2019GW レンタカーで南イタリアドライブ 最終回プライアーノ（ポジターノ）～エメラルドの洞窟～ローマ

2019/04/26 - 2019/05/06

２０１９年ＧＷ。レンタカーで南イタリア（ナポリ→アルベロベッロ→アマルフィ）、そして、ローマを旅行してきました。

この旅行記は５日目のプライアーノ（ポジターノ）から、一気に帰国までです。

今回の旅行のプランは、まずイタリアに行きたいと思ったところから始まりました。そして、イタリアに行くなら、まだ行ったことがない地方へ行ってみたいと思い、その時に、浮かんだのが以前、映画「アマルフィ」で見た海に面した山の斜面のカラフルな家並み。
映画ではアマルフィという名で呼ばれていましたが、調べると、その街はポジターノでした。（確かにポジターノもアマルフィ海岸の一つの街ですが。。）

イタリア→ポジターノが決まり、次に滞在できる日数からアマリルフィを中心にレンタカーで無理なく移動できると思われる行程を考えました。
イタリアに向かう前には「私も運転する！」と張り切って国際免許も取りましたが、一度は運転してみたものの、「これは私には無理！」あえなく挫折。。以降はおとなしく助手席に (^_^;)

でも、ナポリから始まり、アルベロベッロ→ポンペイ→アマルフィと恵まれた天気のもと、素晴らしい南イタリアのドライブ旅行を楽しみ、とうとう、憧れの景色を見ることができました。(*^_^*)

＜行程＞

　１日目　関空（18:00 )→香港（20:55)

　２日目　香港（0:40）→ローマ（7:55）→列車→ ナポリ

　３日目　ナポリ→マテーラ→アルベロベ ッロ

　４日目　アルベロベッロ→ポンペイ遺跡→アマルフィ

★５日目　アマルフィ→プライアーノ

★６日目　プライアーノ→ナポリ→列車→ローマ①
　　｜　　ローマ②
★８日目　ローマ③

★９日目　ローマ（13:05）→香港（6:20）
　１０日目　香港（8:10）→関空（14:50）

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

アマルフィから一山超えた先のプライアーノまで海岸線をドライブ。今日は走行距離も短いので気持ちにも余裕ありです。

小さなボートがたくさん。

険しい海岸線が続きます。

こんな可愛いレモンの屋台をみつけました。イタリアのレモン大きい！

フローレの入江。

断崖絶壁に囲まれたビーチ。今度は夏に来てみたいな～
でも、ベストシーズンの夏、この道路が更に混雑するであろうことを考えると、私達のような移動移動の忙しい旅には、バカンスが始まる前のこの季節が最適だったかも。。

途中みつけたエメラルドの洞窟。ガイドブックを開くとカプリ島の青の洞窟に匹敵する素晴らしい洞窟とあります。実はこんな名所があるとは知りませんでした
　(/ω＼)
ラッキー！でも、まだ閉まる時間には早いのに人気なし。。鍵を閉めようとしていたおじさんに聞くと、今日は風が強くてクローズとのこと。明日はたぶん大丈夫だから９時に来てごらんと言われ、明朝リベンジすることにしました。

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

そしてお宿、ホテル　トーレ　サラチェーナに到着。この日のホテルもこじんまりとしてアットホームな感じでした。ウエルカムドリンクに冷えたスプマンテをいただき、ホッと一息。

でも、このホテルはちょっと難ありでした。
やはり山肌に建てられているのですが、フロントが１階でお部屋はフロントレベルより下に位置しておりエレベーターなし。お部屋に続く階段は急で、荷物の上げ降ろしはおろか（お願いしましたが・・）お部屋からの移動も上り下りが大変でした。

ただ、お部屋は良かった！お部屋の前に小さな庭？がついていて、そこにはレモンの木が。取っていいよ～と言ってくださったのでレモンをいくつかいただきました。イタリアのレモンは大きい！

お部屋で一休みして、いよいよポジターノへ向かうことに。
フロントで行き方を聞くと、ポジターノの町は小さく駐車場が少ないので、バスで行く方がいいとのこと。ちょうどホテルの前にＳＩＴＡバスの停留所があり、バスでポジターノに向かいました。アマルフィからポジターノまでバスが出ているのですが、観光客で行きも帰りもバスは人でいっぱいでした。

