京都は好きじゃないけど…。段取り万全、嫁は満足?「古都、京都4日の旅」。3日目・炎天の京都御所と暮天の伏見稲荷

2019/09/14 - 2019/09/14

今回の旅では、嫁が一緒なので居酒屋探訪はもとより諦めているし、監視が厳しいので昼酒もできない。したがって昼飯・夜飯のめどは附けずフリープラン、出たとこ勝負であった。
しかし、朝食はホテルで食べるより少しでも旅情を味わうため、初日以外は段取りを考えていた。
3日目の予定は札幌にもある「イノダコーヒ」の本店で朝食である。その後は京都御所の見学ツアーに参加、次に上京区 堀川西入ルの「鶴屋吉信」へ。
その後、大徳寺・今宮神社と下鴨神社。体力が続けば、夜に伏見稲荷を予定します。

エリア 今出川・北大路・北野(京都)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー ANAグループ JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルから思ったより距離があったが、たどり着いた。
札幌駅直結の札幌大丸にも「イノダコーヒ」があり、上品そうなウェイトレスに「コーヒーではなくコーヒではムボウ(無棒)だね。」と言いましたが、顔全部をはてなマークにされました。アジャパー。

通り道にあった中京郵便局。こうゆうときに旅行貯金の通帳を持ってきていないか営業前。

「鶴屋吉信」へ行った後は「大徳寺」「今宮神社」。その後下鴨神社を経て京都近鉄駅のホテルへ。

概略はこの予定。
今日は荷物をホテルで預かってもらう。

イノダコーヒへは、8時過ぎぐらいに来たけどほぼ満席。御近所の方も多いく、観光客と半々ぐらい。待つほどもなく、ちょうど窓側の良い席が空いて案内されました。

モーニングセットを食べ終えて、トイレに行ったら面白かった。何が面白いか、行った方は確かめてください。
嫁が会計するのを待って外にいたらナカナカ出てこない。
店の前で待っていたら向かいの小路にこんな朝食の店があった。

朝食、ここでもよかったかなー。

取敢えず、嫁をせかして京都御所に向かう。
バス停探しに一苦労。バス停位置の地図が欲しい。
バスの中で予定表を確かめると、無料の京都御所案内見学ツアーの時間があと15分に迫っている。嫁の会計とバス停探しに思いのほか時間を取られた。

2016年7月から常時観覧が可能になりました。
蛤御門の変で著名な新在家御門。鉄砲の痕があるというが、今は時間がない。痕に悔いが残るが仕方ない。
何故、蛤かと言うと火事の時に門が開いたから。焼かれた蛤がバカっと…。いや失礼、畏れ多い。

青所門。桂離宮と同じでココにも皇宮警察官がいる。
昔就職したころ「学科が受かったから、世が世であれば俺は花の皇居で馬に乗っていたはず。」というと訳知りの先輩が「お前なら那須の御用邸だ。」と言っていた。なるほど…。
ここで簡単な手荷物検査。税関などと同じく大概は、怪しそうなやつの荷物をよく調べる。むろん私はショルダーのチャックを全開にして荷物を調べられた。

御所内にある青所門休憩所に、ツアー開始3分前にたどり着いた。
すると嫁が「トイレ行ってくるわ。」さっき、イノダで行ったばっかりやないの。
結局ツアーはスタートして、案内係りの後ろに嫁以外の私たちは続きます。
宜秋門過ぎたあたりで嫁が追いつきます。

