2019/07/19 - 2019/07/19
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杏仁豆腐さん
塩田千春の過去最大規模の個展が森美術館で開催されています。副題の「魂がふるえる」には、言葉にならない感情によって震えている心の動きを伝えたいという作家の思いが込められています。
六本木から歩いて山種美術館へ。こちらでは、生誕125年記念速水御舟を開催中。重要文化財にも指定されている、炎舞を見ることができます。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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2003年10月、森タワーの最上層に開館した森美術館。
こちらで、塩田千春展が開催されているます。 -
すでにいろいろな所で話題になっています。
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進撃の巨人展FINALとPIXARのひみつ展いのちを生みだすサイエンスも開催中です。
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塩田千春(しおたちはる)、1972年生。
ベルリン在住の現代美術家。大阪府岸和田市出身です。 -
《不確かな旅》
会場に入って最初のインスタレーションです。
真っ赤な糸で覆われた空間に、フレームだけの舟が配された作品です。
2015年のベネチア・ビエンナーレ日本館での展示では、古いベネチアの伝統的な舟の上部に、夥しい数の鍵が吊られていましたが、《不確かな旅》では舟はより抽象化され、赤い糸で埋め尽くされた空間は、不確かな旅の先にある多くの出会いを示唆しているかのようです。 -
赤い糸が広い部屋中に張り巡らされています。
異次元の世界に迷い込んだような気分です。 -
糸はもつれ、絡まり、切れ、解ける。
それは、まるで人間関係を表すように、私の心をいつも映し出す。 -
赤い糸は、壁にステイプラーの針で留められています。
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塩田千春は、京都精華大学洋画科卒業。1993年からオーストラリア国立大学(ANU)キャンベラスクールオブアートに交換留学生として留学。1996年、ハンブルク美術大学(HfbK)に入学。1997年から99年まで、ブラウンシュバイク美術大学(HBK)にてマリーナ・アブラモヴィッチに師事。1999年から2003年までベルリン芸術大学(UDK)にてレベッカ・ホーンに師事しています。
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しばらく赤い糸に囲まれて、不確かな旅に出てみました。
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《赤と黒》
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《再生と消滅》
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《小さな記憶をつなげて》
ミニチュアが並んでいます。 -
塩田千春が集めている小さなおもちゃや家具が並んでいます。
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《外在化された身体》
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切り込みを入れられ、広げられた牛の皮の下にばらばらになった身体のパーツが置かれています。
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《静けさのなかで》
黒い糸に絡めとられたピアノ。回りには椅子がきちんと並んでいます。
ピアノ演奏の聴衆のようです。ピアノを包む糸は椅子に続いています。 -
「9才のとき、隣の家が火事になって、燃えたピアノが庭に運び出されたんです。黒くなったピアノが庭にぽつんと置かれていました。そのときに、焼ける前よりも後のほうが美しく見えたんです。もちろんピアノは壊れてしまって音は出ません。でも本当に伝えようとする気持ちや本音には、実際には音はないのではないか。それで、『静けさのなかで』というタイトルにしました」
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赤い糸とはまったく異なる世界の黒い糸。
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《時空の反射》
ドレスは皮膚のように、身体の内部と外部の境界を暗示する。 -
不気味な印象を受ける作品です。
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《内と外》
作者の拠点・ベルリンの、旧東側で集めた窓枠。 -
同じ国、同じ言葉を話す人々が壁によって30年近く分断されていたとき、どんな思いで窓から東西を見ていたのだろう」(塩田千春)
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《集積:目的地を求めて》
約430個のスーツケースが吊されて振動します。 -
たくさんのトランクを赤い糸で吊したインスタレーション。いくつかのトランクはゆらゆらと揺れています。
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「どこにいても自分の生まれ故郷とはつながっている。赤い糸はそんなことを現しています。トランクが揺れるのは旅立つ前の振動です。旅立つ日の朝にいろんな思いが詰まったスーツケースを持って、今から行くぞ、と震えている。私の展覧会は基本的には現地制作なので、必要なものだけトランクに詰めて旅をしているのですが、人はこれだけのもので生活できるんだな、と思うことがよくありますね」
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展覧会の最後に、《魂について》という、4つのモニターからなる映像作品があります。「魂ってなに? 色があるの?」といった塩田千春の問いかけに、10歳の子どもたちが答えています。子供たちの魂についての概念が興味深く見ることができます。
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塩田千春展 魂がふるえる
