2019/09/06 - 2019/09/10
639位(同エリア1825件中)
ハナさん
5年越しの夢を叶え、2019年9月、ラオスの古都ルアンパバーンに夫婦で旅をしてきました。
今日はラオス滞在最終日。
まだ行けてない観光スポットをしっかり抑えつつ、2日間忙しく駆け回っていた疲れを、ホテルプールとスパで癒します。
まずは、ルアンパバーン名物の托鉢見学からスタートです。
実は昨夜、ホテルの方に朝托鉢が行われるスポットに送ってくれないか相談していました。しかし、寄進用のカオニャオ付きで1人当たり10ドルと言われ、悩んだ末、結局無料の自転車を借りて自力で漕いで街まで出ることに...
時刻はAM4:30。辺りはまだ真っ暗な中、托鉢が盛んに行われるサッカリン(Sakkaline)通りへと向かいます。
【旅程】
□9/6 成田発→ハノイ経由→ルアンパバーン着
□9/7 ルアンパバーン観光(朝市・寺院巡り・スパ・ナイトマーケット)
□9/8 ルアンパバーン郊外観光(象乗り・パークウー洞窟・クアンシーの滝)
■9/9 ルアンパバーン観光(托鉢・プーシーの丘・UXO・スパ)→ハノイ経由→(機中泊)
■9/10 →成田朝着
※ 2019年9月現在、10,000kip=約130円で換算しています。
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7~8分ほど自転車を漕いだところでしょうか。
Kingkitsarath通り辺りで早くも続々と僧たちが練り歩く姿を発見。
寄進している方々も、全員ローカルのような雰囲気。
思わず自転車を止め、シャッターを切ります。 -
暗くて写真がボケちゃってますが、寄進物が次々と僧侶の持っている入れ物(?)の中に入れられていきます。
列が途切れたため、お目当のサッカリン通りへと急ぎます。 -
サッカリン通り手前のシーサワンウォン(Sisavangvong)通り辺りでも托鉢する僧の姿が。
時刻はAM5:30を過ぎて、空がうっすら明るくなってきました。シーサワンウォン通り 散歩・街歩き
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大きなお寺の前は、観光客が托鉢の寄進に参加する姿もちらほらと見受けられます。
やはりローシーズンだけあって、人影はまばらです。 -
少し進んだシーサワンウォン通り。
全然人がいない。お坊さんもいない。 -
やっとサッカリン通りに到着しました。
ここからは自転車を止めて、徒歩で見学します。 -
やっと観光客が来た!と、待ち構えていた物売りのおばちゃんに寄進用カオニャオを20,000kipで勧められますが、ごめんなさい。今回は静観させて頂きたいのです。
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そこへ僧侶たちがやってきました。
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行進のスピードは緩まることなく、僧たちの持つかぼちゃ型の入れ物に、次々とカオニャオが入れられていきます。
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1人..また1人...
中にはまだほんの小さな子供も混じっています。 -
世界でも最も貧しい国の一つであるラオス。
僧侶になれば、食べ物に困らず無償で教育が受けられることから、地方の貧しい家の子供達は早くから出家する場合が多いそうです。 -
少し場所を移しました。
すると今度は、可愛い小さな女の子がビニール袋を前に、地べたに座っています。 -
向こうから僧侶たちがやってきました。
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手を合わせる少女。
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僧侶たちは、一握りのカオニャオを次々とビニール袋の中に入れていきます。
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市民の手から僧侶へ、僧侶の手から貧しい人々へと食料が手渡されていくこの光景は、ラオスの日常のようです。
貧しい家に生まれた男の子は僧侶になれても、女の子はなれません。
では、貧しい家に生まれた女の子たちは、一体どうやって教育を受けているのか....
