★「苔の森」屋久島へ　島内ぶらり編★

2019/04/14 - 2019/04/19

ずーっと行きたかった屋久島。
死ぬまでには必ず行きたいと思い焦がれていた島。
何年も計画しては現実に行くことができないまま月日は経ち・・・。

今回仕事を退職してホッとした瞬間に、「そうだ今こそ！」と思い、
サクサクと宿とフライトを予約。
いつもなら何ヶ月もかけて下調べや準備をするのですが、
今回はまるで島から呼び寄せられるように夢中になって数日で計画してしまいました。
本来なら登山してトレーニングとかしたかったのですが・・・（笑）

急遽でしたので縄文杉は諦めましたが、たくさんの出会いや素晴らしい景色を堪能してきました。
一日目から島の方々の温かさに触れ泣きそうになりました。
旅行記を通して屋久島の素晴らしい一部を皆様にご紹介できたらと思います。

エリア 屋久島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

屋久島旅行がスタートしました。
明日は早いフライトなので蒲田で前泊。

チサンイン蒲田 宿・ホテル

最近の前泊は羽田空港のファーストキャビンがほとんどですが
ギリギリの旅行計画でしたので宿が取れず、久しぶりの蒲田です。
空港泊だとかなりゆっくり朝まで眠れますが、こちらも駅から近いので便利です。

8：00の鹿児島行のフライトです。
今回はJALマイルの特典航空券でしたので
往復の飛行機代は実質タダ。
これはありがたいです。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

いつもの富士山側の席をチョイス。
静岡県民なのでいつも見ている富士山ですが、
空から眺めると旅行行ってきます！という気分になります。

鹿児島空港に到着！

鹿児島空港 空港

乗り換えが隣なので30分しかない乗り換えでしたが
楽々便利！
多分屋久島へ行くには最短ルートだと思います。

今度はかなり小さい機体です。

開聞岳が綺麗に見えました。
今日は天気が最高ですね！

所々に見える島々。
客室乗務員さんから地図を頂いて照らし合わしながら眺めていました。
硫黄島と竹島です。

あっという間に屋久島が。
屋久島思ったよりかなり大きい！！
40分間の短いフライトです。

空港が小さくてかわいい。
徒歩で中に入ります。

屋久島空港 空港

ターンテーブルはなく手荷物は運んできてくれます。

観光案内所でバス乗り放題チケットを購入
1日券から4日券まであり、2日券と3日券がどちらも3,000円なので
3日券を購入しました。
荒川登山バスやまつばんだ交通には使えませんが、島をバスで巡る人は絶対買った方がお得です。
屋久島のバス運賃はかなりお高いのでちょっとバスで散策すると
すごい額になったりします。

バスの本数はかなり少ないので、今回時刻表で毎日のタイムスケジュールを作りました。

明日は白谷雲水峡のツアーに参加予定でしたので
レインウェアを借りに山岳太郎さんへ。

スタッフの方がやさしく出迎えてくださいました。
周辺の飲み屋さんの地図も頂き、1人旅だったのでとても心強かったです。

今日からお世話になるハートランドハウスさんへ。
一軒家で部屋が分かれています。
宿サイトの口コミがとっても良く一人旅も安心という事で
こちらにお世話になりました。

HEART LAND HOUSE ＜屋久島＞ 宿・ホテル

まだチェックイン前でしたがお部屋に案内していただけました。
清潔感のあるお部屋です。
近くの飲食店を教えてくださったり、翌日の登山のお弁当の予約もして頂き、一人旅の私に本当に親切にしてくださいました。

私のお部屋は2階の「こだま」。
今日から2日間は誰も宿泊客がいないので
私一人で一棟貸し切りです。

きめ細やかになんでも揃っていて
スキンケア一式もあり女性にやさしいアメニティ。

部屋の外には洗面所がありピカピカに清掃されています。

珈琲や紅茶も自由に頂けます。

一階は憩いの場になっていて
無料のマッサージチェアやフットマッサージャーも。
滞在中は毎日お世話になりました。

ウッドデッキのベランダもあります。

冷蔵庫には自己申告制で購入できる飲み物があり
上の貯金箱にお金を入れます。

レンタルサイクルもあるのでちょっとした買い出しに便利ですね。

今日は初日ですので、屋久杉の事を学ぼうと思い
バスで屋久杉自然館を訪れました。
ここのバス停にいたおじさんがとっても親切で、
今日来たばかりだと話をしたらパンフレットをくださったり
バスの本数が少ないので、帰りバスの時間を気にしてくださいました。

