2019/10/12 - 2019/10/13
693位(同エリア3770件中)
旅四郎さん
ローマからフィレンツェに移動して、そこを起点にシエナ、ピサを巡った。
11月12日(土)ローマから列車でフィレンツェに移動。花の聖母教会ドゥオーモ、シニョリーア広場、ウッフィツィ美術館を見学、ヴェッキオ宮、ヴェッキオ橋、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会を見学。
13日(日)フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から列車でシエナへ。カンポ広場に行き、プッブリコ宮殿、マンジャの塔に上る。サンタ・マリア・スカラ救済院、シエナ・ドゥオーモを見学。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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11月12日(土)ホテルを早朝に出なければならなかったので、早い目の朝食を頼んでクロワッサンをもらった。テルミニ駅を午前6時45分発の列車でフィレンツェへ。今回は長距離の列車やバスは3か月前からインターネットで予約した。特にイタリアのトレニタリアのサイトではスーパーエコノミーというのがあり、正規の料金よりかなり安く購入できる。日本語のサイトは手数料がかかるので、英語のサイトがベター。近距離は値段が変わらないので現地で購入した。
テルミニ駅 駅
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午前9時30分にフィレンツェ・カンポ・ディ・マルテ駅に到着。荷物をホテルに預けてから観光したいので、一駅先のフィレンツェ・ロヴェッザーノ駅に行こうと思ったが、どのホームから乗っていいのかわからず結構時間を無駄にした。料金は1.5ユーロ。
カンポ ディ マルテ駅 駅
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電車に乗れば10分ほどでフィレンツェ・ロヴェッザーノ駅に着いた。宿泊したベラリバ・クワイエットルームは写真のように団地の中にあるので見つけるのに骨が折れた。部屋は新しいし、周囲は本当に静かだ。ネットでホテルを予約する際に、①観光に便利で駅まで歩いて行けること、②宿ではのんびりしたいので、バス・トイレが付いた個室、③周囲に食事や買い物ができる施設があることを条件に選んでいる。
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フィレンツェ・ロヴェッザーノ駅に戻って、時刻表を見て待つが時間になっても電車は来ない。おそらく停車する電車とそうでないものがあったのだろう。午後12時33分になってやっと電車が来た。何とかフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅についたが、ここでも無駄な時間をとってしまった。駅から歩いて何とか花の聖母教会ドゥオーモのある中心地までたどり着けた。
ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
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ウフィツィ美術館の午後1時から入館を予約していたので、さっそく見学を始める。2階から入場して、3階にあるボッティチェリ作『春』はこの美術館では必見。
ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ボッティチェリ作『ヴィーナスの誕生』も必見の作品。どちらも教科書で見たことのある有名の作品。
ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ピエロ・デッラ・フランチェスカ作『ウルビーノ公夫妻の肖像』
ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ミケランジェロ作『聖家族』
ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ラファエロ作『ひわの聖母』
ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ティツィアーノ作『ウルビーノのヴィーナス』
ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ウフィツィ美術館の見学を終えて、シニョリーア広場に行った。広場には94mの塔をもつ優美なゴシック建築のヴェッキオ宮があり、フィレンツェの行政の中心。
ヴェッキオ宮殿 城・宮殿
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この広場にはたくさんの彫刻が並んでおり、写真はネプチューンの噴水。
ネットゥーノの噴水 (ネプチューンの泉) 建造物
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ヴェッキオ宮の前にレプリカのダヴィデ像が立っている。
ヴェッキオ宮殿 城・宮殿
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かつてフィレンツェ共和国政庁舎だったヴェッキオ宮の中に入ると、中庭があり、その中央にはヴェロッキオ作のイルカを抱くキューピットの噴水がある。これもレプリカ。花の聖母教会ドゥオーモを見学したかったので有料の区域には入らなかった。
ヴェッキオ宮殿 城・宮殿
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花の聖母教会ドゥオーモの見学時間が午後5時までだったので急いで入場者の列に並ぶ。「できる限り荘厳に、かつ豪勢である」ことを旨に、1296年から172年間のかけて建設。白、ピンク、グリーンの大理石の幾何学模様で飾られている。30分ほど並んで入場することができた。入場は無料。
ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
