原町田

2019/07/28 - 2019/07/28

　東京都町田市の南端に町田駅があり、原町田1～6が市の中心街である。原町田の北西に本町田の地名が見えるがここは繁華街ではないようだ。
　小田急線で新宿から下ると、多摩川を越えると登戸駅（神奈川県川崎市）でさらに下ると新百合丘駅（神奈川県川崎市）から多摩線が分岐している。その先、江の島と小田原とに分岐するのが相模大野駅（神奈川県相模原市）でその１つ手前の駅が町田駅である。しかし、そこは県境が迫り、ヨドバシカメラは神奈川県相模原市にある。東京都と神奈川県の堺は多摩川ではなく、境川なのである。しかも昔の川が境になっており、現在の境川から県境がずれている場所もある。神奈川県民や東京都民は町田市を神奈川県にあると思っている人が多いのは入り組んだ県境の場所にあるので致し方ない感じがする。また。47都道府県で形が一番悪いとされるのは東京都であるという。それは江戸時代までの武蔵国が埼玉県と東京都に分割され、川崎市と横浜市の大部分はかつての相模国側に分割されて神奈川県になっているからだ。町田市や多摩市、稲城市や八王子市を削ってしまえば形が良くなると指摘されているが、それは古代からの長い歴史を無視したものである。
　本町田に対して原町田は田舎臭い地名に感じる。1976年までは小田急も国鉄もいずれの原町田駅も離れた場所にあったが、小田急側は町田駅に改称し、1980年（昭和55年）に原町田駅が町田駅側に寄せられて、２つの路線の乗り換えがこれまでよりもスムーズになった。これまでの駅前が再開発されて一変したのだ。昭和の時代にはここ原町田にはしばしば訪れたが、平成になってからは1度も訪れたことがなかった。30年余り経った令和になって再び訪れることになった。昭和の終わりに再開発された街並みのままで街には飲み屋が多く、パチンコ店が並んでいる。そして囲いが設置されていない平成前期のような前世紀然とした喫煙コーナが並んでおり、とても来年のTOKYO 2020の開催とは無関係な感じである。ここ町田市の繁華街である原町田は東京23区ではないのである。
（表紙写真は小田急町田駅）

エリア 町田(東京)

小田急町田駅。

「絹の道」道標。「北方　よこはま」とあり、明治以降に建てられた道標だ。

「絹の道」。

「原町田七福神」

原町田七福神・大黒天。

「大黒天」。

原町田七福神マップ。

駅前喫煙コーナ。

駅前喫煙コーナ。

「禁煙区域」。

「HOTEL　新宿屋」。

HOTEL　新宿屋。

喫煙コーナ。

工事中のパチンコ店。

お菓子屋。

「禁煙区域」。

JR町田駅側。

原町田大通り。

ほこ天。

"Park Avenue"

「自転車等放置禁止区域」。

喫煙コーナ。

小路の横断歩道を渡って。

白線の狭い道路も珍しい。

「自転車等放置禁止区域」。

喫煙コーナ。

2軒並んだラーメン屋。