2019/11/07 - 2019/11/07
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senqingさん
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桟道は見たことがなく、その桟道が近くでも見られると知ったので、紹興市新昌県(県は日本の県とは意味違います。よって市が県の前にきます)に位置する十九峰景区へ出かけました。
十九峰景区は十九峰、千丈幽谷、飛龍桟道、重陽宮三個など自然景観の84か所、人文景観の13か所からなるそうです
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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Webで千米绝壁と検索すると、中国各地の想像を絶する絶壁断崖の桟道が多くヒットしますが、険阻な山奥までは行くことは難しいです。
写真は岩壁にへばりついている桟道です。ここでも十分堪能できました。十九峰景区全景では自然な山水風景、奥深く切れ込んだ谷、奇怪な峰や岩、飛び散る小渓の碧漳、風格と趣のある独特な風景等々数多く紹介されています。
十九峰景区は新幹線紹興北駅から路線バスで紹興客運中心2元へ行き、そこから郊外バスで新昌客運中心39元へ行き、さらに路線バスで飛龍桟道3元へ行きます。時間は少しかかるが上海からの日帰りは可能です。写真上方に桟道がへばりついています。 -
新昌客運中心郊外バス乗場と路線バス乗場です。路線バス乗場左端の隅から飛龍桟道行きが発車しています。後方に富士山に似た山がありました。
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左の建物が入場門、右が入場売り場です。今日は平日の小雨日よりで客はほとんどいません。周りの風景は全て山です。
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入場料大人60元、子供30元だが、シニアの私は30元でした。念のためパスポートでチェックされたが、本人を見れば分かると思うのだが?
入場券売り場の若い女子二人に帰りのバスの時間を念のため聞いたら、分からないらしく周りの人に聞いてくれて、2時50分、4時10分らしいです。薄っすらと後方に写っているのが入場券売り場の二人ですが、客がいないと外に出て遊んでいます。ローカル色豊かな情景が続いています。 -
十九峰景区案内図です。飛龍桟道行きバスは中央一番下の東門が終点ですので、東門から飛龍桟道入り口までは15分位です。よって飛龍桟道は景区のほんの一部でしかありません。
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入り口を入った目の前です。先の見えている橋を渡っても良いですが、右側の木橋を渡った方が気持ち良いです。
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幅1m位で欄干がありません。まるで江戸時代を題材とした映画に出てくるような橋です。高さが3m位ありますので真ん中を歩かないと不安になります。
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ちょうど写真を撮っているグループがあったので、私の写真を撮って頂けるかと頼んだら快い返事だったので、スマホを渡したら橋の下に降りていくではないですか。橋の上で撮ってくれれば簡単なのに彼女はどこまで行くの?で、撮ってくれたのがこの写真です。なるほど風景を入れて撮ってくれたのです。私が小さくて誰だか分からないです。まあ、いいか。
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木橋を渡った先にある案内板です。飛龍桟道と千丈幽谷はセットみたいなもので、飛龍桟道へ行けば絶壁の山になり、千丈幽谷は奥へ行けば行くほど両側の絶壁は狭まり谷になってきます。写真はまだ広い川辺を進みます。両方行くべきですが、3~4時間くらいの滞在時間しか見ていないので飛龍桟道のみを目指します。他の人のブログを覗くと主なる場所見るだけでも2日は必要と書いてあります。
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茶畑が広がっています。写真を撮っていると後ろからおばあさんが、「茶畑は珍しいですか」と言ってきました。「茶畑は珍しくないが、この山と茶畑の一緒の風景は初めて見ます」と返事しました。しかし。私の会話ではたぶん通じていないでしょう!
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茶畑の奥におばあさんの家があります。自分の家だから観光客のように入場料は取られないのは当たり前だが、ここに住んでいて不便は感じないのかな?
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かなり年期の入った家です。家の中からは音楽が聞こえてきます。「休んでいくか」と言っているが(言っていると思う)、先を急ぐので「ありがとう」と言って別れます。
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茶畑の案内板です。何も書かれていないが首相の習近平さんです(まだ若いころです)。先ほどの木橋の所にもありました。
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更に木橋を渡り、石橋を渡ると飛龍桟道入口に着きます。既に山上に薄っすらと桟道が見えているのがお判りでしょうか!
