2019/09/06 - 2019/09/06
294位(同エリア644件中)
うさきさん
姉が、ねぇ、雅叙園にいってみない?
雅叙園?
小さいホテルだからあまり気にしてなかったけど、
この前ホテルがリニューアルして、
外国の方に人気があるってテレビでやっていた。
凄くステキみたい。
そうでなくてランチと浴衣と百段階段見学で12000円。
フーン。
でもテレビでも凄く良かったから、
行ってみたいかも。
土曜は?
百段階段見学は平日だけなの。
なら、9月6日金曜日でいいかしら。
その日ならお休み取れそう。
そうときまったら、早速予約!!
浴衣と草履も料金に入っているみたい。
目黒 雅叙園。
行ってみましょう。
百段階段見学って?
どんなランチになるかしら?
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 徒歩
PR
-
朝9時に東京駅で目黒に。
でも目黒で迷ちゃって。
アマゾンのある裏から入ることに。
受付にいくと茅葺きのお家に行ってくださいって。 -
そこで廊下を進んでいきます。
ステキな廊下。
これ木彫りみたい。
歴史を感じます。 -
そんな趣のある廊下を過ぎると、
テラスに。
お庭に滝が見えます。 -
そこをもっと進むと茅葺き屋根が。
-
渡風亭に到着。
でも閉まっていて、中に入っていいのかなあ。 -
よくわからないから、
横の階段をあがって覗いて見たり、
へえ。ビルのなかに茅葺き屋根のお家入れちゃったんだ。 -
滝のお庭をのぞいてみたり。
-
トイレに行こうかとさがすと、
なんとここなんだ。
いろんな所行ったつもりだったけど、こんなトイレ初めてです。 -
入ると漆の絵が。
すごいなあとビックリしていると、 -
奥にはいって、
またまたビックリ。
赤い橋が出てきたー。 -
貝細工の朱塗りの扉をあけると、
広い、広いトイレ。
あまりに凄いトイレなので、ビックリ。
キョロキョロ、キョロキョロ、お上りさん状態。
近代的なトイレもいいけど、こういうのも最高です。 -
そこで、男の案内の方に聞いてみると、
渡風亭の方を呼んでくれました。
なんと時間1時間間違えて、
10時にお待ちしておりました。と。
お電話したのですが、通じなくてすみませんと。 -
なので、浴衣は後で、
先にお食事。
11時っていうのは、お食事の時間なんですね。 -
手前は虫かごに入っている、お造り。
-
そして、今日は松茸ご飯。
お代わりもありますのでお声がけくださいって。
うーん。
食べたいけど、アフタヌーンティーも魅力的で。
とりあえず、お代わりはなしで。 -
そしてデザート。これも美味しい。
買って帰りたいくらい。 -
渡風亭の別のお部屋に浴衣があって、
帯、浴衣がセットになっていて、草履も選べます。
係りの方が胸があるからLがいいですねって。
あんまり気に入った柄がなかったんだけど、しかたないか。
すぐに着付けもしてくれました。
結び方も、着物にあった形で、変わり結びでそれぞれ違った形。
これには、ビックリ。 -
12時半から文化財の百段階段見学です。
はとバス?とか、団体でのツアーがいっぱい。
ちょっとお待ち下さいって。
百段階段見学ってそんなに人気があるの? -
このエレベーターが凄い。
漆塗のエレベーター。 -
これは唐獅子。
-
創業者・細川力蔵
裸一貫で田舎からでてきて、東京で大儲け。
夢だった純日本式料亭「芝浦雅叙園」を 創業。
料理の味はもちろん、お客様に目でも楽しんでいただきたいと考え、芸術家たちに描かせた壁画や天井画、彫刻などで館内の装飾を施たそうです。
なんと、豪華なお風呂や動物園まで。
日本のエンターテインメントだったんですね。 -
ここが百段階段。
一見歴史は感じるけど、なんか普通かな?と思っていたら、
階段だけでなく、
百段階段の合間合間に、いろんなお部屋があって、
百段階段を上がりながら、順々に見学するみたい。