想像して、なんだか胸が苦しくなりました。 -
さてお次は、ルアンパバーン市街を一望すべく、プーシーの丘へと登ります。
ここ、本来夕日の絶景スポットのようですが、日中の酷暑下では登頂不可能と判断し、少しでも涼しい早朝に登る事にしました。
それでも、やはり暑い。
汗が吹き出て、息が切れる。
ルアンパバーンに来てから、階段を登り降りばかりしている気がします。
健康じゃなきゃ来られない場所だわ。プーシーの丘 山・渓谷
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登っても登っても終わらない階段。
日頃の運動不足を呪います。
小休止をこまめに挟み、水を飲み飲み、やっとこさ頂上へ。
そういえば、朝早すぎたせいで入場料を支払うカウンターが空いていませんでした。よかったのかな? -
薄靄がかかって快晴とはいきませんでしたが、これはこれでとても幻想的です。
中央に横たわるメコン川沿いに建てられた赤い屋根の家々がとても可愛らしい。 -
反対側はこんな感じ。
真ん中に流れるのはナムカーン川です。 -
可愛い猫ちゃんがいます。
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人馴れしているようで、呼ぶと近くに来ました!逆にビビる!笑
頂上でたっぷりと景色を堪能し、弾む息を落ち着かせたところで丘を後にします。 -
降りのまた怖いこと。
この急勾配に手すりがないあたりも、さすが東南アジアです。
バリアフリーへのアンチテーゼすら感じます。 -
麓付近、チケット売り場の反対側には、インドから寄贈された菩提樹が植えられています。
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AM7:00、階段を全て降り終えると、早朝には無かったお供え物売りのお店が出ていました。
手前の竹籠の中には小鳥が。なんでも、この囚われた小鳥を買って空に逃がしてあげると、その人に幸運が訪れるんだとか。
うーん。これには、なんだか納得しかねるぞ...?? -
自転車に乗り、朝ごはんを食べに、ワット・セーン前に午前中だけオープンするカオソーイ屋さんへと向かいます。
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お目当てのカオソーイ屋さん発見!
オープンのAM7:30までに少々時間がありましたが、すぐに席につかせてくれました。ワットセーン前のカオソーイ屋 地元の料理
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調理スペースは屋外ですが、汚い感じがしないのは、掃除が行き届いているからでしょう。
見てください!この使い込まれた寸胴鍋の美しさを!!
もう絶対美味しいやつ出てくるでしょこれ!! -
格好はパジャマみたいだけど(爆)黙々とカオソーイを作るお姉さんはなんだかカッコいい。
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この湯気がもう美味しい!!
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そして出来上がったのがこちら。
ナイトマーケットのカオソーイと違って、こちらのスープは透き通っているのが特徴。あっさりなんだけどしっかり出汁が効いていてうまい。
上に乗ったナッツと炒めたピリ辛肉みそが麺とよく合う。
そして、どっさり付いてくるお野菜のなんとみずみずしいことよ。
朝市で買ってきた採れたてお野菜を出してくれているようです。
パクチーとクレソン、無限に食べられる。
来てよかった~!!(感涙
これで1杯20,000kip=260円なり。安うまです。
オープン時刻になると同時に、ローカルのお客さんがたくさん訪れてテイクアウトしてました。
どうやら地元でもかなりの人気店のようですよ。 -
ここでホテルへ。
午前中の残りの時間は、ホテルプールでのんびり過ごす事にします。キリダラ ルアン プラバン ホテル
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プールのそばに置いてあった水盤にはブーゲンビリアとプルメリアの花、紫万年青のような葉が丁寧に浮かべられていました。
きれい。 -
みんな観光に出かけているのかな?午前中のプールは私たち2人で貸切状態。
贅沢な時間です。 -
朝食は10:30まで利用可能なため、デザートがてらバナナパンケーキを1プレートだけ頼んでシェア。
