Rugby World Cup in Ecopa Shizuoka

2019/10/09 - 2019/10/09

　わが国で待望の”Rugby World Cup 2019.”が開催された。このオールド・ラグビーファンとしては歓喜雀躍である。それに日本が全勝で予選リーグを突破、特に Ireland Scotland に勝利し、決勝トーナメントに臨むとは！！　残念ながら準々決勝では　South Africa にはペナルティーゴールの3点に押えられ完敗。しかし世界中に日本チームの活躍が知れ渡った。それに思いもよらぬこのラグビー人気、野球やサッカーの様な全国的メジャーなスポーツでないのにも関わらず、日本の紅白のジャージーを身に着け　　”にわかファン”をも含めて外国同士の試合でも競技場を満員にしての大声援。これが一過性のものでなく更に4年後の大会にもこの熱気が続いてほしいもの。本当に今大会の日本チームの激闘は人々に熱狂　感動　感激を与えてくれた。　

エリア 袋井(静岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

10月9日　大会が始まってからで少々遅かったがネットで検索したら　Ecopa　(静岡県袋井市）でのScotland vs Russia 戦のチケットが取れたので早速出かけた。静岡から最寄りの愛野駅迄　JR東海道線で50分　さらにスタジアム迄徒歩15分

ラグビーボールのモニュメントが飾られた愛野駅

小笠山運動公園迄　整備されたプロムナードが続く。ボランティアの人達があちこちでお世話してくれる。感謝！！

まずは大きな看板の前でパチリ、これも順番にボランティアの方がシャッターを押してくれる。紅白の日本のジャージーでは普段着られないので、紺のスコットランドのポロシャツをデパートのオフィシャルグッズショップで購入して観戦。

スタジアム前の広場にあるオフィシャルグッズショップは早い時間にも関わらずグッズを買い求めるフアンでいっぱい。スタジアムの中にも各所にショップが開店していた。

ネットで購入したチケットをプリント。西サイド　2階席前から6列目　正面西側ゴール付近。金10,000円也

それにしても大学を卒業した1959年頃から、未だ新幹線が開通していない（新幹線は1964年開通）時代に早稲田　慶応　明治等とのラグビー定期戦に秩父宮ラグビー場へ駆けつけた頃が懐かしい。加えて1980年代の大学選手権が国立競技場が満員になったのを思い出す。是非これを機会に大学ラグビーが往年の人気を取り戻す事を望むや切！！

向正面には両国国旗が。

キックオフ前のスコアボード

試合前のセレモニー　国家斉唱。この時には観客全員が起立、これも世界のマナー、我が国の一部の左巻きの教師達が国歌を否定したり、起立して歌わなかったり、これでは児童生徒達が大きくなって外国へ出て行ったりした時に大恥をかいてしまう。国の内外を問はず国家　国旗に対する敬意とマナーを是非教師達は児童生徒達に教えて欲しいもの！！

まずはロシアのキックオフから試合が始まった。

実は試合中は撮影が許可されるか否かわからなかったので一応小さいカメラを持参したが、撮影は自由らしい。これでは大きな望遠付き一眼レフを持ってくれば良かったと残念。

ラインアウト　ボールの争奪

スコットランドボールのスクラムからボールがスムースに出た。

ロシア側ゴールポスト前でのスコットランドボールのスクラム。

スクラムから出たボールをスタンドオフが右へ展開。

ロシアのディフェンスを突破して最初のトライ。
スコットランドの　SH とSO　の連携がうまく機能していた。

ロシアのボールのラインアウト。

スコットランドの攻撃。ロシアのディフェンスを易々突破。

見事に走り抜けてのトライ。

ボールの争奪もスコットランド有利、ロシアとパフォーマンスにかなりの差がある。　ロシアの大男のフォワードは前半の前半あたり迄は健闘したが、それ以後は足が止まり、ディフェンスにもギャップが出来てスコットランドに容易に突破されだした。

パス回しもリズムに乗ってくる。

後半　スコットランドのバックスが走り勝ってきた。

周囲は暗くなり、グランシップの芝も照明で緑に美しく映えてくる。こんな素晴らしいスタジアムでの観戦、これもわざわざ遠方から来たかいがあった。

スコットランドボールのラインアウト　失敗なし。

元気いっぱいのスコットランド　快足を飛ばしてゴールへ　トライ。ロシアのバックス追いつけず。

ロシアボールのラックにスコットランドは人数をかけず、ディフェンスも立ってしっかりしてプレイ。素人なりの評論をすればロシアは各自にそれなりの力はあっても組織力が不足と痛感。

またまたスコットランドのバックスがゴールラインに向けて疾走、ロシア　追いつけず、ロシアのスタミナ切れが目立つ。

後半、一時はロシアが相手側に攻め込むもスコットランドのディフェンスが固くトライならず。この時は判官贔屓の観客は「ロシア　ロシア」の大合唱。

結局ターンオーバーされあっという間に攻め込まれた。

80分の戦いを終えノーサイド、
Scotland 61:0 Russia

このスコットランドに日本が10月13日　28：21　で勝利した時にはTVの前で思わず「ヤッター！！」と大感激。初めて決勝トーナメントに進出した。

このスコットランドをノートライに抑えたアイルランドにも日本は勝ったんだ。正に快挙！！

一方的なスコアにもかかわらず　熱戦を繰り広げた両チームに盛大な拍手。

観客の声援に日本式お辞儀で感謝の挨拶。

どのチームが始めたのか知らないが、これも大変日本の人達には好感が持てた。

この試合もキックオフからノーサイドまでお月様が見つめていた。

試合後の帰路　小さな愛野駅に多くの人々が押しかけ、プラットホームに出る迄40分、しかし駅員達の誘導でスムースに皆静かに順番を待ち、トラブルや怒声もなく、これもラグビーファンのマナー。ただ帰りの電車は日本人はじめ　スコットランドやロシアのラグビーファンで満員、静岡迄立ちっぱなし、こんなに多くの外国の人達も来たんだと感慨無量。83歳のこの身、まだまだ炎天下の夏の高校野球、母校の応援で草薙球場に駆け付けるのはもちろん、今回のラグビー観戦も全く支障はなく、健康に感謝。10月6日のアリスのコンサートと共に素晴らしい一日であった。