2019/07/28 - 2019/07/28
2448位(同エリア11659件中)
つららさん
海が見たい。それも内海でなく外海を電車の中から見たい。
うなぎ食べたい。
それを両方クリアできるのはどこだろう? できれば乗ったことのない区間に乗りたい。しかしあいているのは1日だけ。
紀勢本線で紀伊半島を一周して名古屋でひつまぶしを食べたらそれは成立するという、ただそれだけで行った、ぐるり690.8km日帰りアホ行程です。
Part1ではオーシャンアローの振り子に振り回されながら那智勝浦駅にたどり着きました。Part2では那智勝浦駅からワイドビュー南紀に乗って名古屋へ。無事にうなぎにありつけるのでしょうか?
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勝浦港
紀伊勝浦で、次の列車まで50分ほど時間があるので、港まで歩いてきました。
奥に見える建物は、洞窟にあるお風呂「忘帰洞」で有名な巨大温泉旅館のホテル浦島です。忘帰洞の名は「帰るのを忘れさせるほど心地よい」ということでつけられたとのことです。
また今度ゆっくり来て泊まりたいな。
でも紀伊勝浦は遠い。時間的には、京都から盛岡に新幹線で行くのとほぼ同じ。←普通は日帰りせえへん -
勝浦港
これがおいしいものをとってきてくれる船なんですね。 -
勝浦漁港にぎわい市場
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勝浦漁港にぎわい市場
まぐろ!
解体ショーもやっているらしい。 -
紀伊勝浦駅から続く通り
夏休み中の日曜日なのに駅前はシャッター通りです。
果物屋さんが開いていたので、小さなミカンを1つ購入。
150円でした。結構高い。 -
紀伊勝浦駅に戻りました。
みどりの窓口はすでに廃止されています。 -
紀伊勝浦駅
那智大社をイメージした跨線橋 -
紀伊勝浦駅
キハ85
次はこれに乗ります。 -
12:24紀伊勝浦発 ワイドビュー南紀6号 名古屋行
グリーン車は2号車のうち半分だけのためか、4列シートです。 -
昼食は、朝に新大阪駅で購入した越前かにめしとビール、先ほど買ったみかん。
かにめしはかにの出汁で炊いたご飯が安定のおいしさ、このみかんもとても甘くて、正解でした。
紀伊勝浦駅ではお弁当やビールは売っておらず、ソフトドリンクの自販機があるのみです。 -
新宮市
雄大な太平洋。
ワイドビュー南紀は振り子装置や車体傾斜装置はないので、カーブでは傾きません。つい先ほどまで乗っていたオーシャンアローの特徴が、改めてよくわかります。 -
列車がトンネルの手前で急に徐行し始め、何やろと思っていると…。
トンネルを出たところでこの景色です。わぁ、水平線!
そうそう、こういうのが見たくてアホ行程で来たのですよ。
JR西日本の粋なはからいに感謝。(新宮まではJR西日本管轄) -
新宮駅
紀伊勝浦まで乗ってきたオーシャンアローがいました。
オーシャンアローと、それ以外の非振り子車両では、カーブでの最高速度が異なるため所要時間に差があります。 -
熊野市
みなさん、海を満喫中です。 -
紀北町小山浦
川と海の境。 -
紀伊長島駅
紀伊長島を過ぎると紀勢本線は内陸部に入ります。 -
大紀町
一気に紀伊山地へ -
大台町
紀伊長島ー多気間は山間部を走ります。 -
多気町
多気駅を過ぎ、櫛田川を渡ります。 -
松阪駅
とまっているのは名松線 -
津
「つ」がうなぎに見える。←重症 -
鈴鹿
駅名標がJR東海のものとちがいます。
そうか、ここはJRではなく伊勢鉄道でした。 -
四日市市
石油コンビナート? -
四日市市
そりゃ、タンク車はたくさんいますよね。 -
四日市
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もうすぐ名古屋
名古屋に着いたら、地下鉄に乗り換えてうなぎの名店へ。さあ、うなぎ、うなぎ!
しかし、名古屋で特急を降りたらものすごく暑かった。
地下鉄降りてから10分以上歩いて、その後店の外で行列とか、もう絶対に無理な暑さでした。 -
名古屋
あまりの暑さに、初訪問の名店での焼きたてのひつまぶしを泣く泣くあきらめ、名古屋駅の中にある「まるや本店」さんでテイクアウトを作ってもらって、新幹線で京都に帰ったのでした。(まるや本店さんも名店ですが、何度も行っているので初めてのお店に行きたかったのです)
もちろん大変おいしくいただきました。まるや本店ではテイクアウト用も注文してから作られて(15分ほどかかります)、甘さと辛さのバランスが絶妙だし、うなぎもとても香ばしくて帰宅後に食べてもパリっとしています。
が、何かオチのない結末。
そこで…。 -
紀伊半島1周から20日後の8月17日、青春18きっぷを使って東海道本線の静岡県最西の駅である新所原駅にやってきました。
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そして、天竜浜名湖鉄道の新所原駅へ。
ここには「駅のうなぎ屋やまよし」があります。
以前天浜線を乗りにきた際、駅に漂うおいしそうな匂いが気になって、いつか食べたいと思っていました。
そうです。うなぎを食べるためだけに京都から4時間かけてやってきました。←ただのアホ -
駅のうなぎ屋 やまよし
1/2本入りうなぎ丼 2,100円をいただきました。
タレは私の好みより甘めで、皮は部分的にカリッという感じなのですが、うなぎの質がよく、トータルとして後味も含めて食べ終わった後の満足度が高いのです。大変おいしくいただきました。
やっと焼きたてのうなぎを食べることができてうれしいです。←ここまでやるか?
