紅葉日和に当たった広島山口レッサーパンダ遠征（３）安佐動物公園と秋吉台サフアリランドで見られた紅葉のある景色やちょっぴりの花など

2019/11/16 - 2019/11/17

私が知る限り、紅葉とレッサーパンダのすばらしいコラボが撮りやすい動物園は、釧路市動物園と千葉の市川市動物園、あとは関西だと、大阪のみさき公園あたりでしょうか。
なので、フォートラベルとjilllucaさんを通じて知り合ったレッサーパンダ・ファンのmaoさんが紅葉の秋吉台サファリランドを絶賛しても、ピンときませんでした。
そもそも私が秋吉台に行ったのは冬ばっかりだったので、紅葉の秋吉台サファリランドのイメージがわかず、そんな都合の良い木がレッサーパンダ展示場の近くにあったか、首をかしげました。
maoさんは、去年2018年に秋吉台で、リンゴタイムに紅葉を背景にしたレッサーパンダ撮影に大感激したため、今年2019年もぜひ行きたいと張り切っていました。
そのため今年2019年は秋にレッサーパンダの赤ちゃんが生まれた広島の安佐動物公園に行くつもりだった私に、秋吉台サファリランドを推してくれたのですが、去年紅葉見頃だった時と同じ日程では、近くで何かイベントがあるらしく、ホテルが高騰していて取れなかったので、日程を一週間延期することになりました。
maoさんはその点ではずいぶんがっかりしていましたが、逆に今年は紅葉が遅れ、広島山口遠征の週末あたりがちょうど見頃になりました！
ところが、そんな紅葉状況が予測できるようになった段階で、私の中では、maoさんが以前、動物園撮影散策とは別に紅葉を見に行きたいと話していたことが頭にあったため、maoさんが秋吉台サファリランドで楽しみにしていたのは、単純に紅葉だといつのまにか変換されてしまい、レッサーパンダの背景であること、それもリンゴタイムでレッサーパンダが柵の上の台にいる時という限定的な紅葉であったことを、ころっと忘れてしまいました！
どおりで、園内でよく紅葉を見かけてもmaoさんはそれほど気にかけている様子はなかったし、maoさんはmaoさんで、私がやたらと、動物園に向かうバスの車窓の外の山景色や園内で紅葉を見かけるたびに紅葉の話をするのを、不思議に思っていたそうです。
お互いいつも話題が合い、特にレッサーパンダのことでは同じテンションになるのに、今回は紅葉の話題だけは妙にちぐはぐだった訳に、秋吉台サファリランドからの帰りのバスで判明した時、２人で大爆笑してしまいました@

この週末は、関東は紅葉が色づきはじめで、関西は広く見頃だったと思います。
今年の私は、レッサーパンダ動物園の予定を入れすぎて、紅葉撮影散策できる日取りがどうもなさそうになったので、それはそれで残念に思っていました。
なので、この週末の広島山口遠征では、ちょうど紅葉の見頃に当たり、２日ともわりとよく日が差してくれたのはありがたかったです。
おかげで、さくっと撮ったにせよ、動物園内でも紅葉撮影が楽しめました。
特に安佐動物公園は、レッサーパンダがいるところは園内でも標高の高いところで、まわりの山景色がとてもきれいだったことを覚えていたからなおさらでした。

また、秋吉台サファリランドの裏手のアーチに秋バラが咲いていたのは、季節は、ずれていないのですが、私の中では初夏からナツのトロピカル植物のトケイソウの花が、最後の１つだったとはいえ、この晩秋に咲いていたことに、仰天してしまいました。

