2018/10/18 - 2018/10/23
249位(同エリア625件中)
ナオさん
2018年10月、秋の信州に行った。信州が好き、特に秋の信州は大好きで、通い続けている私達夫婦。
昨年は登れなかった八ヶ岳登山に挑戦するのが今回の1番の目的である。
夫は今年喜寿を迎えたが、古希の声をきいた頃にリウマチを発症、それでも頑張って山に登り続けてきた。今や後期高齢者で持病持ちの身、昔のような山登りは出来なくなってしまった。それは仕方のないこと。今できる範囲の登山でいいと思う。自然の山懐に、2人してゆったりと抱かれることが出来るだけでも私達にとっては十分幸せなのだから。
踝が腫れ上がって登山靴が履けなかったり、膝が疼いて歩けなかったりした時もあったが、夫は少し良くなれば山に行きたがる。
これはそんな夫と2人、ゆっくりゆっくり八ヶ岳の根石岳に登った記録である。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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私たちが信州に向かったのは10月17日夜の事。若い頃は車で夜走りして、そのまま山に登ったものだが、今は時間も十分あるので無理はしない。18日は上田に住む息子の所に1泊、疲れをしっかりとって、19日から八ヶ岳へ登りに行った。
白樺湖 自然・景勝地
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白樺湖を見ながら紅葉の見事な大門街道(152号線)を愛車で走り、三井の森へと向かう。
白樺湖 自然・景勝地
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三井の森の大きな別荘地を抜け、唐沢鉱泉との分岐から舗装されていない林道に入り込む。
この奥に、八ヶ岳登山口の一つ桜平がある。桜平からのコースは北八ヶ岳の根石岳に登るには最短コースで、途中には夏沢鉱泉とオーレン小屋の2軒の山小屋もあり休憩も出来るので、最近の私達はいつもこのコースを利用しているのである。八ヶ岳 自然・景勝地
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カラマツ、白樺、ダケカンバが黄色く黄葉した中を、ジグザグに延びる無舗装の道を進むと駐車場が見えてきた。下の駐車場をやり過ごし、トイレもある中の駐車場に車を止め、ここから登山開始。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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ここは桜平から夏沢鉱泉への途中。
この日の夫の体調はリウマチ症状もあまり酷くはなく、まあまあというところ。とにかく初めはゆっくりゆっくりと行く。北八ヶ岳の秘湯の宿 by ナオさん夏沢鉱泉 宿・ホテル
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夏沢鉱泉へ到着。休憩。ほっとする。
北八ヶ岳の秘湯の宿 by ナオさん夏沢鉱泉 宿・ホテル
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夏沢鉱泉を出発。
北八ヶ岳の秘湯の宿 by ナオさん夏沢鉱泉 宿・ホテル
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夏沢鉱泉からは沢に沿った歩きいい道を進む。小滝が現れる。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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夏沢鉱泉からオーレン小屋への途中、水力発電をしている水車小屋があった。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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沢に架かった橋を渡る。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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八ヶ岳の森は苔むしていて、緑豊かだ。八ヶ岳に通いだして27年になるが、普段見慣れている風景も、後何回見られるだろうかと思いながら見ると、何とも愛おしい。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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夏沢鉱泉からの道を進み、アーチ型の木のトンネルを潜る。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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イチオシ
夏沢鉱泉からオーレン小屋への途中。沢と沢が合流する辺り。私の好きな場所の一つだ。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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ここまで来ると硫黄岳が見えてくる。オーレン小屋はもうすぐだ。
硫黄岳 自然・景勝地
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夏沢鉱泉から1時間20分かけてオーレン小屋に着いた。
私達は小屋の前のベンチで休憩。昼食のおにぎりをかじっていると、突然バラバラと激しい音がして、霰が降り出した。雪も交じっている。
オーレン小屋のある場所は2330mだから、10月に入ると何時雪が降ってもおかしくはないのだが、大粒の霰にはびっくりした。慌てて雨具を着け、出発する。八ヶ岳 オーレン小屋 宿・ホテル
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霰と雪の降る中、箕冠山のツガの樹林帯を行く。
箕冠山の苔も木漏れ日も美しいこの原生林の森が、私のお気に入りの場所。
ところが夫は急に喘ぎだし、初めは100歩ごとに立ち止まっていたが、そのうち50歩ごとに止まるようになる。どうやら高度順応がうまくいかないらしい。こんなことは初めてだ。八ヶ岳 オーレン小屋 宿・ホテル
