父と娘のフェロー諸島、アイスランド（フェローその３、イルカを〇う！）

2019/05/24 - 2019/05/27

8歳の娘と二人でフェロー諸島とアイスランドに２週間旅行してきました。今回のライターはさとう家の旦那のほうです。

友人がフェロー出身だったので、フェローはレンタカーで個人旅行的に。アイスランドでは風呂トイレ共同のようなバスツアーでアイスランドを6泊で一周しました。

家族で全員で行くのかと思いきや、妻からは「一人で行ってきたら」と言われ、さすがに一人じゃ面白くないしということで8歳の娘を誘う。子供なのに出不精な彼女をその気にさせるのはかなりの時間と労力がかかったけど、なんだかんだ直前にはテンションもあり（相当焚きつけた）、人生初の父と娘の旅行とあいなりました。結果、二人だけでよかったかと終わってからは思う。下の子達には大自然や寒い環境等、まだ早いと思ったし、コスト的に二人でもかなりでした。

この旅をとおして娘は大きく成長した。と言いたいところですが、ワガママで甲斐性がなく、何度喧嘩したことか。やっはり遺伝なんだなと実感した旅でした。

リングロード一周の6泊7日7ツアーはNicetravelの7 day guided ring road tourです。

5月24日：中東のどっか>イスタンブール>コペンハーゲン>フェロー
25日:Vagr(フェロー)
26日:Torshavn(フェロー)
27日:Torshavn>Reykjavík(アイスランド)
27日:Reykjavík
28日:バスツアー1日目Reykyavic > Vik
29日:バスツアー２日目Vik>Hornafjörður
30日:バスツアー３日目Hornafjörður >Skjöldólfsstaðir
6月1日:バスツアー４日目Skjöldólfsstadaskóli>Húsavík
2日:バスツアー５日目Húsavík>Húnavellir
3日:バスツアー６日目Húnavellir>Hvitarbakki
4日:バスツアー7日目Hvitarbakk>Reykjavík
5日:Reykjavík > Copenhargen
6日:Copemhargen >istandbul> 中東のどっか

エリア エストゥロイ島(フェロー諸島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

さぁ、３日目です。昨日から２泊するこのやどはairbnbで予約した

Hildur's Bed & Breakfast in Tórshavn

めちゃくちゃ当たり！女主人の名前そのままの宿名、いいね。３室のこじんまりした宿で、朝食付き。旅の相談やフェローの風習いろいろおしえてくれた。一日目の湖が浮いているようなところ"Trælanípan"が「奴隷」っていうフェロー語で、どういう歴史があるのかもおしえてくれた。

しかも朝食は今回のフェロー、アイスランドの数ある宿で一番の内容。卵、ベーコン、羊肉、焼き立てパン、ヨーグルト、リンゴと物価のたかいフェローで自分で買ったらいくらするだろうという内容。一日のパワーをしっかり頂く。

Hildurさんと旦那で経営しているんだけど、聞くと、それまでは養子が４人いて、みんな大きくなって部屋があまっているからやっているんだって。日本人では初めてのゲスト、中東からの予約だったので、それも初めてだって。娘はシャイでやはりあんまり話に参加してなかったけど（英語、父より発音良いのに）、すこしづつ話したり、周りのゲスト、デンマーク人とアルゼンチン人とも少し話していた。

さあ、今日の予定は実質二か所だけ。まだだいぶ時間があるなぁ。どうしよう。午前中はノープラン。

まずは、車を走らせて昨日のレストランの横にあったけど、いけなかった港の灯台に。

朝なので機嫌がわるい娘。

ここからSmyril Lineのフェリーがアイスランドに週一回くらい出てる。４日に一度しかない飛行機じゃなくて、フェリーで行こうかとおもったけど、到着がレイキャビクではなくて、おもいっきり東のSeydisfjordurなんだよね。

４０分ほど気持ち良いドライブをして到着、Kirkjubøur。
Torshavnの南側で、初めてバイキングが定住した土地とのこと。

Hildurにどうやって時間を潰そうかと相談したら、古い教会があって散歩にいいよと言われて決めた。町の名前は地図でおしえてもらったけど、教会ってどの辺ときくと、いけばわかるよと笑われる。

