シンガポールアラフォーひとり旅1 入国編

2019/06/02 - 2019/06/05

兄が単身赴任しているシンガポールへ、急遽できた4連休を使って一人旅。

初のシンガポール。

調べてみたら美しいプラナカン文化だけでなく、アラブやインドの文化も味わえて、動物園が充実！？

買い物やレジャーに興味がないお一人様でも、充分に楽しめそうな予感に胸躍らせつつ…

エリア シンガポール(シンガポール)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: シンガポール航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: JTB

今回は初の、シンガポール旅行記です。


急ごしらえなので、当然ながらお一人様旅。

ちなみに、英語圏の国は初めて、しかも旅行で英語を使ったことはほとんどなし！

まあ、中高大と８年ぐらいは英語勉強したんだし、何らかの欠片、断片ぐらいは残っているだろうと、

自分を過信して。




今回もまた安心・信頼のＪＴＢ様でフリーツアー＋送迎（と半日観光付き）をお願いして、

税金やおひとり様代金もろもろ含めて合計１０万円。

やべぇ、６ケタのお金使ったのとか…大学の入学金と学費以来じゃないだろうか。

貯金はほぼぶっ飛びましたが、後悔はない。また貯めればいいじゃない。



申し込みしてから下調べを重ねてあっという間に当日。

関空まで送ってくれた父と別れたら、急激に不安に襲われるも、

何とか前へ。



さて初のシンガポール航空。

カウンターも全然どこか分からん！

歩いてもモニター見ても分からず、ついにインフォメーションに聞いたら、

西？北側の端っこですって。




自動チェックインしたら、荷物に貼る長いシールがびーーーっと出てきてビックリ。

そして、荷物を預ける列が…よう分からん？？

インターネットチェックインでも、ビジネスクラスでもないところに並んでたけど、

不安でキョロキョロしてたら、

後ろの、自称『河内弁丸出し』のおばちゃん２人連れが、「ここでええのん？」と声かけてくれて、

自分も分からんながらも、答えて、全員を代表して通りがかった職員さんに訊いて、

シンガポール初めてなんですよ～英語が不安で～とか話してたら、

いつの間にかリラックス。




そうか、知ってる人じゃなくても、日本人同士、日本語分かる人に聞いて、

助けてもらって旅を進めていけばいいんやな、

って何だか腑に落ちたというか、覚悟が決まった。




しかし、おばちゃんたちの海外武勇伝が面白すぎてやなｗｗ

こんなおばちゃんでも何とかなるねんから、大丈夫やって！と励まして頂き。

ありがとうございます。大丈夫な気になってきた！




無事に荷物を預け、４トラベルで予約していたWi-Fiルータを取りに行き、

下の３００円ショップでBF型のプラグを買い、

早めに出国。



やっと安心して、そうだ飲み物買お～って思ったけど、

現金が！ない！！！


いや、小銭重いと思って最低限しか持ってこなかったら、

プラグ買うので使ってしまって。

まさかの、ファミマでお茶と三笠一個買うのに、カード切ったわ。

いやー、超カード社会先取り～アハハ。

関空の自販機、現金のみなので、お気をつけあれ。



そうこうしているうちに、いよいよ出発です。

いってきます！！！

とうとう機上の人に。


飛行機という緊張感に打ち勝つため、とにかく映画だ！映画に集中すべし！！




というわけで、4月のソウル旅行で途中までしか見れなかった、

『ボヘミアンラプソディ』をチョイス。




そしたら、さすがはシンガポール航空！エアライン・オブ・ザ・イヤー！

専用のモニターがめっちゃでかくて、明朗。

iPad横にしたより大きかったと思う。

なので、画面の迫力凄い。

しかも、原語＋日本語字幕で見れたので、内容がしっかり分かる。




九州出る辺りで、実はめちゃくちゃ飛行機が揺れたけど、

♪We Will We Will Rock You!!!

