2019/09/13 - 2019/09/25
13位(同エリア346件中)
Fuyuyamaさん
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2年ぶりに4度目(仕事を含めれば5度目)のヨーロッパへ行ってきた。今回も行き先はアルプスだが、これまで行ったことのないシャモニー・モンブランとスイスのラヴォー地区を巡った。
今回の旅行計画は年明け早々にスタート。当初は、妻が行きたいというドイツとオーストリアを回ろうとプランニングしていたが、どうも今ひとつ乗り気になれない。やはりアルプスが気になるのだ。妻には申し訳ないが身体が動くうちはハイキング主体の旅に付き合ってもらい、もう少し歳を取った時に行こうと説得する。
この様な経緯で旅行先を変更し基本プランを組み立て直したのが3月中旬。いつもなら1年前には組み終わっているので、航空券や宿泊先の手配が付くかと心配したが、前回もお世話になったフェロートラベルさんのご尽力により何とか確保できた。
さて、今回の旅は13日間。シャモニーでは、ホリデーアパートメントに1週間滞在してハイキングや展望台巡りをしたほか、「アヌシー」まで足を伸ばし街歩きを楽しんだ。その後、スイスのラヴォー地区にある「グランヴォー」で3泊し、世界遺産に指定されているブドウ畑などを散策した。
なお、旅の日程は次のとおり。少し長い旅日記になると思うがお付き合い願いたい。
◇9月13日:羽田発エールフランス深夜便で、シャルル・ド・ゴール空港を経由し、翌朝 ジュネーブ到着。
◇9月14日:ジュネーブ到着後、宿泊地のシャモニーまでバスで移動。到着後は、レストラン・フローリアまでランチハイキング。
◇9月15日:ブレヴァン展望台からブレヴァンのコルを経由しプランプラへのハイキング。
◇9月16日:ベルビューを経由しビオナッセイ氷河へのハイキング。
◇9月17日:エギュイ・デュ・ミディ展望台と中間駅からモンタンヴェール駅へのハイキング。
◇9月18日:バルムのコルとバルム山中腹一周ハイキング。
◇9月19日:アヌシー散策。
◇9月20日:モンタンヴェール駅からモッテ小屋、プラを経由しシャモニーまでのハイキング。
◇9月21日:シャモニーからスイス・グランヴォーへ移動。途中、モントルーに立ち寄りレマン湖畔を散策。
◇9月22日:カイエのチョコレート工場見学。
◇9月23日:世界遺産ラヴォー地区のブドウ畑散策。
◇9月24日:ジュネーブからエールフランス便でシャルル・ド・ゴール空港を経由し、羽田空港25日帰着。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
いよいよ今日から、13日間のフランス「シャモニー・モンブラン」とスイス「ラヴォー地区」を巡る旅が始まる。しかし、正直言って、初めて個人旅行に行った2011年と比べ高揚感と言うかドキドキ感がない。やはり慣れとは恐ろしいものだ。
羽田空港国際線ターミナルでは、まず予約してあるWi-Fiを借りてから、搭乗するエールフランスのカウンターへ行くが、既にWebチェックインを済ませているので手荷物を預けるだけ。保安検査、出国審査を経て8時過ぎには手続きが全て終了した。なお、出国審査はこの2年の間に機械化されていて少し戸惑ってしまった。 -
22時55分発エールフランス293便は、2015年と2017年に使っており今回で3回目の搭乗となる。この深夜便の利点は普段の生活リズムを壊すことなく移動し、朝方には現地へ到着している点だ。特に今回は睡眠環境にも万全を期し、お尻の下に敷くエアークッションとネックピローを用意している。
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293便は定刻どおり羽田をテイクオフ。1時間半後には遅い夕食が配られる。
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そして着陸の約2時間前には朝食が配られる。美食の国フランスの航空会社だからといって特段機内食が美味しい訳でもなく一般的なレベル。
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午前2時52分、293便はデンマークの北海上空を飛行中。やっとモニターにパリの文字が出てきた。
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午前3時46分、パリまであと22分・175キロで到着だ。
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羽田を離陸して約12時間後の午前4時10分、293便は無事パリ「シャルル・ド・ゴール空港」の2Eターミナルへ到着。外はまだ真っ暗だが天気は晴れとのこと。
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7時10分発のジュネーブ便はここで乗り換え。
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お隣のターミナル2Fへ移動しなければならないが、ターミナル2Fのゲートが開くのは5時30分から。それまでの時間、ターミナル2Fへ向かう途中の椅子で過ごす。
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イチオシ
5時30分を待ってターミナル2Fへ移動。途中の保安検査は、日本と比べるとやはり厳しい。
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ジュネーブ便は6時40分から搭乗開始。かなり時間があるので1階にあるスターバックスでモーニングコーヒー。
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注文するときに名前を聞かれたが、カップに書かれた文字を見ると名前とはほど遠いような...。
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8時20分、定刻どおりジュネーブ空港到着。こぢんまりとした空港で迷子にならなくて良いが、フランスとの国境に接しているらしく出口はフランス側とスイス側の二つに分かれている。バゲッジクレームも独特で、出口と同じく二つある。最初に出てくるのはフランス側のベルトコンベアで、ここを過ぎるとかなり離れたスイス側のバゲッジクレームへ流れていく仕組み。私は訳が分からず最初のフランス側で受け取ってしまったため、かなりの距離を重いスーツケースを引いてスイス側出口へ行く羽目になった。
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まだ朝早いせいか、ガランとしたジュネーブ空港到着ロビー。
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シャモニーへの移動は「ALPYBUS」を利用。チケットは事前に同社のホームページから予約しておいた。バスのカウンターは到着ロビーを右方向へ進み、この「モントルージャズカフェ」を曲がった先。
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迷うことなくスンナリ発見。このバスの売りはドア・ツー・ドアとのこと。料金は二人で55ユーロ、所要時間は約1時間30分だ。
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バスは9時30分出発の予定だったが、全員が揃ったため30分早い9時に出発。10人乗り程度の小型ミニバンで、高速道路を一路シャモニーへ。
