2019/09/19 - 2019/09/20
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norisaさん
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長かった猛暑も影をひそめつつある9月中旬、今まで訪れたことがなかった焼津の地に向かいました。
焼津という地名はヤマトタケルが天皇の命で東征し、その途上で賊の火攻めに遭い、持っていた草薙剣という名刀で草を薙ぎ、さらに向い火をつけて難を逃れたそうです。
ということでその地は「ヤキツ」焼津と称されるようになったといいます。
焼津は古くから多くの古墳が発掘された歴史的重要拠点ですが、今はマグロやカツオなどの国内屈指の漁港としても有名です。
今回は一泊でこの地を訪ねました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝9時ごろに神奈川の自宅を出て東名高速を西へと走ります。
大井松田からの右ルートが工事で通行止めなので左ルートは混雑しています。
それでも、富士山が! -
下に雲海を従える富士。
晩夏の雪のない霊峰、涼し気ですが寂しい気もします(笑) -
途中で休憩のために立ち寄ったサービスエリア、ネオパーサ清水です。
ここで発見! -
売店で焼き芋を打っていますが、よく見ると日本語以外にも中国語などもありますし、さらには中国のキャッシュレス支払いにも対応。
インバウンドを狙うのは都心や空港のお店だけではないようです(苦笑) -
高速は焼津までは行かずに、途中の静岡で降ります。
そして今川義元ゆかりの冨春院へ。
富春院には「天澤寺殿四品禮部侍郎秀峰哲公大居士位」と記された義元公の位牌も祀られているそうですが、墓地の一角に今川義元公慰霊塔があります。
今年は今川義元生誕500年ということで静岡で催し物が行われているようですが、この静岡市では何と言っても幼年時代や晩年を過ごした徳川家康公が有名で、それに次いで今川義元公も貴ばれているようです。
我々も合掌して冥福を祈ります。 -
そして、さらに車を南西に走らせ、途中のお店に入ります。
昼時を少々過ぎていますが、ご覧の通りの大盛況。 -
ラーメンと餃子、小ライスがセットになっていても700円台のお安さがこの店の繁盛の秘密のようです(笑)
五味八珍というチェーン店でしたが、待つ人も多い盛況店でした。 -
そして焼津の海岸近くの最初の目的地の到達します。
堤防そばの松林を歩くとーーー。 -
青く輝く駿河湾に出会えます!
向こうの長細い半島はまさしく伊豆半島。
泳いでもいけそうな錯覚に陥ります。
(絶対無理です(爆)) -
左手のヤシの木?の向こうは沼津、三島方面でしょうか?
あいにく富士山は雲隠れ中?(笑) -
そして、お目当ての施設、ディスカバリーパークにやってきます。
壮大な建物です! -
このディスカバリーパーク焼津天文科学館は天文科学館で最上階の5階にある天文台には東海地区最大級である口径80cmの天体望遠鏡を設置しているそうです!
昼間は天文台見学会、土・日曜の夜は星空観望会を開催する一方、2、3階には最新式のプラネタリウムがあります。
(プラネタリウムは上映時間が合わず断念します) -
屋上(5階か6階)に上がると駿河湾がさらに迫力を持って迫ります。
漁船が港に向かっていますが、ここ焼津港はマグロやカツオの水揚げで日本一になったこともある国内屈指の良港ですーーー。 -
ただし、富士山方面は相変わらずつれない素振り。
東名でじっくり拝んでいて良かったーー(笑) -
こちらは80㎝の望遠鏡ではなく、4連の太陽を観察する望遠鏡です。
太陽は黒点やフレアなど観察項目が多岐にわたり、地球の電波状況はもちろん気候などにも大きな影響を与えるため観測は不可欠なようです。 -
ところで、何故この地にこんな巨大な天文台があるのかーー?
それはこの地に法月惣次郎という望遠鏡、レンズ制作の巨匠がいたからだということで、彼の制作した望遠鏡は日本全国多岐にわたりますが、このマップはそれを表しています。
中には電波望遠鏡も含まれています。 -
一方、これは今年世界の先端技術グループが発表した世界初のブラックホールの写真です。
ブラックホールはご存知のようにあまりにも質量が高く、光さえも外に出ることができない天体を指しますが、今まではその存在は間接的にしか証明されていませんでした。
今回は世界各国の協力でおとめ座銀河団の楕円銀河M87の中心に位置する巨大ブラックホールを初めて可視化することに成功したわけです!!
