2025/11/18 - 2025/11/21
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miharashiさん
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11月下旬の三日連休前の平日の天気が良さそうだったので、まだ訪れたことのない京都の紅葉名所に行くことに。少し前に友人が源光庵を訪れ、見せてくれた写真の中に円窓の写真がなぜか印象に残っていたので、ついでに鷹峯にある光悦寺や常照寺なども訪れてみたくなった。さらに欲張って圓光寺や鞍馬寺、さらに滋賀県の教林坊、鶏足寺なども訪れることにした。交通費や宿泊費を最小限におさえるために、いつものように行きは格安夜行バス、帰りは名古屋と小田原間だけ新幹線こだまに乗車。京都市内や滋賀県内の移動にはタクシーは使わず、バス&電車&徒歩で移動するという経済的かつハードな旅となった。来週(11月最後の週)が紅葉のピークとなるので、これから訪れる方の参考になれば幸いです。(表紙写真は、源光庵の悟りの窓と迷いの窓)
<旅程>
11月18日(火)町田から夜行バスで京都へ。
11月19日(水)朝6時頃京都着。
鷹峯(源光庵、光悦寺など)散策ー>圓光寺ー>鞍馬
鞍馬ー>電車で滋賀県へ移動。
(石山駅そばのラックホテル泊)
11月20日(木)石山ー(JR)->能登川-(バス&徒歩)ー>教林坊
能登川ー(JR)->木ノ本-(バス)ー>鶏足寺散策
(木ノ本駅そばの草野旅館泊)
11月21日(金)木ノ本ー(JR)->名古屋ー(新幹線)ー>小田原
(小田急線経由で帰宅)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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光悦寺の門。
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光悦寺の紅葉。
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11月18日(火)、夜23:50に町田ターミナルプラザバスターミナル6番乗り場で京都駅行き夜行バス(トイレ付)に乗車。片道一人3100円。途中3回トイレ休憩あり。予定通り19日5時50分に京都駅八条口に到着。着く前に持参した朝食を食べることができた。まずは地下鉄烏丸線で北大路駅へ向かった。車内はがらがら。座ることが出来た。
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隣接するバスターミナルのF乗り場から北1系統に乗車。7時4分に乗る予定だったが、一つ前の6時台のバスに乗れた。バスも空いていて、後ろの方はがらがら。早朝逆方向に向かう便に乘れば、バスでも楽に移動できていい。京都駅から直行できるバスもあるが、混雑をさけるために途中まで地下鉄移動を選んだ。16分乗車後、鷹峯源光庵前バス停下車。
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まずはバス停に一番近い源光庵へ。オープン時間9時までは1時間半以上も時間があるが、入れるところまで行って見た(7:13)。
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門を入った右側。
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受付近くの紅葉がすばらしい。この前には広い駐車場があったが、紅葉期間中は閉鎖されており、駐車禁止(車で来る人はこの近くの常照寺の駐車場か、民間の駐車場に停めることはできるが、駐車できる保証はない。朝早くなら駐車できるかも?)。
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近くの光悦寺が8:00オープンと思って入口に行って見たら、紅葉で有名なアプローチへの入口はバーで閉鎖されていた。そばに立つ係員らしき人に聞いたら、8:30にオープンするという。ネット情報をたよりに来たのに、微妙な差があり戸惑った。しかも道路側からのアプローチの撮影も禁じられていた。さてオープンまでの1時間近くをどう過ごすのか?
お向かいのお寺の紅葉がすばらしそうだったので、中に入ってみた。圓成寺という名のお寺だったが、素晴らしい紅葉を撮影しようとすると、いたるところに撮影禁止の表示。残念だが、見て周るだけにとどめた。記録のため、門から離れたところで記念撮影。紅葉は一番すばらしかったかもしれない。 -
再び光悦寺前にもどるが、まだまだ時間がある。入口隣のお店は今日は休業日で、店の前の縁台に座らせてもらって待つことに。そこにお店のオーナーらしき人が散歩から帰ってきて、気の毒に思ったのか、下記のチラシを見せて、ここに行くといいよ。紅葉が今見ごろできれいだよと教えてくださった。
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鷹峯のええとこ歩こうのチラシの一部。地図をたよりに、丸印の光悦寺前から赤い線に沿って吟松寺まで歩くことに。
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光悦寺前の車道を下る。この道は車も走っていたが、狭くてすれ違いがむずかしそう。
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急坂の途中から左折して古道に入る。落ち葉で滑りやすいので、慎重に歩く。
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途中みごとな紅葉に出会う。
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上記写真の左下端の出口からもみじ街道と呼ばれる道に出て左方向へ行くと、前方にはみごとな紅葉。
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写真にするとわかりづらいが、実際はもっと真っ赤なもみじ。左側にはみごとな竹林。
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美しい紅葉は紙屋川沿いに建つ吟松寺に植えられたものだった。浄土宗の寺院で非公開寺院なので門前だけだが、他の場所より少し早い紅葉が有名だそう。寛永三年(1626)に志摩の水軍武将として織田信長・豊臣秀吉に使えた九鬼嘉隆(くきよしたか)の孫 左伝次守伝の法名から吟松寺という寺名になったという(ネットより)。
静寂の中、ゆっくり紅葉を楽しめたので、親切なお店のオーナーに感謝。ここは観光寺院ではないが、紅葉の穴場だった。 -
竹林を背景にした吟松寺の素晴らしい紅葉。
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墓地を背にして。
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墓地横には多くのかわいいお地蔵様が並ぶ。
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お寺の白い壁と三色の紅葉のコントラストが美しい。
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まだ時間があったので、源光庵まで戻り、すぐそばの常照寺へ行って見た。写真は赤門までのアプローチ。
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常照寺の吉野門。寛永5年(1628年)には日乾に帰依していた遊女の2代目吉野太夫により、山門が寄進されているので、吉野門とも呼ばれる(Wikipediaより)。
吉野太夫のお墓もあることから、吉野太夫ゆかりのお寺と言われている。 -
門は自由に入れたので、中に入ってみる。目の前には真っ赤な紅葉。少しピークはすぎていた。
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常照寺の建物。光悦の養子の光瑳の招きによって日蓮宗の中興の祖日乾が「法華の鎮所」に入ると、日乾はこれを正式に寺院として整備して寂光山常照寺と名付け、学寮である檀林(鷹峰檀林)を開き、多くの学僧がここで学んだという(wikipediaより)。
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帯塚。帯に感謝して供養(くよう)するために建てられた。ここも8時半にオープンするが、紅葉もいまいちだったので、中には入らずパスすることにして、光悦寺に向かった。