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10時25分、シャモニーのバス停「Chamonix SUD」到着。アレッ!「ドア・ツー・ドア」じゃない。クレームを付けたいところだが、喋れないので自然と我慢。気を取り直して見上げれば、早速モンブラン(中央やや左奥の丸い山)が出迎えてくれた。
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モンブランの向かいには、赤い針峰群の一座「ブレヴァン山(2,525m)」。
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今回泊まるアパートメントは、シャモニー・モンブランの駅前。取り敢えずスーツケースをレセプションで預かってもらい、山の中腹にある「レストラン・フローリア」までハイキングがてらランチを食べに行く。
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イチオシ
「レストラン・フローリア」は、その名のとおり色とりどりの花々で埋め尽くされているレストランで、モンブラン山群の眺めも素晴らしいと地元の人たちにも愛されているところ。お勧めは「オムレツ」や「ブルーベリータルト」とのこと。初秋とはいえ、既に色づいている木々もチラホラ。
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グーグルマップに導かれ街の中心部を抜けると、「La Floria」と書かれた道標があり、ここから本格的な上りが始まる。
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林の中の砂利道を上っていく。写真では分からないが、スタートから結構な急勾配が続く
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それでも、林の中のハイキングコースは木漏れ日が美しい。
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道端にはキノコも顔をのぞかせている。
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ドリュ針峰の雄姿。所どころ林の切れ間からは絶景が望める。
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上り初めから1時間で「レストラン・フローリア」へ到着
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夏の最盛期には200種類、4000株を越える花々で埋め尽くされるそうだ。
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イチオシ
最盛期とは比べようもないが、それでも美しい花々に癒やされる。
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カラフルなパラソルが並ぶテラス席は絶好の展望台。中央はアルプス最高峰の「モンブラン(4,810m)」、左には「エギュイ・デュ・ミディ展望台(3,842m)」が見える。
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イチオシ
先ほど林の切れ間から見えたドリュ針峰は真っ正面。ちなみにドリュは双耳峰で、右から「プティ・ドリュ(3,733m)」、「グラン・ドリュ(3,758m)」と続く。雪を被った奥に見える頂は「ヴェルト針峰(4,122m)」だ。
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こちらはシャモニー針峰群の山々。たぶん左から「エギュイ・デュ・グレポン(3,482m)」、「エギュイ・デュ・ブレッチェール(3,522m)」、「エギュイ・デュ・プラン(3,673m)」のはず。
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看板メニューの「ハーブのオムレツ」と「ミックスサラダ」をオーダー。苦労して上ってきた甲斐があった。
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デザートは「ブルーベリータルト」。ほど良い甘みと酸味が疲れた身体に嬉しい。
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街に戻ってきたのは3時過ぎ。少し目抜き通りをブラブラする。街の中心部を流れるアルブ川沿いは、色とりどりの花々で飾られている。
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イチオシ
花とモンブラン。街中から眺めると、奥のモンブランより手前の「ドーム・デュ・グデー(4,304m)」の方が目立つてしまう。
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バルマ広場に建つ「バルマとソシュールの像」。バルマが指さす先がモンブランだ。
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正面はこんな感じ。
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少し離れた場所に建つ「パカールの像」。ちなみにバルマとパカールがモンブランの初登頂に成功した人で、ソシュールは初登頂を支援したスポンサー。
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シャモニーでの滞在は、「レジデンス ピエール&バカンス プレミアム ラ ジナベル」という長ったらしい名前のホリデーアパートメント。
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部屋の入り口は木彫りが施してある素敵なドアだが、鍵がくせ者。何でもイタリア式の鍵ということで、ドアのレバーを一度90度に持ち挙げた状態にしてからでないと鍵が掛からない。
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リビング・ダイニング。
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リビングの一画にはソファーが
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キッチンは、IHコンロや電子レンジ、食洗機、冷蔵庫のほか、食器類、圧力鍋、フライパンなどが備え付けられていた。ただし、調味料などは無かった。
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ベッドルームは二つ。こちらはツインベッドの部屋。
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そして、もう一つがダブルベッドの部屋。ダブルベッドはキングサイズで広々快適。
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部屋で荷物を整理してから再度街へ買い出し。ついでに、ゴミ捨て場やコインランドリー、美味しいというパン屋さんの場所も確認。これで何とか1週間暮らせそうだ。
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