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中央あたりに横線が描かれているのが桟道です。垂直壁にへばりついています。
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前を見ると千丈幽谷への道が続いています。雨が降っているので遠くが霞んでしまいます。
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水面を拡大すると、こんな感じです。幾十にも波紋が広がっています。
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桟道までは階段を上っていきます。最初はずっと
木の階段です。枯葉がかなり落ちています。もうすぐ冬なのです。 -
そしてコンクリートの階段になり、前方はどこまでも階段が続いています。その前に金属の重厚な扉があり、大きな錠前が付いています。客が少ないので既に閉めてしまったのかと一瞬不安がよぎります(2時半には閉門します)。引いても扉は動かないので一瞬戸惑いましたが、押せばギ~音を立て開きました。右下の階段に三九九と金属プレートが付いてます。最初は気が付かなったのですが399段上ったことだと思うので、以後気を付けて上って行きます。
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どこまでも階段は続いています。まるで天空の道ならぬ天空の階段です。峡に九十九折り折に階段は設置されているので、振り返ってみると見晴らしが良く下界が非常にきれいです。
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山と山がぶつかったところに細い滝が流れています。階段で全景は見えませんが、階段がなければ相当な高さのある滝です。
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対岸に青い屋根のついた道のようなものが見えます。あれは何でしょうか?何かは後で分かりました。ジェットコースターです。垂直に伸びる回廊が下に降りたジェットコースターを回収するワイヤー設備です。左側にらせん状に見える回廊がジェットコースターの道です。高低差がかなりあります。
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ふと横を見ると眼下に今上ってきた桟道入口が見えます。かなり上ってきました。
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ようやく頂上が見えてきました。だれも上っていない階段を一人で行くのは初めてですが、マイペースで上がったので気持ち良い登山 (いや、階段上り) になりました。
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階段のプレートは九九九です。後一段で1000段です。一段15センチとして15かける1000で
150メートル上ったことになります。えっ、それしか上ってないの? -
桟道は距離3Km、高さ200mだそうです。凄い距離です。絶壁にどうやって道を作るのでしょうかね!非常に興味があります。
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眼下には今通ってきた道が見えます。晴れていたらもっと素晴らしい景色が展開するのでしょう。
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朝霧の立つ桟道や雲海に浮かぶ桟道からはこの世の世界とは思えない風景が存在するそうですが、漠然と来てはその光景に出会えるのは無理です。
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腕を伸ばせば崖の真下を撮れるのだが、雨は降っているし風は吹いている。真下を見ると怖いし、スマホを落としかねないので少しはチェレンジしてみたが無理でした。
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スマホのパノラマで撮っています。180度展開です。素晴らしい風景です。
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遠くに緑色の屋根が架かった桟道が見えてきました。そこがガラスの桟道で真下がガラス越しに見えます。
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何故か壁画がありました。場所の名前が飛龍桟道ですから、龍が壁を破って飛び出してきています。
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途中に分岐点があります。ここを行くと多分山の頂上に出て峡の反対側が見られると思われるが、ガラス桟道は通らないのでスルーします。時間があれば両方行けばいいのに!階段両側の手すりは鎖です。案内板には天空の道と書かれています。やはりありました天空の道が?
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ガラス桟道前のこの小屋には係員がいて、ゴム足袋みたいなものを履けと言われます。窓の縁にあるものがゴム足袋です。ガラスは滑るし、革靴はガラスを痛めるからだと思います。まさか革靴で来る人はいいだろうと思うが、それがいるんですよね!
