2019/10/17 - 2019/10/17
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belleduneさん
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今日は、以前から見たかった「みんなの森ぎふメディアコスモス」へ。蒲郡クラシックホテルに1泊した後、東海道線快速で約1時間半ほどで、岐阜駅に到着。駅で関西の友人達と待ち合わせて、ぎふメデイアコスモスへ向かいました。
敷地面積は14725,39平方m、建築面積は7530,57平方m、建物高は16,09m、1、M2 階の構造は、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)、2階は鉄骨造、梁は木造となっています。
施工は、戸田・大日本・市川・雛屋による特定建設工事共同企業体。
電気設備工事は内藤・山一による特定建設工事企業体。
衛生設備工事は、安田・濃尾による特定建設工事共同企業体。
太陽光発電設備工事は、山一電気株式会社です。
伊東豊雄氏の設計はユニークであり、先端技術を取り入れているので、一歩先を行っていると思います。台中にある「オペラハウス」へは機会があったら、行ってみたいです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー JRローカル
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岐阜市立中央図書館が開館したのは平成27年7月です。大正12年に不破郡赤坂町(現・大垣市)の矢橋亮吉翁の援助を得て、稲葉郡神納町に財団法人簡易図書館が設立されたのが当図書館の沿革の始まりです。
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岐阜駅からの距離や金華山や長良川など周辺の地図。
ぎふメディアコスモスが広場、並木道が建物と連携して、街中の避難所として利用できるような計画となっています。現在建設中の新市庁舎はみんなの広場カオカオ(みんなが顔と顔を合わせるの意)の下に完成します。 -
館内に展示したある全体模型
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左が岐阜市新庁舎です。只今、建設中で、地上18階(高さ84,45m)。令和3年春の開庁だそうです。
ぎふメデイアコスモスの屋根が特徴となっていますね。建設中の写真を見ると、伊東豊雄設計だなぁ、と思わせる建物です。 -
これが新市庁舎。
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金華橋通りに面したせせらぎの並木(テニテオ=手に手を取って歩こうの意)
緊急時の対応も考えて、オープンスペースが広く取ってあり、多目的なニーズの対応も確保してあります。 -
外観をぐるっと周って見ます。
ここはみんなの広場として大きな敷地があります。ミストが2ヶ所、大口の寄付によって、ヒトツバタゴなどが植栽されているそうです。 -
こういうテラスが面白い。天井の木組みを見ることができます。
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金華橋通りに面した側面へ
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27年から今年で4年目になるので、木々も次第に育っています。段々外観が見難くあってきます。
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せせらぎの並木に植栽されている木々は図のように計算されています。
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後でテラスに出ますが、ここが一番特徴ある場所でした。
幅30m、延長240m、園路の幅員8m、せせらぎの幅、下流側60cm、上流側170cm。6列の植栽がされていて、園路沿いの内側には4列のカツラ、道路沿いと建物沿いは常緑広葉樹が植栽されています。 -
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1階のテラス部分角の外部の木製柱
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こんな具合になっています。
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1階のテラス部分。内部はガラス傍にテーブル椅子があります。鏡のようになっているため、内部の人が近づかないと見えません。
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こんな風になっていて、見ていて飽きません。木製スツールに座って、読書するのも良し、お喋りするのも良いでしょうね。
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側面上部。2階は並木テラスと言って、窓のない廊下となっています。
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雨と日当たりで、4年目で柱もこの程度になっています。隈研吾設計のsun hills の木組の柱も地面にあたる部分は金具で止めてありますので、柱部分の痛みは少ないようですが、2年前に補修工事が行われていました。
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内部へ入ります。コンクリートの柱、天井はコンクリートの天井に配線が見えていますが、木製の板が間隔を大きく開けて、張ってあります。
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この板がある効果が出ています。
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4箇所のエントランスがありますが、私は西エントランスから入ってので、正面右手はドキドキテラス、左が2階へのエレベーター、階段があります。
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エレベーターでまず2階へ
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エレベーター、階段を上がったところの天井部分。
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エスカレーターを上がったところの天井部分にビニールシートが被せてありますが、雨漏りだとか。ここだけでしたので、原因は接続部分の不具合かな?
グローブと呼ばれる電気傘は、白色で、大小11ありますが、全て異なる模様です。写真の具合で白色の傘がベージュに写っています。 -
4個のLEDが内部に点いていました。
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2階の案内図各グローブは異なるデザインの丸で示してあります。
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エントランスから見た図書館内部
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天井も直線的ではなく、緩やかに波打っています。
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火災のための、防火シャッターが1箇所見られました。
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防火用の消火用具などの格納庫
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何ヶ所かにある案内図
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近くにこういう図書館があったら、毎日通いますね。グローブと木製格子屋根が組み合わせて構成されています。
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半透明で床から浮かんだグローブは上部のトップライトからの自然光を室内に拡散させています。暗くなってくると、グローブ内の照明の傘となります。グローブ上部の開閉式水平窓を開けると、自然の風の流れを生み出し、機械による空調ではなく、2階の大空間を換気することができるという素晴らしい構造です。また異なるグローブの柄で、建物内でのサイン計画を補足する役割もしているそうです。
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自然エネルギーを最大限活用し、消費エネルギーが半減する省エネルギーの建築が実現しています。建物直下に流れる長良川の伏流水を汲み上げ、その温度を利用した熱源計画を実現しています。床面を輻射によって、冷暖房を行う方式を採用し、気持ちの良い空調となっています。1990年の同規模の建物と比べると50%削減されているそうです。
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パソコンで蔵書を調べる椅子も2人掛けと一人掛けがあります。
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色々なデザインの椅子、ソファーがあります。ぶつかっても痛くないよう、角を丸くしてあり、材質もソフトです。
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ユニークな船型で、読書椅子が内部にあり、大人も靴を脱いで、入ることができます。
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天井上部に開閉式の水平窓があるため、全体に明るい室内です。
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先ほど1階から見上げていたテラスの1階部分。大きな窓ガラスで気持ちよく本が読めそうです。
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羨ましい限りの図書館です。
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階下のテラス部分。
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横から並木テラスに出ることができますが、飲食禁止です。
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ここで、本を読んでも気持ち良さそうです。
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天井の木組み
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半円の向こうにも同じく並木テラスがあります。
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良いデザインです。
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みんなで学ぶ部屋となっています。
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談話の部屋で、ここで靴を脱ぎます。
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児童のグローブです。
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中央の俵の螺旋状のところ『ごろん』には子供が入ることができます。一人30分らしい。
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お話の部屋では子供達が「おはなし」に集中できる独立した部屋となっています。
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ここは2歳以下の子供の広場です。柔らかい素材でできたソファーのような小山が置いてありますので、子供は自由に遊んでいますが、騒いではいません。
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素晴らしいフローブ高そうです。
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大きな人口藤のソファーのあるグローブ下の読書スペース
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階下へ下ります。
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木組が展示してありました。
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エレベーター奥はガラス張りの書庫となっています。
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右手はギャラリー、奥がホールです。ホール座席数最大230席、車椅子対応。面積は333,9平方m、舞台は間口16m、奥行き4,5m。
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ガラス張りのため、明るい書庫
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1階の半分は市民活動交流センターがあります。館内にローソン、カフェはスターバックス。館内の1階の市民活動センターには持ち込みの飲食ができるテーブルなどがあります。
一つ公開があります。2階の図書館にある「金華山テラス」に出るのを忘れてしまいました。岐阜市のシンボルとされている金華山が望める屋外テラスですので、是非いらしてください。
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