なんと 2009(平成21)年3月、東京都の有形文化財に指定されたそうです。 -
十畝の間。
広いですね。 -
荒木十畝による四季の花鳥画が描かれています。
爛漫に貝細工。
黒漆の螺鈿細工も。 -
十畝の間の向いには、当時では、広くて立派なトイレ。
数々のお部屋には必ずトイレがセットであったんですって。
創業者・細川力蔵のかかせないコンセプトだったみたい。
世界一のトイレを目指していたんですね。
だからさっきのトイレも凄いはずなんだー!!納得です。 -
漁樵の間。
室内はすべて純金箔、純金泥、純金砂子での仕上。
ピカピカです。
お殿様、お姫様になったようなお部屋です。 -
彩色木彫と日本画に囲まれた美しさは息を呑むほどの絢爛豪華。
彫刻は浮かし彫りでずーと見ていたい。 -
これは7月の七夕。
習い事が上手くなるようにと、琵琶が描かれているとか? -
これは、9月の菊節句だったかなあ。
尾竹竹坡原図の五節句が描かれています。
天井も菊池華秋原図の四季草花図が浮彫になっていて、見上げてしまう。 -
草丘の間。
ちょっと、浴衣をきての見学の方とパチリ。
みなさんいろいろな浴衣で、ここのお部屋と合いますね。
この障子建具は非常に手の込んだ面腰組子なんですって。 -
ここのまどからは、富士山も見えたそうです。
きっと、当時は喜ばれていたんでしょうね。 -
お食事だけでなく、お部屋の説明も聞いていたんでしょうね。
-
静水の間。
-
星光の間。
板倉星光の四季草花が描かれています。
ちいさな虫も描かれていて、遊び心もうかがえます。 -
清方の間。
美人画の大家、鏑木清方の作品。 -
これ天井です。
-
二間あって、もう一つのお部屋の天井。
-
黒髪。
-
この絵にもいろいろ説明があったんだけど、
写真とっていて、、、 -
團十郎ですって。
-
執筆画家の名前がつらねてあります。
これだけの芸術家を集めるって
やっぱり創業者・細川力蔵って凄い人だったんですね。 -
頂上の間。
ここはあえて絵や彫刻を置かないでシンプルにしあげているとか。
百段階段は百段ではなく99段でした。
未完の美学だそうです。
たっぷり1時間半の百段階段見学でした。 -
カフェラウンジ パンドラでお茶します。
-
ここで、アフタヌーンティーをいただきます。
2800円。
さすがに、ここは二人でシェアします。
上のケーキは何種類かから選びます。
飲み物はアメリカンを選んだのですが、
お代わりできるというので、3杯ものんじゃって。
姉はジンジャーティーを
お手頃な値段ですよね。 -
当時の雅叙園は廊下から欄間、天井を埋め尽くすように絵が飾られていたそうです。
当時の彩色木彫板が壁にうまく飾られていました。 -
目黒 雅叙園。
近くにありながら、行ったこともなくて。
今回テレビで見て、姉の誘いもあってお邪魔してみました。
今では、最盛期の4分の1になってしまったそうで、
60室という小さなホテル。
だから、気に留めもしないでいたけど、
こんなに素晴らしい世界に誇れるホテルだなんて。
百段階段見学って、調べもしないでいってビックリ。
創業者・細川力蔵って今生きていたらどんなホテルになっていたんだろう。
もっともっと面白いこと考えたんじゃないかしら。
これだけ残してくれた文化遺産を大切にして、
創業者・細川力蔵のポリシーも守ってほしい。
江戸時代より受け継がれてきた伝統的な芸術をいかした、
素晴らしい日本美のミュージアムホテル。
また何かの機会があったら是非来てみたい。
日本にはこんな所があるから
まだまだこういう事、やめられませーん!!
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
うさきさんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
目黒(東京) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
46