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光悦寺アプローチ前には二人だけオープンを待っていたので、安心した。8時半ぴったりにバーがはずされ、アプローチに入れた。受付はアプローチの先、山門前の左隅にあり、一人500円を現金で支払う。撮影はとても厳しく、門の中からしか許可されていない。写真はようやく撮影できたアプローチ部分。手前はやや見ごろには早かった。
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門の先のほうがみごとな紅葉が見れた。
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先の方の紅葉を拡大して。
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同上。
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横長で。
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門の方を振り返って。道路から門までのアプローチを門を額縁に見立てて撮影。
光悦寺門付近でのビデオ映像は以下のYouTube参照。
https://www.youtube.com/watch?v=d5BYu_uG59Q -
今度は木を入れて。
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しばらく先へ歩いてから門の方を振り返って。ここから見た紅葉がベスト。
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ひときわ鮮やかな紅葉。
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本堂。
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三巴亭を囲む光悦垣。
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光悦垣の先に見えてきたのが、鷹峯三山の一つ、鷹ケ峰。
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茶室の横にはひときわ鮮やかなもみじ。
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江戸時代の文化人本阿弥光悦らの墓。
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生垣には真っ赤なドウダンツツジ。
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真っ赤なドウダンツツジ越しには京都の市街地が見えた。
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同上。
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門に戻る前に主人の記念撮影。その横には駐車場。閉鎖されていた。
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展望台方面を振り返って。
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門に戻る前に記念撮影。
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門前から見たアプローチの最後の撮影。
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入るときは他の観光客がいて、独占できなかったところだったので、帰るときに再び心置きなく撮影。道路側には人がいるようだったが、アプローチには人がいなくてよかった。もう少し経てば真っ赤な紅葉が見られそうだが、人も多くなり、撮影に人が入り込む。平日のこの時間帯に来てラッキーだったかも。
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光悦寺を出てそのまま源光庵へ向かう。9時開門数分前に入口に着いたが、4名が並んでいただけで空いていた。
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9時に入場。入るとすぐに中庭が見えた。
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入って左手に本堂。すぐに目指す窓へ。左の丸窓が悟りの窓。「禅と円通」の心を表し、円は大宇宙を表現。右側の角窓は「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表している(パンフレットより)。窓のビデオ映像は以下のYouTube参照。
https://www.youtube.com/watch?v=zNfkeoyLaeM -
いざ撮影してみると、窓の中と外の明るさの差が大きすぎるため、中々実際の色が出ず、何度も撮影を試みた。実際はもっと赤みが強い。
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角窓も似たような状況。
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実際はこのくらい赤く紅葉していた。
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丸窓から見えた紅葉。こちら側は見頃は来週か? 人が少なかったので、長い間居座ることができたが、混んでいるときは難しそうだ。
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本堂内の血天井。伏見桃山城の遺構。1600年徳川家康の忠臣・鳥居彦左衛門元忠の一党約1800人と石田三成の軍勢が交戦,多くは討ち死にし、残る約380人が自害したときの痕跡。
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足跡もくっきりと残っている。
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本堂奥からの庭の紅葉の眺めをパノラマで(画像をクリックしてください)。
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上記庭に面した部屋。
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本堂内部。丸窓や角窓はほんの一画にすぎない。大勢が押し寄せたら、いい写真を撮るのは極めて困難。私は左ひざを痛めていたので、正座しての撮影がつらかった。
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何とか撮影を終えて、中庭の先の別棟に移動。
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書院の間。屋久杉を使った?風も。
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本堂裏の建物の内部から鶴亀庭園。
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本堂裏の建物の内部から鶴亀庭園のパノラマ写真(画像をクリックしてください)。
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少し右にずらして再びパノラマで(画像をクリックしてください)。
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面白い掛け軸を入れて。
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きれいに磨かれた床面に紅葉の赤身が映っていた。鷹峯地区の紅葉散歩はこれで終了(9:23)。ゆっくり撮影してもここに30分もいなかったことになる。その後バスで北大路バスターミナルにもどり、10時3分発北8系統のバスで圓光寺に向かった。(京都2へ続く)
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団塊夫婦の日本紅葉巡りの旅・2025(京都&滋賀)
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