2024年GW　アメリカ国立公園とラスベガスを巡る旅（その３：６年ぶりのブライスキャニオン）

2024/04/30 - 2024/05/08

昨年９月に購入したアメリカ国立公園の年間パス。
この年間パスを使い、これまでにジョシュアツリー国立公園、アーチーズ国立公園、キャニオンランズ国立公園、ヨセミテ国立公園の４か所を巡ってきました。
そして2024年のGWは、ザイオン国立公園とブライスキャニオン国立公園の２か所を訪問することにしました。
ザイオンは15年ぶり、ブライスキャニオンは５年ぶりの訪問です。
そして、旅の後半は、心の実家・ラスベガスで過ごします。
全６回に分けて、旅行記をアップしていきます。

旅行記その３。
ザイオン国立公園を後にした我々は、次の目的・ブライスキャニオンに向かいました。
ブライスキャニオンの見どころの１つは、何といっても夕日に映えるフードゥー群。
どのビューポイントから見るか、選択が重要です。

エリア ブライスキャニオン国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー 徒歩

ザイオン国立公園から車で走ること、およそ1時間40分。
本日の宿に到着です。
ブライスキャニオンまでは、車で20分くらい。
もっと近いホテルもありましたが、値段とのバランスでここに決めました。

お部屋はこんな感じ。
広々としてます。

このホテルにした決め手の１つは電子レンジ。
電子レンジさえあれば、夕食にも朝食にも困りません。

一息つく間もなく、車で５分くらいのところにあるパンギッチという街のスーパーマーケットに食材の買い出しです。

スーパーからの帰り道、牧牛が道路を横断しているところに遭遇。
道路を挟んだ両脇に、牧場と牛舎が分かれているみたいです。
きっと、毎日こうやって道路を渡っているんでしょう。
日本ではなかなか見られない日常です。

いよいよ、ブライスキャニオンに向かいます。
夕陽の時刻には間に合いそうですが、ビジターセンターが閉まる17時までに到着できるか、微妙な時間となってきました。
夕陽をどこのビューポイントで迎えるか、まだ決め切れていない我々。
ビジターセンターで貰える地図と情報が頼みなんです。

前回訪問した5年前は工事中だった、岩をくりぬいたトンネル。
今回は工事も終わり、通ることができました。

閉館10分前、ギリギリでビジターセンターに間に合いました。

ブライスキャニオン国立公園 ビジターセンター お土産店

欲しかったのは、この地図。
でも、ビジターセンターでなくても、入り口のゲートでも貰うことができました。
色々悩んだ末、やっぱりサンセットはサンセットポイントかな？と一周回って安直な考えにたどり着きました。

日の入りまでは、あと３時間弱あります。
それまで、いくつかのポイントを見学して回ろうと思います。
まず向かったのはインスピレーションポイント。
ここは、明日の朝、日の出を見ようと心に決めていた場所です。
下見も兼ねての見学です。

５年ぶりのフードゥー。
うーん、やっぱりすごいです。
雨や溶けた雪、凍結と解凍を繰り返した水によって浸食された赤い峡谷は、何度見ても圧倒されます。

インスピレーション ポイント 国立公園

続いて向かったのは、ブライスポイント。
標高8300フィートということは、約2500メートルということですね。
５月といえども、この標高ではさすがに肌寒いです。

ブライスポイント 自然･景勝地

インスピレーションポイントに比べて、フードゥーの位置が若干下にあるように感じます。

サンセットポイント。
日の入りの時刻まで、駐車場でお昼寝しちゃいました。

サンセット ポイント 国立公園

しまった、日の入りの時刻に合わせたら、かなり影になってしまっていました。

それでもカメラモードを変え、暮れゆく絶景を収めます。
大地から突き上がった氷柱のような、鬼の牙をいくつも並べたような、日常では見ることのできない不思議な風景です。

大分暗くなってきました。
ホテルに戻ることにします。

今宵の夕食。
電子レンジが大活躍です。

翌朝。アメリカ３日目です。
ブライスキャニオンからの日の出を見るために、早朝5時過ぎに出発です。
それにしても寒いです。
気温は華氏20度台。
摂氏でいうと、氷点下の気温です。

インスピレーションポイントに到着。
前日に下見をしたところ、ビューポイントは３箇所あることが判明。
そのうち、一番高いところにあるビューポイントで日の出を見ることにしました。
一番乗りかと思ったら、先客が１組いました。

このビューポイント、高いところにあるせいか、風が強いです。
氷点下に加えてこの強風。
手がかじかんで、シャッターをうまく押せません。

インスピレーション ポイント 国立公園

極寒の中、耐えること約30分。
ようやく東の空が明るくなってきました。
でも、明るくなったからといってすぐに太陽が顔を出すという訳でもありません。
ここから更に十数分、じらされます。

フードゥー達も、日の出を待ち構えています。

6時40分。
ようやく太陽が顔を出しました。
「待たせたな」
そんなセリフが聞こえてきます。

真っ赤な大地が、更に赤く燃えていきます。

カメラの撮影モードを変えて。
金色に輝く太陽に照らされる大地。

ビューポイントの右側は、盆地のような地形になっています。
ここも金色に染められています。

太陽が顔を出してから上りきるまでの数分間、シャッターを切りまくります。
指がかじかむなんて言ってられません。

、、、と息巻いてみたものの、容赦ない強風と極寒の中で待ち続けていたので、そろそろ限界です。
絶景も目に焼き付けたので、退散します。
一番高いところにあるビューポイントから下り、二番目のビューポイントから先ほどまで我々がいたビューポイントを眺めてみました。
吹きっさらしのところに、よくも１時間いたものです。

せっかくなので、一番低いビューポイントからも景色を堪能です。
、、、ここからでも十分キレイなのではなかろうか？

ホテルに戻り、朝食です。
日本から持ってきたカレーとご飯を温めます。
冷え切った体を、カレーのスパイスが温めてくれます。

その４に続きます。