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中に入ると3万人が一堂に会することができるというだけに広々としている。写真の右にパオロ・ウッチェッロ作『ジョン・ホークウッド』と、左にアンドレア・デル・カスターニョ作『ニッコロ・ダ・トレンティーノ』のふたつの騎馬肖像画が飾られている。
ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
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クーポラ内部にはヴァザーリとその弟子たちによって描かれたフレスコ画『最後の審判』は見逃せない。時間が遅かったので、地下のサンタ・レバラータ教会跡には入れなかった。遅い時間に行った場合には、先に地下の教会跡に行くべきだと思う。
ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
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花の聖母教会ドゥオーモを出て、ヴェッキオ橋に行った。アルノ川に架かるフィレンツェ最古の橋。
ヴェッキオ橋 建造物
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彫金細工店や宝石店が並んでいるが、13世紀にはなめし皮や肉屋が並び、異臭を放っていた。フェルディナント1世は宮殿の近くの市場で異臭がするのを嫌って、市場の撤去を命じた。以後は宝石店などが宮殿周辺に並ぶようになった。
ヴェッキオ橋 建造物
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ヴェッキオ宮殿と対岸にあるピッティ宮殿を結ぶ通路が橋の階上に建設され、小さな車も通ったそうだ。
ヴェッキオ橋 建造物
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ヴェッキオ橋から見たトリニタ橋の夕焼けが観光ポイントのようだが、まだ少し時間が早かったようだ。
サンタ トリニタ橋 建造物
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フィレンツェ風ステーキを食べようと思ったが、旧市街のレストランは開店時間が遅かったので駅の近くで食べることにした。途中で、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会に出たので見学。黒と白の大理石がはめ込まれたファサードは左右対称の幾何学模様で美しい。
サンタ マリア ノヴェッラ教会 寺院・教会
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内部にはイタリアの画家ジョットによる木製の十字架が、中央廊の天井から吊り下げられている。死の黒、純潔の白、血と情熱の赤の三色を使って、それぞれを表現している。
サンタ マリア ノヴェッラ教会 寺院・教会
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サンタ・マリア・ノヴェッラ駅のすぐ近くにあるトラットリア・ダッラオステで夕食。店に入ると、満員で少し待っと、席に案内された。
Trattoria dall' Oste イタリアン
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フィレンツェ・Tボーンステーキのグリルと赤ワインを注文し、料金は28ユーロ。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅を午後8時22分に出発する電車があり、宿に帰るのにいつも使った。
Trattoria dall' Oste イタリアン
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10月13日(日)写真は宿の近くにあるバス停で、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅まで1.5ユーロで行くバスが頻繁に出ている。帰りのバスはないようだ。駅に着いて、自動券売機で午前9時28分発の列車のチケットを9.50ユーロで購入してシエナに向かう。中心のプラットホームの横にある小さなプラットホームから電車が出ているので結構分かりにくい。乗り換えを間違えてピサ方面に行ってしまい、慌てて電車を乗り換えサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に戻る。
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次の電車が出るまで時間があるので、旧市街に行ってサンタ・マリア・マッジョーレ教会を見学。入口の扉上には聖母子の大理石像があり、教会の左上の壁面には写真を拡大すると「ベルタの頭」という女性の顔の彫刻が埋め込まれているのがわかる。フィレンツェでは最も古い教会のひとつ。同じ名前の教会はローマにもある。
サンタ マリア マッジョーレ教会 寺院・教会
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教会の内部には3つの身廊があり、中央左側の祭壇には写真の13世紀のフィレンツェの画家コッポ・ディ・マルコヴァルド作と考えられる多色彩と金色の木製レリーフの『子どもと一緒に玉座に立つマドンナ』が描かれている。
サンタ マリア マッジョーレ教会 寺院・教会
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駅に戻って、午前11時10分の電車でシエナに向かうが、車内検察でチケットの打刻を忘れていたことで60ユーロの罰金を取られた。買ったチケットは時間が違っていても使えた。この電車は乗り換えなしだったので午後12時38分にシエナ駅に着いた。シエナに行くにはバスで行くか、乗り換えなしの電車を選ぶべきだ。
シエナ駅 駅
