グランドサークル２０００キロの旅⑥　ブライスキャニオン国立公園

2019/09/13 - 2019/09/23

アメリカ南西部、アリゾナ州、ユタ州、ネバダ州にまたがる絶景スポット、”グランドサークル”を巡る旅です。フェニックスを起点に、訪れたのはセドナ、グランドキャニオン国立公園、モニュメントバレー、ホースシューベンド、アンテロープキャニオン、ブライスキャニオン国立公園、ザイオン国立公園。そしてラスベガスまで、約２０００キロをレンタカーで走ります。
ブライスキャニオン国立公園編です。

エリア ブライスキャニオン国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: レンタカー 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

９月１８日、旅行６日目。アリゾナ州ペイジの”ハンプトン・イン”での朝食。変り映えしない。

自分で焼くワッフルにホイップクリーム、レーズン、アーモンドスライスをのせてみた。
午前８時、チェックアウトして出発。

ペイジからブライスキャニオン国立公園まで３時間弱の行程。

今日も天気が良く、快適なドライブ。

ブライスキャニオン国立公園に近づくと、そろそろ奇怪な岩山が見えてくる。山に似つかわしくない奇妙な服装の女性が写り込んでしまった。

ブライスキャニオン国立公園入口。入園料は（グランドキャニオンと変わらず）１台、７日間有効で３５ドル。

１１時半、ビジターセンターに到着。

ビジターセンターの売店。この左手にインフォメーション・デスクがあり、どこを歩いたらいいか、親切に教えてくれる。

地質学的な展示も充実。

ブライスキャニオン国立公園は周囲に大きな町がないせいか、日本人向けの観光ルートからははずれているのでないか。メジャーなデスティネーションとは言えないかも知れない。
ここの特色、見どころは”フードゥー”と呼ばれる石柱の行列。遠目にはひとが、巨人が並んでいるようにも見える。

ビジターセンターのベンチで昼食。クランベリー・アーモンド・チキンサラダのサンドイッチ。おいしいです。

最初に訪れたのはブライス・ポイント。このあたりでは最も高い地点。２５２９ｍ。駐車場が満杯でちょっと手間取った。

ブライス・ポイントからの眺望。

同じく。

ブライス・ポイントから少し下ったところにあるインスピレーション・ポイント。

インスピレーション・ポイント。

アッパー・インスピレーション・ポイントに登って行く。

アッパー・インスピレーション・ポイントで記念撮影。

ビジターセンターに車を止め、シャトルバスでサンセット・ポイントへ。

サンセット・ポイントでの眺望。

サンセット・ポイントがナバホループ・トレイルの起点になっている。時計回り、反時計回り、どちらも可だが、我々は右へ、反時計回りで歩いた。１周２キロほど。

間もなく、ウォールストリートの看板。ニューヨークのウォール街？

急斜面をつづら折りに下って行く。降りた分、のちのち登ることになる。
なぜかこのあたり、中国人の団体が大勢いたが、時間的な制約か、靴などの準備が不十分なせいか、下までは降りてこない。

谷の底まで降りると、両側に巨大な岩壁がそそり立つ。

なるほどこれがウォールストリート。

岩壁をよく見ると、細かい穴が開いている。いかにももろそう。

そそり立つフードゥーを見上げながら、歩く。

ツイン・ブリッジ。両側の岩壁をなぜか２本の岩が繋いている。

岩がもろいので登るな、と書いてある。だれが登る？

リスがいる。人馴れしている。

ナバホループ、終盤に見られた”眼鏡岩”。

ナバホループを１周し、サンセット・ポイントに戻る。ここからリム・トレイルをサンライズ・ポイントまで歩く。
途中、レンジャーによるガイドツアーに遭遇。これにくっついて樹木の説明などを聞く。木肌に残る落雷の跡を示しながら、落雷の怖さを語る。夏の午後、よくサンダーストームがあるそうだ。

鹿の親子。

サンライズ・ポイント到着。

サンライズ・ポイントにて。

ブライスキャニオン・ロッジ。サンライズ・ポイント近くにある。これもよほど早く予約しないと無理。
ここまでで、ブライスキャニオンの核心部はほぼ見た感じ。核心部は”アンフィシアター”（円形劇場）と呼ばれている。

核心部を離れて、南にもいくつか観光スポットがある。ビジターセンターで聞くと、最南部、最高所のレインボー・ポイントまで４０分ほどかかると言われた。が、実際には２０分ちょっとで着いた。
レインボー・ポイントの東屋は工事中で、金網に覆われていた。標高２７７８ｍと高いが、日差しがあるあいだは寒くない。

レインボー・ポイントから谷を見下ろす。

途中見かけた山火事の跡。落雷によるものだろう。

ナチュラル・ブリッジ。

みごとに穴が開いている。

サンセット・ポイントに戻り、夕景を見る。日没までは時間がかかりそうだったので、ホテルに向かうことにした。

この夜のホテルは、東に１５分ほど離れたトロピックの町の”レッド・レッジズ・イン”。

１階の部屋はいっぱいで、２階の部屋をあてがわれたが、エレベーターはなく、２０キロ近いスーツケースを持って上がるのは大変。

部屋の中。空調がうるさく、また隣りの部屋でバスタブにお湯を入れる音が騒々しい。正直、今回の旅行では最もシャビーなホテルですが、田舎町なので仕方ない。
ブライスキャニオン国立公園では中国人や韓国人の団体が多く見られた。この周辺には大きな町はない。ペイジでさえ３時間もかかる。彼等はいったいどこに消えたのか。（ラスベガスだと４時間）

当初想定していたレストランは、田舎町にもかかわらず満席で入れず、ホテル隣りの”ラスラーズ”というところに入った。これが意外と良かった。

地ビールとサラダ。ブルーチーズ・ドレッシング。

リブアイのステーキをレアで。

BBQポーク、ハーフスラブとマッシュポテト。
どちらもおいしいです。
満足してホテルに帰る。田舎なので星空がきれいでした。
この日は１万８千歩歩いた。
明日はザイオン国立公園。（続く）