といっても今まで不可能だったわけがあります。
それは、遠すぎるということですーー。 -
そのために世界各国の天文学者が結集しました。
いや、正確には散会しましたというべきか(笑)
つまり世界の果ての電波望遠鏡を使い、それぞれのデータを結集して地球規模の口径に近い大天体望遠鏡をとして活用したそうです。
これをEHT=イベント・ホライズン・テレスコープ=事象の果てを見る望遠鏡として使ったわけですが、今回観測に使用された望遠鏡は、APEX(チリ)、アルマ望遠鏡(チリ)、IRAM30m望遠鏡(スペイン)、ジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡(米国ハワイ)、アルフォンソ・セラノ大型ミリ波望遠鏡(メキシコ)、サブミリ波干渉計(米国ハワイ)、サブミリ波望遠鏡(米国アリゾナ)、南極点望遠鏡(南極)の8望遠鏡でした。(HP参照)
これにより月に置いたゴルフボールが見えるほどの解像度を得て、アインシュタインの一般相対性理論で予言された宇宙のもっとも極限的な天体、即ちブラックホールを見ることに成功しました。
アインシュタインの相対性理論は科学者でも理解が難しい大理論ですが、このブラックホールはじめ多くの証明がなされています。
そして応用ももちろんなされていますが、その端的な例がカーナビです。
即ち高速で自転する地球をこれまた高速で周回する人工衛星を基準とする位置測位は、相対性理論で算出される補正を加えないと何キロもの誤差が出て使用不能になるそうですが、これなどは相対性理論が活用される好例です。
この可視化には日本人天文学者たちの功績も大きかったそうですーー。 -
さて、このディスカバリーパークの名誉館長には有名な漫画家の松本零士さんが就任しています。
宇宙戦艦ヤマトで有名ですが、この天文台の各所にメーテルをはじめとしたアニメが描かれています(笑) -
さて、ディスカバリーパークを後にした我々は次なる目的地に向かいますが、途中にこんな巨大なUFOが?
これはアクアス焼津というウオータースポーツ施設です。
その隣にはーー。 -
物産館があります。
このお店、期待していなかったのですが、いろいろ安いのでお酒のおつまみやらおかずなどを買い込みました(笑) -
そして、第二の目的地、深層水ミュージアムに到着します。
この施設は、日本一深い駿河湾からもたらされる深層水の取水地である焼津市として駿河湾深層水に関する情報を紹介するもので入場無料です。
(先ほどのディスカバリーパークも無料ですが、今回の旅で訪ねた所は全て無料でしたので、寛容な静岡県民気質を伺い知ることができました(笑)) -
しかし、深層水って、そもそも何?
深層水は深さ200m以上の深海からくみ上げた水を差しますが、これ以上の深さに存在する水は全部の海水の95%にもなります!
そして黒潮や親潮で有名な海流はごく浅い海の流れをさしますが、この海洋深層水は何と!2000年もかけてゆっくりと一周すると言われています。 -
おお、ナンヨウハギが展示されています。
この海洋深層水は塩分を除去していろいろな用途に利用されていますが、深さ200m以上の海水をくみ上げるのはどこの海岸でもできることではありません! -
そう、日本の湾という湾で最も深い駿河湾だからできることです。
駿河湾の深さは何と!2500m!!で次に深い富山湾の1200mの倍以上の深さで、東京湾の深さ40mと比べると如何に深いかわかります。
もともと急激に落ち込んでいる地形に伊豆半島という太古には島だった固まりが箱根の付け根にぶつかってきたことから生まれた駿河湾、これが2500mの深さの秘密です。 -
そして深層水は我々になじみの深い表層水と比べてプランクトンが少なく、細菌も少ないので透明度は非常に高く、水温も太平洋側で10℃、日本海側では2℃と低く安定しているそうです!
海洋深層水の利用は今後広がりそうですーー。 -
さて、展示物としてーー!
これは何とあのオオグソクムシ!
