2019秋の乗り放題、カツオに呼ばれてオフ会へ！vol.1（愛媛で可動橋を見よう編！）

2019/10/18 - 2019/10/20

戻りガツオの季節です。１０月のオフ会開催地は高知！この季節なら秋の乗り放題一択として、行くルートは片道が八幡浜のフェリー、もう片道は瀬戸大橋、時計回りか反時計回りか…と考えていくと、このルート一択に収まりました。９月の松江の帰りの電車の中で時刻表を見ながらルートを考えほぼ修正を加えずに挑みました。フェリーで四国に渡り、予土線経由で高知を目指します。

きっぷ：秋の乗り放題パス
旅程概要
10.18：川尻～久留米～大分～臼杵
10.19：臼杵港～八幡浜港～伊予長浜～北宇和島～若井～宿毛～伊野～高知
10.20：高知～坪尻～多度津～讃岐塩屋～中庄～下関～川尻

エリア 大洲(愛媛)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 船 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2019.11.10　自宅
秋といえば、食欲の秋、芸術の秋、そして乗り放題パスの秋である。冬の旅行計画を立てていたら、ついうっかり某雑誌のパロディーを作ってしまった。独り文化祭である。芸術の秋だから仕方がない。引退間近の列車たちは、いつ乗れなくなるかわからないから不安でフアンで仕方がないのだ。

※キハ２８１系の引退報道はないのですが、久しぶりに調べたら３往復まで減っていたので…

2019.11.10　自宅
本家と比較していただきたい。〇ックオフは、私が生まれる前の雑誌も１冊１００円で買えるのですばらしい。古本じゃなくて史料だと思う。

2019.11.10　自宅
さらに“ついうっかり”が止まらなくなってしまい、パロディーを増産してしまう。書式ができたので、適当に書き換えて写真を追加するだけで無限に作れるのだ。去年の年末、何しに台湾に行ったかと言われたら、突如西部幹線に設定された臨時「復興号」５５８１次を見に行ったのである。
…脱線しすぎた。秋といえば食欲の秋、戻り鰹の秋である。パワポで遊んでる場合ではない。そして乗り放題パスもあるので、高知へ行ってみよう。

2019.10.18　川尻
前置きで３枚も使ってしまった。申し訳ない。しかも今回は愛媛編なので鰹は出て来ず、じゃこ天止まりである。
さて、高知に鰹を食いに行こう、と私が思い立つはずがなく、今回も某旅会である。メンバーのみなさまは日本各地おいしいものをよくご存じで、誘っていただき本当に頭が下がる思いである。直線距離は熊本から高知までそんなに遠くないはずだが、間に山があったり海があったりするので、あまり寄り道せずにまっすぐ進まないと集合時間に間に合わない。そこで万事お繰り合わせの上金曜日に１時間お休みをいただいた。

川尻駅 駅

2019.10.18　門司港ゆき快速列車車内
大牟田で快速に乗り換える。９月に西日本でイオンと互角に勝負していると思われる「ゆめタウン」が北海道フェアをやっている。すっかり忘れていたが、親戚の集まりで叔母がその話をしたものだから、翌日にとりあえず買いに行き在庫の半分強１５缶調達した。ドライより１０円高いが仕方がない。そのうち１２缶は家族に献上したので、私の手元に残った貴重な３本のうちの１本である。

2019.10.18　久留米
久留米で降りて…

久留米駅 駅

2019.10.18　久留米
久大線に乗り換える。

2019.10.18　日田
日田に到着！ここで物資の補給。

2019.10.18　日田
最終列車なので案外混んでいる。

2019.10.18　豊後森
ロングシートで混んでいたので飲めなかった…

豊後森駅 駅

2019.10.18　大分ゆき普通列車車内
やっと晩飯である。食える時に食わねばならない。

2019.10.18　由布院
由布院で小休止。駅名は由で町の名前は湯。

由布院駅 駅

2019.10.18　由布院
温泉旅館ではたらく人たちが最終列車に乗ってくる。改札のない開放的なつくりが特徴。

2019.10.18　由布院
磯崎新さんの設計だそう。「深夜特急」の中東編でおなじみ。

2019.10.18　大分ゆき普通列車車内
せっかくなので由布院駅で押してもらった。増税後の１０月1日発売開始なのでＪＲを少々恨んだが、「秋の乗り放題パス」にフェリー代を合わせて１万円くらいで高知往復できるので仕方がない。秋の乗り放題を使うのは実に7年ぶりである。