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駅を出て、目の前にある大きなショッピングモールに入り、長いエスカレーターを乗り継ぐと終点がアンティポルトという地域になる。高台になっているのでここからの見晴らしは抜群。左に歩いて行くと旧市街に着く。
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しばらく歩くと、旧市街の北側の入口に建つ門がアンティポルト・カモリアに着く。この門は1270年に建てられたもの。
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旧市街に入ると高い建物に挟まれた細い道を歩いて行くと、坂道のテルミニ通りに出る。さらに行くとカンポ広場に出る。
シエナ歴史地区 史跡・遺跡
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カンポ広場にはゴシック様式のプッブリコ宮殿が建っている。建物の左側にあるのが高さ102mのれんが造りのマンジャの塔。
市庁舎 (プッブリコ宮) 城・宮殿
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カンポ広場のリストランテ・アル・マンジャで昼食。小麦粉と水で作られたうどんのような素朴な味わいの名物パスタのピチを食べる。少しこしのあってなかなか美味しい。イタリアで白ワインを注文すると大抵は栓を抜いていないものを注いでくれるので、新鮮で美味しいものが飲めることが多い。料金は27.50ユーロ。
カンポ広場 広場・公園
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昼食を済ませてプッブリコ宮殿に向かう。マンジャの塔の下には広場の礼拝堂がある。14世紀に流行したペストが終焉したことに感謝して建てられた。
広場の礼拝堂 広場・公園
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マンジャの塔とサンタ・マリア・スカラ救済院の共通券を20ユーロで購入。写真は宮殿の内庭にあるマンジャの塔の入口で、スタッフがいて一定の時間ごとに入場でき、チケットに時間が書かれている。午後2時30分の入場だったので、少し待ってから細い階段を通って塔の上へ。
マンジャの塔 建造物
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広場は高台の上にあるので、塔からの眺めは素晴らしい。塔の上には鐘があり、中世の鐘つきの頭領の名前がマンジャだった。
マンジャの塔 建造物
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塔の上から見るとカンポ広場が美しい扇状になっていることがわかる。広場の中央にはコピーだが四角いガイアの泉が見える。
マンジャの塔 建造物
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宮殿内には市立美術館がある。写真は地図の間にあるシエナ派の巨匠シモーネ・マルティーニ作のフレスコ画『荘厳の聖母』だ。天使に囲まれた聖母の姿が美しい。
市立美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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カンポ広場を出てドゥオーモ広場に行くと、左にサンタ・マリア・スカラ救済院がある。現在は博物館で、かつては病人、貧民、巡礼者を世話する市民の病院だった。ヨーロッパで最古の病院のひとつ。
サンタ マリア スカラ救済院 博物館・美術館・ギャラリー
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内部は大きなアーチで覆われた非常に長い部屋で構成され、1439~1440年、1441~1446年にホールの天井と壁に描かれた見事なフレスコ画を見ることができる。
サンタ マリア スカラ救済院 博物館・美術館・ギャラリー
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大理石の縞模様と円花窓、それを囲む40人もの聖人像があでやかなシエナ・ドゥオーモの外観。12世紀に起工、14世紀末に完成した。入場料金は5ユーロ。
ドゥオーモ (カテドラーレ) 寺院・教会
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白黒ボーダーの大理石の柱が美しいドゥオーモの内部。
ドゥオーモ (カテドラーレ) 寺院・教会
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八角形の説教壇はピサーノとその息子によるもの。
ドゥオーモ (カテドラーレ) 寺院・教会
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ピッコローミニ家の図書室の中央には写真の三美神の小彫刻がある。
ピッコローミニ家の図書室 史跡・遺跡
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ピッコローミニ家の図書室はルネッサンス様式の美しいフレスコ画で飾られている。ドゥオーモを出て、グラムシ広場にあるバスターミナルに行き午後5時40分発のバスでフィレンツェに向かう。午後7時40分にサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着し、電車でフィレンツェ・ロヴェッザーノ駅に戻る。
ピッコローミニ家の図書室 史跡・遺跡
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宿の近くにあるピザ・マンで夕食。
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クリーミーなモッツァレラチーズを使ったソレントで有名なニョッキが写真のニョッキ・アッラ・ソレンティーナ。イタリア・ビールのナストロ・アズーロも注文して15.50ユーロだった。
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