不死?の生物ともいわれる気持ち悪いヤツですが、見た目どおりダンゴムシの仲間だそうです(苦笑) -
こちらにも海のお友達がいます。
さて、脱塩した海洋深層水の試飲コーナーがありましたが、確かに普通の水とちがってコクのあるような気もします。 -
こちらは海洋深層水をくみあげ、加工している施設です。
この海洋深層水ミュージアムを出た後はーー。 -
有名な焼津神社にやってきます。
『日本書紀』『古事記』の伝説によれば、ヤマトタケル(日本武尊/倭建命)は第十二代天皇である景行天皇の命で東征し、その途上で賊の火攻めに遭いましたが、ヤマトタケルは天叢雲(あめのむらくも)の剣、即ち草薙剣で草を薙ぎ、さらに向い火をつけて難を逃れたそうです。
その後、この地は「ヤキツ」(日本書紀は焼津、古事記は焼遣と表記)と称されたそうです。
この説地が静岡県焼津地域に比定され、焼津神社はその事跡を伝える神社とされています。 -
このヤマトタケルの伝説は古事記と日本書紀では相当の食い違いがありますが、どちらも彼が奮戦して最後は怪我がもとで亡くなったことを伝えていますので、相応の史実であろうと思われます。
このあたりの記述、そしてその後の天皇家の家系から複雑な事情が浮かび上がります。
というのも景行天皇の息子、ヤマトタケルが憤死し、さらに第十三代成務天皇に子供がいなかったため、ヤマトタケルの息子が仲哀天皇として第十四代天皇になりますが、彼は不審な死をとげ、皇后である神功皇后の庇護の元、その子応神天皇が後を継いだことになっています。
(そのためにこの天皇のおくり名は仲哀という悲しい名前になっているそうですーーー)
神功皇后は有名な三韓征伐(朝鮮派兵)を指揮した猛将でもあり、臨月を遅らせるため冷たい石を腹に巻いたという言い伝えもありますが、近代の研究では征韓に反対した仲哀天皇を退け、この天皇と血の繋がりのない我が子を応神天皇としたのではないかという推測があります。
そして応神天皇は男系天皇でないがゆえにその後は巨大な墳墓(大山古墳に次いで二番目の大きさ)が建てられ、さらに応神天皇は八幡様、八幡神社として手厚く祀られ、その権威を高めたという推測がなされています。
天皇家、万世一系と信じたいところですが、この応神天皇や継体天皇のところでの不連続点が指摘されていますし、天智、天武系の争い、南北朝時代の継続性など汚点なしとは言えないようです。
とはいえ、少なくとも1400年以上続く王室は世界に類がないことも確かですーーー。 -
そうした過去や現代の研究を冷ややかに眺めるヤマトタケルの像です(苦笑)
真実はひとつですが、歴史解釈は星の数もあります。
そして手前は有名なさざれ石で国歌の歌詞にもでてきますね! -
こちらは維新や日清日露などの戦争で亡くなった方々を慰霊する神社です。
権力者の争いのとばっちりを受けた庶民や末端の兵士のご苦労、悲しみはいかほどでしょうーーー。 -
もちろん本殿にもお参りさせていただきます。
景行天皇の命で東征をなしたヤマトタケルノミコト(日本武尊)にも庶民のお願いをさせていただきます(笑)
さて、今日最後の訪問地はーー。 -
小泉八雲記念館です。
八雲の足跡はもちろん松江が有名ですが、この焼津とも深い関りがあります。
夏を過ごすためにこの焼津の宿を定宿として選んでいたからです。
ここは2007年に開館し、八雲の曾孫である小泉凡が記念館名誉館長を務めているそうです。
主に小泉八雲が晩年焼津滞在中に使用した遺品や焼津を舞台にした著書や草稿、滞在中に妻子へ送った書簡などを展示していますがそれほど期待していなかったのは不徳の致すところですーーー。 -
小泉八雲という人物は例の「怪談」やその他の作品の他は、ヤマトタケル以上に知らなかったのですが、ここにきて認識を新たにしました。
至極順調に欧米で成長して興味本位で日本に遊学したと思ったら大間違い!
何と彼は子供時代に片目を失明し、もう片方の目も極度の近視!
さらに両親が離婚して大叔母に預けられてしまう!
さらにこの大叔母も破産!
