2019/07/20 - 2019/07/22
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willyさん
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1日休みを取って北アルプスを予定していたのですが、台風も近づいてい梅雨前線もなお活発という雨ばっかりの関東甲信越は見切りをつけて、晴れマークの並ぶ東北へ転進。思いついて、ずっと行ってみたかった森吉のマタギの里を訪ねました。いろいろネットを調べると、マタギに興味がある人は結構多いらしい。
それなら山は白神山地を歩こうかと思っていたのだけど、ふと電話してみたら部屋があいていて、吸い付けられるようにまた酸ヶ湯に行ってしまいました。去年の5月に訪れて以来ですが、当時工事が始まっていた改装がちょうど帰る日に落成式を迎えるところでした。
青森秋田岩手は行きたいところがありすぎていくといつも悩みます。
結局山は登らず、八甲田半周30kmランで終わってしまいました。
でも長らく気になっていたマタギの世界を少しだけでも垣間見ることができたし、嫌というほど温泉も堪能できたので大満足でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
まずは東北道西根ICを降り、八幡平アスピーデラインへ。
(アスピーデは学問上はすでに使用されなくなった用語だそうですが)
お目当てはしばらくぶりの蒸けの湯です。いや~まったく、最高です。
お湯も泥湯で珍しい+秀逸な上に、周りの景色やのんびりさ加減、すべてにおいて最高レベルだと思います。大好きです。
地元だという若者も来ていましたが、初めてらしく、すっげ~やっべ~を連発してはしゃいでいました。顔に泥塗ったらお肌つるすべだ~と毛むくじゃらな顔で。
かわいいねぇ。 -
前はなかった岩づくりの浅い湯船。誰もいなかったので、上がって外から撮らせていただきました。各湯船はそれぞれ微妙に色が異なりました。
最初は熱く感じるけど、風に吹かれてちょうどいい具合。
この日は日差しが強くて日焼けしてしまいました。 -
そこら中シュウシュウと湯気が立ち上り、熱湯がぼこぼこと噴出しています。
これなんか、別府の地獄よりインパクトあると思いました。 -
晴天の下で1時間以上も素晴らしい湯を堪能して、いざ森吉マタギの里へ。
八幡平を西に回り込み、105号線にでてから少し北上します。
ずっと以前に山の師匠から紹介してもらった「邂逅の森」という作品が素晴らしく、仲間うちみんな一気読み。力のあるこの作品は、森吉のあるマタギの生きざまを描いたものなのですが、どんなところなのかと想像を膨らますばかりでした。そして森吉は沢登りの名所「桃洞沢」もあるところ。
さすがマタギの里です。はやくも熊の姿。子連れでしたので遠くで止まって、森に入るのを待ちました。
今年はブナの実が凶作で、里にでてくる熊が増える予想だそうです。人間と野生動物双方に影響が少ないように願うばかり。 -
105号線を北上して、道の駅「あに」に寄ります。こちらの素朴でシンプルな店内には魅力的な品々が。
まずは山ぶどうソフトをなめた後、ぶらぶら物色。名物という北秋田バター餅がきになったけど手が出ず。ルバーブかと思うほどおおきなミズ(山菜)の束もびっくりでしたが、熊関連がさすが。毛皮の敷物、爪や歯を加工した魔除けお守り、マタギの刀であるナガサ、熊の油、そして肉。
お店の前にはたくさんの巨大な木彫が飾ってあります。
これはどうやら、北秋田チェンソ―アートクラブの方の作品のようです。
いろんなところでも見かけました。 -
ここでしか買えない見られない(と思う)熊肉。
團伊玖磨さんのエッセイの中に「我、獣のごとく悲しまん」といいながらお肉を食べる話があったのを思い出した。
食べなければ生きていけない動物に生まれた悲しみをかみしめよう。 -
他にも買い物をした後、すこし手前の308号線に折れ、秋田マタギの中でも中心的存在だったという阿仁部落に入りました。
