2018/03/25 - 2018/03/27
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旅人のくまさんさん
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四国の百名城巡り、湯築城の紹介です。南北朝時代の建武2年頃(1335年)、伊予国の守護だった河野通盛により築城され、天正13年(1585年)、豊臣秀吉の四国征伐で小早川隆景に降り、城もやがて廃城となりました。
- 交通手段
- 観光バス 新幹線
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『国史跡・湯築城跡』の文字が記された標識の光景です。平成14年9月の文部科学省の指定と記されていました。日本百名城の80番にも指定された城跡ですが、お城ファン以外にはあまり知られていないようです。起源は、建武2年(1335年)前後、伊予国の守護だった河野通盛の代に遡ります。この地に城を築き、河野氏一族が、風早郡河野郷(現松山市河野)から移住したことに始まります。
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中世の城にしては珍しく、二重のお堀跡が残るのが特徴とされます。その外堀は、天文4年(1535年)頃、河野通直(弾正少弼通直)によって造られたようです。河野通直(1500~1572年)は、河野通宣の嫡男で永正16年(1519年)、父の死去に伴い家督を継ぎました。天文9年(1540年)には室町幕府御相伴衆に加えられました。この後は、湯築城跡からの豊富な出土品を紹介します。
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『朝鮮半島陶磁器』
湯築城跡出土
(製作時期不明)
海外との交易が盛んだったことを偲ばせる出土品です。右後ろには、タイ陶磁器も展示されていました。 -
手前:『朝鮮半島陶磁器』、奥:『タイ陶磁器』
湯築城跡出土
(製作時期不明)
タイ陶磁器を含めての紹介です。右手前には、上級武士居住区から出土の青磁盤(破片)も展示されていました。 -
右:『中国陶磁器』、左:『青磁片と復元皿(中国陶磁器の一部?)』
湯築城跡出土
(製作時期不明)
日常的に使用されていたとされる、数多くのの出土品です。 -
右下名札:中国陶磁器(碗、皿)
左下名札:青磁盤:東部北側調査区第4段階出土
左上名札:青磁盤:上級武士居住区4段階出土 -
前列右(6点):青磁香炉(左):上級武士居住区4段階出土、瓦質土器香炉
前列左(3点):右から伊予砥石、教徒系砥石、硯
中列右(2点):青磁香炉(左)、青花香炉(右)
中列左(2点):丹波焼
後列(右):白磁花入:家臣団居住区2~3段階出土、後列(左):亀山焼 -
前列(6点):右から青磁碗(家臣団居住区2段階出土)、瀬戸・美濃天目茶碗(臣団居住区4段階出土)、(上)灰青釉碗、(下)粉粧灰青沙器碗・三島(いずれも家臣団居住区2~3段階出土)、土師質土器香炉(庭園区トレンチ出土)、瓦質土器香炉(家臣団居住区2~3段階出土)、上段は左端のみ紹介、その他は次に紹介:(下)青花香炉(東部4段階出土)、(上)白磁花入(家臣団居住区2~3段階出土)
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前列(7点):右から備前焼壷(上級武士居住区4段階出土)、黒釉小壷2点(茶入れ(家臣団居住区排水溝他)、青磁碗(家臣団居住区2段階)、瀬戸・美濃天目茶碗(家臣団居住区4段階)、(上)灰青釉碗、(下)粉粧灰青沙器碗・三島(いずれも家臣団居住区2~3段階出土)、後列(3点):右から備前焼壷(家臣団居住区2段階出土)、瓦質土器風炉と茶釜(家臣団居住区2段階他出土)、茶臼(家臣団居住区2段階出土)
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『備前焼大甕』
湯築城跡出土(家臣団居住区2段階)
(製作時期不明) -
『備前焼大甕』
湯築城跡出土(家臣団居住区2段階)
(製作時期不明) -
前列右:備前焼擂鉢:上級武士居住区4段階出土
前列中:備前焼壷:家臣団居住区2段階出土
前列左:二石入刻・備前焼大甕片:上級武士居住区2段階出土
後列右:土師質土器釡:外堀土塁トレンチ出土
後列中と左:備前焼壷:家臣団居住区2段階出土 -
手前右端:瓦質土器擂鉢:庭園区3段階出土
手前左:すり減った備前焼擂鉢:家臣団居住区2~3段階出土
奥中央:土師質土器擂鉢:上級武士居住区4段階出土
奥左端:土師質土器釡:外堀土塁トレンチ出土 -
手前右端(6点):青花皿:家臣団居住区2段階出土
手前左端(3点):白磁杯(つき):家臣団居住区2段階出土
奥(6点):五彩皿:家臣団居住区2段階出土 -
手前(6点):青花皿:家臣団居住区2段階出土