行ってみて意味がわかった。１０軒くらいの集落野村。

１３００年くらいにできた教会。

Magnus Cathedral

隣には新しい教会がある。

右の建物が教会。

中へ入ってみる。
やっぱり海辺という事もあってか、絵は船、漁師にまつわるもの？

その後は小雨だけど、３０分くらい散歩。
娘、まじ動かないｗ

小一時間いたあと、きのう逃したVestmannaの遊覧船の予定をみるも、ダメ。今日は人がすくないのか希望の時間には船が出なそう。もう一つは、宿を出る時はあきがありそうだけど、他のスケジュールに影響が出る。wifiもないし。諦めた。

もう一つの候補のNoridic centerは日曜なのでやすみ。どうしようか。。。

なので、フェロー国立美術館Listasavn Føroyaへいくことに。Torshavnの中心。

あ、やっぱりタダじゃないのね。80DKKくらい払った気がする。娘はタダ。もと取らないと。

「光の間」的なところ

印象的な版画

作った人

フェローのおかね。なんか外枠がないからか、お金ぽっくない。この美術館に飾ってあった人の絵に似てる気がして、受付で聞いてみたけど、そういうわけではないそう。

このフェローのお金、そんなに流通していないかと思ったら結構してる。ATMから出てくるのはこのフェロークローネだけだった。

デンマーククローネと等価。だけど、デンマークではつかえない。デンマーククローネはフェローでも使える。

あと、クレジットカードで事足りるってのは本当。初日のハイキングのお金にしてもクレカだったし、現金一切いらない。記念に持ち帰った程度。

Hildurのおばあちゃんはトイレでも、風呂でも何か縫っていたと言ってたけど、フェローでは裁縫はできて当たり前だといっていた。

このパーティーパティ―の感じな絵がお気に入り。

他にも結構おもしろい現代アートっぽいのがあって、期待より良かった。おススメ。

ここでも絵葉書をかって娘に書かせる。

美術館の外

良く分からない彫刻

奥の池にはあひるがいて、子供がパンカスをあげていた。それをみた娘が「朝食の残りのパンを入れる」という。「違う、あれは人間様のご飯だ」というも結局、おしきられたため、昼食は車の中でスナックになってしまった。

さぁ、結構たのしかった美術館を出て、本日予定していた目的地Gjogvに向けて出発。

ちょっと遠回りして途中、Eiðiという町を経由して冬はクローズしている道をはしる。

途中、ちょっと疲れて車を停めた。目の前はフェローらしい曇り、サイドミラーのうしろはドカーンと晴れ。なんか人生だなと感慨に浸る。今回の旅行で好きな瞬間。

娘は寝てる。

そと、雪降ってきたｗ

Funningur付近のすごい道。雨が降ってきた。

GjogvへにはTorshavnから１時間半で到着。

有名なくじらの打ち上げ場所

パイプ加えて絵になってるおっちゃん。

下りてみた。

ちょっと散歩。さむそうでしょ、めちゃくちゃ風が強くて寒い。

北海道のおばあちゃんちに先ほど美術館でかった絵葉書を投函。こんな世界のすみの、さらにはじっこでも１０日かからず着いた模様。世界は狭い。

しかし、小さな村だけど観光客が結構いる。これハイシーズンならどうなっちゃうんだろう。駐車場もど真ん中にあるけど、10台くらいだし、今後フェローの観光が当然発達したらやっていけなくなると思う。そうすると、日本でも問題になっているように観光公害とかってなって、人の態度も変わるのだろうか。

