
2019/07/31 - 2019/08/01
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funasanさん
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7月31日(水)今日はオーストリアのインスブルックからドイツのニュルンベルクまで鉄道旅行する。インスブルックからミュンヘンまでECで1時間46分、ミュンヘンからニュルンベルクまでICEで約1時間、ミュンヘンでの乗り継ぎを含めて3時間15分の鉄道旅行である。
快適が約束されたドイツの超特急ICE、ところが、ミュンヘンでとんでもないことが起こった。私のドイツ鉄道への信頼が地に落ちた。
しかし、ニュルンベルクのホテル「シェラトン・カールトンホテル」(写真:5星)は素晴らしかった。文句なくニュルンベルク最高のホテル?自信を持ってお勧めします。詳しくは本文の写真を御覧ください。シェラトン・クラブラウンジ、屋外テラス、最上階の室内プール、ジム、サウナ、リラクゼーションルーム等、最高の癒し空間になっている。1泊では惜しい…。
参考までに、2019年10月の平日の客室代金を調べてみたらクラシックルーム14000円~、エグゼクティブルーム28000円~だった。
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名残惜しいインスブルックに別れを告げて、中央駅に向かう。今日はドイツのニュルンベルクまで行くので、午前10時40分発ミュンヘン行の特急列車ECに乗る。
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チケットは当日購入の普通乗車券(インスブルック→ニュルンベルク)なので結構高くて2等車でも1人92.6ユーロだった。1ユーロ120円換算でも11112円。ミュンヘンからドイツ鉄道のICEに乗り継ぐので日本の新幹線に比べれば安いかもしれない。
写真:ECの2等車 -
ミュンヘンまで2時間弱の時間がある。車窓を楽しみながらも、退屈になってきたので食堂車(写真)に行ってみる。これがなかなか本格的なダイニングカーでお薦めだ。
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インスブルックを素泊まりの安いホテルに泊まって、この列車の中で朝食にする…。朝食メニュー(写真)から軽いコンチネンタルブレックファーストでもいい。それが本来のヨーロッパ鉄道旅行の醍醐味であるが…。
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ACホテルでたっぷり朝食をとってきているので、お腹いっぱいである。取り合えず「カプチィーノ」(写真)だけ注文してダイニングカーの雰囲気を味わう。とてもいい。
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快適なオーストリアの鉄道旅行を終え、定刻どおりにミュンヘン(写真)に到着。列車乗り換えのために重いスーツケースを引っ張って11番のプラットホームに行く。電光掲示板には12:26発ニュルンベルク経由フランクフルト行ICEの案内が載っている。
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ところが、発車時刻になってもその列車が来ない。ホームでは誰かが駅員に怒鳴っている。「何か変だ」と思った私はホームに立っている年配の男性駅員に聞いてみると、「分からん。案内所で聞け」という。話にならん。ホーム反対側の列車から降りてきた若い女性車掌に聞くと、スマホで最新情報を調べてくれた。彼女曰く「次の列車はキャンセルされた」と。「何~???」彼女はニュルンベルク行は〇〇ホームから出るので、それに乗ればいい。と言ってくれた。そして、急いでその列車(写真)に乗り込む。
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ところが、この列車もなかなか発車しない。突然、車内放送が(ドイツ語で)入り、前に座っていた青年が怒りを表わして立ち上がった。そして大きなスーツケースを棚から降ろし始めた。これは何事ぞ!不安になって彼に聞いたら、「列車に急病人が出たので30分くらい遅れる」という。フランクフルト行は乗り換えろ、という案内らしい。そこで我々も彼に従って列車を移動した。
写真:ドイツ鉄道ICE -
しかし、その列車は、乗り換え乗客があふれて超満員!客車の中にも入れず通路ですし詰め状態だった。そこに中東系のファミリーが大きな荷物を持って移動してきたので、怒鳴る人(ドイツ人?)もいて、周囲は殺気だった雰囲気にもなった。ニュルンベルクまで1時間、とても長く感じた鉄道の旅だった。これで私のドイツ鉄道への信頼は地に落ちた。
写真:ニュルンベルク中央駅 -
散々な目にあったドイツ鉄道であるが、「シェラトン・カールトンホテル・ニュルンベルク」(写真)に救われた。駅からスーツケース持参でも徒歩5分くらいで着く。アクセス抜群!
