夏のザルツブルクと南ドイツ【1】サウンドオブミュージックの鼻歌が止まらない

2019/08/12 - 2019/08/16

初めて夏休みに海外旅行をしました。
天野川にしては珍しく、友人とヨーロッパ旅行。
それも２度目の南ドイツと、前回スルーしたザルツブルクへ。すべてバイエルン州鉄道フリーパス（ICなど特急のぞく）「バイエルンチケット」の範囲内の旅です。
人気のシンガポール航空でV字飛行の後、ミュンヘン着。

今回は、いつものオタク旅行とは違い、誰かと行くメリットを感じながら普通の観光をしました。いやはや、めずらしや。。

◆主な料金
全部個人旅行で、半年前に106,560円の往復チケットをゲット。
宿泊はBooking.comとHotels.comを併用し、現地8泊（約10万円を2人で折半）。
バイエルン州内乗り放題（ICなど特急のぞく）のバイエルンチケットはグループチケット32ユーロ！これを3回利用。2人で折半。
観光パスカードも積極的に利用した。ザルツブルクカード（ハイシーズン72時間44ユーロ）、ニュルンベルクカード2日券（28ユーロ）。
ミュンヘン交通フリーパス、グループ１日乗車券（ゾーン1-4：12.8ユーロ、2人で折半）を2回、グループ１日乗車券（空港を含む全域：24.3ユーロ、2人で折半）。

◆旅程
【1】8/12-8/15　関空-ミュンヘン空港-ザルツブルク←この日程
【2】8/16-8/17　ニュルンベルク
【3】8/18　　　 ローテンブルク
【4】8/19-8/21　ミュンヘン-関空

エリア ザルツブルク(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: シンガポール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今年2度目の海外旅行は、再びヨーロッパ。それもお盆時期。
通常、高いのでは？と思っていましたが、意外と10万円ほどですみました。しかも、人気のシンガポール航空。
関空からビューンと南西へ。。シンガポール経由ということは、V字になるのですね。満席と思われる。

キャビンアテンダントの制服がキレイですが、スタイル良くないと映えないし、何せ機内がかなり寒いので、首まわり大丈夫？と心配になりますね。我々はダウンなどを着込みますが、彼女らは。。どうしてるのかしら。

夜中も含め飲み物のサービスは常にされているし、人気になるのはわかるけど、行きの飛行機は古かったなぁ。
ごはんは、、こんなもんでしょうね。

シンガポール到着。実は90分しか乗り継ぎ時間がない！
で、焦りながら速足。結構まごまごしまして、ここで２回乗り物に乗るのです。歩いて行けません。このあたりがドキドキしたなぁ。
ヨーロッパ便は新しい飛行機でした。

結構、中高年には長時間フライトは堪えるということで、次からは直行便にしますわ。

ミュンヘン空港に早朝に到着。
ここからザルツブルクに直行します。バイエルン州乗り放題の電車チケット「バイエルンチケット」を購入。
ですが、平日なので9時からしか利用できません。
月曜～金曜：指定日の午前9時 ～ 翌日の午前3時まで（18時間有効）
土日祝日：指定日の午前0時～翌日の午前3時まで（30時間有効）

こちらが「バイエルンチケット」。駅に設置のドイツ国営鉄道DBの赤色の券売機で購入。
２人で32ユーロ。たしか5人までOKですね。
ぼかし部分に全員の名前をボールペンで記入します。利用開始日はチケットに印刷されているので、印字機に通す必要ありません。

表示言語は英語。ただし、ミュンヘンには青色の券売機も設置しており、これは日本語表示に変更の上で、バイエルンチケット購入できますが、これは日付はないかも。ちゃんと見てくださいね。

で、ここからが大切。
券売機でバイエルンチケットを選んで操作をしていると、「Timetable」というタブは出てきません。乗り放題なので（ICなど特急のぞく）。

そこで、券を発券したのち、行きたいルートと時間を選んで検索します。このときは最初にバイエルンチケットを選ばないということです。通常の料金で券を買うやり方ですると、最後の方に「Timetable」というタブが出てきますから、Printボタンを押せばOK。
購入ボタンを押さずに終了してください。

これがあるのとないのとでは違います。乗り場（ホームナンバー）、列車名など事細かく書いてあります。Wi-fiを海外でもつないでいれば、DBサイトを検索すればいいのでしょうけどね。