というわけで、２箇所の動物園での紅葉撮影と、花などの写真で、旅行記を分けて作成することにしました。

＜レッサーパンダ・ファンのmaoさんと２人旅の秋の山口広島レッサーパンダ遠征の旅行記のシリーズ構成＞
□（１）広島前泊は２度目のユニバーサルホテルと動物園の売店散策と広島駅で止まらぬ買い物
□（２）山口前泊とグルメ：コンフォートホテルとmaoさんと駅前夕食&サファリランド売店とバイキング
■（３）安佐動物公園と秋吉台サフアリランドで見られた紅葉のある景色やちょっぴりの花など
□（４）安佐動物公園レッサーパンダ特集：今年生まれの赤ちゃんの名前は広島カープ由来のカカとププ！
□（５）安佐動物公園：楽しみだったニホンカモシカの赤ちゃんからマルミミゾウまで見られたその他動物
□（６）秋吉台サファリのレッサーパンダ特集：紅葉のイチハちゃんや笑顔のたっち優花ちゃんやべた愛姉妹
□（７）秋吉台サファリふれあい広場の動物：仔ライオンお散歩や初アフリカハゲコウダイナミックフライト

広島の安佐動物公園の公式サイト
http://www.asazoo.jp/
秋吉台サファリランドの公式サイト
http://www.safariland.jp/

＜タイムメモ（概要）＞
【2019年11月15日（金）】
17:10　東京駅始発の新幹線のぞみ53号博多行きに乗車（指定席）
21:04　広島駅に到着（定刻）＆maoさんと合流
（その後、駅前のクリスマスツリー撮影）
21:15-22:00　駅の星乃珈琲店でおしゃべり
（21:15オーダーストップ／22時閉店）
22:05-22:15　在来線側の明日のバス停下見
22:40　広島駅前ユニバーサルホテル新幹線口にチェックイン

【2019年11月16日（土）】
06:20　起床
06:40-07:30　ホテルの無料バイキング朝食
07:50　ホテルをチェックアウト（前払い精算済）
（途中のコンビニで買い物）
08:00前　在来線側の９番バス停に到着
08:18　広島駅前発のバス（あさひが丘線）に乗車
（交通系カードOK／500円）
09:15　安佐動物公園に到着（定刻09:08）
09:25　安佐動物公園に入園
09:25-16:30　安佐動物公園（開園09:00／閉園16:30）
16:30　安佐動物公園を出る
16:44　安佐動物公園前のバス停からバスに乗車
18:00頃　広島駅に到着（定刻17:38）
（降車場所は駅前大橋で駅前のバスターミナルではない）
18:15-18:25　駅ビルで広島みやげの買い物
18:30　ホテルに戻って荷物を引き取る
18:50　広島駅新幹線改札に到着
19:04　新幹線こだま751号に乗車（自由席）
19:45　新山口駅に到着
（実際は広島発も新山口到着も３分遅れ）
20:05　コンフォートホテル新山口（在来線側）にチェックイン
20:20-20-30　新幹線改札前の山口銘品館（07:00～20:30）で買い物
20:35-21:50　三代目網元 魚鮮水産 アイスタ新山口店（新幹線側）で夕食
22:05-22:30頃　ホテルのロビーでコーヒーを飲みながらおしゃべり
（部屋に戻った後は風呂にも入らずすぐに爆睡）

【2019年11月17日（日）】
03:20　いったん起床＆風呂と写真チェック
06:10-06:50　二度寝
07:05-07:45　ホテルの無料バイキング朝食
08:20　ホテルをチェックアウト（前払い精算済み）
（途中駅前のコンビニで買い物）
08:35　東萩駅行きのバスに乗車（1,320円）
（交通例カード不可・バスターミナルで切符を購入）
09:19　絵堂のバス停に到着／配車予約済のタクシーに乗り換え
（タクシー代１台1,120円）
09:30　秋吉台サファリランドに到着＆入園
09:30-16:30　秋吉台サファリランド
（09:30開園／16:30閉園（冬時間））
16:30　秋吉台サファリランドを出る
17:01　秋吉台サファリランド発・秋芳洞行きのバスに乗車
17:19　太田中央のバス停に到着（560円）
18:20　東京行きの夜行バスに乗車

【2019年11月18日（月）】
09:10　霞ヶ関で降車（定刻より１時間遅れ）
（定刻では霞ヶ関08:13・東京駅日本橋口08:24到着）
（霞ヶ関で降車した方が丸ノ内線に近い）
10:50頃　帰宅

