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2019年10月18日(金)の現地時間のお昼過ぎ、コスタリカ(Costa Rica)の首都サンホセ(San Jose)郊外のファン・サンタマリーア国際空港(Aeropuerto Internacional Juan Santamaria)に到着し、入国審査も簡単に抜けて、到着ロビーに。コスタリカもUberがあり、空港では無料Wifiが通じるとの情報を事前に現地の同期隊員から入手してたので、まずはWifi接続。大きな空港では繋がる場所が限られることもあるが、ここは小さい空港だからか、簡単に接続OK。さっそくUberを呼ぶ。呼んでから、来てくれるのが1階上がった出発ロビー前だと気付いて、慌てて移動。初めての空港なので、分からないよな。でも、無事到着前に間に合った。<br /><br />12時頃に到着して、12時半前にはUberに乗る。早い。向かうのは西南西20㎞足らずのところにあるサンホセの町。コスタリカの首都で人口は約35万だが、首都圏としては国民の約半数の200万人が住んでいると推定される。町の名前はナザレのヨセフ(San Jose de Nazaret)に敬意を表して命名された。国の中央、セントラルバレー(Valle Central)の中西部に位置する。標高1150m。熱帯の湿潤および乾燥気候で、年間を通して夏の軽井沢のような気候で、平均気温は年間を通じて22℃前後と安定している。雨季の4月中旬から12月初旬にかけては午後のスコールのみならず、雨がずっと降り続くときもある。<br /><br />この町の歴史は1736年に入植から始まる。最初は粗末な家が数軒建つだけの集落だったが、たばこやコーヒーの取り引きで飛躍的に発展していった。1812年に市政府が出来、1823年に首都カルタゴと政治的に対立し、戦闘の末に勝利して、新たな首都となった。<br /><br />18世紀半ばに都市の起源を持つサンホセは、他のラテンアメリカの首都と異なり、スペインの植民都市の雰囲気が全くない。最初の近代的な都市地区は、19世紀後半にベルエポック(Belle Epoque)現代建築に沿って造られており、コスタリカのコーヒー黄金時代の象徴であり続けている。往時を知らせる古い建物は、1888年12月後半に発生した地震被害でほとんど残ってないが、それでも質素で落ち着いたコロニアル調の町並みは中米のスイス(Switzerland of Central America)と云う呼び名に相応しいと云われる。<br /><br />ちなみにアメリカの北カリフォルニア(Northern California)、サンフランシスコ湾(San Francisco Bay)の南の突き当りにも同じ綴りを持つ町があり、シリコンバレー(Silicon Valley)の中心地として有名だが、こちらは日本語ではサンホセではなくサンノゼと呼ばれる。実際にはカリフォルニアはスペイン語ネイティブの人も多いし、サンホセあるいはサンホゼって云う感じなんだけど、最初に日本語の名前を付けた人にはアメリカ風発音がサンノゼって聞こえたんだろうね。現地に住んでる日本人はまあサンノゼって呼んでる。96年から97年に掛けて、私が暮らしていていた町なので、こっちのサンホセにもなんか親しみを感じる。<br /><br />余談が続くが、1968年にディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)が歌ってヒットした「サンホセへの道(Do You Know the Way to San Jose)」と云うバート・バカラック(Burt Bacharach)作曲の名曲があるが、このサンホセはコスタリカとかではなく、カリフォルニアのサンノゼで、サンノゼ出身の子が一旗揚げようとロサンゼルスに出て行ったが、夢破れサンノゼに戻る歌詞で、バカラックとの共作で知られるハル・デヴィッド(Hal David)の作詞。私は翌年の69年に発売されたボサリオ(Bossa rio)が歌ったこの曲のシングルを持ってた。中2の頃、1枚目ではないが少ない小遣いの中から最初の方に買ったレコード(死語?)の1枚。45回転のEP盤だった。また、シリコンバレー駐在中にカラオケでよく歌ってたのを想い出す。<br /><br />話を戻し、コスタリカの話に。サンホセに近づくと道が混んでいる。Uberのドライバー、渋滞を避けたいのか、最短コースでなく町の南をグルっと回り込むコースを辿るが、その道も渋滞。真っ直ぐ行けば20㎞ないところだが、4㎞ほど大回りして40分以上掛って、ようやくホテルに到着(下の写真1)。6527コロン(1260円ほど)だった。タクシーだと30US$掛るそうで、Uber様様。<br /><br />ホテルは市の中心部の観光ポイントに近いホテルザパームハウスイン(Hotel The Palm House Inn)。2泊で81.16US$(9019円)で、家族経営的なホテルって感じ。お湯もちゃんと出る。バスタブはないが私には不要。朝食付きで6時半で朝早くお出掛けにもいい。ただ、エレベータはないので、上の部屋はちょっと大変。私の部屋も3階だったので、何度も階段を上り下りした(下の写真2)。<br /><br />チェックインを済ませ、荷解きをしてからさっそく出掛けることにする。1時半過ぎ、まずは昼食へ。ホテルからメインの通りの2番アヴェニュー(Av. 2)へ出て、右(東)に曲がるとすぐにあるのが、ヌエストラティエラ(Nuestra Tierra)と云うレストラン。ここはコスタリカ郷土料理のレストラン。さすが観光客に慣れており、地元料理ならこれだと云うお勧めのひとつの魚料理(Filet Pescado Calipso)を食べる。網焼き(Grill)した白身の魚の上にシュリンプと油で焼いた(Saute)野菜を置き、カリプソ(Calipso)ソースを掛けたものがメインで、ガジョピント(Gallo Pinto)と云う黒いんげん豆と一緒に炊いたご飯にソースを掛けたものに、パリパリのトルティーヤ、生野菜サラダが付く。<br /><br />シュリンプは大きくて、ソースも美味しい。豆入りご飯はジャマイカでも主食の一つだが、ジャマイカでは赤いんげん豆が使われ、ライスアンドピー(Rice and Peas)と呼ばれており、ソースは掛けないので、ちょっと違う感じ。地元のインペリアル(Imperial)ビールと一緒にしっかり食べた。観光客向けのレストランと云うことで、少し値段は高めで、全部で税込み16500コロン(約3300円)ほど。40US$出したら、お釣りが5100コロン来た(下の写真3)ので、2100コロンをチップで残したけど、どうやらこの国ではチップは必要なかったらしい。まあ、いいけど。<br />https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3406803829389617&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br /><br />ようやく観光開始だが、続く