これですね。
必ず駅の電光掲示板でチェックしてください。黄色い掲示板を見るのもクセにしたほうがいいです。

さぁ2時間ほどでザルツブルク。

列車には基本的に荷物置き場がありますので、スーツケースを置き、ワイヤーキーを掛けます。ないときは、邪魔にならない場所に置いて、ワイヤーキーでくくります。

ザルツブルクに到着し、ホテルに直行。
ホテルエコスイートに３泊します。
キッチン付き、食器付き、電子レンジ付き！

荷物を置いて旧市街へ繰り出しました。

Eco Suite Hotel ホテル

ザルツブルク中央駅に戻り、インフォメーションセンターで「ザルツブルクカード」を購入。
24、48、72時間の３パターン有効期間があります。私たちは3日いるので、72時間カードを買いました。44ユーロ。結構しますよね。
こうなったら、使い倒すしかない！
乗り物すべてが乗り放題、施設もすべて１回ずつ利用でき、城にのぼるエスカレータやらケーブルカーといったバカ高い乗り物もOK。

旧市街まではバスやトラムを使いました。かなりはりめぐらされており、乗り降りの場所は「？？」ですが、わかれば利便性があります。
なんといっても、ホテルがえらく遠くて。助かりました。

中心部。レジデンツのある広場に来ました。
モーツァルト広場。銅像がありますね。

ザルツブルクは8月半ばというのに、すごく寒かったんです。
ちょっと前まで熱波が襲っていたのに。
ヨーロッパはダウン持参が正解です。

モーツァルト像 モニュメント・記念碑

お腹すいたので、昼ご飯。
見ての通り、中華屋さんに入ったようで。
「Wokman Natural Kitchen」。
アジアン飯をいただいたら、これがすこぶるうまい！
私はフォーを。連れはチャーハンを。飲み物含めて、私は9.3ユーロです。
地元の人にも人気らしい。
ただし、カードは不可です。

さてと、レジデンツ広場へ。客待ちの馬車が並び、噴水と緑の帽子の建物が並びます。

旧市街と歴史的建造物は、1996年ユネスコ世界遺産に「ザルツブルク市街の歴史地区」として登録されています。雰囲気がいいです。

ここは噴水があり、奥はレジデンツです。このあたりの建物がドムクォーターとかいうのですが、ザルツブルク大聖堂とレジデンツがつながっているのですね。

レジデンツ広場 広場・公園

今日はレジデンツへ。

レジデンツ 城・宮殿

こういうふうにかつての領主司教の館でして、山の上のホーエンザルツブルク城は要塞として、こちらは住まいとして平地にあるのですね。
オーディオガイドを貸してくれるので、それに沿って歩くと、かなり時間がかかりますが、面白かったです。

レジデンツ 城・宮殿

レジデンツからレジデンツ広場を眺める。

ここザルツブルクは、王様ではなく、司教というキリスト教会のお偉いさんが領主なのです。そういう意味では、特殊であり、塩（ザルツ）で栄えた街ということです。

15キロほど南のバート・デュルンベルクで産出される岩塩が収入源。つまり、ここで塩が採れるわけではありません。

ここはザルツブルク大聖堂。
上から見てますが、レジデンツからつながっていて、巨大なパイプオルガンの階に行けるのです。

大聖堂 寺院・教会

大司教様。
あるときまで代々司教が領主というわけ。
塩の入った樽を手にしています。
お金持ちであり、権力を振りかざしたのは司教たちでした。

こういう模型大好き。

3時間ほどいたかしら。。
疲れたので、バスに乗ってホテルへ。

初日のわりに頑張った？

翌日の朝食。
このパン、カイザー（皇帝）の冠にそっくりということで、カイザーゼンメルというパン。こいつの底が固くてね。歯がよろしくないかたは、かぶりつくのは危険です。
西洋人は、こういうパンを横にナイフを入れ、ハムやチーズを挟んでかぶりつくので、久しぶりに私もやりましたが、前歯が。。

Eco Suite Hotel ホテル

旧市街へバスで。ここは馬の洗い場。サウンドオブミュージックでも出てきましたね。
つい鼻歌が出ちゃう。

バスはいろんなところを通っていますが、同じ番号のバスでも、乗り場と降り場が向かい合うわけではないので、注意が必要。また、右側通行なので、逆向きのところで待つという失態を私たちは３回繰り返しました。

pferdesschwemme ( horse well ) 史跡・遺跡

サウンドオブミュージックを見てこの旅行に臨んだので。
当然、この旅行中はずっと鼻歌、ハミング♪

ドレミの歌から、ほかの挿入歌まで、ほんとに頭から離れない。

さて、本命のホーエンザルツブルク城へ行きます。

調べると、ケーブルカーだけでなく、エレベータ（リフト）で登って、メンヒスベルクという丘を散歩しながら行けるということで、MODERN MUSEUMの入り口へ。
ここからエレベータで登るんです。

