2019/11/10 - 2019/11/14
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Weiwojingさん
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初めての山形旅行へ出かけてみた。東京に比べて朝晩がかなり寒い感じであった。到着した初日だけ雨が降り、あとはすべて快晴で、十分山形滞在を楽しむことが出来た。
今回、山形を訪ねたのはこの地出身の建築家伊東忠太(1867~1954)と中條精一郎(1868~1936 )の建築物を訪ねることであった。二人とも米沢市出身である。
伊東忠太は東京の築地本願寺を建てた建築家として知られるが、山形市には「明善寺本堂」、米沢市に「上杉神社社殿」と「上杉伯爵邸」があり、一方、中條精一郎は山形市内に「旧山形県庁舎及び県議会堂」(現「文翔館」)や「吉池医院」などを残している。限られた時間の中で米沢まで足を伸ばすことは出来なかったので、見て回ることが出来たのは山形市内に限られた。米沢には次回を期したいと思う。
山形市内には近代建築がたくさん残されていて、大いに興味を覚えた。ざっと見たところかなり多いが、今後また訪れてみたいと思う。今回はその一端を見ていただきたい。
- 旅行の満足度
- 5.0
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JR山形駅前はこんなにも立派なビルが建ち、目を見張るものがあった。高層ビルがいくつも建ち、大きなショッピングセンターや市の施設などがあり、便利さを競っている。
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駅前の香城セントラル前広場には會田雄亮による「虹の防人」と題したモニュメントが建っている。表面が虹色で表わされている。
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香城セントラル前広場からふと虹が出ているのに気が付いた。ただ、はっきりとした虹ではなかったので、そんなに気にしている人はいなかった。
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残念ながらはっきりと見ることは出来なかったが、微かに円を描いて空に浮かんでいた。虹を見るのは久しぶりである。
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早速、行動に移った。先ずは伊東忠太が携わった「明善寺」へ向かった。JR山形駅からバスで10分も掛からずに近くに到着したが、バスを降りてから少々道に迷ってしまった。しかし、何人かの人に尋ねて、やっと到着した。道路から長い参道の奥に山門が見える。木々の茂る参道を進み山門くぐると、その奥に明善寺がある。
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山門越に見た明善寺本堂。この寺は浄土真宗本願寺派に属し、山形(米沢)出身の伊東忠太が建設した寺院である。現在、国指定有形文化財として登録されている。
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明善寺本堂は伊東忠太によって1930年(昭和5)に起工し、4年後に落成した。正面から見ると左右に塔楼があるが、それぞれ2階には左は鐘楼で、右は鼓楼がある。窓は禅宗建築からの流れを持つ火頭窓、屋根頂上部にはインドのストゥーパの頂上部にも似たデザインの相輪が載せられている。
この塔屋の造りは日本の仏教寺院としては非常に珍しい建築様式をしている。 -
本堂から少し離れて山門付近から撮ってみたが、仏教寺院としては特異な姿をしていると言える。東京築地の同じく忠太が設計した築地本願寺を彷彿させる。
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本堂に入った。ここは60畳の大広間となっている。
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シャンデリア風の照明が天井から下がり、不思議と本堂に解け合っている。
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欄間に天女(?)のような姿の彫り物がある。
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本堂裏側の庭園も見させていただいた。
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庭の隅の方に白い寒椿が咲いていて、その白い花びらと外側の淡いピンク色が印象的であった。
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「文翔館」へ移動した。ここは旧県庁舎及び県議会堂で、1916年(大正5)に建てられた英国近世復興様式の建物で、全体の設計顧問に中條誠一郎が、県工 師として東京から招いた田原新之助が設計・監督として携わった。
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堂々たる旧県庁舎はまるで赤坂迎賓館を思わせる。
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左側赤レンガの建物が旧議事堂である。
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県庁舎に入ると、先ず目についたのが正面にある堂々たる階段である。ここから2階に上がり、見学した。
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階段踊り場のガラスにはステンドグラスがはめ込まれ、美しく輝いている。
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階段室の柱を見上げると、美しく装飾されている。
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訓示や辞令交付、重要会議等に使われた「正庁」で、いわば現代ならば講堂である。
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部屋の中央に明治期の山形市内を描いた絵が掲げられている。これは高橋由一が県庁前の通りを描いた「山形市街図」である(複製)。正面に当時の山形県庁舎、道の両側には明治洋風建築が立ち並んでいる。
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窓に掛かるのはフランス製のカーテンだそうだ。
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ここは知事の執務室で、1975年(昭和50)まで使用された。
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これは歴代の知事が日頃使っていたデスクである。
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知事室の壁紙。
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知事室にある暖炉。
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皇族や国の高官が来県した際に控室として使われた部屋で、新県庁舎移転の1975年までは、副知事室として使用された。
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階段の意匠が美しい。
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2階講堂から外に出ることが出来るバルコニーがある。
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建物内の見学を終えて、外に出てみた。ここは四方が建物に囲まれた中庭で、レンガがそのまま剥き出しになっている。
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旧議事堂の見学に移った。
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中條精一郎が建てた「吉池医院」が残されている。もちろん現在も医院として使われている。
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この建物は1912年(大正元)に竣工された。石造りに見えるが、実際は木造モルタル造りである。
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玄関部分。
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「旧山形師範学校本館」(現在は「教育資料館」)へ移動した。
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門を入ると堂々とした建物が見えてきた。国定重要文化財に指定され、同時に近代化産業遺産でもある。