コスタリカ サンホセ(San Jose, Costa Rica)

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2019/10/18 - 2019/10/18

89位(同エリア103件中)

旅行記グループ コスタリカ

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ちふゆ

ちふゆさん

2019年10月18日(金)の現地時間のお昼過ぎ、コスタリカ(Costa Rica)の首都サンホセ(San Jose)郊外のファン・サンタマリーア国際空港(Aeropuerto Internacional Juan Santamaria)に到着し、入国審査も簡単に抜けて、到着ロビーに。コスタリカもUberがあり、空港では無料Wifiが通じるとの情報を事前に現地の同期隊員から入手してたので、まずはWifi接続。大きな空港では繋がる場所が限られることもあるが、ここは小さい空港だからか、簡単に接続OK。さっそくUberを呼ぶ。呼んでから、来てくれるのが1階上がった出発ロビー前だと気付いて、慌てて移動。初めての空港なので、分からないよな。でも、無事到着前に間に合った。

12時頃に到着して、12時半前にはUberに乗る。早い。向かうのは西南西20㎞足らずのところにあるサンホセの町。コスタリカの首都で人口は約35万だが、首都圏としては国民の約半数の200万人が住んでいると推定される。町の名前はナザレのヨセフ(San Jose de Nazaret)に敬意を表して命名された。国の中央、セントラルバレー(Valle Central)の中西部に位置する。標高1150m。熱帯の湿潤および乾燥気候で、年間を通して夏の軽井沢のような気候で、平均気温は年間を通じて22℃前後と安定している。雨季の4月中旬から12月初旬にかけては午後のスコールのみならず、雨がずっと降り続くときもある。

この町の歴史は1736年に入植から始まる。最初は粗末な家が数軒建つだけの集落だったが、たばこやコーヒーの取り引きで飛躍的に発展していった。1812年に市政府が出来、1823年に首都カルタゴと政治的に対立し、戦闘の末に勝利して、新たな首都となった。

18世紀半ばに都市の起源を持つサンホセは、他のラテンアメリカの首都と異なり、スペインの植民都市の雰囲気が全くない。最初の近代的な都市地区は、19世紀後半にベルエポック(Belle Epoque)現代建築に沿って造られており、コスタリカのコーヒー黄金時代の象徴であり続けている。往時を知らせる古い建物は、1888年12月後半に発生した地震被害でほとんど残ってないが、それでも質素で落ち着いたコロニアル調の町並みは中米のスイス(Switzerland of Central America)と云う呼び名に相応しいと云われる。