屋久島町屋久杉自然館 美術館・博物館

入口にはかなり大きい屋久杉の土埋木がありました。

入場料は600円です。
靴は入口で預けるので木のぬくもりを感じながら見学できます。
こちらの枝、樹齢はなんと・・・！

1,000歳です！
平成17年に折れてしまった縄文杉の枝です。
もうすでにその力強さに圧倒されてしまいました。

ここでは縄文杉の歴史や当時の伐採の記録などの資料がたくさん展示されています。

真ん中には超巨大な屋久杉。
触れることができます。

こちらの屋久杉は年輪はなんと1,660歳！
ちなみに樹齢1,000年以上でないと屋久杉ではありません。
1,000年に満たない杉は「小杉」と呼ばれます。
え！？何百年も生きているのに小杉なの！？
屋久島に生えている杉は全部屋久杉かと思っていたのでこれは知らなかった～

様々な木の重さを比べられるコーナー
屋久杉が軽くてびっくり！

続いて年輪比べ
同じ太さの杉でも屋久杉の年輪は本当に細かい。
屋久島は花崗岩と言われる大きな岩の上に木々が育っているので
普通の山々の杉と比べると栄養の少ない環境で育っています。
その為、成長もゆっくりなので年輪も密になります。

この年輪の細かさ。
長い年月をかけストイックな成長という事がわかります。
成長が遅い屋久杉は樹脂分が多く腐りにくいので長生きするのかもしれないですね。

江戸時代は屋久杉を小さく平木にして運んでいました。
年貢として納められたり屋根に使われていたようです。

屋久島は花崗岩が隆起した島です。
その上を土が覆い木々が茂っているので
雨が降っても染み込まないですぐに川から海へ流れていきます。

ヤクシカとヤクザルはこんなに島にいると言われています！
滞在中に会えるといいなぁ。

こちらは紀元杉の枝
巨大な流木のように模様がうねっています。

縄文杉の原寸大パネル。
これはすごい！
本物を見たら言葉を失いそうです。
今回は縄文杉にアタックしないので実物見たかったな～

高田久夫さんは屋久杉の伐採などの山仕事に貢献した方で、土埋木の生産の第一人者です。
屋久杉の伐採が禁止されてからは、土埋木と呼ばれる以前に伐採して放置された切り株や幹などを運び出して、工芸品や家具に加工されてきました。
この土埋木も搬出が終了したので、屋久杉の工芸品はこれからかなり貴重になものになりますね。

からくり杉
地元の家具職人さんが制作したものです。

お土産も色々ありました。
私はミュージアムオリジナルの縄文杉のポスターを購入。
屋久杉自然館、本当に来てよかったです！
こちらで屋久杉の勉強をしてから森に入るのがおすすめですね！

外には宇宙ヤクスギがありました。
平成12年に毛利宇宙飛行士と宇宙を飛んだ屋久杉の種。
こんなに大きくなったんですね！

旅の必要な物を買いにスーパーに来ました。
今回素泊まりなので、朝食や飲み物、お酒などを購入。

部屋の冷蔵庫にセット！
よし完璧！

共同スペースにはコーヒーを飲んだりのんびりできます。

HEART LAND HOUSE ＜屋久島＞ 宿・ホテル

まだ山登りもしていないのにフットマッサージを使ってみました。

焼酎は貯金箱に入れる自己申告制。
島の焼酎を飲めるのは嬉しいですね。
一杯300円は爆安！

レンジやトースターも完備。
本当に至れり尽くせり！

お風呂もピカピカで、シャンプーなどはサロン系の物が揃っています。

宿の旦那様に車で送って頂き「いその香り」さんにやってきました。
地元の人も賑わう人気店。

いその香り グルメ・レストラン

地魚にぎりが有名ですが、飲むとご飯が食べられないので
首折れサバのお刺身にしましょう！

焼酎も、もちろんずらりとラインナップ。

焼酎が飲めない私はやっぱり生でしょう！
いただきまーす(^^♪

貴重な首折れサバ！
身がしっかりプリプリしてます！
美味しいなぁ～

古参竹の天ぷら
あぁぁぁ　美味しいよ～
タケノコ大好き(^^)/

お店にはひっきりなしにお客さんが。
私が行った時期はオフシーズンだったので８割の方は地元の方でした。
美味しいもんね～！
毎日通いたくなるお店です。

ビールのおかわりと共に、安納芋のフライ。
うわ～！甘くてホクホクでたまらない～
これ絶対みんな食べたほうがいい！（笑）
こちらもおかわりしたいくらいでした！

1人で首折れサバを頂くには量が多く苦戦していたら
お店の方が気が付いて、残った分をあぶってくれました。
あぁ、あぶっても美味しいねぇ～
ごちそうさまでした！

迎えに来てくれた宿の奥様に、首折れサバを食べた話をしたら
「首折れサバは昨日まで水揚げされていなかったので良かったですね！滞在中に食べる事ができないまま帰る方も結構いらっしゃいますよ。」
と言われ、気軽に食べてしまったけど実は貴重だったのだと後から気付く。

さて、明日は白谷雲水峡なので早めに就寝します！
最後まで読んでいただき、ありがとうございます！
続編もお楽しみに！