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ホテルに一歩入ると高級感が漂っている。ピカピカに磨かれた床、真っ白な壁と天井、これは期待が持てそうだ。
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いつものように、マリオットの上級メンバー(チタン)として堂々と、そして謙虚にチェックインする。フロント(写真)のお姉さんの英語は誠に綺麗で流暢だ。ドイツ人の英語力にはほとほと感心する。
注:ドイツを個人旅行するのにドイツ語は必要ない。たいていのドイツ人は英語を喋るので英語で十分、しかし、英語がダメな人は苦しい。特に、今回の鉄道トラブルなどに遭遇すると英語力が試される。 -
事前にスイートルームのリクエストをしておいたのであるが、ここもダメだった。結局、今回のヨーロッパ旅行で、マリオット系、ヒルトン系、全7個のホテルに泊まったが、スイートアップは全滅だった。エリート会員の威力なし?本当にスイート満室?
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一般的にヨーロッパの古いホテルの部屋は狭い。あまり期待をせずに我々の部屋424号室(写真)に入る。ところが、予想以上に広くて素晴らしい。部屋の広さは39㎡あるので、準スイートレベルであろう。
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このホテルの客室のカテゴリーは「クラシック」(23~27㎡)「スーペリア」(32㎡)「エグゼクティブ」(39㎡)各種スイートルーム(57~62㎡)となっている。
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我々の部屋は4階のエグゼクティブルームで、部屋の配置図を見ると正面玄関の真上、出っ張りのある広めの角っこの部屋だった。スイートではないが、いい部屋にしてくれたことは確かである。
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さて、バスルームを見てみよう。嬉しいことにトイレとシャワーブース、バスタブが完全に分かれている。やはりトイレは個室がいい。Good!
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真っ白なバスタブに真っ白な壁、極めて清潔で完璧!文句なし!
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窓からの眺めはイマイチ、駅に近いので鉄道の線路が見える。
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さて、まだ我々はお昼を食べていない。このホテルにはシェラトンクラブがあるので、さっそくラウンジ(写真)に行く。お昼時に何が食べられるか?これは結構大事だ。
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ほとんど誰もいないラウンジに、あっと驚くケーキ・デザートの数々(写真)、これには妻も私も大喜びだ。多少なりとも腹ごしらえになりそうな食材もあり、さあ~、ランチだ……!
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ご覧ください。これがシェラトン・カールトンホテルのランチタイム(写真)。この料理の素晴らしさだけに感動してはいけない。私の次なる感動は…
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クラブラウンジの外にテラス席(写真)があった。このホテルは地上10階(グランド階の上に1階~9階がある)建てで、8階にラウンジとテラス席がある。
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しかも、このテラス席はホテルの4方全部にあり、それぞれ、テーブル席、ソファー席、日光浴席(写真)?等、趣向を凝らした座席になっている。
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このラウンジは8階にあり、屋外のテラスの階段を上ってホテル最上階(9階)に行くとまたまた驚きの施設が待っていた。何とホテル最上階に「室内温水プール」(写真)があった。プールは 07:00 から 23:00 まで利用できる。
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プールは2か所にあり、鉄道側に広いプール、旧市街がよく目渡せる側に小さめのプール(写真)がある。この周囲にリクライニングチェアーが配置され、泳いだ後は…
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ニュルンベルクの旧市街(写真)を眺めながら休憩だ。
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当然ながらこの階にフィットネス・ジム(写真)があり、ここでトレーニングをして汗を流せる。
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もっと汗を流したかったらサウナ(写真)がいい。高温サウナと低温サウナの2種類がある。サウナで汗を流した後は冷たいシャワーですっきりし…
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最後はリラクゼーション・ルーム(写真)で休憩だ。これはもう本格的なスパリゾート、高級ホテル好きの私は一気にこのホテルが好きになった。そんな私の心を見抜いた妻は、「直ぐに観光に出かけるわよ!」
