、3,000円)
13時 気軽に参加できる!地下神殿コー(55分、1,000円)
どうせだから両方申し込もう!と意気込んだものの、立坑体験コースは地下神殿コースを完全にカバーしてるので、前者だけで充分ではあります。
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都心から車で2時間弱
春日部にある首都圏外郭放水路を見学に来た
庄和排水機場に到着
見学受付の「龍Q館」でもある
見学は要事前予約(↓予約サイト)
https://www.gaikaku.jp/ -
龍は古来より雷雨を自在に支配するとされ、春日部市(旧庄和町)には「火伏せの竜伝説」もある
Qには竜神の宮殿である竜宮、竜が持つ球、水のAQUA、永「久」に地域の安全安心を守り続けるという思いが込められている -
さて、今日は残念ながら、ポンプ堪能コースの設定はない
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10月の大雨での報道もあり、見学者は多いようで、パンフレットは日本語版が品切れ!
でも、こちらからご覧いただけるのでご安心を
https://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/edogawa00025.html -
11時からの回を予約していたが、9時半頃には到着してしまった
10時からの回に移動できないかなと思ったが、満員のため断念(キャンセルが出ればOK)
時間を持て余していたら、施設の方がいろいろ説明してくださった
遠くに筑波山が見える
手前にあるのは水路を掘ったシールドマシン -
シールドマシンは引き上げにもお金がかかるため、東京湾アクアラインはじめ、そのまま地下に置かれることも多い
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東京湾にかけて海抜ゼロメートル地帯が広がる
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こうしたエリアの洪水を防ぐため、首都圏外郭放水路は1993年に着工、2002年には一部稼働開始、2005年に貫通した
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荒川や江戸川は河川敷の広いスーパー堤防があるものの、中川は住宅地で整備が難しく、ここだけでなく矢印の箇所のオレンジのルートで色々な川をつないでいる
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この首都圏外郭放水路は
第5立坑 大落古利根川
第4立坑 幸松川
第3立坑 倉松川、中川
第2立坑 第18号水路
からそれぞれ水が流れ込み、第1立坑から江戸川へ流す -
立坑を繋ぐトンネルは国道16号の地下50mに6.3kmに渡って延びる
そうこうしているうちに1時間経ち、受付で支払いを済ませる -
受付の後ろにはガラス張りの操作室がある
あまりにきれいで整然としているので、オモチャのようにも見える
特撮ヒーローものの撮影にも使われている
さて、11時に見学会が始まる
まず「地底体感ホール」でこの首都圏外郭放水路の沿革などの映像を視聴 -
フロアに戻ると、展示や模型を解説してくれる
模型には実際に水が流れる
立坑に水が流入し、トンネルを通って調圧水槽に流れ込む様子が再現される -
排水には航空機用に開発されたものを改造したガスタービンを利用
ポンプ4台で1秒に25mプール1杯分を排水できる -
いよいよ外へ
このグラウンドの下が調圧水槽 -
左に写るのが調圧水槽=地下神殿の入口
中央奥が第1立坑の入口
まずは地下神殿へ!
階段を降りていく -
降りてきた階段
ちなみに調節水槽に水が溜まっている時は右上に伸びる赤いネットを張った通路からの見学になるそうだ
そして… -
じゃじゃーーーん
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解説の後、10分程だろうか、フリータイムで思い思いに楽しむ
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なんとなく写真などを見て円柱が並んでいると思っていたが、円ではなかった
幅2m、奥行7m、高さ18m、重さ500tの柱が59本並ぶ -
人と比べると規模感がわかる
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地下22m、奥行177m、幅78mの調圧水槽
地下にこれだけのスペースがあると、圧力がかかり浮力のようなものが生まれる
水中に浮き輪を押し込めているようなイメージで、この柱にはそれを抑えつける役割もある -
見学エリアは施設の皆さんがお掃除してくださっているが、上の方には稼働時に運ばれてきた泥も見える
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これから行く第1立坑
龍Q館でアプリをダウンロードしておくと… -
ARでこんな体験ができる
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水が流入してきて…
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水没していく
一部稼働開始から18年、平均1年に7~8回稼働
各立坑に流入するとカウントされるので、ここまで水が溜まる事はそれより少ない -
神殿を後に、次は立坑へ
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天井からは日光が入る
上はスケボーの練習をしている人たちがいて、音が聞こえる -
入口から一段降りて、
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第1立坑を見下ろす
さすがに足がすくむ
スマホを落としそうで、写真を撮る手もプルプル
底の方の左手には直径10.6m、第2立坑からのトンネルが見える
で、ここから先は「立坑体験コース」で入れるところ -
ヘルメットと安全帯フックを装着
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第1立坑のキャットウォークを歩く
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フックを手すりに通して進む
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第1立坑は深さ72.1m、直径約30m
左上が先ほど居た調圧水槽 -
底まで続く階段
これから矢印の辺りまで降りる -
調圧水槽と同じくらいの深さまで降りるので、地下神殿が覗き込める
ツアーはこれにて終了! -
帰りにシールドマシンを越えて…
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川べりまで下りて排水樋管を見る
高さ5.4m、幅4.2mが6門
排水機場でポンプで汲み上げられた水がここから江戸川へ流される
首都圏外郭放水路には海外からも当局担当者が見学に来たりするそうだ
総工費は2300億円、維持管理費も年間1~2億円かかるようだが、洪水を防いだことによる経済的損失防止効果は試算によるとそれを上回るらしい
都会から大して遠くはないが、2コース堪能すると何だかんだ1日がかりになった
しかしこういうのって小学生の社会科見学に来るけど、大人の遠足で来た方が興味を持って聞ける
いろいろと勉強になった
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