この後浜松に行き、サッポロビールの静岡限定「静岡麦酒」とまるたや洋菓子店のクッキー「あげ潮」を買ってから、京都まで帰ったのでした。やれやれ。
拙い旅行記をご覧いただきまして、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (8)
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- マプトさん 2020/05/14 06:02:39
- 南紀の海
- おはようございます。
私の「アイヌネギ」を読んでくださって有難うございます。
あのアイヌネギ、煮込みジンギスカンに入れて食べました。また、あの後、近所からもらったりして、天婦羅やお浸しにして食べました。
南紀の鉄旅、読みました。本当に眺めがいい線ですね。車両もいいから、眺めもなお四kなるのかなあ。また、車券が京都市内発京都市内着の一筆書きができるのも凄いですね。道内で言うなら、旭川発富良野・帯広・釧路・摩周・網走経由の旭川行きでしょうか。でも、この区間の日帰りは無理なので、羨ましく思います。
鰻丼って、2千円もするんですね。道内で鰻はなじみが薄いのでびっくりしています。
道北は今、桜(ソメイヨシノではなく、エゾヤマザクラ)が満開ですよ。やっとあったかくなってきました。
- つららさん からの返信 2020/05/15 07:35:19
- アイヌネギ!
- マプトさま
はじめまして、つららでございます。
このたびはコメントを頂戴し、ありがとうございます。
アイヌネギ、おいしそうな名前と思ったら、私が知っている行者にんにくのことだったのですね。奥飛騨の温泉旅館で天ぷらで食べたことがあり、2~3本だけでしたが、ありがたくおいしくいただきました。なかなか口にできない、とても希少な春の味覚と認識しています。煮込みジンギスカンというのは今回初めて知りましたが、そこに投入とは、贅沢で興味津々です。(笑)
紀勢本線は車窓が美しく、特急車両も古いのですが個性的で楽しかったです。京都~京都までの乗車券は結構やります。日帰りではありませんが、京都ー名古屋ー長野ー金沢ー京都とか得意?です。
北海道の路線は不勉強で、マプトさまのおっしゃったルートを時刻表で確認しました。このルート、楽しそうですね。北海道で厳冬の中、雪煙を上げて走る列車に乗ってみたいです。
北海道の方はうなぎはあまり召し上がらないのですか。たしかに生きたままのうなぎを養殖地から北海道まで運ぶのは大変ですね。考えたことがなかったですが、なるほど!
うなぎは稚魚が獲れにくくなってから急に高くなってしまいました。この旅行記のお店はまだリーズナブルなほうだと思います。
北海道は今が桜の季節なのですね。京都はすでに初夏です。30℃越えの日がすでにありました。
マプトさまの旅行記は、自然とおいしいものを美しい写真で紹介いただいていて、北海道の澄んだ空気感やおいしそうな匂いまで伝わってくるようです。
これからも楽しみにしています。
つらら
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- Akrさん 2019/09/25 18:52:58
- 無事、一周できましたね
- つららさま
こんばんは。Akrでございます。
後編も楽しませていただきました。
無事に一周出来たんですね。
私は紀勢本線は和歌山より東側は未乗なのでいつか乗りたいと思っていました。
車窓が最高ですね。これはビール飲まないとやってらんない(笑)
そして気動車フェチの私としてはやはり南紀。いいです。
気動車は力行のパワフルなエンジン音、惰行のアイドリング音。これが楽しめたら立派な気動車フェチです(そんなの認定されなくていいって 笑)
最後はオチがありましたね。
ひつまぶしを諦めてからの、日を改めての新所原までリベンジに行く。
うなぎへの執念(笑)
失礼ながら笑わせていただきました。
話の運びのテンポが良くって面白かったです。
次回作も楽しみにしています。
「つ」の駅名標がぱっと見、「?」にみえたAkr。
-Akr-
- つららさん からの返信 2019/09/26 23:44:05
- 無事、一周できました
- Akrさま
こんばんは。つららでございます。
コメントを頂戴し、ありがとうございます。
紀伊半島では、前半はカーブで派手に傾く振り子電車、後半はディーゼルエンジンをうならせて走る気動車という差を、車窓の美しさとともに満喫しました。そりゃあもう、ビールなしには…。
南紀はおもしろい特急でした。海岸線を走っていたかと思うと、結構山の中も通るので変化が楽しめます。
気動車、いいですね。
気動車フェチのAkrさまのような見識は私にはありませんが、力行時にはがんばってる感、特に国鉄型キハが勾配を上がる時には必死な感じ、蛇行時はアイドリング音とカタン、カタンという響きが力行時とのギャップで静寂感さえ感じます。
うなぎへの執念は自分でも呆れましたが、Akrさまに笑っていただいて、元が取れました!