2019.10.19　臼杵
大分には20分くらい遅れて到着。だいぶ心配したが、臼杵ゆきの最終には間に合った。１８きっぷではないので、日付の変更を気にする必要はない。

2019.10.19　臼杵
どうせ船はあと2時間以上ある。ゆっくり行こう。

2019.10.19　臼杵
臼杵と言えば石仏である。行ったことないが…

2019.10.19　臼杵
駅前にもレプリカがある。かわいそうにボーダーを着させられている。みんなが寝静まった頃、むくっと起きだしてトライを決めるかもしれない。

2019.10.19　臼杵
ただいま０時２０分、ここから歩いて…

2019.10.19　八幡浜ゆきフェリーおおいた船内
１５分で港に着いたので０時５０分発に間に合ってしまった…日本全国、夜行フェリーは徒歩客に寛容である。ということで、乗るぜ、おおいた（船名）。

臼杵港 乗り物

2019.10.19　八幡浜ゆきフェリーおおいた船内
やったーガラガラ！

2019.10.19　八幡浜ゆきフェリーおおいた船内
出港の儀も接岸の儀も全てをすっ飛ばして爆睡し、気づいたらもう八幡浜港であった。神聖な儀式を平然とすっとばす私のような不届き者の理想的な過ごし方である。

2019.10.19　八幡浜ゆきフェリーおおいた船内
徒歩客が少ないと、車道から降ろされるのがまたすばらしい！この景色を見ると樋口了一さん（高校の先輩らしい）の「せっかいじゅ～うを、ぼくのなみだでうめつくして♪」の歌が流れてくるから不思議なものだ。四国だし。

2019.10.19　八幡浜港
口をあんぐり開けた怪物のようである。

八幡浜港 乗り物

2019.10.19　八幡浜港
口を閉じて離岸。フェリーかっこいいな～。

2019.10.19　八幡浜港
私にとって、列島をつなぐ航路は全て鉄道連絡船である。夜行航路はほんとうに助かる。

2019.10.19　八幡浜港
ところで、現在３時である。隣には一足早く八幡浜に到着した別府航路の「あかつき丸」が停泊中。距離が長いため臼杵発より高いが、別府を0時前に出て八幡浜で朝5時くらいまで休憩ができるので、臼杵航路よりも人間らしい生活ができる。

2019.10.19　八幡浜港
朝3時に特にやることもないので…

2019.10.19　八幡浜港
5時までベンチで寝よう。ひじ掛けのある“嫌がらせベンチ”ばかりであるが、ひじかけなしもちゃんと配備されている。

2019.10.19　八幡浜
５時前、むくっと起きて駅まで歩き始める。港町の八幡浜は朝が早い。すでにお弁当屋さんが開いている。買えるときに買っとけ。糖分やアミノ酸、ビタミン、アルコールといった瞬時の判断とダッシュに必要な動力源を脳みそや体じゅうに効率よく送り届けることが、鉄道旅行の基礎の基礎である。