これは、他のお料理に比べると味は普通(やや粉っぽい?)だったかなぁ。
多分、お腹空いてないせいが大きい。シンプルに食べ過ぎですね。 -
AM11:00ごろまでプールでたっぷり泳ぎ、残りの1時間でシャワーとパッキングを済ませ、PM12:00にチェックアウト。
写真に写っているクラッチバックは、2日目にOCK POP TOKで買ったやつです。
滞在中、頻繁に利用しました。
空港へ向かうPM17:00までにはだいぶ時間があります。
そこで私たちは、Avani+のちょっとリッチなスパをPM15:00から予約して、PM12:00のチェックアウトのタイミングでホテルに迎えにきてもらい、その間スーツケースなどを預かってもらう事にしました。
そうすることで、AM12:00~15:00までは荷物を気にせず遊べますし、汗をかいてもスパで流せます。 -
ある程度のホテルだと、無料でピックアップに来てくれるので、ありがたいかぎりです。
kiridaraスパにしようかとも考えたのですが、空港へ向かうまでの時間は予約で満室とのことで迂闊でした。考えることはみんな同じなのね。
帰りのスパはお早めの予約をお勧めします。 -
自転車とトゥクトゥクでよく走ったな、この道。
いつ見てもゴミが少なくて綺麗なの。
住民間で掃除をきちんとこまめにやっているのがよくわかる。
行政だけの力では、こんな風にはならないから。 -
Avani+に荷物を置いて、トゥクトゥクに乗ってUXO(不発弾)ビジターセンターへ。
Avani+ホテルがある場所は、街の中心地でナイトマーケットの起点ともなっている場所で、すぐにトゥクトゥクもつかまります。
可愛い僧侶と相席でした。
(いいのかしら..?) -
到着です。
物々しい砲弾の残骸が、オブジェのように並べられています。
エントランスフリーですが、記名と共に少額の寄付をして中に入ります。ラオス不発弾処理プロジェクト ビジターズセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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私、恥ずかしながら、ラオスが"歴史上、世界で最も多くの空爆を受けた国”だとは知りませんでした。
ベトナムやカンボジアの不発弾や地雷の状況を知っている人も多いと思いますが、ラオスの状況を知っている人はまだまだ少ないんじゃないかな。
ベトナム戦争時、ラオスは中立国であったにも関わらず、北ベトナム軍の物資や兵員の補給路=ホーチミン・トレイル(ルート)であった為に、米軍により200万発もの爆弾が投下されたそうです。
国民1人当たり1トンの爆弾が投下された(或いは、投棄された)計算です。
そして、投下された爆弾のうち約30%は、終戦から40年以上経った今でも不発弾として残っており、現在も2週間に1人のペースで不発弾の爆発により死傷者が出ているそうです。(実際に被害に遭われた方の様子をビデオで見る事が出来ますが、思わず目を背けたくなります) -
写真は、無数の子爆弾を抱えたクラスター爆弾(中身はレプリカです)。
この子爆弾たちが、今も木の根の間や川底、積載した土砂の下に眠っており、村人たちを苦しめているようです。
ぱっと見ゴルフボールのようなこの鉄と火薬の塊。
相当注意して生活していなければ、爆弾だとは気づけない気がします。
中にはおもちゃのボールと間違えて遊び、命を落としてしまう子供も多いんだとか...
諸外国に比べ、未だ発展途上の貧困国である原因は、無数に眠る負の遺産に依るところも大きいのでしょう。
(しかしまた、開発が進まず森林が手付かずで残り、穏やかでゆったりとした国民性と長閑な原風景を残す理由もここにあるのではないかと考えると、酷い皮肉に感じます。) -
鬱々とした気持ちを切り替えるべく、ラオス最後のランチを食べに『Bamboo Tree』レストランにやってきました。
なぜかスポットが登録されていませんが、こちらタマリンドレストランのすぐ隣にあります。ナムカーン側沿いの静かで明るい場所にあります。
(私、メコン川沿いよりもナムカーン川沿いのお店の方が雰囲気が好きかも) -
Nem Juenというラオ風揚げ春巻きをつまみに、ラオビールで乾杯です。
今日も暑いため、ビールが最高にうまい!そしてまわる!! -
お次は、Tum Mak Houngという青パパイヤのサラダ。
初日にベトナムで食べたパパイヤサラダより美味!!野菜がとにかくフレッシュです。
カイペーンはちょっと湿気っていたかな?これは、お隣のタマリンドの方が美味しかったかも。 -
待っていました!念願のラープ!