>次回作も楽しみにしています
が、がんばります。
たしかに津駅の駅名標が「?」に見える つらら
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- 横浜臨海公園さん 2019/09/15 14:39:51
- 紀伊半島
- つららさま、こんにちは。
旅行記を拝見させて頂きました。
紀伊半島は潮岬を境にして、西側がなだらかな海浜が続くのに対し、東側は岩浜がメインで、特に、新宮川を越えると典型的なリアス式海岸となります。
紀勢本線は、車窓で飽きる事はありません。
それにしても、紀勢本線、駅弁販売駅が激減してしまい興醒めです。
以前であれば、新宮、紀伊勝浦には、鯨の竜田揚げが入った幕の内弁当やら めはり寿司などがあり、串本の稲荷寿司と共に列車内で味わえたものでしたが、今では事前に用意しなければ食にありつけない、何とも寂しい時代になってしまいました。
そう言えば、昔むかし、紀勢本線が和歌山-新宮電化以前は、特急くろしお号が、名古屋発亀山経由天王寺行としてキハ80系気動車で運転されていた時代は食堂車も連結されており、メニューに、鯨の塩焼き定食なんてものもありました!!
横浜臨海公園
- つららさん からの返信 2019/09/15 18:49:07
- 紀勢本線の車窓は見応えがありました
- 横浜臨海公園さま
こんにちは。つららでございます。
いつも旅行記をご覧いただき、またこのたびはコメントを頂戴し、ありがとうございます。
仰せの通り、紀伊半島は潮岬を境にして西側と東側で様子が変わります。また、紀伊長島からはどんどん山間部に入っていき、飽きることがありません。1日で一周するというアホなことをしましたが、そのために地形の変化、車窓の変化を一気に体験することができました。
紀勢本線の和歌山~新宮が電化される前、名古屋発亀山経由、紀勢本線まわりの「くろしお」が走っていて、食堂車があったのですね。
鯨の塩焼き定食! ご存じということは横浜臨海公園さまは召し上がったのでしょうか? そのような優雅な旅は世代的に私は経験しておりませんが、うらやましく存じます。食堂車が超高額観光列車だけのものになってしまい、それどころか駅弁ですらなくなっていくのは、本当に残念ですね。
つらら
- 横浜臨海公園さん からの返信 2019/09/16 14:42:39
- 当時の新婚旅行コース
- つららさま、こんにちは。
昭和57年(1982年)の和歌山-新宮間電化以前は、特急くろしお号と同じ経路で、急行紀州号、普通列車で旧型客車、然も、天王寺-新宮間は夜行運転で寝台車2両を連結した はやたま号などと云う列車も走っておりました。
当時は、東京の新婚客は、伊勢神宮に参拝後、紀勢線で紀伊勝浦や白浜に宿泊するコースが一般的で、その為に、くろしお号はキロ80型グリーン車を2両連結して運転しておりました。
鯨は焼肉や竜田揚げなどで味わっていたので、塩焼きのメニューには少なからず驚きましたが、なかなかの美味だったと記憶しております。
あと、多気駅には、伊勢市駅の弁当業者が駅弁を販売しており、半身ながら伊勢海老の鬼柄焼きが入った幕の内弁当などもありました。
紀勢本線に食堂車キシ80型やB寝台車オハネ12型連結の列車があったなど、今の紀勢線からは想像すら困難になってしまいました。
横浜臨海公園
- つららさん からの返信 2019/09/17 23:05:39
- 古きよき時代
- 横浜臨海公園さま
新宮~天王寺間に寝台列車が走っていたのですか。なるほど、電化され、振り子電車の走る現在ですら4時間かかるのですから、夜行はありです。車窓が楽しめないのはもったいないですが、そこは充実した食堂車や豪華なお弁当と、楽しさが組み込まれていたのですね。やはり横浜臨海公園さまは鯨の塩焼きを召し上がっておられましたか!
昔の新婚さんは東京を出発してお伊勢参りをした後に紀伊勝浦や白浜に移動とは本当に大変だったのですね。
そして私はそれなりの年齢ですが、子供の頃の生活圏も親に連れて行かれた旅行もすべて電車で、客車には乗ったことがありませんし、ディーゼル車も乗ったことがあるのは今も現役の車両ばかりです。
キロ80型とかキシ80型とかオハネ12型とか、古きよき時代の列車の旅を想像するのは楽しいです。
つらら
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