ユーロウイングス航空でウイーン⇔ニース往復

2019/08/26 - 2019/09/05

今回の旅行ではニースを中心としたコートダジュール観光が目的の一つでしたが、日本からニースへの直行便はありません。マイレージで東京⇔ウイーンのオーストリア航空のチケットを入手できましたので（https://4travel.jp/travelogue/11541319）、ウイーン⇔ニースの航空便チケットを追加購入する必要があります。オーストリア航空のホームページをチェックすると比較的低価格で都合の良い時間帯にウイーン⇔ニースの往復ができることが分かりました。ただフライトスケジュールを見ると、航空機材はユーロウイングス使用で、コードシェア便名（OS-8905, OS-8906)が書かれていました。地域内移動で、系列会社航空便の利用は良くありますので、ユーロウイングス航空はオーストリア航空の系列会社かな？と軽く考えて、チケット予約をしました。ユーロウイングス航空を使うのは初体験です。

実際に利用してみて、ユーロウイングス航空はルフトハンザ航空系のLCCであることが分かりました。ルフトハンザ航空はオーストリア航空と同じスターアライアンスグループです。スターアライアンスのゴールドメンバーですので、空港で同グループのラウンジなどが使えるものと期待しましたが、ダメでした。機内サービスも水やソフトドリンクも含めて全て有料でした。典型的なLCCのサービスです。ただ、座席広さは普通で、定時発着で運行された点は良かったと思います。
ウイーン⇔ニースでは、オーストリア航空機材の運行もありました。価格も殆ど同じでしたので、こちらを使用した方がサービスなどが良かったのではないか、とチョッピリ反省しました。

エリア ニース(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス タクシー 徒歩
• 航空会社: ユーロウイングス
• 旅行の手配内容: 個別手配

8月26日
ウイーン空港のホテル（NH Vienna Airport Conference Centre)で早めの朝食をとります。ビュッフェ形式の朝食は、野菜と果物も豊富で、満足感がありました。

NH ヴィエナ エアポート カンファレンスセンター ホテル

9時過ぎにホテルをチェックアウトしました。空港付属ホテルですので、ロビーに航空機の出発情報が掲示されています。航空便はターミナル１から出発することを確認し、ターミナル1に向かいます。

ターミナル１のチェックイン・カウンターを探しましたが、ユーロウイングスの表示が見当たりません。カウンターのコーナー部で係員が手続き案内をしていましたので、聞いてみました。
「ユーロウイングスのチェックインは自動システムを使用します。多分、分からないと思うので、こちらに来て下さい」と言って、自動チェックイン機に案内をしてチェックイン、荷物預入、そして航空券の発券を手伝ってくれました。この係員が助けてくれなかっらなら、手続きで相当苦労した可能性があります。

ウィーン国際空港 (VIE) 空港

セキュリティーチェックを済ませて、空港内を進みます。我々はスターアライアンスのゴールドメンバーですので、同系列と思われるユーロウイングス航空のラウンジ場所を聞いて行ってみました。「ジェットラウンジ」と表示があるラウンジで、航空券とゴールド・メンバーカードを提示しましたが、「残念ながら、ラウンジは使えません」とのことでした。予想外だったので驚きました。
ユーロウイングス航空はスターアライアンスに所属するルフトハンザ航空のLCCですが、ラウンジはスターアライアンス系列と別運営されているようです。知りませんでした。

ラウンジが使えないので、出発ゲート付近で搭乗開始まで待つことにしました。

搭乗ゲートはC40で、定刻(10:30)通りの出発が表示されています。

航空機までゲートからバスで移動し、タラップを登って機内に入ります。

3列＋3列の配置で、シート間隔はオーストリア航空などとほぼ同じです。

航空機はエアバスA319です。約７０％程度の席が乗客で埋まっていました。混雑感や窮屈感はありません。

航空機が水平飛行に入ると機内サービスが始まりました。

座席ポケットにある機内誌に飲み物の価格が書いてあります。水も含めてソフトドリンク類は有料です。コーラ、ホットコーヒーは2.5ユーロと表示されています。

アルコール類は3-6.5ユーロで、缶ビールは3ユーロです。

ベーグルサンドは５ユーロです。
半分程度の乗客が飲み物や食べ物を購入していましたが、それ以外は我々も含めてウイーンからニース空港まで2時間弱の時間ですが、飲み物類はスキップです。

ニースのコートダジュール空港に到着しました。この空港はパリのシャルルドゴール空港に次ぐフランス第2の国際空港で設備も充実していますが、ユーロウイングス航空機はゲート接続ではありませんでした。

ニース コートダジュール空港 (NCE) 空港

タラップを降りてバスに乗車して、空港の施設前で下車し、階段を上ってバゲージクレームに向かいます。LCCなので経費が相当削減されている印象です。

バゲージクレームの表示板にウイーンから到着したユーロウイングス航空の表示が出てきました。

荷物の到着を待ちます。降機してから15分程で預けておいたスーツケースが出てきました。荷物が出てくるまでの所要時間は、普通でした。12時半過ぎに空港を出ることが出来ました。

ニース国際空港からニース中心部のホテルまで、タクシーを利用しました。8ｋｍ、約15分程の距離でしたが、タクシー代は43ユーロかかりました。10kmの距離で、約5千円のタクシー料金は高いと思います。

ニースのホテルは中心部にあるメッセナ広場に近いBest Western Plus Hotel Massena Niceです。ニースはホテル代もタクシー代も高めだと思います。ニース滞在中は、公共バスなどを利用しました。公共バスを利用すれば、ニース中心部からニース空港まで1.5ユーロです。タクシーとバスの価格差、43：1.5には驚かされました。

ベストウェスタン プラス ホテル マセナ ニース ホテル

コートダジュールやコルシカ島などの観光などを終え、ニース滞在最終日のホテルとして空港前にあるNovotel Nice Arenas Aeroportに滞在しました。ウイーンに向かう航空便搭乗に便利だろう、と考えたのがこのホテルを選んだ主な理由です。

9月5日
ホテルをチェックアウトして、ユーロウイングス航空のウイーン便が出るターミナルIに向かいます。ニース空港発が14:10ですので、ホテルチェックアウトはギリギリ時間の12:00としました。ちなみにニース空港にはターミナル１とターミナル２があり、両者には相当な距離がありますので、間違わないように注意が必要です。

ノボテル ニース アレナス エアポート ホテル ホテル

もう一つの注意事項はホテルから空港への移動です。地図で見るとNovotel Nice Arenas Aeroportの場所は空港の目の前ですが、徒歩移動では地下通路などが無くて回り道の迂回が必要で20分程度かかります。
ホテルの無料シャトルサービスを利用してターミナル１に移動します。12：15にホテルを出発し、空港のターミナル１まで数分かかりました。ホテルの場所は空港に近いけど、移動所要時間は結構かかりました。

ニース空港でのユーロウイングス航空へのチェックインは、一度、ウイーン空港で経験していますので、スムーズに行うことが出来ました。

ニース コートダジュール空港 (NCE) 空港

セキュリティーチェックを済ませて、搭乗ゲートに向かいます。

搭乗ゲートまで相当な距離を歩きました。LCC利用では、長距離移動は良くあることかも知れません。

ショップを通過して搭乗ゲートに向かいます。

やっと搭乗ゲート付近にやってきました。搭乗待ちの客も多く、空港内椅子の空も多くありません。何とか空席を見つけて、家内と一緒に搭乗まで時間待ちをしました。

ウイーン行きの飛行機はA31ゲートからの搭乗でした。定刻（14:10)通りの搭乗案内にホットさせられます。

珍しくゲートからの直接搭乗でした。

我々の座席は中程後方でした。

席幅は広めで前後の距離も問題ありません。ユーロウイングス航空はLCCですが座席配置などは普通の航空機と同じ感じです。

機材はエアバスA319で、ウイーン→ニース移動で使用した機材と同じです。

機内の飲み物、食べ物は有料です。

機内でWiFiが使える、と機内誌に書かれています。無料で使えるようですが、操作が面倒そうなので使いませんでした。

ユーロウイングス航空はドイツ、オーストリア、ギリシャなどの中部ヨーロッパと地中海沿岸の町々を主に結んでいる航空会社であることが機内誌に乗っていました。米国の東海岸までの路線もあるようです。

搭乗機は、ほぼ定刻にニース国際空港を飛び立ちました。

コートダジュールの海岸が遠ざかります。順調に飛行し、定刻にウイーン空港に着陸しました。機内での飲み物と食べ物は有料ですので、スキップです。ユーロウイングス航空の機内サービスは全くありませんが、移動することが目的ですので、大きな問題はありません。

降機してバゲージクレームに向かいます。

ウィーン国際空港 (VIE) 空港

バゲージクレームでは航空機ごとに荷物が到着するターンテーブルが表示されています。

我々の荷物が到着するターンテーブルは停止したままでした。15分程待つと、テーブルが動き始め、スーツケースが出てきました。

荷物を受け取って、空港内を進み、予約してあるウイーン市内のホテルに向かいます。その前に、空港のマックで軽食をとりました。ビッグ・マック値段は4.4ユーロで機内販売のベーグルサンドの5ユーロより安くて済みました。味もマックの方がずっと良いように思います。

LCCのユーロウイングス航空は価格が安め、座席は普通で、ほぼ定時運行されている点は良いのですが、チェックイン、ラウンジ使用、機内サービスなどではオーストリア航空やルフトハンザ航空のエコノミー席に劣ります。ウイーン⇔ニースの移動では、発着時間が少し遅めになりますが、オーストリア航空のエコノミー席を利用した方が良かったのではないか、と思いました。

マクドナルド (ウィーン国際空港店) ファーストフード