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ガラス桟道の始まりです。鉄骨が見えているから割れはしないが鉄骨の上を歩いて行けば何も問題ないと一人で思っています。
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ガラスを透けて垂直壁が見えます。でもガラスが雨で曇っていてはっきり見えないので恐怖感はないです。黒く見えるのが私の足です。
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腕を伸ばして頑張って撮った絶壁直下です。この場面が一番怖かったです。柵はそんな高くないので、こけたら、そのまま下までさよならです。多分係員がいたら怒られたでしょう。
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この場所がここのハイライトです。完全に宙に浮いています。
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困ったことに人がいないので自分の写真が撮れません。しばらく待っていたら、保安員みたいな人が通ったので撮ってもらいました。
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ガラス桟道は続きます。側面もガラスが並んでいます。
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ガラス桟道付近にくると露店がちらほらと出ています。露店と言っても穴のくぼみを利用してほんの少しの食べ物を置いているだけです。買っていけと言うので、牛乳があったので1本買い、小さな椅子に腰かけて一休憩です。パンもあるお菓子もあると進めてくるが後は要りません。牛乳5元・水3元で良心的です。一般的に山の上で水を買うと1本500mlは10元位します。まだ素朴な地方なのですね。どうやって荷物を運んでくるのかと聞いたら、奥に竹棒が見えますが、片側に籠、もう片側に袋を天秤ように肩にかけて山を登ってくるそうです。なるほど、ゼスチャー付きで話をしてくれたので良く分かりました。普通地方のおばさんは一目見て本当に田舎のおばさんが多いですか、このおばさんは美人です(私の主観です)。若いころは大勢の男が寄ってきでしょと話がはずみます。歳は幾つに見えるかと聞いてくるので、多分50歳位だと思ったが40歳位かなと言うと(女性の歳は若くするのが、鉄則です?)、ニコニコしながら50歳を超えていますと、返事が返ってきました。いつまで話していてもきりがないので、席を立ちます。なお、写真は出して良いと言うのでモザイクはかけていません。
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立ったついでに鍋に入ったゆで卵があったので、3個10元だが、1個なら買うと言って3元払いました。山の上でのあたたかいゆで卵は格別です。
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それを遠くで見ていた次のおばさんも声をかけてきます。何しろ今周りに見える客は私一人しかいないので私は目立ってしまいます。やはりあたたかい食べ物がいいので、豆腐を買います。一串3元です。山の上なのに傘も売っており、雨が降っているのでこれは便利です。もちろん私は傘持参です。相手も商売ですから私を見つけると、何を言っているのかわからないが必ず声をかけてきます。ミカン10個10元、烤腸3元(ウインナーを一回り大きくしたもの)など買ったが、もういらないのでミカンを見せて買ったから要らないと言って素通りします。敵もさるものそれはいくらで買ったと聞いてきます。なら私の処は8元にするから買えと言ってきます。すでに買ってあるからいらないでしょう?
一人旅だと話す人がいなから、このようなやり取りは嫌いではないです。これらが私の昼食になりました。何という安さでしょう? -
さらに進みます。紅葉の季節だし、山全体が染まっていたらいいなとも思っていましたが残念でした。岩壁の山には広葉樹は育たないのでしょうか?キョロキョロしているとチョボチョドと見つけることはできました。
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紅葉樹はポツンとあるとただ枯れているだけですね!
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先方に絶壁と絶壁をつなぐ吊り橋、飛龍天橋が見えてきました。「凄い」の一言です、見事な絶景です。見入ってしまいます。
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高度恐怖症、心臓病、高血圧、酔った人は渡れませんと注意書きがあります。子供、老人は大人と渡ってくださいとあります。また、この橋は揺れませんと日本語で橋の途中に看板が掲示されています。どうしてか分からないが確かに揺れなかったです。
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この細い通路に、一緒に150人渡れるそうですが、今は私一人が独占しています。吊り橋の向こう側にも絶壁にかかる桟道が見えます。
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吊り橋からの眺めです。下界には谷に囲まれた細い川と細い道が続いています。
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元々は下方に見るえる場所に降りていくはずだったのですが、このあと道を間違えたらしくそこには到着しませんでした。
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吊り橋を渡り切った側から見ています。このような絶壁にどうやって橋を架けるのですかね?
