2019/09/19 - 2019/09/19
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Elliott-7さん
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最上屋旅館とスタンドバー・ケルンを訪ねて・・・
酒田市美術館から、るんるんバスで市内まで戻り今夜の宿「最上屋旅館」を訪ねて投宿(チェックインと言うよりもこの方がよい)
何故この宿を選んだのかと言えば、前述したケルンというスタンドバーをどうしても訪ねたいからであった。
ケルンから最も近い宿屋は最上屋旅館で、いろいろ調べてみると昔ながらの旅館で経営者があえてお客に妥協することなくレトロ調な宿屋(旅籠屋)に固執しているというではないか。
今時このような宿屋があることは希少価値であり、絶滅危惧種の宿と言ったら叱られるかもしれない。実はテレビ東京で「日本ボロ宿紀行」という番組があり、全国のボロ宿を紹介したことがあったのだそうだ。
”ボロ宿”という呼称は、その宿を侮蔑するのでなく”褒め言葉”と言ってよい。決して悪口ではなく、歴史的敵値のある古い宿から驚くような安宿までをひっくるめて「ボロ宿」と呼ぶのだそうだ。
日本ボロ宿紀行という本まで出ており、そこに最上屋旅館も紹介されている。従ってこの宿に泊まる客は、そのことを認識しておくべきだし、懐古趣味の人にとってこういう宿が残っている(残されている)ことが嬉しい。
最上屋旅館で女将さんの心のこもった夕食を頂いた後、近くのスタンドバーケルンを訪ねて行った。
前述したように、広島・横川シネマで見た「YUKIGUNI」という映画でご高齢のマスター井山計一さんが世に出したカクテルYUKIGUNIを紹介した内容の映画である。
マスターにシェーカーを振ってもらうつもりで、ここ酒田までやってきたのである。しかし、大正15年生まれだから90歳を超えると体調も思わしくなく、入退院を繰り返しているのでお店に出られるかどうかは不明とのこと。
それでもママさん(娘さん)が、シェーカーを振ってくれ、あのYUKIGUNIを頂くことができたので良しとしますか。
*表紙の写真は、最上屋旅館の佇まい。
- 旅行の満足度
- 4.5
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夕刻市内の宿屋に到着
どうも最近は方向音痴になってあかんわ、昔は自信あったんだが・・ -
ごめん下さい!
年代ある調度品が時代を感じさせてくれる -
床の手入れも行き届いている、
宿のフロント張り紙には、
この建物は大正15年の建築になります。建ててくれた曾祖父が材木商だったので、いい木材だけを使ったと聞いています。 -
階段も年季が入っている
玄関の天井板は現在では手に入らない「屋久杉」です。木目は雉の羽に似ているところから「きじ杢」もくと呼ばれています。
近年まで何材か分からなかったのですが数年前に「何でも鑑定団」に自宅の天井を持ち込んだ人がいて、同じ物と分かりました。
との説明があった。 -
ここから上に上がって行く
廊下は「米松」で節のない正目の一枚板です。長さは5間9mあり今では揃えるのが難しいと言われています。 とのこと -
板は黒光りするほど
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三階の部屋に入ってみる
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狭いけど何となく落ち着く
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次の間
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小型テレビが両室にある
エアコンなし扇風機で涼ををとる -
昔ながらの鏡台が
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小さな床の間も
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四畳半の部屋には布団一式が敷いてあった
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ぬくもりを感じる部屋だ
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風呂場へ共同洗面所も
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風呂場もご覧のとおり
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宮沢賢治のおなじみ「雨ニモマケズ・・」の句が掛け軸で、
どうも本物のようである。 -
今時珍しい欄間
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こちらの欄間もなかなかのもの
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四畳半の部屋だが次の間付きであった
一人ではちょっと贅沢か -
部屋の中の置物にも風情がある
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喫煙席とあるが・・
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廊下なら喫煙可だとか
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下りていく、「頭上注意」 かなり傾斜が急な階段だ
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一風呂浴びてから夕食タイム、
日本酒冷酒を注文「初孫」という銘柄、米処だけあって酒も旨い!
