JAL「どこかにマイル」で熊本へ（中編）　島原へ日帰りで遊びに行くの巻　

2019/11/23 - 2019/11/25

諸事情で今とても暇なので、旅行記を書くことにしました。
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JALのどこかにマイルでやってきた熊本。
当初は熊本県内でどこか日帰りしようと阿蘇、天草辺りを考えていたのですが。天気がかなり悪いということが週間予報で出て（曜日を経ても悪天候で変わりがなかった）、少しでも天気がマシっぽい島原へ行くことにしました。

本当は1泊目も熊本市内じゃなく島原でもよかったんだけどね。これまた宿があまりなくて。それで熊本で泊っての日帰り島原旅となったわけです。

エリア 島原(長崎)

冒頭にも書きましたが、本当は一番最初は天草行こうと思ってたんです。
なので、1泊目は天草でとって、天草へ行くための公共交通機関（A列車＆船という組み合わせかバスか）、現地で周るためのバスの時刻表とか結構練り上げてたんですけど。
出発前の週間予報で雨マークがつき始めて、ずっと消えないから…第2候補でサクッと調べてあった黒川温泉行こうかと思ったんだけど。3日目も温泉行くからなー…よし、島原行ったろ！ということで、急遽時刻表調べ。

車の運転ができない私は、国内旅行では常に時刻表との闘い。来た電車（バス）にのればいいやってわけにいかないんだよね。
全然来ないんだよ…(´・ω・`)

2日目の朝。東横インの無料朝食をサクッと食べたら出発です。
東横インは1泊だけなので、荷物をもってチェックアウト。今回のバッグは話題のワークマンの完全防水バッグ。10Lサイズなので、2泊するにはちょっと小さいかな。

熊本港行きのバスを待ってる間に雨が降り始めました。

熊本港着くころには土砂降り。すごい雨だから、揺れるかもしれないな…

熊本港フェリーターミナル 乗り物

予定ではここ熊本港で荷物を預け、街歩きバッグで島原へ行くつもりだったのですが。
なーんと、熊本港にはコインロッカー無いんですってー！まじかー。結構新しそうな建物だったのにな…
仕方なく、島原港まで行きます。

船内はクリスマスの飾りつけのせいか？若干のバブル臭がしますが、トイレも席も綺麗でした。一部有料座席はあるものの（座ってる人はいなかったが）、グループで座れる大きなソファ席もあったりして、30分ですけど過ごしやすい船内。全然揺れませんでした。すごいねー。

雨が降ってたので、デッキは往路では出られなかったけど。

オーシャンアロー 乗り物

売店もあって、お菓子や飲み物が買えました。
長崎線らしく、カステラを使ったお菓子もあったよ！

位置情報がうどん店しかないけど…島原港到着。
熊本港に比べると、建物は少し古く感じました。が、無事コインロッカー発見。普通サイズっていうの？東京の地下鉄にあるようなサイズで200円でした。

島原港立ち食いうどん店 グルメ・レストラン

島鉄（島原鉄道）で島原城へ出るつもりでしたが、雨が結構ひどい。
熊本港でもらった島原観光のパンフレットによると「しまばらめぐりんバス」なるものがあるらしいので、島原港のインフォメーションで聞いてみました。1時間に1本ペースしかないけど、ちょうどよいのがあったので乗ることに。
島原観光（城とか湧水とか）の割引チケットと一緒になった便利なチケットもありましたが、この時点では雨でどこまで回れるかも分からなかったので買いませんでした。

雨がドイヒーな中、島原城の入口近くまでバスで連れてってもらえました。ありがたやー。
入口には仮装した若い女性スタッフたちが傘用のビニ袋を用意してくれたり、チケットこちらですとか声がけしてくれたりして、雨だけど気持ちのいいサービスをしてくれました。

島原城 名所・史跡

城自体は明治になって廃城になり、昭和に再建されたものです。
フロアごとにキリシタンの歴史とか武具とか展示内容が異なり、やっぱりキリシタンのコーナーは見ごたえがありますね。
この日はちょうど長崎に現ローマ法王が来てた時なんだけど、江戸初期に当時のローマ法王と書簡をやり取りしたという歴史的文書が展示されていて、感慨深いものがありました。