真っ最中だったので、会場中が足踏み鳴らしてて、地面が揺れてる～～

としか感じられなくて、全く怯えずに過ごせました。

ありがとうＱＵＥＥＮ。




しかし、離陸してから2時間以上シートベルト着用サインつきっぱなしで、

昼ご飯も出なくて、ずいぶんひもじい思いをしました。




待望のランチを挟んで、

デザート桜餅アイス？

これは相当日本人以外にはハードル高い旨みじゃないだろうか…

あと、謎のアニメの子どもの絵柄…子ども向けお菓子？と思われてる気がｗ




そのころには、２本目の映画突入中。

大泉洋主演の『こんな夜更けにバナナかよ』。

トンデモ筋ジス障害者の鹿野さんが放つ我儘に呆れてたのに、

最後の方は鹿野さんが倒れてるだけで声上げそうなぐらい号泣。

そうだ、生きてる人は皆生を存分に楽しむ権利がある！




と、勇気をもらい、〆に樹木希林さんの『日日是好日』。

これまた、静かに良い話で、ひっそり涙。




してるうちに、チャンギ空港着いたわーー。

集中して６時間まるまる映画見てしまった。

ながーーーい松の廊下、もといチャンギの廊下を歩いて、

この先どこで両替できるのかよく分からないので、とりあえず空港でお小遣い両替して、

河内弁のおばちゃんたちに挨拶して、ガイドさんと合流。

一路市内へ。


３０分ほどで今回の宿泊先、ホテルロイヤルへ到着。

場所はオーチャードの２駅ぐらい北側。ニュートン駅とノベナ駅の間ぐらいのところ。

中華系ホテルと聞いていたけど、そんなに中華感もなく、ビジホよりはちょっといいホテルって感じかな。




チャラめのフロントマンにチェックインしてもらって、ガイドさんと別れお部屋へ。




お！いいお部屋！広いし！綺麗！

お部屋からの眺めは、こんな感じ。

繁華街ではなくて住宅地の中なので、環境も◎

お部屋のＷｉ-Ｆｉ繋いで、兄に連絡したら、

近くのホーカーまで来てくれると言うので、それまで休憩。




はーー、気が付いたらシンガポールにいるな。

何かほとんど日本から地続きみたいな感覚だけど。




と、のんびりしてたらもう時間だ。エレベーター呼ぼ。




そして扉が開いたら…中に、大泣きしている６歳ぐらいの少年が、一人。

一人きり。




…迷子、か？




うんいや、たぶんきっと中国語圏のお子さんだな…

とりあえず英語で話しかけながら、近づいたけど、大泣き止まず。


慰めつつ、どうしようもないのでフロントにお預けしようと決めて、一緒に一階へ。

途中の階で他のお客さんたち乗ってきたけど、私たちのこと、親子だと思ってんだろうな…




フロントに着いて、拙い英語で必死で説明。

何とか、チャラフロントマンくんに私の子ではないと分かってもらえて良かった。


この時がこの旅で一番英語を長く喋ったかもしれないｗ


てゆーか、ほんとに英語できないな私。分かってたけど！

２歳児レベルの単語並べるしかできてない、アラフォーなのに。

勉強しよな…

ちょっと急ぎ足で坂道を下って、ニュートンフードセンターというホーカーへ。

１０分くらいかな？



お、兄もう待ってた。

何か…異国へ来て、知ってる顔に会うって凄いな。

とりあえずホーカーをぐるっと一周して、こちらで白い『キャロットケーキ』を購入。

あ、ホーカーというのは、屋台街とフードコートの中間みたいな施設です。

ここは、野天＋ちょっと屋根ありのエリアもありの、屋外型ホーカーでした。

これが、キャロットケーキ（ＷＨＩＴＥ）

ニンジンのケーキじゃないんですよ～。

ガイドブックには、大根餅のお好み焼きとか書かれていたので、

たぶん白いのは大根餅ですね。

オーソドックスな味付けで、まあまぁいける。

ちなみにＢＬＡＣＫもあったけど、どんなんが出てくるのか、ちょっと怖いような見てみたいような。

これは、サテ。

鶏肉かな？日本の焼き鳥よりも小ぶりで、肉がぶりぶりしてて、

スパイシーなちょいカレー風味で、これは美味！！！

続いて、酢豚ならぬ、酢鶏！

安定のうまさ。

小籠包より、下の、練り物の焼売みたいなのが意外に美味しかった！

こっちの方が私は好き。

期間限定の地域柄タイガービール。

通常はこのような柄は入っていないんだそうです。

カトン（右端）カワイイ！

タイガービールは薄くてさっぱりしているので、いくらでも飲める。


私は、ジュース屋さんで搾りたてライムジュースを買って頂きました。

柑橘のさっぱりした香りで、とても美味しかった。




しかし、日曜の夜８時のホーカーは、どこもかしこも家族連れで満席！！！

お隣のインドかアラブ系のご家族も、まるまる一匹のお魚とか、

たくさんのメニューを囲んでディナー。


本当に、家でご飯あまり作らない感じだなあ。

台北の夜市の雰囲気に似ている気がする。



しかしシンガポールは、ほんっとに色んな人種の方がいらっしゃる。

でも皆、等しくシンガポール国民なんだな、という感じが底辺に漂っている。

面白いなあ、多民族国家。





雷もゴロゴロ言ってるので、９時くらいに解散して、ホテルへ…


向かおうとして、１００ｍも進まないうちに、ポツ、ポツ…ザザーーッと。

一気に本降りに。


これは、音に聞く『スコール』というやつですかな！！


でも、１０分で着くし…と構わず進んでたけど、

雨はますますひどくなるばかり。


持っていた上着を頭から打ちかけて…

うーん、これはいわゆる『道行き』のスタイルじゃなぁ…と思いつつ足早にホテルへ。




着いた頃には、ビッショ濡れ。

あーー、熱帯！

ちょっとの距離でも傘持って出なきゃダメですね。

洗礼だった。教訓になった。


結局そのまま熱いお風呂に浸かって就寝。
一日目、ほぼお金使わず。