こんなとこなんだなあ。実際にその場所にいくといつも湧き上がるこの感覚。
中村の七不思議石というものがあるそうで、これはその一つ。
このあたりは狐の住処だったということで、いろいろなお話が残されているそうです。
山関連の本で「山怪」「黒部の怪人」などによく紹介されているのが、狐やタヌキがいわゆる「ばかす」話なのですが、これらは本当にある話なんだと思います。読んでるとほんとにそう思える。
現代の、特に都会に暮らす人間が、そのような物事を感知できる能力を失っているのだと思うんですよねぇ。 -
北国雪国の夏は短いからか、濃い気がする。圧倒される感じです。風景も空気も切なくなる美しさです。
-
阿仁マタギ駅。
マタギという人たちはいくつかの流派(部族みたいなかんじ?)があるようですが、全国のマタギから本家と敬われているのが阿仁マタギなのだそうです。自然を大切に敬いながら共に生きた人たちの文化を知るのは大変興味深く、教えられます。人間と動物、自然のかかわりを深く考えさせられます。 -
駅を過ぎて奥にすすむと、打当温泉があります。これができるまでは人も来ないところだった、といいますが、今日もだれとも会わないです。
目的は温泉に併設されている、マタギ資料館の見学です。
さっそく入口にこんな空間が。
何かわからないけど、いいなあ。本当のこんな部屋で、実際に経験した人から話を聞くことができたら感動するだろうなぁ。 -
マタギは熊を追って雪深い山を駆け巡り、何日も何キロも移動します。
越境しても許されるのは、黄門様の印籠にも等しきこの「根本之巻」を持っていたからだそそうです。その由来の物語も初めて知りました。
リーダーとなる「シカリ」という人物がこれを大切に保管し、だれにも見せなかったのだそうです。 -
この資料館のすぐそばに、熊が養われている施設があるのですが、いろいろ考えていくことはやめました。
マタギの狩りの対象となった動物のはく製や毛皮の展示もありました。
なんでもネパールで、イェティ探しにも参加したそうです、知らなかった。 -
マタギの人たちが崇め大切にしてきた森吉山。
山の神様はとても醜女でやきもち焼きなのだそう。
だから山に入るときは醜いオコゼを供えたんだそうです。
(オコゼを冬のこの山奥でどうやって手に入れたんだろう)
どうしてそんな設定になったのか非常に知りたい。
山の男が考えることだから、色っぽい綺麗な女神様にするような気がするんですけど。だって山仲間はどいつもこいつも若いカワイイ女の子がお好き。 -
この後は、秋田道から東北道に戻って黒石ICで降り、またきた酸ヶ湯。
つばめが巣をかけていて、すごい数が飛び交っていました。
不思議体験をした時以来、冬には来ていません。
前回の昨年5月に来た時、改装工事が始まっていたのですが、今回ちょうど完成したところのようで、宿泊棟に行く廊下にある新装部分は赤いロープで立ち入り制限されていました。 -
そして。その日の晩御飯は熊鍋です。説明書きには、大根と熊肉のみでみそ仕立てということでしたが、材料の関係上アレンジしました。お酒で下煮をするのですが、その煮汁は甘くて予想のほかおいしい。
お肉はどの部位かわかりませんが、赤身と脂身にきっぱり分かれています。赤身のほうは牛と馬の間?のかんじの味で、事前に煮込んだこともあるのか臭みもなくそれほど固くもなく、おいしいと思いました。そして食べると大汗をかいてしまい、なんだかストロングになったかんじがします(←気のせい?)
熊よ、ありがとう。 -
酸ヶ湯は、21日の日曜からなにやら紅白幕がしつらえられ、慌ただしい雰囲気でした。
とても大きくて広い「サロン」!!!が新設されています。
真ん中に碁卓があったり、高そうなソファが置いてあったり。
22日の朝にはテープカットを待つばかり。 -
ステンドグラスもはめこまれておしゃれで綺麗になりました。
-
チェックアウトする時間、ちょうど落成式が始まるところで、神主さんのご一行が到着なさいました。
もっとお客さんが増えるかな?
