マイルでカナディアンロッキー。その４　大氷河からまたバンフへ

2016/08/22 - 2016/08/24

以前からマイレージで長距離路線をビジネスクラスで旅行したいとコツコツ貯めていたマイルをかき集め、夫と二人分の航空券をゲット、宿と現地の移動プランをたてて初の北米大陸へ出発することになった。

レイクルイーズを堪能した私たちはまた現地ツアーを利用して、コロンビア大氷河を観光してバンフに戻った。残念ながらお天気が悪く絶景とまではいかなかったがそれもまたカナディアンロッキーの自然な姿であることに間違いはない。

ロッキーの色んな表情を見ることになったツアーだったが改めて自然の力を思い知った。

（ずいぶんあたためていた旅行記を忘備録として書いているので、当時と変わっている部分があるかもしれません。悪しからず）

エリア カナディアンロッキー(カナダ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日は、レイクルイーズとコロンビア大氷河をめぐる現地ツアーに参加した。

他の人たちはバンフから出発して私たちはルイーズ湖からの参加だったが生憎の小雨模様。霧のレイクルイーズを出発した。

ルイーズ湖 滝・河川・湖

ツアー中で標高が一番高いというペイトー湖。神秘のブルーを期待していたがここも霧につつまれていた。（ある意味神秘的だったけど）
そして何と空からは雪が！

昨日は水着でジャグジーにつかったのがまるでウソのような寒さだった。ロッキーは夏でも油断してはいけない。

ボウレイクだと思うが見ての通りの雨模様、水鏡に映ったロッキーはおあずけ。残念。

アイスフィールドセンターからのコロンビア大氷河の眺め。温暖化で年々後退しているそうで、目の前まであった氷河の端が今はずっと奥に移動してしまった。

コロンビア大氷原 自然･景勝地

大陸系の人たちが記念撮影に群がっていたので私も負けじと。。。（実はずいぶん待った）

雪上車がどんどん出発していく。車窓から見ると氷河を歩いて登るグループもいて、見るからに寒そうだし大変そうだった。
あとで調べると私たちが降りたアサバスカ氷河の展望台まで行く1時間のトレイルや氷河を登るアイスウォークができるようだ。

この頃には雨もあがって曇り空になっていた。氷河の上は滑るので慎重に歩かなけれなならない。
転んだら地面は氷なのでしゃれにならない。滑り止めのある靴が理想だ。

氷河が溶け出している場所は湖と同じブルーだ。お天気が良ければもっとキレイだろうなぁ
溶けた氷河の水をペットボトルに入れて持ち帰る人もいた。水割りにすると言っていたが日持ちしないのですぐ飲む方がいいそうだ。

この足元の氷はロッキーに降り積もった雪が氷になり何層にも重なってその圧力と重力で押し出され氷の河となりコロンビア大氷原から流れてきたものだ。

地球規模の壮大なスケールで出来上がった氷がここに今、溶け出している。感慨深いけど年々後退する氷河に危機感も感じる。

雪上車のタイヤはこ～んなに大きいんです！の汎用ポーズ

渓谷に突き出した展望台、グレイシャースカイウォーク。
床が強化ガラスで３００ｍ下の渓谷を見下ろせてなかなかのスリルがあるが、もう少しお天気が良ければもっと迫力ある景色が楽しめそうだ。