このイッパイが何とも言えない、しかし次があるので控えておこう -
女将さんの心のこもった夕食
一つ一つ手作り感を感じる
「料理代から利益をあげるのが目的ではない。お客さんに喜んで頂けるだけで満足・・」これが女将さんのポリシーだそうだ、 -
お刺身一つも地ものに拘っている、年寄りにとっては量より質である
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豚肉のしゃぶしゃぶもなかなかいける
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湯に通して頂く
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地元産焼き魚 「骨をとってありますからネ」の心遣いが嬉しい
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実に細かい気遣いをして頂いた、
一つ一つどれをとってもおいしく頂きました。
料理から利益を出したくないの気持ちがよくわかる -
朝食の献立もなかなかのもの、もちろんお味噌汁付き
ここ庄内地方は庄内米・コシヒカリの産地で有名な米どころである
自分は決して「グルメ」食通とは思っていない。他のブロガーは、いろんな食べ物・旨い物を紹介されているようだが、食にあまり拘らない性格である。
それよりも、お酒(和洋酒を問わず)の方は、少々ウルサイのです。
今まで飲んだ酒で印象に残っているのは、アイルランドで飲んだ「ギネスビール」
や、「アイリッシュモルトウィスキー」、フィージーで飲んだ「バウンティーラム」などまだまだ思い出に残っているお酒はいくらでもある。
お酒に関する話題はいくらでもある、「酒は文化である」は事実であると思う。 -
フロントも古き良き物が
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階段を下りて帰ります
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廊下にも昔の調度品が・・
なお最上屋さんは昭和51年に発生した酒田大火の被害には遭われていないそうです。
そのお陰で大正・昭和の建物が焼失しなかったのである。 -
宿の部屋においてあった「日本ボロ宿紀行」の本
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「日本ボロ宿紀行・・パート2」に、ここ最上屋旅館が写真入りで紹介されていた
人それぞれ価値観が違うので何とも言えないが、あえてボロ宿を自認するこのような宿に泊ってみるのもまた良い思い出になるのではあるまいか。
そんなことを思いながら、最上屋旅館を後にしたのである。
おっと、食後に「ケルン」を行ったこと書き綴りましょう。 -
ここがスタンドバーケルン
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ケルン店内
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店内
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マスターは体調が思わくなく、代わりに娘さんがママさん役で
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YUKIGUNI レシピ
ウオッカ・・・1/2
ホワイトキュラソー・・1/4
カクテルライム・・・1/4
味わいが良い、色合いが良い、黄緑、スノースタイルが雪の白さを連想させYUKIGUNIというイメージに合致。
シェークしてスノースタイルにしたグラスに注ぎ、グリーンチェリーを飾る -
これが「スノースタイル」 グラスの縁の周りに砂糖がついているのが特徴
グラスの外側の縁をレモンで濡らし、グラスを回しながらグラニュー糖をくっつけていく。
これがYUKIGUNIの特徴。1959年に井山計一さんが考え、全日本カクテルコンクールで優勝、以後今でも人気あるカクテルである。 -
グラスの底に、グリーンチェリーを入れるのが特徴
戦後の日本が産んだカクテルの傑作と言われている。 -
井山計一氏の映画ポスターより
https://youtu.be/M9te58bziYg
動画もどうぞ! -
ケルン店内に掲示されてあった句を詠みながら、時がゆっくり過ぎていく
「時ならぬ 小春日和りの しぐれかな」
初めて訪れた酒田の町で飲む酒もまた旨い、これぞ旅の醍醐味でもある。
酒田を後にして、明日は越後新潟から長岡へ行くのだが九州・西日本はまたもや台風が接近中とのこと。
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