さあ、次の目的地。またfacebookだけど、ここには絶対にいきたかった。Gjogvの帰り道にちょうどあった。詳細は下記のリンクを。

https://goo.gl/maps/2kFLz8e5N9iDWxX7A

Gjogvから１０分弱くらい。左手にちっちゃな路肩があるので、車を停める。やっぱり有名なビューポイントのようで、他にも何台かいる。

ここを上る

そしてひたすら上る。５００ｍくらいか。結構、急。やっぱり娘は文句をいうが昨日のハイキングを完走しているので行けると信じた。そして、できた。

道がすごい。

どーん！

うわー！

すごい地形

普段自分の写真はとらないけどテンション上がったので娘がとってくれた。
構図、結構センスがいいと今回の旅中思ってた。父より上手？

気持ちいいし、この曇りも好きだ！

逆パターン。なかなかやる気のないポーズです

神妙になったりも

他にもすごい三脚持ったひとが数人いた。みんな疲れているけど極楽な顔している。
天気も目まぐるしく変わる変わる。

この写真と経験は掛けねなしに宝物になりました。
娘もすごいいい顔している。

さぁ、もう少しいたかったけど、本日のメインイベントのスケジュールもあるし、降りよう。

あ、下りてくるとき、眼鏡が破損しました。

娘が降りてくるのを手伝おうとしたらこれ、体制崩して顔面から岩へ。眼鏡してなかったらやばかったなー。顔からも血が少し。

まだつかえるけど、数日後アイスランドにて事件は起きる。。。

さぁ、今日のメインイベント、Hogniの家に。
あ、Hogniは同僚だったFaroyerで、超リーダーシップがあるナイスガイ。

残念ながら仕事でhogniは家にいないけど、家に来たら家族で歓迎するよといわれ（本当は泊まっていけといわれたんだけど）、これから夕食におじゃまします。めったに食べれないものもくれるとのこと。

Hogniが書いてくれたフェローの魅力ポイント

hogni家のあるFuglafjørðurへ。１時間弱でついた。直線距離ではちかいんだけど、山だから、トンネルがない限りはやくつかない。
もちろん読めないけど、Hildurによると「鳥が羽を広げた」みたいなかんじだと。

hogni家のまえにいたねこ。
よくみるとシッポと頭だけ毛がいっぱい。何故。
アイスランドの野良もこういう感じだった。

Hogni家は５人子供がいて、上の二人はもう大きくて家にはいず、３人と奥さんが歓迎してくれた。みんなでテーブルに座って、いただきまーす。

メインディッシュはこれ（ってか本当にこれだけ）。

シンプルなポテト（本当にポテトまるごと）と肉片のようなものと、漬物みたいなもの。

これ、イルカの肉とイルカの脂肪部分。フェローはイルカの追い込み漁をやっていて、参加した人には必ずわけまえがあります。冷凍庫に入っているから、出してあげるよと言われて、娘に聞いたら、食べたいとのことで用意してくれていた。

Licoriceの飴。当たり外れがすごくて、こちらの反応をうかがう、家族たち。

フェローでは食後ではクレープにアイスクリームを入れてたべるとのこと。これは安心のうまさ。イルカはね、結構硬くて、若干レバーな感じ。自分は苦手

この日は９時くらいにお邪魔した。ありがとう、Hogni家の皆さん（名前はやっぱり難しくて覚えられなかった）

そして、一時間強かけて帰った。疲れて、シャワー浴びてすぐに寝る。いやー、hogniんちに行って良かった。ただ、やっぱり家族だけで泊まるのはハードル高い。

最後、せっかくだからHildurと写真とってもらおうと言ったら、娘もその気に。娘がお願いしたら「あら、やだ。下半身はとらないで」といわれたので。

Hildurからプレンゼントでブレスレットをもらう。よかったね、娘。

飛行機の時間までちょっとじかんがあったので、The Nordic houseにもいったんだけど、何もやってなかった。常設も含めて。

その後、クジラ博物館にいきたいと娘はいうが、アイスランドでも行くし、拒否。

結局、空港までの途中にあるここ、また、来てしまった。

レンタカーをかえすためにガソリンをいれる。

デンマーク本土よりは全然安く、1litter 160円くらい。たしかに島では車ないとやってけないし。

空港に向かう途中でお気に入りになったフランクフルト。何種類もパンはあるけど、このパンが半分タイプが何も言わないとデフォルトに。

さぁ、空港に到着。一度荷物と娘をおろしてレンタカーを返す。

あれ、一番左のレーンのコメントなんだ？

"Kiss & fly within 5min"

こういうセンス、いいねぇ。

１３日間の旅の前半４日だけだったけど、フェローに圧倒されている自分。もうこの旅おわってもいいくらいの満足感。こんなんでアイスランドにいって、残りをたのしめるのだろうか。１０か月連続の土日を含む労働になれたせいか若干仕事も気になる（メールはwifiあるときに２日に一回はチェック）。

今回もお付き合いありがとうございます。
もし１5年後、また娘とくるときは観光は激変してるんだろうな。Torshavnではhiltonが建設中だった。こんなすごいとこだもんな。ありがとうフェロー。