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午後3時頃から夕方の7時頃までしっかり市内観光をしてホテルに戻ってくる。ラウンジ(写真)に急ぐ必要はない。カクテルタイムでもお客が少なく座席を心配する必要はない。
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食材カウンターからオードブル類(写真)をピックアップして、妻はワイン、私はジンジャエールで乾杯!ニュルンベルクの旧市街は予想以上に素晴らしく、妻は大感激、大満足だった。
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メイン料理に魚のムニエル(写真)があった。温かいスープ、パン等と食べれば夕食になる。
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フルーツもデザート(写真)もあり、結構、まともなディナータイムとなった。これが無料で頂けるのマリオットのエリートメンバー(プラチナ以上)はやめられない。
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子育てを終わった夫婦はある種の危機を迎える。子育てという夫婦の共通項がなくなり夫婦の会話が激減する。さらに、男性が定年退職をむかえると夫婦の危機は増殖する。定年後の夫婦関係を再構築する必要がある。
写真:ニュルンベルクの日没 -
夫婦再構築のポイントはお互いの違いを認めることであろう。趣味の違いを認め、お好きにどうぞ!妻はヨーロッパが好きなので1年に1回だけ海外旅行(ヨーロッパ)に出かける。
写真:夕暮れのクラブラウンジ・テラス席 -
私は妻のバトラー役をする。そのかわり、私は1年に何度も1人で東南アジアに出かける。マリオット・ヒルトンのエリートメンバーとして現地で王侯貴族の生活を楽しむ。1人で…。これで我々はバランスを取っている。
写真:客室のベッドで熟睡 -
さあ、朝食だ。ラウンジで無料の朝食が頂けるのであるが、折角なので朝食レストランで本格的なビュッフェの朝食がいい。マリオットのチタンメンバーにもらえるポイントの代わりにレストランの朝食を選択する。
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グランド階にある「Tafelhof Restaurant」(写真)に入る。入った瞬間、内装がヨーロピアン調の本格的ダイニングルームで嬉しくなる。シェラトン・カールトンホテル・ニュルンベルクは間違いなく5星ホテルだ。
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食材も素晴らしい。スモークサーモンからはじまってスモークの白身魚、ニシンの酢漬け、パプリカ・キュウリ・ニンジン・セロリ・トマト等の生野菜がしっかり準備されている。
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生ハムからハム・ソーセージ・サラミ等、全種類制覇はとても無理なくらい揃っている。
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チーズのラインナップもしっかりしている。私はチーズが好きなので、出来るだけ少量多品種でトライしてみる。
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新鮮なフルーツもご丁寧にカットして並べてある。これはもう日本の高級ホテルと同じレベルの朝食ビュッフェで、今回のヨーロッパ旅行で一番いいホテルである。
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今日は8月1日、木曜日の朝。ドイツ人やヨーロッパの人達は夏のバカンスで仕事を休んでいるせいか、いつまでたっても朝食レストラン(写真)は混んでこない。妻と窓側の席に座り優雅な高級ホテル朝食をはじめる。
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この素晴らしい朝食メニュー(写真)を御覧頂きたい。少量多品種を心掛け、食べられる範囲で食材を盛り付けてきた。
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卵料理はシェフにオムレツを作ってもらい通常のアメリカンブレックファースト(写真)にする。
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最後は焼き立てのクロワッサンにジャムまでつけて甘党の私の舌を満足させる。ついでにチョコレートケーキも頂いて…。コーヒーは「カフェマキアート」を添えて…。もう完璧な朝食ビュッフェだ。
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クラブラウンジではどんな朝食が食べられるのか見に行こう。となって、結局、テラス席でのプチ朝食がはじまる。
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もうお腹いっぱいであるが、テラス席での朝食の雰囲気を味わうために「パンとフルーツ」を妻とシェアして味わう。今日は朝からスカッと晴れ渡り青い空が広がる。
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昨日は天気がイマイチだったので、今日の午前中にもう一度ニュルンベルクの旧市街を回ろう!天気次第で日程を半日ずらす。気ままなヨーロッパ鉄道旅行は最後に近い。今日の午後、最終目的地ドイツ・ヴュルツブルクに行って終わりである。
→「ニュルンベルク観光編」に続く。
私のホームページに新著紹介・旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
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