ということでアイルランド人とギリシャ人の混血の子には大変な人生のスタートだったようです。 -
そして大叔母の破産によりイギリスの大学を中退してアメリカに渡り職を得て結婚もしますが、その後離婚。
雑誌社の記者として日本にやってきます。
彼が滞在した地が左の日本地図の赤点で示されています。 -
そして紆余曲折ありましたが、日本人のセツさんと結婚し、やがて東大や早稲田で教鞭を奮う傍ら、執筆も進め、怪談などの名作をのこします。
この模型は彼が焼津で宿泊した漁師町の様子だそうです。 -
焼津という温暖で食べ物もおいしい地に惹かれたのはもちろんですが、彼を魅了したのは魚商人、山口乙吉の人柄だったそうです。
純粋で、開けっ広げで、正直者の乙吉を八雲は“神様のような人”と語っていました。
彼はこの家の2階に泊まり、亡くなるまでの夏をこの宿で過ごしました。
彼の使用していた机などです。 -
当時の焼津の防波堤の写真も展示されています。
ここには堤防がありますが、通常は穏やかな駿河湾で海遊びを楽しんだようです。 -
ここには彼が如何に日本びいきだったかのエピソードが書かれています。
日露戦争最大の海戦、バルチック艦隊と死闘を繰り広げた日本海海戦で日本海軍が完勝した際、彼は乙吉の商店のラムネを買い占めて全て栓を開けて近所の人々にふるまったそうです(笑) -
こちらは昨年訪れた際に実物を見学した、愛知県の明治村にある山口乙吉のお店と自宅。
彼はこの二階に間借りして夏休みを楽しんでいたわけです。 -
こちらは彼の直筆のスケッチです。
そう、怪談に出てくる妖怪たちを彼の想像で描いたものですが、想像とはいえ達者な画力がうかがえます。 -
ろくろ首もコワイですね!
実際に出てきたら失神間違いなしです(苦笑)
彼は怪談だけでなく多くの日本の文物を愛しました。 -
その中には、あのヤマトタケルゆかりの神社、焼津神社のお祭りもこよなく愛したそうです。
日本的なものの中でもお祭りは長い伝統に裏打ちされた一大行事。
そこに深く魅了されたハーンです。 -
これは焼津神社のお祭りで使用されていたお神輿です。
混血の彼の地の中にはアジアの血も混じっていたそうですが、それにこだわって日本に永住した小泉八雲は失明や保護者の破産などを乗り越えた猛者ですが、その繊細さと深い英知でヤマトタケルの伝説を研究し、見直したら一体どんな作品を書いていたことでしょう。
静岡県の中でもどちらかというと中心から離れたこの焼津という港街で感じた、ないものねだりでしたーーーー。
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この旅行記へのコメント (16)
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- olive kenjiさん 2019/10/11 13:09:28
- 今こそ ヤマトタケルさま お守りくださいませ
- キャラハン警部Norisaさん、アンジェリーナジョリー奥さま ご無沙汰しております。いつもいいね有難うございます。
焼津といえば大昔泊まったことがあり鮪で有名だったぐらいしか印象がないのですが、こんなに歴史が深く、科学関係施設も充実しているとは知りませんでした。
ヤマトタケルさまは出雲周辺の神様かと思っていたら、焼津だったんですね。
また小泉八雲がこちらで静養していたことも初耳でした。
でも、何かしら出雲に縁がある地だと運命の不思議さを感じています。
それにしても、norisa先生が歴史や化学関連に詳しく、講義を受けているみたいでした。教養無き私は絶対このような旅行記は書けないです。
ヤマトタケルさま憤死あたりからの史実は、大変興味深く読まさせて頂きました。凄い権力闘争が行われていたのですね。現天皇陛下におかれましては、ヤマトタケルさまの血が流れていなくても、日本の頂上で闘い抜いた強者と勝運の血が流れていることには間違いないです。
明日、強力な台風19号が関東を直撃のようです。
この時こそ、ヤマトタケル神が駿河伊豆はもとより大和の国、日本をお守りくださるように切に祈っております。
olive kenji
- norisaさん からの返信 2019/10/11 13:39:35
- Re: 今こそ ヤマトタケルさま お守りくださいませ
- olive kenjiさん
こんにちは。
いつも大変お世話になっております。
今回も多くのいいね!を頂き、さらにカキコと、ありがとうございます!