それもいいけど、どうか永遠にあの素晴らしいお湯が尽きませんように。 -
30キロランの途中、どうしても寄らずにはいられなかった日本3秘湯のひとつ、谷地温泉。帰る日も、もう一度寄ってしまいました。
ここのお湯はなぜか毎度、完璧に寝てしまいます。下湯の温さがどんぴしゃで大好きです。
お湯も、強い酸ヶ湯よりも柔らかくてとろとろで素晴らしいです。 -
八甲田北東側の田代平。このあたりが一番低くて標高600m切るくらい。
草花も短い夏を謳歌しています。
この近くに、いまでは廃湯となった田代元湯があります。たしか2018年にはダムの底に沈む予定ということでしたが、どうなったんでしょう。
藪をかき分けて近づけるという入口の痕跡は見つけられませんでした。このあたりも雪中行軍に関連のある場所ですが、今回は不思議体験はありませんでした。 -
帰りにふもとの素敵なレストランでおいしいピザとパスタをいただきました。
この道はいつも冬に通るせいか、全然気が付かなかったのに、きけば20年来こちらにあるそうです。一瞬、「そんなばかな~もしかして化かされているのかも」と思ったくらいです。
大変失礼しました(笑)
最後の締めに、これまた大好きなエメラルド色の温泉を堪能してから高速にのり、家についたのは11時半でした。楽しい有意義な旅でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- picotabiさん 2019/09/25 21:45:40
- 邂逅の森を読んでの阿仁
- willyさん こんにちは。愚記事にいいねをたくさんありがとうございました。不思議体験をされたwillyさん、はいはい覚えてますー。それでも酸ヶ湯がお好きということで嬉しく思います。そして邂逅の森。わたしもそれを友人に絶対あなたは好きだから!と勧められて読み、あまりに感動してその友人とマタギ旅と称して阿仁に行きましたよー。借りて読んだけど何度も読みたくて本は買ってしまいました。ところでフケの湯のお風呂、とっても良さそうですね!来月秋田から青森に車で行くので秋田の玉川温泉や後生掛に行こうとしてましたが悩みますー。酸ヶ湯がなんだか変わっててビックリしました。
- willyさん からの返信 2019/09/26 10:09:25
- RE: 邂逅の森を読んでの阿仁
- picotabiさん
こんにちは。こちらこそご訪問ご投票ありがとうございました。
picotabiさんの旅行記は本当に面白くて楽しくて、わくわく読ませていただいています。
ほんとうはたくさんコメントしたいのですが、ご迷惑になっては、と遠慮してます(笑)
最初、不思議体験時のコメントをいただいた時はなぜか男性をイメージしていたのですが、大変失礼しました。
ワンコと猫(多分動物全般?)がお好きなようで、そこも大々的に共感しております。田沢湖畔で冬に行こうとした秋田犬関連施設は閉まっていてみられなかったので、次回はぜひどこかでモフモフ体験をしたいと思います。ヒメがかわいすぎて悶絶しました。
蒸けの湯はのびやかで、混浴は最初ちょっと勇気がいりますが大好きです。来月ならまだ藤七も行けるかもしれませんが、蒸けの湯に軍配があがる気がします。後生掛と玉川は、本当に具合の悪い方が多いようで、元気なものがいくとちょっと気が引ける・・・というか、つらい・・・というか、で、私は2度ほどで行かなくなりました。。。
酸ヶ湯すっかり綺麗になってびっくりでした。
そして阿仁はまた行ってみたいと思います。秋田の方に聞いたところ、近くにナントカいう良い温泉があるそうで、名前を失念しましたがぜひ行かねばと。邂逅の森、はわたしもしっかり愛読書として保存しております。時間をおいて、何度も読みたい本ですよね。
これからもどうぞよろしくお願いします。
willy
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