一人湯治旅 お宿編

2019/11/14 - 2019/11/16

毎日朝7時過ぎには職場にいて仕事。帰宅は夜9時。
家に帰ったら夕食とお風呂の準備に部屋の掃除に洗濯。寝るのは午前過ぎの毎日。
唯一の救いは子育てが終わっていて、夫婦二人暮らしなこと。

そんなアラフィフの私がのんびりするには、旅行に行くしかない。
幸い同業者の夫は昔から理解がある。
行ってこよう。

選んだのは一歩も部屋の外に出ないで完結する大好きな民宿。
本当に二泊三日、一歩も客室から出ないで温泉に浸かってお昼寝して読書三昧を楽しんだ女一人旅の記録、お宿編。

エリア 湯野上温泉(福島)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

会津田島駅を出て、里山を走る会津鉄道。
途中、塔のへつりに繋がる川を見下ろす。
塔のへつり、見えないかな？
…全く見えないのは当たり前…。

会津湯野上温泉駅に到着！
降りたら、運転士さんが窓を開けて「この列車が行ってから渡って下さい」と言ってきた。
なんのこと？と思ったら、駅舎に行くのに、線路を歩いて渡ることが判明。

藁葺き屋根の駅ということで、全国的に有名な会津湯野上温泉駅。
小さな小さな駅で、改札を出るとすぐ古民家の土間に入ったような雰囲気になっている。
傍らに囲炉裏もあり。

駅の前に丸ポスト。
丸ポストの先を少し行くと、無料の足湯があるけれど、今回はすぐお迎えに来ていただくので、駅の前で待った。
湯野上温泉駅で降りたのは、私の他に同じくらいの年齢の女一人旅の方、他はご夫婦。
それぞれ違うお宿のお迎えだった。

5分くらいで、お世話になる民宿のご主人が来てくれた。車の中で紅葉の話をしたりしていると、あっという間に民宿到着！

会津湯野上温泉の民宿、蕎宿 湯神。
実はここの存在は十年以上前から知っていたのだが、なかなか来ることが叶わず、今年の夏、夫婦で一泊したのが最初。

2回目の今回は私一人で客室「更科庵」を独り占め！
客室に入ると、先ずは囲炉裏があるリビング。

この籐の椅子にクッションがあり、そこに座るとなかなか居心地良かった。
ローテーブルも圧迫感がなくていい。

囲炉裏が素敵。
火は入っていないが、以前は使ったりしていたそう。

冷蔵庫の上に冷水とコップ。
温泉に入った後、しょっちゅう飲んでた。
冷たい水があるのって嬉しい。

リビングの柱に火の用心と、ろうそく、マッチが。
その下の温度計もレトロでオシャレ。
つい、何回も温度を見ていた。

壁に館内案内図があった。全部の客室をコンプリートしたいなぁ。

会津湯野上温泉駅の時刻表も貼ってあった。
これ、もちろん駅の時刻を見るのに便利だけど、それ以外の使い道があって…笑

客室から見える線路にいつ列車が走るか、わかるように貼ってあるんじゃないかと密かに思っている。

ローテーブルにお茶の用意がされている。
お茶は普通の緑茶ではなくて、そば茶。
香りが良くて、本当に美味しくて大好き。

お茶受けは、湯野上温泉銘菓のくるみようかん。
甘すぎなくて、くるみの食感も良くて美味しい。

ローテーブルには、お飲み物のお品書きや、お食事内容を手描きしたイラスト（常連さんが描いてくれたらしい）などが置かれている。

今回、こんなファイルもあった。
前回来た時、あったっけ？

温泉の効能などが書かれていて、一人湯治に来た私にちょうどいい！

さて、客室「更科庵」の寝室は和室。
この広い寝室の真ん中にお布団が敷かれていて、ここを一人で広々使える贅沢！嬉しいな。

寝室には二面に窓があり、こちらの窓からは紅葉が美しい。
窓辺まで行くと、この紅葉の向こう側眼下に会津鉄道が走るのだ。リビングに貼ってある時刻表を見ながらカメラを構えて紅葉と列車のきれいな写真を撮りたいな～と思ったが…。
私の腕ではぶれた写真しか撮れなかった。笑

寝室の床の間にテレビやリモコン、金庫と数冊の純文学があった。
私は旅行中はテレビをつけないし、金庫も使わないけれど、きっとあった方が良いのだろう。

リビングを挟んで反対側には洗面スペース。
焼物のステキな洗面ボウル。
惜しい！と思ったのが、ドライヤー。
「長寿庵」には壁掛けじゃないナノドライヤーがあったので、客室によって違うんだな、と思った。
温泉化粧水は完備。

トイレはウォッシュレット。

そして脱衣スペースにはマッサージチェアーが！
これも全客室完備らしい。
リモコンで、背もたれとフットレストが出てくるので、いつも出した状態でマッサージしながら本を読んだりしていた。

温泉の成分表があった。
私は温泉に詳しくないので、成分表を見てもわからないのだけれど、ちゃんと温泉なんだな～と。それだけ。

ひと通り、これも目を通す。
でも、まぁいいや、くらいな感じで。

これが客室「更科庵」の温泉。
客室の温泉にしては広いといつも思う。
ここも泊まっている間は私の独り占め…超嬉しい。

温泉は源泉掛け流し。
温度調節は窓の開閉で。
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、化粧石鹸二種が揃っている。

ずーっと温泉が出ているので、いつ入っても新鮮な感じの温泉で、本当に何度入ったか。
湯治ってきっとこんな感じなんだな～と、ぼんやり考えながら温泉を楽しんだ。

この旅行記へのコメント （2）

• マリオットさん 2019/12/24 08:21:22

  メニューが素敵

  初めまして、足跡から来ましたマリオットです。
  
  湯之上温泉はまだ行ったことがありません。駅がとてもレトロで趣がありますね。宿の囲炉裏とお風呂の写真もゆったりできる雰囲気を感じます。
  
  食事のお品書きは毛筆などを見たことがありますが、イラストで描かれているのはとても素敵。この宿に行ってみたくなりました。

  こあゆきさん からの返信 2019/12/25 01:01:10

  Re: メニューが素敵

  コメントありがとうございます。
  湯野上温泉は、有名な温泉街とは違っていて、素朴な民宿がたくさんある町…という感じのところなんですが、そんなところに癒されます。
  蕎宿湯神は本当にのんびりできます。
  おススメのお宿です。湯野上温泉に行くことがありましたら、ぜひ。