私、クリスチャンでもなんでもないけど。

島原大変肥後迷惑（しまばらたいへんひごめいわく）とは、1792年5月21日（寛政4年4月1日）に肥前国島原（現在の長崎県）で発生した雲仙岳の火山性地震およびその後の眉山の山体崩壊（島原大変）と、それに起因する津波が島原や対岸の肥後国（現在の熊本県）を襲ったこと（肥後迷惑）による災害である。新月の夜かつ大潮であったことで大きな被害となった。シミュレーションによれば、山体崩壊開始から終了までは 180秒程度と想定された　by　wiki

私くらいの年齢だと、1990年の雲仙普賢岳の噴火が記憶にあるのですが、その前にも大きな噴火があったことを今回初めて知りました。

島原城から眺める眉山。向かって左側が先の「島原大変肥後迷惑」により形を大きく変えた部分だそう。

見学を終えて、雨脚も弱まってきたけど、もう少しどこかで雨宿りしたい…と、少し早めの昼ご飯。
島原名物の貝雑煮です。各地の雑煮に興味がある私としては、名物にまでなる雑煮なんて楽しみ至極、しかも大好きな貝だし～と思って食べて、すごく美味しかった！

帰りがけに「貝雑煮って言っても貝は入ってないんですね」って店員さんに言ったら「ぐよ！具雑煮！」って…貝雑煮じゃなく具雑煮だった…恥ずかしい。棒が一本足りなかったわ。

九州らしい丸餅。父方の実家ではいつも丸餅だったなという事を久々に思い出す。

姫松屋 本店 グルメ・レストラン

島原の乱で攻め入れられた島原城。堅固な守りで付け入るスキがなく、農民たちは原城に行ったとか。
キリシタンの歴史などを見ていても、地元民は島原城にはあまりいいイメージがないのかと思ったのだけど。昭和に地元民の働きかけによって再建されたというのは意外でした。

島原城 名所・史跡

城のすぐ脇にある、武家屋敷 佐久間邸跡。跡地なんですけど…

案内板がほぼ消えてて不明(笑)こんなのある～！？

島原城のわき道を入ってすぐのところにあるこちら。
登録有形文化財の元理髪店でコーヒータイムです。

青い理髪舘 工房モモ グルメ・レストラン

青レモンのレアチーズとコーヒー。レアチーズなら紅茶合わせるべきだったかもしれないけど、コーヒー飲みたかったから仕方ない。

食べ終わって出るころには雨も止んでた。
2つ前の写真と比べても、この通り。建物の映え方が全然違うね～。

青い理髪舘 工房モモ グルメ・レストラン

普段平野で暮らしてると、ふとした拍子にこうやって山が見えることがとても新鮮で、この後もたびたび撮ってしまいました。
噴火という脅威はあるけど、山があるっていい風景だよね。

お城のお堀沿いを歩いて、時鐘楼へ。

さらに歩いて、武家屋敷の通りへ。ここは観光としての武家屋敷と民家が混ざって並んでいます。

山本邸 篠塚邸 鳥田邸(武家屋敷) 名所・史跡

湧水の街というだけあって、水路にはすごく綺麗な水が流れてました。

道端には無人販売が。なんと、ちゃんと監視カメラが付いてた(笑)
今どきだね～。芋への愛がゼロな私は見るだけですが。

ここでびっくりしたのが、11月も下旬だというのに島原ではまだコスモスが咲いてた！！
東京辺りじゃ9月に咲く花のイメージなんだけど。やっぱり温かいんだね。

サンシャイン中央街という商店街に来たのだけど…日曜だというのに、この通り。
地方の商店街って好きなんだけど、やっぱりどこもシャッター街になってるんだね(´・ω・`)
それにしても、なんというか切ない。

さらに歩いて「鯉の泳ぐ街」と呼ばれる小道へ。ここへ来てようやく人が（少し）増えてきた。
湧水が豊富な島原では子供たちの情操教育のために、鯉を放しているそうです。

鯉の泳ぐまち 名所・史跡

そのエリアの片隅に気になるお店が。製麺所らしい。奥が工場で作ってるんですって。メディアでも紹介されたそうですよ。

杉村屋 グルメ・レストラン

島原市内のラーメン屋はほとんどここの麺を使ってるんだって。お店のお姉さまが言ってました。
スープも色々種類あって迷うなー。
お土産用に麺とスープをいくつか購入。それ以外にも、茅●舎だったらすごい値段するあごだしもお手軽な値段で売られていたので購入。お姉さまも「これお得よ！あごだしをこの値段ってお得よ」って勧めてました。