弁当の道 グルメ・レストラン

2019.10.19　八幡浜
いつもは駅前の港へ向かう道を歩くが、一本北側の道がアーケードだったのでこっちを歩いてみよう。

2019.10.19　八幡浜
日本映画に出てきそうな町ランキングの統計をとれば、八幡浜は上位になるに違いない。そんな風情のある町だ。

2019.10.19　八幡浜
港から駅まで歩いて２０分くらい。ちょうどいい時間に駅に着いた。

八幡浜駅 駅

2019.10.19　八幡浜
書体がいいね～キハ５８あたりがやってきそうだよ…

2008.07.21　伊予平野
ほらね（笑）。今から１０年ほど前は、稼働数は少ないながらも、まだまだ日本各地で見られた光景であった。もうすっかり日本映画ワールド。

https://4travel.jp/travelogue/10970667

2019.10.19　八幡浜
ここ数年、船便連絡の内子線経由朝１番の上りはキハ１８５である。そのまま下っても宇和島でやたら待たされるので、片道１時間ほどの寄り道をしよう。

2019.10.19　八幡浜
朝夕しか稼働していないが、特急格下げの乗りドク車両である。

2019.10.19　八幡浜
旧線経由１番列車は単行気動車の３両つなぎ。こういう気動車らしい編成の組み方を電車でもやってのけるのがＪＲ四国の好きなところ。

2019.10.19　松山ゆき普通列車車内
リクライニングは潰してあるが特急座席、トイレはない。

2019.10.19　松山ゆき普通列車車内
朝からしっかり食べておこう。あそこのお弁当屋さんは、窓枠のようなおまけをくれる。

2019.10.19　伊予大洲
せっかくだから動画で。

https://www.youtube.com/watch?v=LqcO5soR5ew

伊予大洲駅 駅

2019.10.19　松山ゆき普通列車車内
次はキハ５４のリアルにロングなシートで…

2019.10.19　伊予長浜
下灘でもよかったのだが、今日はこっちで降りてみたい。やはり動画で…
https://www.youtube.com/watch?v=XEqVTzLtMds

伊予長浜駅 駅

2019.10.19　伊予長浜
味のあるこうない踏切。左右をよく見て渡ろう。

2019.10.19　伊予長浜
駅は無人化されていた。

2019.10.19　伊予長浜
味のある商店街をぬけると…

2019.10.19　伊予長浜
車窓から毎回気になっていた長浜大橋である。ここが寄り道の目的地だ。

長浜大橋(開閉橋) 名所・史跡

2019.10.19　伊予長浜
大洲市内を流れる肱川である。ここも大洲市だ。

2019.10.19　伊予長浜
日曜の１３時に定期的に開門しているようだが、私のプランニング能力では見られない。

2019.10.19　伊予長浜
とりあえず可動部分を見よう。

2019.10.19　伊予長浜
リンクはこんな感じか～♪

2019.10.19　伊予長浜
ここから猫の島に行く定期便が出ているらしい。

2019.10.19　伊予大洲ゆき普通列車車内
車内から長浜大橋がちらっと見えるのだ。列車は肱川に沿って大洲を目指す。ロングシートなのでしばらく寝よう。

2019.10.19　伊予大洲
伊予大洲に戻ってきた。昨日ここ通ってきたはずだが…（笑）。

2019.10.19　伊予大洲
伊予大洲からは再びキハ１８５系。

2019.10.19　伊予大洲
国鉄と富士重工の２枚看板。最近見なくなったな～

2019.10.19　八幡浜
八幡浜では…

八幡浜駅 駅

2019.10.19　八幡浜
特急「宇和海」と交換。

2019.10.19　八幡浜
ついでに時間調整で２０分くらい停車するので、駅前観光。じゃこ天屋さんの中に、飛行機、鉄道模型、プラレールなど乗り物パラダイスを発見。ん？じゃこ天？

谷本蒲鉾店 練技館 グルメ・レストラン

2019.10.19　八幡浜
向かい（バスターミナル隣）のかまぼこやさんが１枚１００円であった。

丸栄蒲鉾本舗 グルメ・レストラン

2019.10.19　宇和島ゆき普通列車車内
現在朝８時半であるが、朝３時から活動をしているのと、今日はオフ会なので問題ないだろう。特急座席なら飲まざるをえないではないか。あぁ、じゃこ天うまい。