御車寄せ。
案内の係り曰く、「時間は一時間ほど、途中から離れられるのも自由。」とのこと。

アルファベットで門の名前や建物の名前が書かれているけど、それでは外人さんに意が通じないのでは。

新御車寄。中央のワイシャツ・腕章の兄ちゃんが宮内省職員の案内係り。ちょっと固いけど熱心に説明。頻発する口癖の「…とゆう形になっております。」が残念。

建礼門。移動時は皆一目散に日陰に急ぎます。
日に当たると背中が暑い。35度は越えてそうな感じ。風がない。

デジカメではうまく撮れません。

暑いので集中力がなくなってきてじっくりと観察できません。

承明門。紫宸殿がみえます。天皇専用の健礼門から正面にあたります。

紫宸殿。高御座があると扉が開いているそう。今東京に運ばれているので、閉まってます。要所に皇宮警察官がいて不測の事態に備えてます。
私、怪しくありませんから。

早く着いたが入門証の番号は123番。紐の色が分かれていたので、実際はもっと入っていたのだろう。

春興殿。いわゆる武器庫。

桧皮葺屋根の解説。これ、上げ底だったんだ。

一年間の行事が描かれているそうです。年間予定表。

修理とかしているんだろうけど、立派です。

これ図面に書くと余計分からなくなりそう。

ナントカと言う橋。あつさでぼーっとして集中できません。

御池庭。

蹴鞠の庭。

菊の御紋だらけ。ゴージャス。

御所にしては庭に奥行きを感じない。

桂離宮がいかに良かったということ?。

もうススキか。つうかこの暑さでススキ。ここいらでほぼ見学ツアーは終盤。やはり途中離脱する人もいます。

最初の休憩所に戻ったところで一時間経過。
ちなみに休憩所にあるロッカーにショルダーを入れておきました。あまり大きなものは

門の外には皇宮警察の消防車。初期消火は皇宮警察が行います。

縣井。この井戸の水で身を清めると出世するという。

古い記事だが、「ほぼ日刊いとい新聞」に帯広の有名菓子店「六花亭」の現会長小田豊氏がK大卒業後、修行に出ていたのがこのお店と言うのがあった。
https://www.1101.com/oshigoto/rokkatei/2010-04-16.html

創業1803年の老舗「鶴屋吉信」。旅の計画時に嫁に話すと行くという。

店内に「菓遊茶屋」と名付けられたカウンター席が設置されていて、職人が目の前で解説しながら生菓子を作ってくれる。実演料込だが料金は忘れた。

喧噪の店表と違い静かな空間で一息つく。

なにせ京都御所は暑かった。ここでまさに一服。

近くのバス停から大徳寺へ向かう計画だったが、体力的にも時間的にもきつくなってきた。そこで店の前からタクシーに乗ることにした。
タクシーなら先に今宮神社。大徳寺体と緩い登りになるはず。ここら辺は事前調査している。

嫁の目的は神社前のあぶり餅。

今日の昼食替わりである。

さて、お参りしようっと。

去年の台風の傷跡はこんなとこにもあったのですね。倒れた鳥居の一片。

ここはあまり混んでなくてよいです。

織姫を祭る社。

阿保賢さんと言うらしい。阿保なのか賢いのかどっちなんだろう。

石を撫でて、体の悪い処をさすれという。

早速、嫁に痛い膝をさすらせました。

大徳寺に向かって歩いていきます。木陰で涼しいが、思ったより距離がある。
緩い下り坂で助かったが、大徳寺の塔頭がありすぎて結局良く判りませんでした。
ウロウロしただけ。
大徳寺前からバスに乗って下鴨神社に向かいます。

この門の前にバス停があったのでほっとしたら、なにやら循環観光バス専用の様。
下鴨方面行のバスが通ったが、止まりません。もう一丁向こうのバス停の様です。
なんだか昨日の嵐山を思い出します。

バスの中は涼しい。すぐに座れてよかった。

北大路バスターミナルの中を通って下鴨神社へ。

下鴨神社の境内の白砂利が目に痛い。

本殿ではお参り中なのか、何かの団体なのか。

人が少なく見えますが、日陰に皆集まっています。

大安なのでこんな風景も。これも暑そう。

暑さで少し体調が悪くなってきました。

すずしい糺の森を通っていたら河合神社で音楽が。なぜかカンツォーネでした。
音楽を聴きながら、茶屋で冷たいものを飲んで休憩です。

鴨川三角デルタまできました。

子供たちが遊んでました。この暑さには川遊びがぴったり。おじさんも入りたいぐらいです。

京阪出町柳駅から三条まで。
嫁をだましてチョコチョコ鉄分補給。

三条駅で学生のコンサート。結構上手。

昨夜泊ったホテルに荷物を取りに行きます。

近鉄駅の改札階の下がホテル入り口。

部屋からの景色。下に見えるのは新幹線用確認車。横取りなのね。
新幹線は先頭がちょっとしか見えない。

このホテル、最終日は大阪か神戸に停まろうと考えていたのを止めて取り直したので、高くついた。
まあ、トレインビューだしと思っていたが新幹線側の部屋は全然見えない。
夕食は新幹線改札内のにしんそばを戴きます。そのご、伏見稲荷へ。

伏見稲荷に来ました。早速黄金の稲穂を銜えた狐様がお出迎え。最初は何を銜えているのかと思った。

振り返ってJR稲荷駅。

駅からすぐに大鳥居。

第二鳥居。

楼門。

ちょうど夕暮れ。湿度は高いが、気温は下がった感じ。

このきつねさん、帰ってから写真を見ると尻尾に金の玉がある。調べたら狐火を表しているとのこと。

稲荷山と言うお山全体が伏見稲荷大社なのね。

太いのもあるのね。

これが良く見る風景。ひとがと入らぬように取るのは結構困難。

ちっちゃい鳥居もあるのですね。

人が並んでいると聞いた重軽石が解りませんでした。あたり暗いし。
ちょうど通りかかった警備員さんに、重軽石を教えてもらいました。
明かりもないので、これとは知らなんだ。おまけに灯籠の上の「擬宝珠」とは知らなんだ。
でも、誰も並んでなくてラッキー。