焼津に泊まったのは初めてですが、事前に調べてみましたら意外と名所があるので驚きました。
天文台も立派ですし、深層水ミュージアムも面白かったです。
ヤマトタケルの伝説についてはたまたまこの焼津で戦ったということでご出身は西の方だと思いますが、それにしても。この焼津やら静岡市清水区の草薙など多くの地名を残していますので、それだけ大活躍されたようです。
そうそう、小泉八雲はこの焼津を定宿にしていたわけですが、それを知ったのは愛知県の明治村でした。
それもあってこの焼津に旅をしたわけです。
最近ではドナルドキーンさんが親日家として有名でしたが、小泉八雲はその草分けともいうべき親日家でしたので、是非彼の足跡をこの目で見聞したいと思ったわけです。
歴史に関し過分なご評価を頂き恐縮至極ですが、何はともあれ、今まさに迫りくる台風19号にお互い気を付けましょう!
今後ともよろしくお願いいたします!
norisa
-
- hot chocolateさん 2019/10/08 15:56:48
- 焼津!
- norisaさま
こんにちは。
焼津と言えば、マグロやカツオの遠洋漁業の基地として有名ですが、行ったことはありません。
なので、焼津が小泉八雲と深く関係していたことも全く知りませんでした。
八雲といえば松江ですものね。
以前、どこかで海洋深層水のペットボトルの水を買ったことがあります。
味の記憶はないのですが、きっとミネラルたっぷりなんでしょうね。
飲み水ではありませんが、今日、地下1500メートルから湧き出る天然温泉源泉かけ流しの湯に行って来ます。(笑)
「焼津」の地名の由来が、ヤマトタケルの時代にまで遡るとは、これも全く知りませんでした。
norisaさんの旅行記はお勉強になるわぁ!
目からうろこね。
hot choco
- norisaさん からの返信 2019/10/08 17:19:53
- Re: 焼津!
- hot chocolateさん
こんばんわ。
いつもながらのご訪問やカキコありがとうございます!
そうそう、焼津は遠洋漁業の有名基地ですよね。
今でも健在です。
しかし、天文台や小泉八雲記念館など見どころも多いのです。
後半ではさらに別の所にいきますが、有名でないがゆえに味のある名所が多いのが焼津です。
深層水は一時期流行したうですね。
しかし、実力は健在だそうで、お料理などにはもってこいです。
1500mの温泉ももちろん魅力ですね(笑)
何処へ行かれるのか楽しみです!
では、今後ともよろしくお願いいたします!
norisa
-
- 風 魔さん 2019/10/03 09:09:41
- 日本武尊に関わる「草薙神社」は、日本平の麓にあります!
- おはようございます。
海と船の写真につい反応して、焼津神社に関わる旅行記を拝見しました。
焼津には深海魚も水揚げされその料理も味わえますが、見た目は気持ち
わるいです!
ところで、古代の日本史上「日本武尊」(ヤマトタケルノミコト)は東征途上において
三種の神器の一つである天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)=草薙剣を手
に持ち、自然の野火に対して周辺の草を薙ぎ払い、危機を脱したといわれて
います。
☆ 地名の由来 ⇒ 静岡市清水区「草・薙」
この北麓には、静岡市清水区・草薙(野火に対して、草を薙ぎ払うの故事
から命名)という地名があり、日本武尊を祀る「草薙神社」の脇道は静岡
市内への近道として時々利用しますが、先月下旬には伝統の「流星花火」
が昼間から打ち上げられて見物人で大盛況でした!
またの訪問と情報交換を!
風 魔
- norisaさん からの返信 2019/10/03 09:19:34
- Re: 日本武尊に関わる「草薙神社」は、日本平の麓にあります!