メンヒスベルクの丘 リフト その他の交通機関

こんな絵も美しいですね。
ザルツァッハ川が中心に流れ、丘の上に城がある。

近代的なエレベータですね。
これもザルツブルクカードで行けます。

眺めがいいんですよ。
晴れていたらなぁ。20分くらいお散歩したような気がします。

メンヒスベルクはサウンドオブミュージックで、ドレミの歌を練習した場所です。
2人とも鼻歌が止まらない。

ド～ソ～ラ～ファ～　ミ～ド～レ～～♪
ド～ソ～ラ～シ～ド～レ～ドーー(^^♪

こんな遊歩道になっていて

俯瞰するとこんな感じ。
旧市街の南側を1.3キロメートルにわたって続く丘です。そしてそこにホーエンザルツブルク城がある。

城壁がところどころあります。
つまり、敵の侵入を防ぐために城壁を強固にしてきた歴史があります。
こういうのを見るのもオススメです。

なんといっても、気分がいい！

せっかくザルツブルクに来て、３日あるのっだから、ハルシュタットやザルツカンマグートへも行った方がいいのかなと思ったのですが、こんな遊歩道で森林浴できるなら、もういいよね、となりました。

城の麓に来ました。ここから少し上り坂で入り口に行きます。
少しといっても、勾配は急なこと極まりない。膝の悪い人はキツイかも。

登りはケーブルカーで、帰りはメンヒスベルクを歩いてエレベータのほうがいいでしょう。

ホーエンザルツブルク城　レストラン 地元の料理

城の中は博物館になっていて、オーディオガイドを借りれます。
日本語あり。

凄い急こう配なので、守りに固い城ということでしょうか。
実際、守り抜いていますし。難攻不落です。
代々、外敵からの侵入を防ぐため、増築してきたのでした。

模型好きなもので。撮りまくりました。

城内の博物館には、ここでの戦争の歴史を表現したものもあり、興味深かったです。オーストリアはナチス時代にドイツに併合されていますし。
喜んで入ったという話もあるけど。

司教のなかに、蕪を紋章に入れた人がいます。
結構城のなかにあって、見つけられるとのこと。

眺めがいいですね。
川が湾曲して。

ここが一番高いところかな。

帰りはケーブルカーを利用しました。

下から見上げると、凄い高い。

ここは大司教様が牛耳る街。ナポレオンが来るまでは。。

ここはモーツァルトの生家。写真不可です。まぁ、黄色いので目立ちますけど、中はふぅんな感じ。
モーツアルト好きですけど、ここに長く住んでいたわけではないですし。
で、１Fはスーパーです。お惣菜も売っているので、ラザニア買いました。これはとっても美味しかった！

長くなったので、後半は別に設けます。

この旅行記へのコメント （2）

• マイラーさん 2019/09/01 01:18:09

  こんばんは。

  天野川さん はじめまして。
  
  ザルツブルグ旅行記拝見させて頂きました。
  12日からザルツブルグに入られたんですね。
  僕は12日の4時過ぎにザルツブルグからウィーンに移動したのですが、それまで、最後の市内観光でレジデンツとレジデンツギャラリーを訪れていました。もしかしたらニアミスしてるかもしれませんね。この日は昼から少しお天気が崩れてチョッと残念でした。
  
  ホーエンザルツブルグ城を歩いて登られたんですね！スゴイ！！
  実は11日に、僕はケーブルカーで登って、天野川さんが登って来られたルートを下って、サウンドオブミュージックでマリアの修道院のゲートのロケ地になったノンべルグ修道院に下りました。あの、お城の入場門からのスゴイ坂道大変だったんじゃないでしょうか(^^;)
  
  思わず嬉しくなり、書き込ませて頂きました。
  続きの旅行記もまた拝見させて頂きます。
  
  ありがとうございました。
  
  マイラー

  天野川さん からの返信 2019/09/01 11:27:29

  Re: こんばんは。

  マイラーさん、おたよりありがとうございます。
  
  ニアミス、あったかもしれませんね。
  マイラーさんの旅行記も拝見しました。
  トラップ邸のホテル、泊まられたんですね！私たちもあそこに行きましたが、入れなさそうで、ぐるっと一周するだけになりましたが、とても素晴らしいお散歩になりました。
  
  それと、プラハに行きたいと思っている私は、プラハの旅行記を拝見していて、『プラハの春』と『ベルリンの秋』を購入しちゃいました。歴女としては、面白そうでワクワクしています。
  
  よい情報ありがとうございました。