ポジターノの町が見えてきました。

そもそも私がイタリアに行くならアマルフィと思ったきっかけが、ベタですが、映画のアマルフィを見たことからでした。もちろん、ソレントからサレルノまでの４０キロがアマルフィ海岸として世界遺産に登録されているので、映画に出てくる町もアマルフィではあるのですが、映画で使われている町はポジターノ。

本当に、そこにだけカラフルな建物が集まっています。

念願の景色が、そこにありました。
映画で見たアマルフィ。ポジターノの町　(*'▽')

バスの停留所から海岸には細い道を下りて行きます。道の両側にはたくさんのお店。

路地にもレモンの木

海岸までもう少し。

海岸に到着。夏にはこの海岸がパラソルでいっぱいになるんだ～

海岸から後ろの山を見上げると、山肌に重なるように建てられた建物が覆いかぶさってくるかのようでした。

本当にお天気に恵まれました♪
ポジターノの町はホテルも街並みも道に続くお店もアマルフィより高級感があり、おしゃれな感じでした。でも、どこもかしこも人でいっぱい。帰りのバスも大混雑。なんとか乗れた感じです。

ホテルにはレストランがなかったのですが、提携しているレストラン？があるとのことで、そのレストランが車で往復送迎してくださり、アマルフィ最後の夜も、白ワインとたっぷりのシーフードを楽しむことができました (*^-^*)

たくさんの素晴らしい景色に出会えたレンタカーの旅。もう終わります。

翌朝。今日はナポリに戻り車を返却し、１５：３０の列車に乗ってローマに戻らなくてはなりません。

朝食を早々に済ませエメラルドの洞窟に向かいました。ホテルから車で１５分くらい。今日はオープンしていますように。。

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

エメラルドの洞窟の入口。シンプルです。今日はオープンするとのこと。
良かった～♪　

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

時刻は８：３０。まだ、誰もいません。一番乗りです。

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

５ユーロを払いエレベーターで降ります。

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

洞窟の入口。エメラルドの洞窟は、1932年に地元の漁師さんが崖にある小さな穴から、この洞窟をみつけたそうです。現在は、この大きな入口が掘られ、船で洞窟内を見学することができます。

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

誰もいない静かな洞窟内。早く来て良かった。

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

後からいらした、日本人のご夫婦他８人でボートに乗り込みました。
ガイドさんの赤い帽子がなんかイタリアン♪

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

青の洞窟より広い。

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

洞窟の中に入って行きます。

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

見事な鍾乳石があちらこちらに。マリア様の姿をしている鍾乳石もありました。

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

名前にたがわないエメラルド色の水面。海と繋がっている部分から太陽の光が差し込み、湖底を反射した光が水面をエメラルド色に変化させるそうです。

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

ガイドさんがオールで海面を叩くと、水面に素晴らしい波紋が浮かびあがります。
素晴らしい！来て良かった！見られて良かった！

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

見たことのない吸い込まれるような青。
反対側に座っている人のために両側で波紋を見せてくれます。

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

ガイドさんからチップを要求されるようなこともありませんでした。

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

１５分くらいだったでしょうか。あっという間に時間が過ぎました。貸切状態のエメラルドの洞窟を満喫し乗り場に戻ると、順番を待ってる人の行列ができていました。
青の洞窟の入場料がいくらだったか覚えていませんが、青の洞窟に行った時には、次から次へとボートが洞窟内に入っていったように記憶しています。この静かで神秘的なエメラルドの洞窟５ユーロはお値打ちでした。

