2019/09/24 - 2019/09/24
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solvejgさん
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どこかノスタルジックな壁画が人気のアーティスト、yipさんの作品をぜひ現地で見たい!ということで、人生初、シンガポールへ。
シンガポールの庶民の暮らしや日常をテーマにした作品が多く、温かい独特の画風が和みます。
2017年作品の代表作は、シアンホッケン寺院の壁に描かれた巾44mもの大作「Thian Hock Keng Mural 天福壁画」。
シンガポールに移住した華人の歴史を時系列に表現。
苦難の時代をたくましく生きた彼らの存在があったからこそ、今のシンガポールの繁栄がある。
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この壁画は、チャイナタウンにあるThian Hock Keng寺院の外壁に描かれています。
シアン ホッケン寺院 (ティアン ホッケン寺院) 寺院・教会
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ここに来る前に、チャイナタウンヘリテージセンターを見学されることをお勧めします。
チャイナ系シンガポーリアンの歴史を知ることができるとともに、yipさんの紹介パネルもあります。
この壁画を作成した当時のyipさんの写真。 -
華人たちの移住は19世紀に遡ります。
壁画は、故郷での家族との別れのシーンから始まります。 -
ジャンク船と呼ばれる劣悪な環境の船で、2週間にも及ぶ命懸けの航行。
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多くの移民の到着口だった岸に建立されたのが、このシアンホッケン寺院でした。
ここは、海の女神(天后聖女)である媽祖を祀る、シンガポール最古の中国寺院なのです。 -
この港にも多くの労働者がいました。
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この作品には、他のyip作品にあまり見られない、憂える表情で悲壮感漂う人々が多く登場します。
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中国から夢を抱いてシンガポールへ出稼ぎにきた人々の悲しい現実。
劣悪な生活環境と、奴隷のような労働環境。
また、蔓延する阿片中毒が心と体を蝕んでいきます。 -
このような労働者のことをクーリーと呼んでいます。
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そんな厳しい現実の中でも、彼らは共助のしくみを構築し、助け合いながらたくましく生き抜きます。
当時の貧しい人他の支えとなった、福建会館の様子も描かれています。 -
福建会館の説明書き。
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マレー系やインド系の移民ともに、様々な文化を形成していきます。
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たくましく、着実に社会を形成していく。
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そして、貧しいながらも未来を見据えて子供たちへの教育にも熱心でした。
生きるために学ぶ。 -
集団結婚の様子。
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女性の土工、サムスイウーマンの姿も描かれています。
あの帽子が特徴的。 -
現在の豊かなシンガポールの影には、このような歴史があったことを忘れてはいけないと思います。
作品の一番左端には、現代のシンガポールからこの壮大で壮絶な歴史をじっと見つめる親子が描かれています。 -
猫ちゃんもちゃんと登場します。
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車が停まっていることが多く、全景が見づらいですが、ぜひこの壮大な作品は現地で見ていただきたいです。
昔の面影を色濃く残すチャイナタウンと、すぐ後ろにみえる高層ビル群との対比も作品のテーマにリンクしているような気がします。 -
定番の張り紙風インフォメーションも探してみてくださいね。
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作品の一番左端にある、あとがき。yipさんの想いが綴られています。
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