2019/09/19 - 2019/09/20
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Elliott-7さん
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JetStarで庄内空港到着 バスで酒田市内へ・・・
山形庄内空港は、庄内地方の酒田市と鶴岡市の中間にある地方空港で、平成3年10月に開港した空港で、別名「おいしい庄内空港」とも呼ばれている。おそらくおいしい庄内米のコメが取れるところに語源がありそうだ。
成田空港を13時に出発したJetStar機は14時ちょっと過ぎに庄内空港に到着。周囲はまさにローカル空港そのもの。バスが二台ほど待機している。
大型バスは酒田行きで小型マイクロバスは鶴岡行きである。自分は当然酒田行きのバスに乗車。庄内平野は黄金色に輝く稲穂がたわわに実っている。ちょうどコメの収穫時期を向かえている時で見渡す限りの稲畑が続く。稲の刈り入れもぼちぼち始まっているようださすがにコメ所だけのことはある。
このままバスに乗っていけば酒田市内に入るのだが、市内に入る途中にどうしても行っておきたいところがある。それは、「土門拳記念館」である。土門拳記念館はここ酒田を訪れる目的の一つでもある。
空港からのバスで東北公益文化大学という所で下車、そこから少し歩いて行けば、「土門拳記念館」がある。
写真に関心のある者なら土門拳という写真家を知らない人はいないはずである。若い世代にはわからないかも知れないが、中高年以上の写真マニアなら知る人ぞ知る有名な写真家なのである。
リアリズム写真を確立した極めて個性の強い社会派写真家としても知られていた。7月19日~9月23日まで、土門拳生誕110年を記念して特別展が開かれていたのもラッキーであった。
その後、記念館近くにある「酒田市美術館」や隣接する「出羽遊心館」を見学。そこから「るんるんバス」で市内に入り今夜の宿、「最上屋旅館」に投宿。
夜間外出して近くにあるスタンドバー「ケルン」へ。何故スタンドバーへ?
実はここケルンというバーは、高齢のマスター井山計一さんという方が傑作カクテル「YUKIGUNI」を世に出したことで知られているのである。
この映画「YUKIGUNI」を横川シネマで観たという訳。
お酒が好きなものだから、この「YUKIGUNI」というカクテルに関心をもち、酒田のケルンを訪ねマスターの井山氏にお会いしたいものだと考えたのです。
結論から言えば井山氏にお会いすることはできませんでした。ご高齢なので入退院を繰り返し体調が思わしくないそうです。残念ですが仕方ありません。大正15年生まれというから93歳になられる方で、YUKIGUNIというカクテルを世に出されたという。
ケルンで飲むためには、宿が近い方がよい。探していたら「最上屋旅館」という宿屋があったのです。いわゆる昔ながらの宿屋に固執し、経営者は安易に妥協しないポリシーのある旅館というところに惹かれたのです。
近代的なホテル、老舗旅館とはまた違った宿屋がまだ残っていることに共感を覚えたのです。天邪鬼な性格の自分にとってそういう宿屋に泊まってみるのもありかと思ったからでもある。
さらに調べてみると、「日本ボロ宿紀行」はテレビ東京で放映されていたらしくかなり人気があったとか。「ボロ宿」とは何と侮蔑した言い方だと思っていましたが、実は誉め言葉だったんです。あえてボロ宿と呼称することを厭わない誇りをもっているんですな。
こういう宿っていいですなー、いやこんなのがあってもいいじゃあありませんか!
表紙の写真は、土門拳記念館
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- ジェットスター
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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JetStar機は庄内空港(おいしい空港)に到着。
典型的なローカル空港である。 -
空港内ロビーも閑散としている、
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おいしいコメから作られる酒も旨い!
