初秋のシャモニーとラヴォーを巡る旅（５）中間駅からモンタンヴェールへハイキング

2019/09/13 - 2019/09/25

午前中「エギュイ・デュ・ミディ展望台」、そして「エルブロンネ展望台」を巡って天空の絶景を堪能した後は、中間駅の「プラン・ドゥ・レギュイーユ」から「モンタンヴェール駅」までのハイキングだ。
このハイキングコースは、シャモニーでは最もポピュラーなコースのひとつらしい。スイスで例えるならば、メンリッヘンからクライネ・シャイデックへ向かうハイキングコースの様なものか。コースタイムは約３時間となっているが、妻の足ではどうなることやら...。

エリア シャモニー(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: 個別手配

中間駅そばの岩に腰掛け、持ってきたお弁当でピクニックランチ。日本では見ることができない針峰群を見上げながらのランチは格別だ。

１時３０分、ハイキングスタート。

ハイキングは、このシャモニー針峰群の山腹をトラバースして行くコースだ。

最初はロープウェイに沿って下って行く。ボゾン氷河が手に取るように分かる。

しばらく下るとレストランがある。ここでシャモニーの街を見下ろしながら食べるランチも最高に違いない。

道標に従い、なだらかに続く道を進んで行く。コースの脇はブルーベリーの紅葉が盛りを迎えている。小ぶりではあるが実もなっており、口に含めば疲れた身体にはありがたい。

シャモニー針峰群が見渡せる見晴らしの良い場所に出た。右から「プラン針峰」、「ブレッチェール針峰」、「グレポン針峰」と続く。

ブルーベリーの紅葉と「ブレッチェール針峰」をアップで。

ちょっと美しすぎるが、日本でいう「地獄の針の山」はこんなイメージか？

出発から１時間４０分で分岐まで来た。左は下りの道、右はジグザグの急登が続く道でどちらもモンタンヴェールへ行くことができるが、ガイドブックによると左の道は少し危険なのでお勧めできないとのこと。

必然的に右の急登へ足を踏み入れる。ドリュが見えるコルまで約１ｋｍ、このコース最大の難所だ。

息も絶え絶えで急登を乗り切り、やっと緩やかな登りとなった。コルまであと少しだ。

平べったい大きな岩が積み重なったコルに到着。

正面に、雲を突き抜けドリューが顔を出す。

コルから少し歩くと、右側に賽の河原の様な石積みがたくさんある不思議な場所に出る。

明確な道はないが踏み跡を辿っていくと、「メール・ドゥ・グラス氷河」を眺める絶好のポイントがある。

氷河が後退している様子がハッキリ分かる。地球温暖化を何とかせねば！

「モンタンヴェール駅」到着は４時４０分。コースタイムより１０分しか遅れていない。妻の足を考えれば上出来だ。

モンタンヴェール鉄道のシャモニー行き最終電車は５時発車。モンタンヴェールに着いたはよいが、駅の場所が分からずウロウロするが何とかセーフ。

今日はよく歩いたのでレストランで外食をしようと、前もってチェックしていた日本食レストラン、ラーメン屋、チーズフォンデューのお店を訪ねるも本日は休み。結局「スーパーＵ」でパスタとパスタソース等を買い込みアパートでスパゲティーを作る。明日は、妻の足の状態があまり良くないのでハイキングは止め、アヌシーの街歩きをしようと思っている。

この旅行記へのコメント （2）

• hiroyudai501121さん 2019/11/14 07:09:14

  綺麗な写真?ありがとう

  FUYUYAMAさん
  
  初めまして、写真?拝見させていただきました。もちろんFUYUYAMAさんの腕もあるのでしょうがフランスの田舎、山はホント綺麗ですね。ぜひ私も行って見たいです。

  Fuyuyamaさん からの返信 2019/11/15 15:36:34

  Re: 綺麗な写真?ありがとう

  hiroyudai501121さん、はじめまして。
  コメントありがとうございます。
  
  今回、初めてフレンチアルプスに行きました。スイスアルプスと比べるとハイキングコースなど荒々しいと感じました。しかし、旅行記に書いた中間駅からモンタンヴェールのコースは、紅葉と相まって特に美しくお勧めです。機会がありましたら是非お出かけください。今後ともよろしくお願いいたします。