ちなみにアメリカの北カリフォルニア(Northern California)、サンフランシスコ湾(San Francisco Bay)の南の突き当りにも同じ綴りを持つ町があり、シリコンバレー(Silicon Valley)の中心地として有名だが、こちらは日本語ではサンホセではなくサンノゼと呼ばれる。実際にはカリフォルニアはスペイン語ネイティブの人も多いし、サンホセあるいはサンホゼって云う感じなんだけど、最初に日本語の名前を付けた人にはアメリカ風発音がサンノゼって聞こえたんだろうね。現地に住んでる日本人はまあサンノゼって呼んでる。96年から97年に掛けて、私が暮らしていていた町なので、こっちのサンホセにもなんか親しみを感じる。

余談が続くが、1968年にディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)が歌ってヒットした「サンホセへの道(Do You Know the Way to San Jose)」と云うバート・バカラック(Burt Bacharach)作曲の名曲があるが、このサンホセはコスタリカとかではなく、カリフォルニアのサンノゼで、サンノゼ出身の子が一旗揚げようとロサンゼルスに出て行ったが、夢破れサンノゼに戻る歌詞で、バカラックとの共作で知られるハル・デヴィッド(Hal David)の作詞。私は翌年の69年に発売されたボサリオ(Bossa rio)が歌ったこの曲のシングルを持ってた。中2の頃、1枚目ではないが少ない小遣いの中から最初の方に買ったレコード(死語?)の1枚。45回転のEP盤だった。また、シリコンバレー駐在中にカラオケでよく歌ってたのを想い出す。

話を戻し、コスタリカの話に。サンホセに近づくと道が混んでいる。Uberのドライバー、渋滞を避けたいのか、最短コースでなく町の南をグルっと回り込むコースを辿るが、その道も渋滞。真っ直ぐ行けば20㎞ないところだが、4㎞ほど大回りして40分以上掛って、ようやくホテルに到着(下の写真1)。6527コロン(1260円ほど)だった。タクシーだと30US$掛るそうで、Uber様様。

ホテルは市の中心部の観光ポイントに近いホテルザパームハウスイン(Hotel The Palm House Inn)。2泊で81.16US$(9019円)で、家族経営的なホテルって感じ。お湯もちゃんと出る。バスタブはないが私には不要。朝食付きで6時半で朝早くお出掛けにもいい。ただ、エレベータはないので、上の部屋はちょっと大変。私の部屋も3階だったので、何度も階段を上り下りした(下の写真2)。

チェックインを済ませ、荷解きをしてからさっそく出掛けることにする。1時半過ぎ、まずは昼食へ。ホテルからメインの通りの2番アヴェニュー(Av. 2)へ出て、右(東)に曲がるとすぐにあるのが、ヌエストラティエラ(Nuestra Tierra)と云うレストラン。ここはコスタリカ郷土料理のレストラン。さすが観光客に慣れており、地元料理ならこれだと云うお勧めのひとつの魚料理(Filet Pescado Calipso)を食べる。網焼き(Grill)した白身の魚の上にシュリンプと油で焼いた(Saute)野菜を置き、カリプソ(Calipso)ソースを掛けたものがメインで、ガジョピント(Gallo Pinto)と云う黒いんげん豆と一緒に炊いたご飯にソースを掛けたものに、パリパリのトルティーヤ、生野菜サラダが付く。

シュリンプは大きくて、ソースも美味しい。豆入りご飯はジャマイカでも主食の一つだが、ジャマイカでは赤いんげん豆が使われ、ライスアンドピー(Rice and Peas)と呼ばれており、ソースは掛けないので、ちょっと違う感じ。地元のインペリアル(Imperial)ビールと一緒にしっかり食べた。観光客向けのレストランと云うことで、少し値段は高めで、全部で税込み16500コロン(約3300円)ほど。40US$出したら、お釣りが5100コロン来た(下の写真3)ので、2100コロンをチップで残したけど、どうやらこの国ではチップは必要なかったらしい。まあ、いいけど。
https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3406803829389617&type=1&l=223fe1adec


ようやく観光開始だが、続く

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  • 写真1 サンホセ空港から市内へのUber

    写真1 サンホセ空港から市内へのUber

  • 写真2 ホテルザパームハウスイン

    写真2 ホテルザパームハウスイン

  • 写真3 コスタリカコロン

    写真3 コスタリカコロン

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