古民家の無料休憩所、しまばら湧水館。タイミングが合えば、かんざらしの製作体験もできるそうですが、私は人の作ったものを楽して食べたい…と言ったら笑われました( ´艸｀)

しまばら湧水館(koiカフェゆうすい館) 名所・史跡

窓も昔のガラスっぽかった。すごいねー。もし割れても今は作れる職人が居ないと聞いたことあるよ。

欄間も美しい。古民家なので天井は低めです。私はチビなので全然いいんだけど。

人が作ったものを楽して食べたいので、湧水館からすぐの交流センターへ。シロップは通常の黒糖（と言っていた気がする）とレモン味と選べて、私はさっぱりしたかったのでレモン味。
島原の豊かな湧水を使って作るかんざらし。要は白玉です。でも、小指の先ほどの小さな白玉がいくつも入ってて、レモンでさっぱりしてることもあって飽きずにあっという間に食べてしまった。

清流亭(鯉の泳ぐまち観光交流センター) 名所・史跡

本当はめぐりんバスに乗りたかったのだけど、結局全然タイミングが合わなくて（なんせ1時間に1本だしね）
島原駅まで歩いてきました。交流センターからだと20分くらいでしょうか。

島原駅 駅

本当は駅と海のコントラストが素晴らしいという大三東駅に行きたかったんだけど。いかんせん乗り継ぎが難しい！島原駅からだと島原港と大三東駅は真逆の方向。
島原鉄道は朝夕はもう少し本数があるけど、基本は1時間に1本のみで、大三東駅は上下線で同じ時間に発車なんですよね。おそらく単線だろうから、どちらかが先に大三東駅で待つんだろうけど、どっちか（私程度の調査力では）分からない…
ということで諦めた！

島原鉄道からお借りした画像。
青空出てきてたし、見たかったぜー

島原鉄道のグッズかわいいね。
甥っ子がいたら買うんだけどなー。

結局、電車だと待ち時間が長くなるのでバスで島原港へ戻ってきました。出航10分前に着いたけど、こぢんまりとした港なのでコインロッカー立ち寄っても無事乗船できました（チケット持ってたしね）
行きと違って空も海も綺麗なブルー！

さらば島原！
行きで気になってたカステラアイスを購入。
バニラやチョコなどノーマルなフレーバーばかりなのに、珍しいなぁと思ってビワです！
本当は外で食べたかったんだけど。外（デッキ）は高校生の部活帰りと思しき団体で埋め尽くされてて場所が無かったんだ。いいなー、部活のジャージ来て海見ながらみんなで喋るなんて青春以外の言葉はないじゃん！

あーーーっという間に熊本港到着。

港から市街地までは、大体タイミングを合わせてバスが出てます。（トイレ行くくらいの時間は余裕でありましたよ）

終点の桜町バスターミナルで下車。歩いて5～7分くらいの今宵の宿へ。日曜泊だからか、この日の宿はわりと簡単に予約できたんだよねー。

熊本港フェリーターミナル 乗り物

鶴屋百貨店もすっかりクリスマス仕様。まだ11月なのに、早いなー。

鶴屋百貨店 百貨店・デパート

夕飯、何を食べるか迷ったんだけど。ラーメンか赤牛か。
ウロウロして適当に入ったお店。なんと個室です。あはっ

下戸のくせに生意気ににも飲みたくなってしまって。でも、飲み切る自信がなくて結局ノンアルコールビール(笑)でも、なんか沁みるわー（酒飲みの人から見たらちゃんちゃらおかしいでしょうが！）

赤牛のステーキと天草大王の焼き鳥をいただきました。
うーん、ま、値段相応かな。雰囲気代だね。

ラーメンはしごしようかと思ってたけど、さすがにそれは無理～。20代ならできたのにな～。と思いながらデザートを求めて三千里。
イタリアのサルメリアみたいなお店の自家製のジャージーヨーグルトを購入。デリなんかも美味しそうだったな。

部屋に戻ってきて、いただきます。コーヒーはホテルのサービスで無料でいただけましたのよ。

ヨーグルトもだけど付いてたメープルシロップも美味しい。

なーんて言いながらテレビを付けたら、私的に今年一番びっくりした結婚ニュース！
お似合いお似合いと思ってたけど、まさか本当に結婚までいくとは思ってなかったから…
幸せになってほしいなーと思いながら、本日の業務終了。

結局島原市内をほとんど歩きで周ったから疲れたよ。明日も早起きなので、おやすみなさい。