2019.10.19　卯之町
トイレ休憩ダイヤなのか何なのか、特急の交換＆待避で卯之町でも２０分くらい停車。２０００系いいね～

https://www.youtube.com/watch?v=Fh74t1si9dk

卯之町駅 駅

2019.10.19　卯之町
交換待ちは撮影タイムである。

2019.10.19　卯之町
国鉄製の特急気動車を追い抜くのは…

2019.10.19　卯之町
ご存じアンパンマン…のかわいらしさとは裏腹に、抜群の走行性能を誇る特急「宇和海」である。

2019.10.19　卯之町
少し天気が悪い。顔が濡れて力が出なくなる前に、先をゆずろう。

2019.10.19　宇和島ゆき普通列車車内
複雑な海岸線に沿って走る主要幹線は、海沿いを走っているように見せかけて、このようにかなり高度を稼ぐ時もある。

2019.10.19　北宇和島
アンパンマンは勢いですっ飛ばしてしまう乗換駅。

北宇和島駅 駅

2019.10.19　北宇和島
八幡浜に朝着いて、どう頑張っても乗れるのはこの列車。可動橋行って特急格下げ乗ってじゃこ天食って、充実した寄り道だった。

2019.10.19　北宇和島
四国のみ運用のキハ３２、トイレなし短車体ロングシートの私鉄のような車両である。

2019.10.19　北宇和島
時刻は１０時半、いよいよ高知県に入る。カツオが私を呼んでいる。

吉野生駅 駅

この旅行記へのコメント （2）

• Akrさん 2019/11/17 10:44:35

  予土線また乗りたい

  とのっちさま
  
  Akrでございます。連投失礼します。
  
  RF誌。上手ですねえ。ホンモノかと思いましたよ！凄い。
  それにしても北の281引退するのですか？早いですね、驚きです。
  
  熊本から大分へ。「九州横断鈍行」といった感じでしょうか。
  九州と四国を結ぶ航路はなかなか使えますね。宿代わりにするには乗船時間が短いといったところでしょうか。
  
  表紙の185系(踊り子じゃないほう）はいまや普通列車運用なんですね。
  今年の正月に四国に行って知りました。いまだに徳島の方では２両の特急で使っていますが(あ、九州にもあったか）
  
  そして北宇和島から予土線。
  ホビートレインじゃなくて普通のキハ32だったんですね。私が行った時もたまたま普通の車両の便でした。四万十川の景色が良いローカル線でしたね。車内にトイレが無いのがネックでしたが・・・
  
  次回は高知へ。
  いいな、カツオ。藁焼きでしょうか。食べたいです(笑)
  それでは。
  
  -Akr-

  とのっちさん からの返信 2019/11/17 16:10:42

  RE: 予土線また乗りたい

  Ａｋｒさま
  
  続けての書き込みありがとうございます。
  
  キハ２８１系はまだまだ引退報道は出ていないのですが、「北海道行きゃゴロゴロ走ってて乗ったり撮ったりできるだろう…」とたかをくくっていたら３往復まで減っていました（笑）。あの自然環境の中で特急運用で酷使したら車両のガタもだいぶきているでしょう。ここらへんの車両の処遇がよくわからないから「フアン」なのです。号数はたぶん旅行記の通算数がそのくらいになるだろうと予測して適当に設定しました（笑）。
  
  鉄道ホビートレインは地震の前に１度乗ったっきりです。高知を朝１番で出ると、その日のうちに熊本に帰れたんですが、豊肥線が通れないので帰りはあっち回りで１日行程です。九四航路は半端な時間ながら夜行便があるので、とっても助かってるんです。「踊り子」じゃない方の１８５系はですね、愛媛では普通用に格下げ改造されてこんな感じです。予土線って意外と観光客多いんですよね…本数も両数も少ないのに…
  
  さすがの私でも、次の表紙は鰹です。高知県に入ってちょっと寄り道します。
  
  とのっち