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吊り橋を渡り切った側からもみごとな桟道が続いています。桟道が山に隠れている付近から左に行けばよかったのに、私は右にきてしまったようです。よってこの写真を撮っている場所は山の中の道になり、桟道はなくなりました。まあ時間も経過しているし戻る方向なので、良いとします。
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今いる道の方が高いので、通ってきた向かい側の桟道が良く見えます。
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洞窟みたいのがありました。仏さんの他にテーブルや発電機みたいものが置かれて、生活の匂いがします。そばには家が有り、利用されているのでしょうか。老穿岩仙と赤文字で彫られています。
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下り階段です。絶壁にへばりついています。谷の向かい側には桟道が見えます。
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かなり降りてきました。見上げると絶壁の壁がそびえ立っています。
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そしてこの場所には似合わないジェットコースター乗場に着きました。最初に対岸に見えた青い屋根の道はジェットコースターのコースだったことが分かったしだいです。
大人60元で高いのでどうしようかと考えたが、もう疲れているので一気に下まで降りることにしました。シニア料金はと聞いたら半額にはならず50元になりました。 -
前に出ている棒みたいのを手前に引くとブレーキがかかるようになっています。肩からベルトをしめ出発です。カーブがきついので重力が外側に加わり思わずブレーキをかけてしまい、スリル満点です。何十年も乗っていないのでまさかここで乗るとは思いませんでした。
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元来た入場門へ戻ります。この飛び石のよう並んでいるのは橋です。
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最初の木橋に戻ってきました。橋の前方に4人グループの男女がいるのですが、先ほどのジェットコースター乗場で乗ろうかどうしようか悩んでいるとき、後ろから追いついてきたグループです。その中の一人が、私が日本人だとわかると話しかけてきました。大学で日本語を学んだそうで、私はこんなローカルの場所で日本語が使えるなんて思わないし、彼女は卒業後日本語を使っていなかったので、懐かしさもあるのか話がはずみます。でも連れの彼氏は面白くない顔していたので、早々に話は切り上げました。
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バス乗場です。18人乗りくらいの中型バスです。
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大きな時刻表もあります。今は3時20分で3時30分のバスがあるのでラッキーと思ったが、3時30分になってもバスが来ないので、出口の係員に聞いたらそれは夏時間で、冬時間は16時10分の最終バスしか無いそうです。50分待つことになりますが、バスはあったので危なくセーフでした。もちろんこんな山奥にはタクシーはありません。
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16時10分のバスは新昌客運中心に17時前に着き、紹興客運中心行を買ったのはいいのだが、乗車券を見たら17時発のバスです。今は17時ちょうどです。やばい、乗り遅れる。バスは荷物検査がありますので、そこで係員に乗車券を見せ、一緒にバス乗場へ「オーイ」と声をかけながら走ってもらいます。おとなしくしていたらバスは定刻発車してしまいます。バスは3分遅れで発車しました。乗客の冷たい視線を浴びたのは私の思い過ぎでしょうか。そして紹興北駅から新幹線に乗って来た道を戻ります。
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この旅行記へのコメント (2)
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- arutemaさん 2019/12/16 00:55:39
- 投票ありがとうございました 凄い写真もありがとうございました
- 中国人の熱意というか執念に近いあそこの上に上るんだとか作るんだとか言うパワーを感じました
今私はたくさんのアジア人と仕事をしているんですが一人しかいない中国人に皆押され気味なのが解りました
しかし怖いところですねー
- senqingさん からの返信 2019/12/19 15:04:50
- RE: 投票ありがとうございました 凄い写真もありがとうございました
- 訪問ありがとうごいます。
中国は日本では有り得ない風景が垣間見れます。日本では安全基準がどうのこうのでスケールが非常に小さいですが、中国は何でも有りです。
一般的に中国人は男女ともに自己主張が非常に強いです。遠慮なく自己主張をぶつけた方が良いです。
例えば、道路で赤信号で止まっている車に後ろからぶつけたら、ぶつけた後ろの車が悪いはずです。ぶつけた運転手は降りてきて、前の車に謝るかと思います。ところが逆になんでこんなところに停まっているんだ、ぶつけたではないか、弁償しろ後ろの運転手が怒鳴っているのです。こんな光景を見るとビックリします。
それでは、頑張ってください。
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