短いアメリカの旅は、グランド・キャニオンを真っ先に見た後、ツアー・バスは、東に移動して、次はモニュメント・バレーに行くことになった。バスはアリゾナ州の北部を走り、さらに北のユタ州に入り込んだ。Oljato-Monument Valleyという場所にあるGoulding's Museumという場所で停車した。John Wayne's Cabinのあるところだ。ここからは、映画「駅馬車」の撮影場所が眺められるところだ。　　　　　<br /><br />さらにバスはもう一か所、Visitor Center Monument Valleyにも連れて行ってくれた。ここからの眺めは、観光パンフレットなどで馴染みのものだ。The View Hotelの北側に、Monument Valley Viewという展望台があり、確かにここからは絶品の景色。今日、何十年ぶり（？）かに映画を見直したが、今一つだった。ただ、当時のハリウッド映画の白人中心がもろに出ている。もっともこの手の内容はドイツで今でも上演されているワグナーの楽劇「ローエングリン」でも、差別は露骨なので、一概にハリウッド映画だけを責めるわけにもいかないだろうが。。<br /><br />脱線するが、映画の撮影というのは、寅さんのウィーンが舞台となる映画でも感じたが、あちこちの名所を実際の距離などは無視して、ストーリーの単なる背景に使用されるだけのことが多い。今回、「駅馬車」を見直して、はっきりわかったのは、映画の中の駅馬車が停まる次の町の名前などは、どこまで現実かは知らないが、実際の撮影場所は、北部アリゾナだけでなく、このモニュメント・バレーだと、一部はユタ州だし、それに、もっと驚いたのは、アリゾナのもっとも南のツーソンあたりに特徴的なサボテンであるsaguaro cactusなどがニョキニョキ立つ、遠く離れた場所も駅馬車は次々と走っていく場面が、理由もなく、勝手につぎはぎにされている！！！（追加；今グーグルマップで確認すると、数日間で、駅馬車は、700kmくらい離れたところを行き来していることになる。西部劇全盛時代は、まだアメリカ人でも、こういった地域差を知っている人は少数だったのだろう。）ヨーロッパで撮影したマカロニ・ウェスタンなどというものもあったくらいだから、映画の世界というのは、なんでもありなのだろう。<br /><br />ただ、中西部らしい場所をこの日は、グランド・キャニオンとモニュメント・バレー近辺を一日中、バスで走り回ったのは痛快だった！この超広大な景色を家内にも見せたいし、私ももう一度味わいたかったのだ。この日一日だけのために、普段はあまり好きでもないアメリカまで来たのだと言ってもいい。

かつて西部劇で馴染んだ大自然の光景ーモニュメント・バレーー

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2019/10/24 - 2019/10/30

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tadさん

短いアメリカの旅は、グランド・キャニオンを真っ先に見た後、ツアー・バスは、東に移動して、次はモニュメント・バレーに行くことになった。バスはアリゾナ州の北部を走り、さらに北のユタ州に入り込んだ。Oljato-Monument Valleyという場所にあるGoulding's Museumという場所で停車した。John Wayne's Cabinのあるところだ。ここからは、映画「駅馬車」の撮影場所が眺められるところだ。　　　　　

さらにバスはもう一か所、Visitor Center Monument Valleyにも連れて行ってくれた。ここからの眺めは、観光パンフレットなどで馴染みのものだ。The View Hotelの北側に、Monument Valley Viewという展望台があり、確かにここからは絶品の景色。今日、何十年ぶり（？）かに映画を見直したが、今一つだった。ただ、当時のハリウッド映画の白人中心がもろに出ている。もっともこの手の内容はドイツで今でも上演されているワグナーの楽劇「ローエングリン」でも、差別は露骨なので、一概にハリウッド映画だけを責めるわけにもいかないだろうが。。