こちらはLaap Khai(鶏ひき肉のレモングラス炒め)です。
もう期待通り、最高にうまい!そして辛い!
a little spicyでお願いしたはずなのに、日本のかなり辛い部類に入ると思います。
赤いカオニャオ(もち米)も白いのよりもふっくらしていて、日本のおこわに近く、とても美味しい!美味しい祭り!! -
お口直しのラオコーヒー。
甘さ控えめにしてもらいました。
ミルクの程よい甘さと、ビターで濃ゆいコーヒーがベストマッチです。
最後のランチにこのお店にきて正解でした。
お写真のお料理の他に瓶ビール2本、お通しのスナックがついて、お値段は約2,000円程度(レシートを無くしちゃったので詳細はごめんなさい)。
ラオスの物価としては高い部類のお店ですが、これだけ美味しい手作りのお料理をたらふく食べてビールまで飲んでこの価格。
これだからアジア旅はやめられません。
美味しいお料理を、本当にありがとうございました。 -
スパまでの時間、腹ごなしを兼ねて15分ほどお散歩です。
ここでこの旅初めてのスコールが...!
体感5分。あっという間にやんだあとは、あたりが少し涼しく感じました。 -
この旅最後のイベント、Avani+スパで旅の疲れを癒します。
足腰がパンパンだったため、下半身を念入りにお願いしました。アヴァニ+ ルアンプラバーン ホテル ホテル
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ここのインテリアがうっとりするほど素敵で。
レモングラスのいい香りが漂っています。
ちょうど良い冷房の効き具合。天国です。 -
施術ルームもとても清潔で、水周りも完璧でした。
お願いしたコース名はど忘れしちゃいましたが、90分のオイルマッサージ付きで1人85ドルほど。
ラオスの物価を考えると、かなりお高いスパですが、日本や他の国の高級スパに比べたら、お値打ちな部類かと。
技術も素晴らしく、始まって数分で夫婦共々夢の中...。
2日目に受けたアンサナスパよりもこちらの方が気持ちよかったです。 -
スパでゆっくりシャワーを浴びて、事前に交渉して予約していたトゥクトゥクに乗って、PM17:00名残を惜しみつつルアンパバーン 国際空港へ。
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両替所で余ったラオスkipをベトナムドンに替えて(日本円への両替は出来ないと言われましたので要注意)、この旅もいよいよ終わりです。
ルアンパバーン 、本当にいい街でした。
歴史的・経済的に見ると"とても幸せな国"とは言い難い国ですが、今を生きる人たちの表情からは、穏やかさと平和を感じました。
その心の豊かさは、托鉢などに見られる深い仏教信仰にあるのかな、なんて思ったり。
また訪れたいところができました。
余談です...17:30には荷物の預け入れや出国手続きなどもろもろを終えた私達は、19:10発の飛行機の搭乗をのんびりと待っていました。
すると、なぜか18:00過ぎに搭乗のアナウンスがあり(!?)、全員飛行機に乗り終えると18:30には飛行機が離陸。
定刻より30分も早い出発に、周りには「どこに連れて行かれるんだろう」と不安を声にする方もいましたが、無事ノイバイ空港に到着。時刻は19:10。
まさかのルアンパバーン出発予定時刻にノイバイ空港に到着するという驚きの展開。
後で調べたところ、ルアンパバーン⇄ハノイ版では、定刻前倒出発は結構あるあるだそうですよ。
自由なスケジュール変更を受け入れられるのは、ノイバイ空港の懐の深さのなせる技なのかもされません。
それにしても、最後まで自由だわ~。 -
9/9関東を猛烈な台風が襲い成田空港は大混乱だとのニュースを、帰りのノイバイ空港で知ります。
写真は、9/10 朝8:00頃の成田空港の様子です。成田空港第1ターミナル 空港
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リムジンバスは1時間先まで満席、道路は45分ほど渋滞していましたが、それでも帰宅出来ることに感謝して成田空港を後にしました。
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9/17現在、今も継続して断水や停電などの被害に遭われている千葉県にお住いの皆様が、どうか1日も早い日常を取り戻せますように...
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この旅行で行ったホテル
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キリダラ ルアン プラバン
3.56 -
アヴァニ+ ルアンプラバーン ホテル
3.31
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