- 風 魔さん
おはようございます。
いつも大変お世話になっております。
深海魚はおいしいものもあるようですが、グロテスクなものも多く、なかなかハードルの高い食材ですね。
さて、ご紹介頂いた草薙神社。
2,3年前の年末(例によって大晦日から新年は静岡のホテルで過ごすので)にその草薙神社に初めて行きました。
駐車場が狭くて駐車に苦労しましたが、境内はさすがの雰囲気。
この近くでヤマトタケルのが活躍したのかと感慨深いものがありました。
流星花火も展示されていたのを懐かしく思い出しました。
今後ともよろしくお願いいたします。
norisa
-
- 前日光さん 2019/10/02 00:03:30
- 相変わらずの博識ぶりで。。。
- こんばんは、norisaさん。
こちらの方に先にコメントさせていただきますね。
私が自分の旅行記作成に四苦八苦していた頃、norisaさんが、この興味深いタイトルの旅行記をアップされたことは意識しておりました。
でもまず自分の方を優先させようと思いまして、こんな遅いご訪問になりました。
ヤマトタケルも魅力的な神話の主人公ですよね。
なぜか父王に疎んぜられ、その満たされない想いを抱いたまま悲劇の死を遂げる、私のヤマトタケルのイメージです。
一昨年、観音崎近くの走水神社に行きましたが、あそこもヤマトタケルの妻オトタチバナヒメにまつわる伝説の神社でした。
今回は焼津ですね!
火に囲まれたヤマトタケルが草を払った剣、草薙剣は、あのスサノオがヤマタノオロチの尾から取り出したものです。
剣→鉄ということで、奥出雲はたたら製鉄が盛んに行われていたという繋がりになるわけです。
そして小泉八雲も、焼津に関係していましたね!
小泉凡氏は、記念館の名誉館長でもあるのですね。
八雲は実は松江の寒さに閉口し、さほど長い期間彼の地に住んだわけではないのですが、奥様が松江の方だったからでしょうか?ずいぶん長いこと松江で暮らしていたと錯覚されているようです。
「怪談」の内容と山陰の陰翳を帯びた気候風土とが重なるのかもしれません。
少年時代の悲惨な体験は、ずいぶん前にNHKで放送されたのを見たことがあります。
彼が写真に写るときには、同じ方向を向いたものしかないのですが、それは失明した目をかばってのことだったそうです。
あ、旅行記から話が逸れそうなので、この辺にしておきますね。
今回もnorisaさんの多方面に渡る博識ぶりに引き込まれました。
たぶん理系だと思われますが、文・理を問わずの幅広い知識に敬服いたしました。
前日光
- norisaさん からの返信 2019/10/02 06:01:18
- RE: 相変わらずの博識ぶりで。。。
- 前日光さん、
おはようございます。
(早すぎますが、老化のせい!?(笑))
エッセイスト?としてご多忙中のところご訪問やカキコありがとうございます!
ご旅行記作成のご苦労、よく分かります。
4トラもプレッシャーですから(汗)
ヤマトタケルの伝説は記紀でずいぶん違うようですが、両方に取り上げられていることから史実も多々あるのではと思っています。
天皇家を正当化する日本書紀はもちろんですが、そうではない古事記にも詳しいし、各地に地名(草薙とか焼津とか)が多く残ることからそれなりの戦いが東征時にあったと想像されます。
なるほど、たたら製鉄のお話がここでリンクするのですね。
あのたたら製鉄、スゴイ労力と技術を要するようですが、その結晶が草薙した名刀だったわけですね。
小泉八雲は正直言ってあまり知りませんでした。
怪談を読んだことと松江の旧宅を訪ねたくらいです。
NHKで彼の悲惨な少年時代を放送していたことも知りませんでしたので、今回彼の記念館を訪れていろいろ知った知識は新鮮でした。
(無知なものには既存知識も新鮮な発見になるわけです(笑))
やはり松江の寒さに閉口してもっと暖かい所を求めたようですね。
焼津は夏のリゾート地として楽しんでいたようで、彼は存分にこの地の滞在を楽しんだようです。
わたくし全く博識ではなく、雑学をいーかげんに記載しているだけなので恐れ入ります(苦笑)
おっしゃるように理系ですが、国語や歴史が好きな落ちこぼれ理系でした(爆)
では、今後ともよろしくお願いいたします。
norisa
-
- aoitomoさん 2019/09/29 23:26:51
- 焼津楽しめますね~
- norisaさん こんばんは~
『ディスカバリーパーク焼津天文科学館』
ブラックホールの写真の写真もつい最近有名になってなかなかタイムリーですね~
月に置いたゴルフボールが見えるほどの解像度というのが、たとえなんでしょうが凄いことです。
できたらアポロ11号が月に突き刺したアメリカの国旗もこの技術で見てみたいです。
名誉館長が松本零士さんていうのが納得しますよ。
科学館の集客にも一役買ってますね。
『男おいどん』『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』
私の愛読書?でした。
『深層水ミュージアム』
海洋深層水の脱塩水がペットボトルで売ってます。
それが駿河湾のだったか記憶が定かではありませんが、
以前、飲んでも違いがわかりませんでした。
ミネラルなんかも豊富なんでしょうね。
駿河湾の海洋深層水も飲んでみたいです。
海洋深層水って、詳細は知りませんでしたが、
勉強になりました。
『焼津小泉八雲記念館』
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の怪談は小さい頃、
良く読みました。
彼は日本人より、日本の伝統や文化を愛し理解している感じで、
ハーンの小説は外国人が書いたとは思えないほど、
日本的でしっくりくるんです。
上手く表現できませんが、大好きでした。
私からするとヤマトタケルの方が難解です。(;´∀`)
確かに小泉八雲にヤマトタケル伝説を書いてほしかったかも。
小泉八雲記念館も興味をそそります。
aoitomo
- norisaさん からの返信 2019/09/30 14:38:42
- Re: 焼津楽しめますね~
- aoitomoさん
こんにちは。
いつもながらのご訪問やカキコありがとうございます!