グレイシャー スカイウォーク 建造物

カメラの順番によると帰りにまたボウレイクに寄ったのだろうか？
またしても霧の中の湖だった。

アニマルオーバーパスという動物が行き来するための道の下をハイウエイが通る。

そして私たちはバンフのB&B Squirrel's Nestに再び戻った。ただいま～♪

翌日、バンフの街を散策に出かけた。ボウ川のほとりではウェディングフォトの撮影をやっていた。遠目からでも真っ白なドレスがボウ川に映えていた。

川沿いを散歩していたら青空トレーニングに遭遇。マッチョなお姉さんがかっこいい。

ボウ川に沿って歩くのは景色も良くとても気持ちいい。
このあたりでマラソン大会も開かれて人気なのだそうだ。

カナダVIA鉄道の線路を渡る。すぐ横に駅舎があり、夏の間だけロッキーマウンテニア号という観光列車が週に数回停まる。

あのモランツカーブで見た百輌超えの貨物列車もここを通ったのだろうな。

線路を超えてすぐの町中から歩いて行けるFenland Trailへ行ってみた。

一周が約2キロで小川に沿って歩くこじんまりしたトレイルだ。

絵本の中に入っていけそうな小道。

気軽に自然を感じられる場所がすぐ近くにあるバンフはまさに国立公園の中でとても羨ましい環境だ。

いくつものこんな看板があって違うイラストが描かれていた。

大型の動物を街で見ることは減ってきているけどこんな可愛いリスにはいつでも会える。

時々こんな倒木もあったが静かで気軽に歩けるなかなかいいコースだった。

トレイルを出て街に向かうと街道沿いに何台ものキャンピングカー。
この時期キャンピングカーでカナダを旅行する人たちがたくさんいる。

鉄道の駅。

さすがに観光の街だけに公衆トイレもきれいで立派。

バンフでの足はロームバス。定番の観光スポットにはこれで行ける。

ということで翌日は朝からバスに乗りサルファーマウンテンへ。
ゴンドラに乗り頂上を目指す。

混んでるとは聞いていたけど９時ころなのに観光バスもすでに３台。チケット売り場で１５分、チェックインまで３０分並んだ。

バンフ ゴンドラ その他の交通機関

ゴンドラを降りて展望台に立つと３６０度パノラマの素晴らしい展望。
山、山、山、山～～～～！本当にすごい、ずっと眺めていたい気分。

木製の通路がサルファー山の頂上まで伸びていてところどころに小さなデッキがあった。

山の上でも風もなくニット帽もダウンもいらないくらいの陽気。こんな通路を歩いて山頂へ向かう。

トンネル山、カスケード山、ランドル山、ノーケイ山などバンフを取り囲む数々の山を眺めながら。

雲が多くて光が足りないのが残念だがバンフを流れるボウ川を一望する壮大な景色。フェアモントのゴルフコースがよくわかる。

頂上には観測小屋が残されている。なんでも国立研究機関による宇宙線の観測所で１９５７年から２０年間観測をしていたらしい。

こんな狭い所で寝起きして観測していた時代があったんだね。ここまで来るのも大変だっただろうね。

標高２２８１ｍのサルファー山頂上からの眺め。

サルファー山 山・渓谷

ゴンドラを使わずにトレイルを歩いて上る人もいて見るからに大変そうだった。
標高差７０１メートルで５．５キロ、２時間もあれば登れるとか・・・
（何かいつも高見の見物してるなぁ、私）
帰りのゴンドラに乗るにも１５分くらい並んでロッキーに来て一番並んだイベントだった。

帰りはフリーシャトルで街まで降りてきた。日本人のドライバーだった。
バンフは昔から日本人に人気のリゾートなので仕事をしている日本人も多かった。

どんどんお天気が良くなってカスケード山がきれいに見える。街行く人もショートパンツ！？

B&Bでサンドイッチを食べてから午後は乗馬へ向かった。
ボウ川を渡りSpray river corralsへ。

何回見ても美しいボウ川。

Banff Trail Riders　フェアモントバンフスプリングスホテルの近くにある。
けっこうな人気で予約の人がたくさん集まってきた。

バンフ トレイル ライダーズ アクティビティ・乗り物体験

予約の30分前にはチェックインするようにメールが着ていた。時間に遅れると置いて行かれるらしいので注意が必要だ。
荷物もここで預かってもらえる。

それぞれ馬を振り当てられて、ざっとした説明を受けてスタート。
英語なので大してわからないけど馬が賢いので何とかなる。

スタッフに先導されて乗馬にくりだす。Spray River Ride という1時間のコース。

木立の中を賢い馬たちにゆられのんびり歩く。

フェアモントのゴルフコース周りを歩いたり、時には歩道から信号を渡ったり変化に富んで面白いコースだ。

川を渡る時はちょっとキンチョーしたが、無事に渡ることができてホ～。。。

時々道草もしたけど何とか帰ってこれた、ありがとね～ Dexter！

帰りには Cascade Rock Gardens へ向かった。

カスケード ガーデン 広場・公園

国立公園の管理事務所の庭がロックガーデンになっていて一般に公開されている。

色とりどりのストック

石造りのガゼボ周りにたくさんのコスモス

広い高低差のある敷地に色んな植物が植えられていて見ごたえがある。
こんな庭が無料で楽しめるなんてすごいなぁと思ったけど、夕方のせいか人が少なくてのんびりできた。

CMか映画に使えそうなこのアングル。なにかストーリーが浮かびそう。。。

一番おなじみのアングルだと思うが、満開にはもう少し。。。惜しい

そしてまた、いつ見ても美しいボウ川を渡ってB&Bに帰った。