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塩田千春展 魂がふるえる
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「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」を東京シティビューで開催しています。塩田千春展のチケットで無料で見ることができます。
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ピクサー・アニメーションスタジオの作品を生みだす技法と科学に迫る展覧会です。
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「The Science Behind PIXAR」と題して2015年にボストンサイエンスミュージアムで初開催され、その後アメリカおよびカナダで150万人以上(合計8箇所)を動員した展覧会です。
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実際のアニメーション制作のカギとなる8つの工程を通してPIXARアニメーションを支える科学について学べるハンズオン展示です。アニメーションの専門的な知識や技術をPIXARアニメーションの人気キャラクターを通して体験することができます。
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いろいろな作業が体験できます。
夏休みスペシャル前なので空いていました。 -
子供も大人も楽しめる内容です。
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PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス
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PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス
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展望だからの景色
東京タワーが目の前。 -
東京湾が見えます。
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今日は、予報よりいい天気で暑くなりました。
景色もよく見えます。 -
建設中の国立競技場。
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外に出るとドラえもん。
六本木から歩いて、広尾の山種美術館に行きます。 -
坂を下ったり、上ったり。
牛坂を通過します。 -
源経基や白金長者の伝説のある笄橋に続く古代の交通路で、牛車が往来したためと想像される。
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牛坂は西麻布の交差点から広尾方面へ外苑西通りを進み、最初の信号を左折して渋谷方面に上り坂になっている坂道です。
この辺りは高級マンションも多数あります。 -
麻布食堂に来ました。
こちらでランチです。 -
ランチメニュー。
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オムライスをいただきました。
アイスコーヒーも。
暑かったです。汗を拭き拭き、歩いてきました。 -
オーソドックスな味わいのオムライス。美味しいですね。
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やっと山種美術館に着きました。
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山種美術館は、山崎種二(1893-1983・山種証券[現SMBC日興証券]創業者)が個人で集めたコレクションをもとに、1966(昭和41)年7月、東京・日本橋兜町に日本初の日本画専門美術館として開館しました。
種二は「絵は人柄である」という信念のもと、横山大観(1868-1958)や上村松園(1875-1949)、川合玉堂(1873-1957)ら当時活躍していた画家と直接交流を深めながら作品を蒐集し、奥村土牛(1889-1990)のように、まださほど知名度は高くなくとも将来性があると信じた画家も支援しました。そして、「世の中のためになることをやったらどうか」という横山大観の言葉をきっかけとして、美術館を創設するに至ります。 -
その後も、二代目館長・山崎富治(1925-2014)とともに、旧安宅コレクションの速水御舟(1894-1935)作品を一括購入し、東山魁夷(1908-1999)らに作品制作を依頼するなど、さらなるコレクションの充実を図りました。
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山種美術館広尾開館10周年記念特別展 生誕125年記念 速水御舟
大正から昭和初期にかけて活躍した日本画家・速水御舟の初期から晩年までの作品を紹介する展覧会です。
音声ガイドのナレーターは、安井邦彦。 -
翠苔緑芝(すいたいりょくし)は撮影可能です。
ビワの木の下で丸くなった黒猫が左側の白いウサギを見やる。間で存在感を放つのは満開のアジサイ。
花びらのように見える萼(がく)の表面はひび割れ、そこに青紫の絵の具がにじむ。梅雨の間、複雑に変化していく色合いや、萼の厚みが巧みに表現されています。 -
翠苔緑芝
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翠苔緑芝
兎 -
翠苔緑芝
紫陽花 -
翠苔緑芝
枇杷 -
翠苔緑芝
黒猫 -
重要文化財に指定されている御舟の代表作《炎舞》は素晴らしかったです。
《炎舞》の背景の闇の色は、画家自らが「もう一度描けといわれても、二度とは出せない色」と語っているそうです。
燃える炎に魅了されました。 -
山種美術館から広尾駅に向かいます。
東北寺を通過。 -
東北寺の前には、可愛らし仏像が。
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ブーランジェリーブルディガラ 広尾店でパンを購入。
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明治屋で買い物をし、広尾プラザでアセロラドリンクでひと休みし、地下鉄に乗り帰宅しました。
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