右上(1点):青花鉢:家臣団居住区2段階出土
左上(6点):五彩皿:家臣団居住区2段階出土 -
膳の上に並べられた、補修品を含めた器の数々です。左の膳には、青花碗、青磁碗、白磁杯、白磁皿、青花皿と箸置きの土師質土器耳皿が、右の膳には、白磁皿、青磁さらと青花皿が並べられていました。それぞれに出土場所も記されていました。
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『食事の様子』と題された、身分の高い武士の食事模様を描いた古絵図の紹介です。出典は『酒飯論絵巻(部分):茶道資料館臓』です。湯築城内では、日常に中国製の陶磁器が使われていたことが解説されていました。白磁や青磁、青花などです。
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『調理する・貯蔵する』と題された、2枚の古絵図の紹介です。出典は『酒飯論絵巻(部分):茶道資料館臓』です。上の図が寺院の台所、下の図が武家の台所です。調理に擂鉢が多用されたことなどが解説してありました。
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『武士の楽しみ』と題された、3枚の古絵図の紹介です。出典は、上の図が『会所の遊芸:祭礼草紙絵巻(部分):前田育徳会蔵』、下の2枚が、『酒飯論絵巻(部分):茶道資料館臓』です。室町時代の『会所』と呼ばれる場所の様子です。禅寺から始まり、現代に繋がる茶道、華道、香道となったようです。
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『流通に支えられた生活』と題された説明パネルの光景です。出土品から分かったことは、湯築城では、国内外の各地から運ばれた製品が日常に使われていたことでした。国内では備前焼、設・美濃焼のほか、海外では中国、朝鮮、東南アジアの陶磁器などです。河野氏が、瀬戸内海の海賊衆と深く関わっていた証左のようです。左下図の、生産地による陶磁器の使い分けも興味が湧きます。
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壁面に掲示された説明パネルと、その前に展示された出土品の光景です。湯築城は、天正15年(1587年)、福島正則が城主となりましたが、程なく国分山城に居城を移したため、廃城となりました。慶長7年(1602年)、松山城の築城が開始され、湯築城の瓦等の建材が流用されたことが発掘調査により判明しています。遺物が多いのは、湯築城の落城時にも徹底的な破壊がなかったためのようです。
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『猫の足跡のある皿』
土師質土器
湯築城跡出土(丘陵西側)
(製作時期不明) -
『猫の足跡のある皿』
土師質土器
湯築城跡出土(丘陵西側)
(製作時期不明)
現地ガイドさんによれば、一番人気がある皿のようです。 -
『高級な陶磁器(座敷の飾り物など)』
湯築城跡出土
(製作時期不明、一部の品はお城より200年前) -
『高級な陶磁器(座敷の飾り物など)』
湯築城跡出土
(製作時期不明)
酒会の大壷や盤、城の年代より200年以上古い骨董品、秘色青磁と呼ばれる高麗青磁などの出土品の紹介文でした。 -
『底部の違い』のタイトルがあった説明文の紹介です。土師質土器の皿と杯の作り方で生じる底の違いの説明でした。切り離しには、糸やへらが使われましたが、ろくろを止めて切り離すか、回している途中で切り離すかによっても差異が生じます。
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手前の列に、底部の違いが4種類展示してありました。『静止糸切り』、『静止糸切り後に削り』、『回転糸切り』と『回転ヘラ切り』の4種です。同じ列に『猫の足跡のある皿』も展示してありました。背後の展示は、土師質土器の形状の変化を、上から『16世紀初頭』、『16世紀前半~中頃』と、『16世紀後半』に分けて展示してありました。次第に省力化が進んだようです。
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『土師質土器の皿と杯』
湯築城跡出土
(製作時期不明)
奥の段に並べられた皿は、最大径が18.9センチ(左端)、最小径が7.8センチ(右端)でした。 -
『土師質土器の皿と杯』
湯築城跡出土
(製作時期不明)
使い捨てにされていた、土師質土器の皿と杯の説明文です。 -
『湯築城の歴史的な環境』と題された、広年代の出土品の展示です。
下段:弥生時代の土器(破片)、石包丁、石斧など
上壇:古代(お城が造られる以前?)の平瓦や石帯
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