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ルネッサンス様式の木造桟瓦葺き2階建てで、1901年(明治34)に建てられた。
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棟中央に聳える塔屋は、1878年(明治11)に創設された旧校舎にあった時計台の名残である。
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中から見た玄関部分。
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オルガンが置かれているが、右の方にYAMAHA 文字が見える。そんに古いオルガンではなさそうだ。
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同じ敷地内に本館とは別な建物があり、ここは講堂であった。現在はかなり荒廃し内部の立ち入りは出来ないが、外から見た建物の外観は中々立派だ。
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講堂の裏手に回ってみた。上げ下げの窓や壁面が下見張りになっているのが特徴である。
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庭の片隅に消火栓が設置されているが、かなり古そうである。
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門のそばには守衛所があり、この建物も国の重要文化財に指定されている。
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「山形市郷土館」(「旧済生館本館」)は明治11に初代山形県令三島通庸の命により落成した「山形県立病院」であった。翌年、太政大臣三条実美により「済生館」と命名された、後に山形市立病院として使われた。1966年(昭和41)国の重要文化財に指定された。
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夕陽を浴びてまるで輝いているようであった。
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ドアの上部がステンドグラスになっていて、シンプルながらも美しい。
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2階へ上がる螺旋階段があるが、現在は使用することが出来ない。別な階段を使って上がらなければならない。
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中庭には日本風な白砂や樹木が植えられている。
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山形城に入る大手橋があるが、通常は入ることは出来ないようだ。
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馬上の士は最上義光。
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山形ではちょうどこの時期黄葉や紅葉が見事で、どこででも見ることが出来た。特にこのあたりのイチョウは見事なほど黄葉していて、ちょうど見頃であった。
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山形市内にはかなり古い建物が多く残されていて、こうした建物を見て回るのも楽しい。しかし、地元の人の話では、どんどん古いものが壊され、無味乾燥な新しいビル等が建てられているとの話だ。
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古そうな看板を擁いた商家がある。
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「最上醤油醸造元」と書かれた、古めかしい看板がある。
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山形市内で目に付いたのは見事なほどたくさんの蔵が残されていることである。
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道端にかなり古そうな消火栓がある。まだ現役だろうか。
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古い建物が近代的な装いに変えられながらも、建て替えることなく長く使われている一例である。
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「山形まるごと館 紅の蔵」
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建物の軒先に吊るし柿がぶら下げられている光景をあちこちで見た。今はちょうどその季節なのだろう。
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この蔵も立派だ。
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旧西村写真館。
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かなり歩いたので、昼食とした。ふと目についた店に入った。
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羽二重餅「池田屋」の店内の様子。
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「七日町御殿堰」
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「山形七日町二郵便局」
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郵便局の隣にあるTONGARI BLDGというビルの前を通ったら、何やら撮影が行われていた。
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店の前で5人の撮影クルーがテレビ番組でも撮っているようであった。どうも話している言葉が中国語らしく、日本のテレビ局の撮影隊ではなかった。
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中をのぞくと、一人の男性がカウンター前に腰かけコーヒーでも飲んでいる風であった。恐らくこの人を対象に撮っているようだ。
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この女性がアナウンサーのようで、店の中に入り、先ほどの男性に何やら話しかけていた。そういう場面が撮影されていた。何度も撮り直していた。
撮影が一段落したところで、この女性に尋ねると、台湾からのテレビ撮影で、旅番組を制作中とのことであった。 -
「洗心庵」という山形県緑町庭園文化学習を訪ねた。ここは地元の名士個人宅が山形県に寄贈され、県が管理する学習センターである。館内に入ると、まず目についたのは見事な庭園である。この時期紅葉が大変美しく、一見の価値があるといえる。もともとは造園家の岩崎亘太郎が作庭したもので、彼は東京のホテルオークラ等の庭園を完成させている。
入り口を入ると「不老門」と書かれた石柱がある。これは戦後の19 年頃まで、わかもと製薬を創設した長尾欣也氏の自宅庭園にあったものである。 -
「高麗文官石像」
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陽の光を浴びて紅葉が一層赤く輝いている。
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見事な紅葉を背景に「雪見燈籠」が置かれている。
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この建物は多目的ホールとなっていて様々な展覧会や講演会の会場として使われている。この時も絵画展が開かれていた。
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こちらの建物は6帖の離れである。
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ピンクがかった紅葉が鮮やかで、大変美しかった。
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着物姿の佳人が縁側に座していて、まるで一幅の絵を見ているようであった。
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山形市出身の鋳金作家・横倉嘉山作の青銅鉢。
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旅行記グループ 山形県山形市から山寺まで
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