#19　グリーンランドとヴィスビー中世週間７　-中世にタイムスリップ　ヴィスビー中世週間祭り-

2015/07/31 - 2015/08/11

毎年第32週目（８月の１or２週目に当たります）に、スウェーデンのゴットランド島で“中世週間（Medieval Week on Gotland）”が開かれます。
この１週間は、住民も参加者も中世の衣装を着て過ごし、イベントがヴィスビーの各地で行われます。

ヴィスビーはジブリ映画“魔女の宅急便”の舞台の一つとされていて、ハンザ同盟当時の廃墟は世界遺産に登録されています。

短い夏を楽しそうに過ごす北欧の人たちと出会って、少しだけ幸せを分けてもらった２日間でした。

この期間はホテルが予約困難になりますが、１年で１週間しかないこの時期を狙ってヴィスビーを訪れてください。

旅行記
１　オーデンセとアンデルセン
２　グリーンランドの玄関口カンゲルルスアーク
３　巨大氷山の町イルリサット
４　イリマナックの町へ
５　１泊２日エキキャンプ
６　イルリサットアイスフィヨルドトレッキング
７　中世にタイムスリップ　ヴィスビー中世週間祭り
８　ストックホルム１日散歩

移動
7/31 羽田⇒フランクフルト⇒コペンハーゲン⇒オーデンセ⇒コペンハーゲン　（泊）コペンハーゲン
8/1　コペンハーゲン⇒カンゲルルスアーク⇒イルリサット　（泊）イルリサット
8/2　（泊）イルリサット
8/3　（泊）エキキャンプ
8/4　（泊）イルリサット
8/5　（泊）イルリサット
8/6　イルリサット⇒カンゲルルスアーク⇒コペンハーゲン⇒ストックホルム　（泊）ストックホルム
8/7　ストックホルム⇒ヴィスビー　（泊）ヴィスビー
8/8　ヴィスビー⇒ストックホルム　（泊）ストックホルム
8/9　ストックホルム⇒ミュンヘン⇒
8/10 ⇒羽田　

エリア ゴットランド島(スウェーデン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 徒歩 飛行機
• 航空会社: スカンジナビア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

グリーンランドからコペンハーゲンに戻ってきて、さらに乗り継いでスウェーデンのストックホルム・アーランダ空港に到着しました。

さらにもう１本飛行機に乗って、ようやくヴィスビー空港に来ました。
ストックホルムからヴィスビーまでの運賃は8000円、時間は40分です。

船だと運賃は5000円ですが時間が4時間かかるので迷わず飛行機にしました。

ストックホルム アーランダ空港 (ARN) 空港

ヴィスビー空港からのバスは飛行機の発着に合わせていません。
次のバスは1時間後だったので、ヴィスビーの町まで2kmほど歩きました。

40分ほど歩くとヴィスビーに到着です。

立派な城壁です。
世界遺産にも登録されています。

ヴィスビューの輪壁 建造物

市内には廃墟がたくさんあります。
中世週間の祭りの最中ですが、午前中は静かでした。

北欧の地方都市らしいかわいい町なみ。

バラの花がたくさん咲いていました。

バラの花とオレンジ色の屋根と青い空

高台から見下ろした大聖堂。

高台から見下ろした風景は、魔女の宅急便のモデルになったと言われています。

オレンジ色の屋根が美しい。

自転車と階段と大聖堂の組み合わせ。
ジブリ映画に出てきそうなシーンです。

見下ろすと中世のコスプレをした人がチラホラ。
いよいよ中世週間が始まります。

町に戻ると、中世の衣装を着た人が増えてきます。
ゴットランド島の「中世週間」は、ハンザ同盟で栄えた当時の島の様子を再現したお祭りで、地元の人を中心に、中世の衣装を着て過ごします。
このお祭りは一週間続き、町は中世の雰囲気に包まれます。

新市街側の門。
旧市街に向けて続々と人が集まります。

大聖堂の内部

サンタ マリア大聖堂 寺院・教会

セント ニコライ教会の廃墟 寺院・教会

Stora torget広場。ここがヴィスビー旧市街で最もにぎやかな広場です。
レストランやカフェがたくさんあります。

大広場 広場・公園

午後になると市内各地でイベントが行われます。
プログラムは公式ウェブサイトで見られますが、この年はスウェーデン語のプログラムしか見られなくて苦労しました。
（翌年からは英語版も見られるようになりました）

最高気温は22～23℃くらいで、「爽やか」という単語が良く似合います。
真夏にこれだけ外で快適に過ごせるのは北欧ならでは。
北欧の人たちは短い夏をすごく楽しそうに過ごします。

こちらは「剣の練習」のイベント。
コスプレで参加している人が多かったです。

火薬塔 建造物

町なみもすごく良いのですが、みなさんのコスプレが完璧すぎ。

木製ベビーカーもコスプレによく馴染みます。

この手の中世祭りは、主催者側がコスプレをすることがよくありますが、
住民も観光客もみんなコスプレをして、しかも自然になじむように過ごしているのが、
他にはない特色です。

夕方からは城壁外の広場で中世の騎馬戦が行われます。
入場は事前申込制で、チケットは前日までに売り切れていました。

夜になると廃墟内でコンサートが開かれます。
ジャンルは北欧ポップからクラシックまで様々。
廃墟内は音が響くので迫力がすごいです。

セント クレメンス教会の廃墟 寺院・教会

夜になるとコスプレをしている人の方が多くなりました。
22時くらいになってようやく暗くなります。
広場は24時くらいまでにぎやかです。

大広場 広場・公園

前夜の賑やかさが嘘のような静かな朝を迎えます。

アルメダール公園 広場・公園

今日も中世週間の一日が始まります。
何となく魔女の宅急便に近い雰囲気。

植物園の隣の公園ではたくさんの露店が出ていました。

オソノさん？

北欧の夏の一日はいるだけで“幸せ”を感じられます。
全ての人が幸せそうに見えて、そのおすそ分けをしてもらっているように感じます。

コスプレ衣装もたくさん売られていました。
これを見て、翌年はコスプレをしてこの祭りに参戦することを誓いました。