夏旅2019 屋久島 1/3 ～縄文杉トレッキング～

2019/08/24 - 2019/08/27

3泊4日で世界自然遺産の島 屋久島を訪れました。
大自然に癒される旅となりました。

エリア 屋久島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

ツアーガイドさんに宮之浦の民宿に午前4時に迎えに来てもらって、途中の弁当屋で昼食の登山弁当を調達して、屋久杉自然館に到着したのは4時40分過ぎ。ちょうど始発バスが出るところでした。

民宿にお願いしておいた島むすびのおにぎり弁当を5分で完食です。

5時のバスに乗って40分で荒川登山口に到着しました。狭いカーブが連続する道を大型バスで運転するプロ魂に感心しました。

トイレに行き、装備を整えて準備完了です。

トロッコ道のスタート地点には、トロッコの車両基地があります。この森林鉄道の正式名称は「安房森林軌道」といって、日本で最後の現役の森林鉄道としても知られています。

時刻は5時50分。いよいよ縄文杉に向けて出発です。雨具の準備はしていますが、何とか曇り空です。

6時18分。
手すりのない橋を渡ります。

6時27分。
杉の木が増えてきました。
線路の外側の枕木は誰も踏まないため、氷上のように鏡面なので間違っても踏まないように注意しながら進みます。

6時39分。
小杉谷橋を渡ると、小杉谷集落跡地に到着です。
標高660mのこの地に最盛期の人口が540人に達した集落があったそうです。150人が通う小中学校の跡地もありました。
この辺りでパラパラと雨が落ちてきました。

6時43分。
最初の休憩ポイントである小杉谷休憩舎に到着です。

そのまま進むと右手に「楠川別れ」という看板があり、白谷雲水峡へ続く道があります。

7時20分。
三大杉の手前にあるバイオトイレに到着し、ここで2度めの休憩です。

この後も単調なトロッコ道が続きますが、7時45分過ぎから雷鳴が轟き、夕方のように真っ暗となり雨が降ってきました。レインウェアを着るか迷っていましたが、8時過ぎには本降りとなり着ることになりました。

雨が酷く、ツアー中止が危ぶまれる状況です。

8時35分。
所要時間2時間45分でトロッコ道終点のバイオトイレに到着です。

雨脚は少し弱まり少し安堵しました。
ここから縄文杉までの往復はトイレがありません。

10分ほど休憩してから、大株歩道入口より、いよいよ山道です。
雨は、強くなったり弱くなったりを繰り返していますが、空は少し明るくなってきました。

木の階段がスタート。
雨で濡れているので滑らないように注意しながら進みます。

9時15分。
登山道入り口から600mのところにある、ウィルソン株に到着です。
天気が悪いためか、人が少なくゆっくりと写真をとることができました。株下部に大きな空洞があります。

有名なウィルソン株のハートです。

このハートはある角度から見ないと撮れません。ガイドさんが教えてくれたので、無事撮影成功。ハートの上の凹みが見えるポイントが重要です。
空洞に入って、すぐ右手に平たい石がちょっと不自然な感じにあるので、そこに腰かけて木の壁に背中を付けてみてください。多分見えるはずですよ。

10時10分｡

大王杉が見えてきました。標高1190m｡
縄文杉が再発見されるまで、最大の屋久杉とされていました。樹高24.7m、胸高周囲11.1m、推定樹齢3000年といわれています。

大王杉から数分のところに休憩できるスペースが作られています。

朝が早かったので、ここで昼食をとりました。
ガイドさんが、手際よくタープで雨よけを作ってくれ、さらにお湯を沸かして味噌汁を作ってくれました。

30分ほどお昼休憩をして出発です。

ここに世界自然遺産地域看板がありました。
てっきり屋久島全体が自然遺産なのかと思っていたら、「ここから先は」と書かれているように、地域は限定されているんですね。

10時53分。
夫婦杉を通過です。
3m程離れた2本の巨木の枝が10m程の高さでつながっています。

ここからは、登ったり下ったりを繰り返して、25分でいよいよ縄文杉に到着です。

11時20分。
休憩時間を入れて、荒川登山口から5時間半で縄文杉が姿を現しました。写真では存在感が伝わりにくいのですが、威風堂々としていて存在感・迫力は圧巻です。

次第に人が減り、静寂の中で縄文杉をゆっくりと眺めることが出来ました。

12時に縄文杉を後にして、下山開始。

途中トロッコ道になると雨も降っていなくて、荒川登山口まで4時間弱でした。そして16時のバスで下山して、屋久杉自然館に戻ってきました。