エメラルドの洞窟 洞穴・鍾乳洞

ホテルに戻りチェックアウトしナポリ、そしてローマへ。アマルフィの旅が終わります。
素晴らしいたくさんの景色に出会えました。

大変な道をずっと運転してくれた、だんな様に感謝。

ナポリ空港で無事にレンタカーを返却し、予定とおりの列車でローマに到着しました。

ホテルはアウグスタ ルッチラ パレスホテル。駅から歩いて１０分くらいの便利な場所にありました。

お部屋は広くて静か。水まわりもバスタブもついていて快適でした。

翌日は定番ローマの市内観光。
スペイン広場

スペイン広場 広場・公園

スペイン階段を登ったところ

スペイン広場 広場・公園

１７世紀にベルニーニのお父様が作ったと言われているバルカッチャの泉

スペイン広場 広場・公園

古代ローマ時代の建設がほぼ完全な形で残されている石造りの神殿パンテオン。直径43.3メートルのドーム天井。

パンテオン 建造物

パンテオンから歩いて3分。イグナチオ・デ・ロヨラ協会。

天井の見事なフレスコ画。クーポラがあるように見えるのですが、平面にかかれた絵とのこと。

金色の装飾、至るところに描かれた絵、とても豪華な教会でした。

トレビの泉。

トレヴィの泉 建造物

サンタマリア デッラ ヴィットリーア教会。
外観はごく普通の教会なのですが、入ってビックリの豪華さでした。

絵画、芸術、歴史的背景などなど勉強不足で全くわからないのですが (;^ω^) たくさんの天使に囲まれた天井のフレスコ画が素敵でした。

地下鉄。ローマの名所が描かれていました。

最終日はヴァチカン市国に。予約をしていなかったので早めに行ったのですが、それでも大行列。空港の保安検査のような荷物の検査があり、そこで時間がかかりました。

バチカン市国 史跡・遺跡

ミサの準備が進められていました。

バチカン市国 史跡・遺跡

せっかくなので、大聖堂のクーポラに登りました。途中まではエレベーターで、その後は歩きです。高いところが苦手の主人はパス。お留守番。。

バチカン市国 史跡・遺跡

既に結構な高さ。。

バチカン市国 史跡・遺跡

展望フロアまでもうすぐ。

バチカン市国 史跡・遺跡

展望フロアからの絶景。サン・ピエトロ広場が一望できます。
気持ちいい～登った甲斐がありましたヽ(^o^)丿

バチカン市国 史跡・遺跡

下から見上げていた聖人像が目の高さに。

バチカン市国 史跡・遺跡

続いてはコロッセオ。

コロッセオ 建造物

当日券を買う人で混雑していました。

コロッセオ 建造物

コロッセオの観客席。座れる席は身分のみならず、さらに既婚者、女性、軍人と細かく分けられていたそうです。

コロッセオ 建造物

コロッセオの２階からフォロ・ロマーノが眺められます。
コロッセオの入場券で入場できるのですが、入るまでの行列と時間を考えパス。
コロッセオから見るだけにしました。

フォロ ロマーノ 建造物

サンタンジェロ城

サンタンジェロ城の前でバイオリンを弾いていた人。
真っ赤なヒールが不思議と素敵♪

ローマでの食事。ホテルの周りにレストランがたくさんありました。

初日は「パスタとかピザじゃないものが食べたい！」と言う主人のリクエストで韓国料理。プルコギとご飯で胃をリセット。

２日目と３日は２日間同じレストランへ。
３日目に、たまたまお店の前を通りかかって挨拶をした時に、「明日、帰国なの・・」と話しをすると「スペシャルシートを用意するから来て(^_-)-☆」と。

イタリアの男性は本当に女性に優しい。。

最後の夜。
予約の時間にお店に行くと、奥の静かな席を用意してくれてました。
そして、スプマンテのサービスも♪
お料理は前菜もパスタも美味しかったですが、特に煮込まれたお肉料理がとても美味しかったです。

調子に乗って？ワインも白と赤の2本を空け、最後の夜も、とてもいい時間が過ごせました(*^_^*)

帰国日になりました。
旅行中、ず～っと晴天続きだったのですが、初めて朝から雨。。
今日からローマに旅行に来られる方達には申し訳ないですが、私達にはラッキーな９日間でした。
レオナルドエクスプレスで空港に向かい、チェックインを済ませラウンジへ。

広々として居心地のいいラウンジ。食べ物も飲み物も豊富でした。

最後のパスタ。サーモンのクリームパスタ。
オーダーで作ってくださいます。
これがビックリ美味しかったです。

この旅行中に、すっかりハマってしまったリモンチェッロで乾杯して旅行を締めくくりました。

思えば、このイタリア旅行から、もう５ヶ月が過ぎるのですが、こうして旅行記を綴っていると楽しかった旅行中のことが思いだされ、もう一度、旅行を楽しめた気分です。自分の気持ちばかりでいっぱいの一人よがりの旅行記だったかもしれませんが　(>_<)　最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました！