2019/08/27 - 2019/08/27
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AandMさん
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コートダジュール(紺碧海岸)の中心都市ニースは、各国から多数の観光客が訪れるリゾート地です。温暖な地中海気候と風光明媚な景観が多くの芸術家たちを引き付け、ニース近郊の村ヴァンスは「芸術家の村」と呼ばれています。フランス近代絵画界を代表するピエール・オーギュスト・ルノアール(1841-1919)、アンリ・マチス(1869-1954)、マーク・シャガール(1887-1985)などがこの地で晩年を過ごしながら創作活動をしています。ニースには多くの美術館がありますが、マーク・シャガール美術館とアンリ・マチス美術館が良く知られています。
2019年の8月下旬ニースに数日滞在し、コートダジュール観光をした際に、これらの美術館を訪問しました。パリやウイーンなどの大都市にある大規模美術館と違って、これらの美術館は小規模です。ほどほどの数の訪問者はいますが、混雑感が無いので落ち着いて絵画鑑賞をすることが出来ました。マーク・シャガール美術館に展示されていた「聖書のイメージ」17点の連作は圧巻です。印象に残る美術館でした。
また、ヴァンスにはマチスが考案・設計建造したロザリオ礼拝堂があり、ニース西方の村カーニュ・シュル・メールにはルノワール美術館になっているルノワールの晩年住居があります。ロザリオ礼拝堂とルノワール美術館も訪問しましたが、少し長くなりますので別旅行記で紹介したいと思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス レンタカー タクシー 徒歩
- 航空会社
- ユーロウイングス オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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8月27日
ニースでの滞在ホテルは旧市街中心部のメッセナ広場近くのベストウエスタン・プラス・メッセナ・ニースでしたので、近くに乗り場がある循環観光バスでシャガール美術館とマチス美術館に向かいます。これらの美術館は旧市街の北方数Kmにありますので、公共バスか循環観光バスを利用する必要があります。
またコートダジュール観光では「フレンチ・リビエラ・パス」を購入すれば循環観光バスや多くの美術館や博物館が無料になるなどの特典があります。我々はこのパスを購入していましたので、美術館訪問で有効活用することにしました。アルベール1世公園 広場・公園
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観光バスはニース市内の目抜き通りを経由して美術館のある北に進みます。
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シャガール美術館(Musee Chagall)バス停で観光バスを降りて、徒歩2-3分の距離にあるシャガール美術館に向かいます。
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美術館入口表示には「入場料は8ユーロ」と書かれています。
ゆったりと絵画鑑賞できるシャガール美術館 by AandMさんシャガール美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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我々は48時間有効のフレンチ・リビエラ・パスを持っていましたので、これを提示すると無料入場券が頂けました。
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シャガール美術館は緑が広がる公園の中にありました。
ゆったりと絵画鑑賞できるシャガール美術館 by AandMさんシャガール美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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入口に小さなショップがあり、シャガール関係の本やグッズが売られていました。
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美術館は広々として、ソファーも置いてあります。オーディオガイドでは日本語もありました。家内はオーディオに聞き入りながら絵画鑑賞を楽しんでいました。ソファーに座って絵を見ながらオーディオを聞けますので、ゆったり鑑賞です。混んでいませんでした。
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この美術館はシャガールが86歳になった誕生日の1973年に開設されています。「聖書のメッセージ」と題する17点の晩年の作品が見ものです。この作品もその一例です。
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聖書に書かれた物語をシャガール解釈で独特の絵に仕上げられているように思います。
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青、赤、黄色の艶やかな色彩で描かれた印象的な絵です。
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青色が目を引きます。
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「聖書のメッセージ」シリーズの1点で、羽のある天使と苦悩する人々が描かれているように見えます。
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天界のキリストと地上の人々が描かれているようです。
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エデンの園から天使に追い払われるアダムとイブのようです。
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これも「聖書のメッセージ」の中の作品で、動物や女性が描かれています。赤いリンゴを持っているのはイブでしょうか?
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書を読む老人を見守る天使もしくはキリストのようです。
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赤い空を背景に天馬が描かれています。赤や茶を主体にした強烈な色構成ですが、美しい絵だと思います。
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大小様々な人々が描かれています。聖書の物語シーンのようです。
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動物たちと女性の絵です。解説がないので、絵に込められた意味合いは分かりません。
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シャガールの絵には女性と動物が沢山描かれています。
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左側に動物達、右側に沢山の人間が描かれています。中央の白髭の老人が主役のようです。
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暗めの色調の絵で、青衣服を纏っているのはキリストのようです。上方に天使が舞っています。
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これはシャガールではなく、最近活躍中の画家クレメントコギールの作品です。
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シャガールによる「聖書のメッセージ」シリーズ中の1作品です。
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写実的な絵で、シャガール作品とは違うように思います。他作家の招待展示でしょうか?
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こちらは明らかにシャガールの作品です。動物と人間群が描かれています。
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羽を持つ天使達が描かれていますので、「聖書のメッセージ」の中の1作品であることが分かります。
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美術館のホールで、シャガールが作品を描いている様子などを紹介するムービーが上映されていました。ホールにある青を基調としたステンドグラスもシャガールによるもので、注目すべき作品です。
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美術館にカフェテラスがあり、緑の樹木に囲まれた静かな環境で一時を過ごすこともできます。プロヴァンスに相応しい素敵な美術館だと思います。
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シャガール美術館の北1kmほどの高台にマチス美術館があります。広い公園内に立っている煉瓦色の建物が美術館です。
マチス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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美術館入口の壁模様はマチス作品から引用されています。
マチス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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フレンチ・リヴィエラパスを提示し、この美術館も無料入場券で入館することができました。
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美術館受付の上方壁に大きなマチス作品が展示されています。この美術館にはマチスが作品制作を始めた1890年から亡くなる1954年まで、年代別に作品が展示され、作風の移り変わりを辿ることができるのが大きな特徴です。
マチス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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マチスの写真なども展示されています。
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初期に描かれた絵画です
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写実的な絵で、晩年のマチスの画風とは相当異なっています。
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フランスの古い家を写実的に描いた油絵です。
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画風が少し変わってきました。点描で温かみが感じられる絵です。
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丸みを帯びた穏やかな画風になっています。
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古典的な画風からマチス流に変化しているのが感じられます。
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この絵では、画風が抽象化しているように思います。
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マチスのサインと一緒に展示されていた絵。
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マチス絵画も完成域に到達しつつあるようです。
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典型的なマチス画だろうと思います。
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この絵もマチス作として良く知られているのではないでしょうか?
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マチスの作品「ダンス」は、現在、ロシアのサンクト・ペテルブルグにあるエルミタージュ美術館に展示されているので、この美術館ではコピーが紹介されていました。1909年頃に描かれた作品です。
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マチスのデッサンですが、一見してマチスであることが分かる絵だと思います。
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これもデッサンで、ワシントンのナショナル・ギャラリーにある「眠っている女性と静物、1939-1940」の下絵です。
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マチスの部屋写真も展示されていました。漢字の額が目を引きます。「清廉南川」と書かれている木製額の実物(多分)も美術館に展示されていました。
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マチスの彫刻作品も幾つか展示されています。
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マチス美術館のフロア・プランです。小さ目の美術館ですが、ここを訪れるとマチスの作品や画風の変遷を学べるように思います。
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マチス美術館は公園の中にあり、公園に隣接して15世紀に建造された修道院(Cimiez Monastery)があります。美しい庭園もあるこの修道院にアンリ・マチスが埋葬されています。
シミエ修道院 寺院・教会
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マチス美術館のある公園(アレーヌ・ド・ジミエ庭園)にはローマ時代の遺跡も残され、浴場跡(Roman Baths of Cimiez)や考古学博物館(Archaeological Museum of Cimiez)などもありました。ローマ時代から栄えていた場所であることが伺えます。
シャガール美術館とマチス美術館のあるニース旧市街北部は緩やかな丘陵になっています。地中海に面し、ローマ時代から多くの人達が住んできた温暖な景勝地をフランス絵画界を代表する2人が好んだことも想像できるように思います。素敵な場所にあるお勧めの美術館です。シミエ考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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