脱線するが、映画の撮影というのは、寅さんのウィーンが舞台となる映画でも感じたが、あちこちの名所を実際の距離などは無視して、ストーリーの単なる背景に使用されるだけのことが多い。今回、「駅馬車」を見直して、はっきりわかったのは、映画の中の駅馬車が停まる次の町の名前などは、どこまで現実かは知らないが、実際の撮影場所は、北部アリゾナだけでなく、このモニュメント・バレーだと、一部はユタ州だし、それに、もっと驚いたのは、アリゾナのもっとも南のツーソンあたりに特徴的なサボテンであるsaguaro cactusなどがニョキニョキ立つ、遠く離れた場所も駅馬車は次々と走っていく場面が、理由もなく、勝手につぎはぎにされている！！！（追加；今グーグルマップで確認すると、数日間で、駅馬車は、700kmくらい離れたところを行き来していることになる。西部劇全盛時代は、まだアメリカ人でも、こういった地域差を知っている人は少数だったのだろう。）ヨーロッパで撮影したマカロニ・ウェスタンなどというものもあったくらいだから、映画の世界というのは、なんでもありなのだろう。

ただ、中西部らしい場所をこの日は、グランド・キャニオンとモニュメント・バレー近辺を一日中、バスで走り回ったのは痛快だった！この超広大な景色を家内にも見せたいし、私ももう一度味わいたかったのだ。この日一日だけのために、普段はあまり好きでもないアメリカまで来たのだと言ってもいい。

エリア

アメリカ

旅行の満足度: 5.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: 観光バス

旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

グランド・キャニオンを午前中見た後で、バスは東に向かい、モニュメント・バレーを次に目指す。車窓からの眺めは広大すぎて、灌木が少しあったり、ほとんどなかったり、セイジのような草が生えているだけだったりと、、大体、しばらくすると、眠くなる。

バスは日本のものより座席前後の空間も広いし、１人で２座席使用なので、景色に飽きたら眠るだけ。私としては、治療中なので、なんの文句もない。
モニュメント・バレーに近づいたようだ。
ガイドが盛んになんとかに見える岩だとか、説明。そう見えない人は、問題があるかの如き説明に唖然！アメリカ生活が長いガイドさんらしいが、決めつけ方が確かに普通のよくいるアメリカ人に似てきているかも。。？
？？？
どうやら、見覚えのある景色が見えてきた。
ところどころにロッジなどが見える。
Goulding's Lodgeで一休み。

ここにはJohn Wayne's Cabin と西部のささやかな展示館がある。
ここからは少し遠くにMonument Valleyが見える。後で、もっと近くに行く。
Goulding's Lodge
この小さなキャビンがJohn Wayne's Cabin
ジョン・ウェインのキャビンの前。家内が一緒だとこういう写真が入る。一人旅だと、自分を撮影したことなどほとんどない。

前日のホテルから温度が低い高原地帯にいたので、大げさに着込んでいるが、実際、こういう場所は、日陰は急に寒くなる。湿度が低いからだ。
資料館に入ると、西部劇映画関連の写真などが並ぶ。
ジョン・ウェインのこの国に対するオマージュが下に書いてある。
Stagecoach 駅馬車　（１９３９年製作の映画）

下の写真には確かにモニュメント・バレーが映っている。

映画は今回見直したが、音楽は気ぜわしくうるさいし、ストーリー自体は悪くないが、説明が簡略化され、落ち着かない。私の好きだった西部劇は「ＯＫ牧場の決闘」、「シェーン」、「リオ・ブラボー」などだ。中学高校時代にのぼせたものだ。もっとも、西部劇かぶれは、ベートーヴェンの交響曲の力強さにその内、圧倒されたようだ。
Goulding's Lodgeを出発。
バスで移動
キャノンのデジカメ

現地の午後２時ごろの撮影。
KYOCERAのスマホで撮影
KYOCERAのスマホで撮影
KYOCERAのスマホで撮影
キャノン
Visitor Center Monument Valley
Visitor Center Monument Valley近くを自由に歩き回る馬