ロビーにはいろんな醸造元の酒が・・ -
空港の外に出ると酒田市内行きのシャトルバスが待っている
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大型バスは酒田市内行き、マイクロバスは鶴岡方面へ向かう
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空港前のオブジェ
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バスはのどかな田園地帯を市内へ向かって快走する
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しばらく走り東北公益文化大学前で下車
ここから少し歩いて土門拳記念館へ向かう
帰りのバス時刻を確認するのを忘れていた。 -
広い公園を横切って記念館を目指す
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記念館前で
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土門拳記念館は、別称・酒田市写真展示館とも呼ばれている
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白い立派な建物は池のそばに建っている
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なかなか立派な記念館である
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ここが正面入り口になる
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記念館の建物
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中に入ると「鬼が撮った日本」の看板が・・
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一歩中に入る
照明やレイアウトもよく考えられている -
展示品
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展示品
館内は撮影OK、ただしフラッシュ・三脚は禁止 -
土門拳氏はここ酒田の出身で名誉市民第一号でもある
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特に彼の風貌から「鬼」と称されていたことは頷ける。
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https://youtu.be/u_0XUdM_Xs0
yutubeに動画をアップしてみましたのどうぞ!
同じような写真ですが・・・ -
氏の愛用カメラと交換レンズ
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もちろんモノクロ写真も・・
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ヒロシマの作品も
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手入れの行き届いた廊下を進む
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眼前の池が気持ちを癒してくれる
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土門拳記念館を後にして
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記念館を出て市内循環のるんるんバスの時刻を調べると、ちょうど出たばかり、
次のバスまでの待ち時間がかなりあるではないか。
弱ったなー、この辺りには何もないしなー、 -
近くにある案内図を見ると、酒田市美術館があるではないか。
よーし、ここに行ってみるとするか。
テクテク美術館まで歩いて行く、ここも立派な施設である。
土門拳記念館にしろ、美術館にしろどうしてこのような立派なハコモノがあるのだろう?
維持管理に費用がかかることだし・・。市の財政が豊かなのかもしれないな、
酒田と言えば、本間さまで有名なことだし、
そういえば、ここ酒田は豪商の本間さまが出たところでもよく知られている。
「本間さまには及びもないがせめてなりたや殿様に」という言葉もあるくらいだから、
庄内地方ではそう言われていたようだ。
「本間さまにはとてもなれないが、せめて殿様になりたい」という意味だとか、
豪商と言われる商人にはとてもなれないが、せめて大名になりたいという。
それほど出羽酒田の豪商は、金持ちだったんですなー -
手入れの行き届いた庭を横切って進む
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館内は特別展のキルトに魅せられて展が開催中であった。
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展示物をいくつか紹介しましょう
企画展は撮影可でしたが常設館は不可でした -
展示物の一端
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これもキルト・・
正直その価値はわかりませんけど・・ -
かなり精巧な作りであることだけはわかります
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広い広い芝庭が
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ガラス工芸品も
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これもキルト?
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これもキルト
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興味のあるものにとっては、参考になる価値ある作品だろう
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あまり関心がないのでスルー
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これもキルト?
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やはり緑を見ると落ち着く
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こちらがあまり興味がなさそうなので、案内係員が
「この隣に『出羽遊心館』という建物がありますよ、」と教えてくれる
歩いてすぐの所に遊心館という建物がありました。 -
建物は、数寄屋造りの生涯学習施設だそうだ。
純和風の家屋で、天然の樹木をふんだんに使用してあり、庭は回遊式庭園でおよそ9000本もの樹木が植えられ、四季おりおり楽しむことができるそうだ。
このような大広間が、 -
天井も凝っている
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庭も広い広い・・
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石庭まである
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ここで茶道の宴が開かれ
余裕のある空間に癒される -
この日は予定がなくゆっくり見学できた
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こういう部屋もあります。
これが生涯学習施設??
やはり酒田市は財政豊かなのだろうなと勝手に思い込んでしまう。 -
美術館前から酒田市内に戻るために、るんるんバスという市内循環バスに乗ります
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バス停待合所
市内まで100円で行けますが、途中団地やらあちこち回っていくのでかなり時間がかかります。
100円だから仕方ありませんけど・・
次は、最上屋旅館とスタンドバーケルンの紹介です。
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