エリア 安佐(広島)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

2019年11月16日（土）安佐動物公園にて、園内無料バスのりばと売店の背後に紅葉の木

この日はよく晴れてきれいな青空が見えていたので、紅葉や風景撮影にもそそられるところがありました。

ライオン展示場へのショートカットの林の道にて

緑の中でオレンジに光る紅葉が映える

林の向こうの池に映り込む紅葉がある景色

あちら側にはレストランがあって、レストランの前の池です。

メタセコイヤの並木のある紅葉景色

輝く紅葉と緑の天井

ニホンカモシカ展示場にはしっかり色づいた紅葉の木がある

むかって左側のニホンカモシカ展示エリアに紅一点

向って右側のニホンカモシカ展示場は紅葉が豊か

縁の方にニホンカモシカがいるのが見えるでしょうか。
すてきなニホンカモシカの親子の写真は、このシリーズの５本目の旅行記にまとめました。

レッサーパンダ展示場に向かう坂道から見える黄葉と青空と山がある景色

レッサーパンダ展示場に行くにはハイキング的な山登りになりますが、あたりの景色はとてもきれいです。

紅葉と黄葉に彩られた山景色

ユーラシアカワウソ展示場の近くあたり。

振り返って眺めた黄葉と山景色

天気がよいと、色合いもきれいに撮れますし、空が白飛びしなくてすみます。
ただ、動物写真は、顔の陰影や、日向と日陰のコントラストが強すぎて、かえって難しくなりましが、本日は晩秋だったので、それでもだいぶやわらかい日差しだったと思います。

ユーラシアカワウソ展示場の看板と黄葉

ユーラシアカワウソの看板がある黄葉まじりの山景色

レッサーパンダ展示場まで見渡せる地点にて

パッチワークのように彩り豊かな山と赤く色づいたドウダンツツジのある景色

奥にレッサーパンダ展示場が見えています。

お気に入りとなったアングルの景色を、ホワイトバランスを変えてもう一度撮影

紅葉の色合いを鮮やかにするために、晴天でもあえて曇りモードを浸かってみることもあります。

黄葉のドウダンツツジのある道と、彼方に山景色

レッサーパンダ展示場を背にした、反対側です。

真っ赤なドウダンツツジが映える黄葉のある山景色・その１

表紙候補でした。

真っ赤なドウダンツツジが映える黄葉のある山景色・その２

迷った挙げ句、最終的にはこちらを表紙にしました。
さきほどの写真より構図がシンプルですが、その方が表紙として見栄えがしそうだと思ったのです。
このあとはレッサーパンダの前で２時間ほどはりつきました。

ドウダンツツジの赤と青空のコントラスト

ランチ休憩を取る前に、レッサーパンダ展示場を背にして眺めたところです。

ドウダンツツジの紅葉がある景色に、ちょび雲の訪れ

落葉した後の木の枝は芸術的です。

ランチ休憩を取ろうとやってきた広場に面した林で

こちら向きだとちょっと毒々しい色合いになってしまいましたが、見事な紅葉の木がありました！
木漏れ日があったので、逆光で紅葉撮影チャレンジすることにしました。

紅葉と緑葉の錦織り

シルエット気味も好みだったりする

カエデの葉は、形そのものが絵になるので。

流れる紅葉のグラデーション

他の葉の影があたっていない葉をターゲットにするようにしました。
そうすると条件にあう葉はかなり限られてしまいますが。

赤と緑と黄色の三色を楽しむ

光の中の紅葉と緑葉の競演

輝く紅葉の傘のように

黄色い星降る

午後になると陽の光も変わり

一年で一番日の短い季節なので、午後になると陽の光がだいぶ斜光になり、空の青さもやわらかくなりました。

紅葉のある午後の山景色

このあとは、もう一度下に降りて、他の動物たちを見に行きました。
でも14時から今回の一番目当てのレッサーパンダの赤ちゃんたちが登場するので、それまでには戻ることにしました。