頭が挙げられないnorisaです(笑)
ディスカバリーパークって、無料ながら(本当はプラネタリウム見たかったのですが一時間も待てなかったのでーー)立派な施設でした。
(まあ、どこかの税金ですがーー)
松本零士さんの漫画がいたるところ、例えばエレベーターの内部などに描かれていて楽しかったです。
本当は夜にいって大口径の望遠鏡の威力を楽しみたいところですね。
ブラックホールの観測の記事が丁寧に説明されていて分かり易かったのがありがたいです。
そうそう、深層水って一時ブームでしたよね。
今は落ち着いているようですが、あの場所で味見したらかなりミネラルの強い感じがしましたので、お料理に使ったらいいような気がします。
駿河湾は日本で最も深い湾がゆえに深層水は汲み放題、深海生物や深海魚の宝庫だそうです。
小泉八雲はもちろんなじんでいましたし、松江では家も入りましたが、人物はあまり知りませんでした。
しかし、失明して保護者は破産など、まさしき辛酸なめ男君だとはつゆ知りませんでした!
そう考えると、彼の特異な好みも理解できますし、文才と画才があいまって素晴らしい作品を残せたのかもしれません。
会ってみたい故人の一人です。
その方がこの焼津に縁があったというのも興味が尽きません。
(東海道から外れているのに、です)
では、今後ともよろしくお願いいたします!
norisa
-
- pedaruさん 2019/09/29 07:00:57
- 小泉八雲が住んでいた?
- norisaさん おはようございます。
表紙の写真には感心いたしました。海の広さが、一隻の船の存在で効果的に表現されている傑作です。
さて、おなじみラフカディオハーン、焼津を定宿にしていたことで、小泉八雲記念館があるのですね。NHKの朝のラジオ番組のカルチャーラジオで、ひ孫の小泉凡教授の講義をシリーズで聞いたことがあります。身内だけに詳しい説明に目からうろこが取れたことがありました。
norisaさんからもこの旅行記でいつもながら目からうろこをとってもらいました。
絵が上手なのには驚きました、文才だけでなく、いろんな才能を持った人なんですね。
今川義元、法月惣次郎という望遠鏡、レンズ制作の巨匠、海洋深層水、ヤマトタケルなどお勉強になるお話をたくさん聞くことができました。norisaさんの本領発揮というところですね。ありがとうございました。
- norisaさん からの返信 2019/09/29 10:04:11
- Re: 小泉八雲が住んでいた?
- pedaruさん
おはようございます。
表紙の写真!?
いえいえpedaru師匠の格調高いスケッチに比べればないも同然ですが、今回の旅行でも気に入ったワンショットでしたので御礼申し上げます!(笑)
小泉八雲はかなり子孫がいらっしゃるようですね。
日本での生活になじまれていて、しかも焼津のような当時は小漁村に滞在したというのは通も通です。
怪我のせいで性格も多少影響を受けていたようですが、それだけ感受性も強かったようですね!