右側通行だそう。ほとんどの外人は逆行していた。

この狐さんは鍵を銜えていた。

夜は暑さが和らいで助かりました。

明日もかなり暑いとか。とにかくホテルに帰ります。
京阪で帰ろうと思ったら、嫁に「なんで!」と怒られました。

ホテルに戻って廊下の大窓から京都駅撮影。
14日の歩数は20771歩。

この旅行記へのコメント （5）

• travelさん 2020/10/19 13:54:12

  11月下旬、京都の紅葉はぴか一です。

  京都、暑くて大変でしたね。
  京都は秋が一番綺麗です。
  特に11月下旬の晴天の永観堂の紅葉は素晴らしいの一言。
  東福寺の紅葉も綺麗ですが込み合うので朝一番がお勧めの時間です。
  今年は新型コロナでインバウンド観光がいないので例年よりは落ち着いて紅葉を楽しめると思います。
  旧邸御室の旅行記に訪問頂き有難うございます。
  電車で京都まで直ぐ行けるので旅行記と言う程ではないのですが観光客の少ない京都は落ち着いて見て回る事が出来ました。
  
  　　travel
  

  ザリガニ大王さん からの返信 2020/10/19 14:17:25

  Re: 11月下旬、京都の紅葉はぴか一です。

  ご訪問ありがとうございます。
  実は今年、５月下旬に大原や保津川下りと福田美術館の若冲展を見に行く予定でした。コロナで断念しましたが、電車ですぐ行けるのは羨ましい限りです。
  今後とも宜しくお願いします。

  travelさん からの返信 2020/12/01 15:18:22

  RE: Re: 11月下旬、京都の紅葉はぴか一です。

  ザリガニ大王さん、返信コメントを頂きありがとうございます。
  5月の京都は残念でしたね。
  今現在の京都は紅葉とgo to travelも重なって平日でも込々状態です。
  大阪がコロナ感染者の増加でgo to travelが使用出来なくなったので余計に京都に宿泊先を変えているのでこれからも込み合うのではないかと思われます。
  インバウンドはいないですが京都はやはり紅葉の時期は人気があります。
  しっかりマスクをして手の消毒も欠かさずに京都の紅葉巡りをしましたがやはり人込みは怖いです。
  これから寒さが本格的になりますので体調にはお気を付けください。
  
  酸ヶ湯の旅行記に訪問頂き有難うございます。
  お礼が大変遅くなりました。
  
  　　travel

• 墨水さん 2019/10/02 22:30:15

  凄いけど・・・・。

  ザリガニ大王さん、今晩は。
  答えて貰えないだろうけど、質問です。（笑）
  
  工程表では。
  １１：３６　大徳寺着
  　　　　　　拝観
  徒歩移動、所要時間11分
  　　　　　　今宮神社拝観
  軽食
  １２：１４発
  全体の所要時間は、38分
  徒歩移動時間11分を差し引くと、実質的な観光時間は27分に為ります。
  さらに、軽食時間（あぶり餅）を差し引くと、最大でも20分程度に為りますけど。
  20分で、大徳寺と今宮神社を拝観できるんですかね？。（笑）
  最初から？、どちらかを捨てていた？。(笑)
  確信犯ですな～～ッ。(笑)
  墨水。　　

  ザリガニ大王さん からの返信 2019/10/03 09:30:36

  RE: 凄いけど・・・・。

  墨水さん、完敗です。
  敢て言い訳をすれば、当初「鶴屋吉信」の後はバスで北小路経由で「下鴨神社」を考えてました。
  しかし、何回目かの嫁との打合せで「大徳寺」に行きたいと言い出し、そのあと追加で今宮神社(あぶり餅)を希望しました。前日の「太秦映画村」を論破して諦めさせたので、断り切れませんでした。
  この日のうちに淀屋橋のアパホテルを予約していたので、もう一泊京都で泊ることにし
  急遽、「都シティ近鉄」を予約しました。
  この結果、京都の日程に幅ができ伏見稲荷にも行くことができましたが、錦市場は緩衝日程として13日と14日に重複して入れておきました。
  
  記載しているバスの時刻は、その時間帯あたりにどのルートで何分間隔で何分かかるかの目安ですが、実際は、ほとんどこの路線系統に乗れてません。
  さて、大徳寺前のバスは下賀茂神社方面に行くのですが、今宮神社まえからはルートがありません。すると今宮神社と片道10分かけて歩くことになります。
  もうここらあたりで適当になりました。
  実際は工程が1時間押しになり、出町柳駅乗車が1530分頃で途中、錦市場を割愛しても17時ホテル到着になりました。
  
  結果、段取り落ちと言うことです。