赤黄色に色づいた木々と共に

ほんのり紅葉に彩られたパッチワークの秋の山景色

レッサーパンダ展示場の背後の山をできるだけズームして撮ったものです。

秋なのにたくさん咲いていたカタバミの花

この花は花期が長いとはいえ、初夏からせいぜい秋のはじめまでの花だったはずなのです。

棒で遊ぶツキノワグマのクラウドくんと紅葉

今回はクラウドくんの棍棒遊びは見られませんでしたけど。

チーター展示場手前のパンパスグラスのある紅葉景色

２年11ヶ月ぶりに訪れた安佐動物公園では、チーターがチーコさん１頭のみになっていたのは驚きました。
すべての動物の動向を把握しているわけではないですから。

シロサイ展示場前から眺めた山景色

あのうっすら色づいた林よりももっと向こうにレッサーパンダ展示場があります。
こうやって眺めると、だいぶ降りてきたなあという気持ちになりました。

そして再びレッサーパンダ展示場に向かう途中

閉園16時30分間際の夕方、山肌は夕日にそまって

１日目の安佐動物公園で撮った紅葉のある写真はここまで。

2019年11月17日（日）秋吉台サファリパークにて、レッサーパンダの見えるレストラン裏手のバラのアーチ

数少なかったけど美しく咲いていたアーチの秋バラ

バラは品種のよっては四季咲きもあるし、モダンローズは春と秋に咲く二期咲きが多いので、11月にバラが見られることはちっとも不思議ではありません。

黄色く色づいた木を背景に美しい秋バラ

遊園地エリアを通り抜けて、レッサーパンダのいるふれあい広場へ向かう

この日は晴れ時々曇りの日でしたが、朝はよく晴れていました。
そして気温も晩秋にしては高く、１日通じてダウンコートが暑くて来ていられなかったくらいでした。

ふれあい広場の入口に背の高い紅葉の木あり

ふれあい広場に向かう私らを見下ろす紅葉の木

秋吉台サファリパークも山が見える見晴らしがいい

そこかしこに紅葉の木があり、ちょうど見頃でした。

芝生の丘を越えて、レッサーパンダ展示場に向かう途中

maoさんが去年一面紅葉で感激したといっていたのは、どのあたりだろう、なんて考えながら。
ひょっとして、芝生が一面黄色くなっていることを言ってたのかな、なんてわけなかったんですけど。

今回始めて見学できがアフリカハゲコウ・ダイナミックフライトの会場の丘

お気に入りのキッズサファリのテントと周辺の紅葉

ここのキッズサファリは、ハリネズミとふれあいできるんです。
そして今回は、フタユビナマケモノのお散歩が見られましたし、仔ライオンのお散歩はキッズサファリで行われました。

レッサーパンダ展示場まわりの紅葉

おそらく去年の方がもっと鮮やかに色づいていたのでしょう。
でも、いざレッサーパンダの写真を撮り始めたら、アングルと位置さえうまくいけば、私にとってこれでも十分な黄葉でした。
この季節に訪れたのも初めてでしたから。

リンゴタイムのレッサーパンダの背景にちょうどよかった紅葉の木

これはこれで味のある色づき方をしていました。
今年はこの11月第３週末が一番の見頃だったと思います。
例年だと、もう１週間は早いようです。
ただその時期ってなにかイベントがあるらしく、新山口駅前のホテルは通常の東京都心なみ（？）に高騰していました。

レッサーパンダの見えるレストランのある建物と

朝に秋バラの写真を撮ったアーチのある景色をもう少し広く撮ってみました。

その建物のすぐ近くにこんなに見事な紅葉の木！

これがどの動物の展示場の近くになかったことが残念です。
いや、レストランに面したレッサーパンダ展示場には近いけど、レッサーパンダと紅葉写真が撮れる位置関係では到底ありませんでした。

ちょっとした日本庭園のような一角

そうはいっても、これほどの紅葉がなければ、気に留めることはなかったでしょう。

もう少し奥にもアーチがあって……

ここで、びっくりな発見がありました！

この晩秋に、夏のトロピカルフラワーが咲いているなんて！

トケイソウです。
私の大好きな花の一つです。
この花が最後の一つだったとはいえ、まさか11月半ばに見るなんて思いもしませんでした！

夕方、斜光を浴びて光る紅葉の木

「紅葉日和に当たった広島山口レッサーパンダ遠征（４）安佐動物公園レッサーパンダ特集：今年生まれの赤ちゃんの名前は広島カープ由来のカカとププ！」へとつづく。