でなくては文才に加え画才もあるはずがありません。
あのスケッチは荒いタッチですが的確なものでしたーー。
相変わらずのまとまりのない拙作、ご覧いただきありがとうございます!!
norisa
-
- rinnmamaさん 2019/09/28 21:01:23
- 地元へようこそ・・と、いっても住んではいませんが^^
- norisaさん、こんばんは
本日は孫の運動会で雨予報も曇り~晴れ(途中でシャワー雨少々)で無事に終了。
見ているだけでも疲れました^^;
明日から京都へ1泊でお茶会なので、慌てて書き込み致します。
焼津の自宅近くに起こし頂いたようです^^
田舎まで良くお越し下さいまして、有り難うございます。
結婚して5年住んだ家は借家にしていましたが、水回りの手入れが必要になり、2年前に更地にしてしまいました(色々あって)
来週、母の法事にあわせて草刈りに行く予定です(管理も大変です)
ネオパーク清水のパン屋さん、お値打ちで美味しいですよ(^^)
それと、削り節が美味しかった・・でも、わざわざ行きませんので買えずにいます。
地元民より観光するので、へ~と見入ってしまいました。
近くにあっても行きませんからね・・
ディスカバリーパークの前浜は、晴れていますと伊豆半島までぐるっと見えますよ。
小泉八雲・・明治村で山口乙吉宅の事もご存じで流石だと思いました。
焼津神社は由緒があり神輿もでるお祭りがありますよ。
住んでいた頃は初詣に行き後日、浅間神社に行くのが定番でした。
昔を思い出させて頂きました~有り難うございました。
rinnmama
- norisaさん からの返信 2019/09/29 06:33:05
- Re: 地元へようこそ・・と、いっても住んではいませんが^^
- rinnmamaさん
おはようございます。
明日からご旅行というお忙しいところ、カキコまでありがとうございました!
え!ご結婚後5年は焼津にお住まいでしたか!?
確かご実家は静岡市清水区だったように記憶していましたが、ご結婚後も県内にいらっしゃたのですね。
確かに済まなくなったお宅のお手入れも大変ですーー。
ネオパーサ清水というのはいつもトイレ休憩の場所(笑)ですが、おいしいものもあるのですね。
今後トライしてみます!
地元だとむしろ観光はしないものですよね。
我々は旅行案内資料に沿ってめぼしい所に行きました。
どこも無料、駐車料金も無料ということで、ホントお金のかからない街だと感心しました。
(ディスカバリーパークでプラネタリウムを見るときは有料です)
小泉八雲、そして焼津神社のつながりももちろん、山口乙吉さんとの信頼関係、そしてなによりも生後かなりのご苦労されて日本にたどり着いたということは松江でも知らなかったので大変興味深いものでした。
再訪したい港町になりましたーー。
norisa
-
- ふわっくまさん 2019/09/28 20:44:43
- 焼津の地・・
- norisaさん、こんばんは。
今回、焼津に行かれたご様子で・・
青々とした駿河湾の景色、とってもキレイでした。
アクアス焼津の隣の物産館は、おかずやおつまみ用の食品がリーズナブルだそうで・・いつか訪れることが出来たら、是非立ち寄りたい!です。
無料で楽しめる施設が多いのも、嬉しいですねー
私も静岡県民の方は水が綺麗な土地柄ゆえか、寛容だと噂に聞いたことがあります。
ヤマトタケルゆかりの焼津神社で、前を歩くセンスとスタイルのいい女性はもしや奥様・・そして小泉八雲記念館でカメラを向けるお姿は、norisaさんでは・・
など余計な詮索しつつも、興味深く拝見させていただきました。
ふわっくま
- norisaさん からの返信 2019/09/29 06:24:11
- Re: 焼津の地・・
- ふわっくまさん、
おはようございます。
いつも大変お世話になっております。
焼津は神奈川から2,3時間で行けるところですが、今まで観光をしたことがありませんでした。
おっしゃるように海に面し、とても美しい港町です。
ここの施設は全て無料でしたし、駐車料金も一度も請求されませんでしたが、それだけ田舎ということなのか、おっしゃるように寛容なのか(笑)
物産館は我々からみるとお安かったですし!
そうそう、よく我妻とnorisaにお気づきになりましたね!
さすがの観察力、ふわっくまさんではなく、シャープなくまさんです(笑)
norisa
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