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それでも、オーレン小屋から2時間10分もかけて、15時10分やっと根石岳山荘に辿り着いた。顔見知りのスタッフに迎えられ、ホッとした。
私たち夫婦が初めて八ヶ岳を訪れたのは1992年のこと。この時は、小淵沢から三ツ頭登山口へと入り、三ツ頭に取り付き、権現岳へと登り、権現小屋で一泊。翌日は旭岳、キレットを越し、八ヶ岳主峰の赤岳2899mの頂上に立った。おりしも寒冷前線が通過中で、竜頭峰の辺りから降り出した霙はやがて雪に変わり、雷も鳴り出した。私達は横岳、硫黄岳と歩き、激しい稲光と雷鳴に怯えながら夏沢峠に駆け下り、箕冠山を越えて根石岳山荘に逃げ込んだのだった。展望抜群の山小屋 by ナオさん根石岳山荘 宿・ホテル
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根石岳山荘は当時は本館だけの今より小さな素朴な山小屋であったが、薪ストーブはとても温かく、ほっとできる空間があって、とても居心地がよかった。
ここが本館で、隣に新しい新館がある。私たちは素朴な雰囲気を残す本館が好きだから、この日は本館の方に泊まる。展望抜群の山小屋 by ナオさん根石岳山荘 宿・ホテル
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目が覚めると、外は美しい雪景色で、一面の銀世界に変わっていた。まだ寝ている夫を残して、私は1人外に飛び出した。
展望抜群の山小屋 by ナオさん根石岳山荘 宿・ホテル
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イチオシ
10月になると信州の高い山では雪景色は珍しくはない。実は私たちも、この時期、いつも雪を期待して登って来ているところがある。
これは根石岳山荘の所から見た朝の風景で、見えているのは西天狗岳だ。天狗岳 自然・景勝地
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イチオシ
これも根石山荘前から金峰山や甲武信岳方面の山を写したもので、朝焼けの空の下、広がる雲海、足元には雪が映っている。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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私は寒いのも忘れて、夜明けの一瞬をとらえようと、走り回り頑張った。
根石岳 自然・景勝地
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ここは根石山荘の一角で、お土産やお酒などが並んでいる所だ。
展望抜群の山小屋 by ナオさん根石岳山荘 宿・ホテル
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1晩寝て、どうやら軽い山酔い(高山病)状態からなんとか脱出出来た夫が、朝食後に根石岳に登ろうというので、その気になって小屋の外に出る。
展望抜群の山小屋 by ナオさん根石岳山荘 宿・ホテル
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根石岳頂上直下に建つ根石山荘からだと、根石岳2603m頂上まではすぐだ。
根石岳 自然・景勝地
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登りながら振り返ると、箕冠山の先には南八ヶ岳の山々が連なる。主峰の赤岳も見えている。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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イチオシ
山の天気は変わりやすい。これは一瞬の晴れ間の写真。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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これは西天狗岳と東天狗岳だが、もう霧が上がってきている。
天狗岳 自然・景勝地
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西天狗岳が美しい。
天狗岳 自然・景勝地
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東天狗岳はもう霧に覆われている。
天狗岳 自然・景勝地
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ここが根石岳2603mの頂上だ。薄っすらと雪が積もっている。
根石岳 自然・景勝地
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根石岳の頂上直下にある根石岳山荘からは、15分程で頂上に立てる。夫は頑張って頂上に立った。2603mの根石岳山頂は8時45分だった。来年のことは言えないが、喜寿のいい思い出が造れたと大いに満足。
展望は開け、遠く北アルプスの山々も見えたが、私達が満足感に浸っている間にも足元から霧が巻いてきて、一瞬ですべてを包み込んだ。根石岳 自然・景勝地
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山荘まで引き返した私達は、3人のスタッフとお茶を楽しみながら、「根石祭」参加の山仲間の登って来るのを待った。
展望抜群の山小屋 by ナオさん根石岳山荘 宿・ホテル
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これは根石山荘のストーブで、この周りは山仲間のお気に入りの場所だ。
午後からはまた雪と霰が降り出す天気となったが、次々と山仲間が登って来て、その夜の「根石祭」は盛り上がった。展望抜群の山小屋 by ナオさん根石岳山荘 宿・ホテル
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翌日は快晴だった。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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みんなより一足早く山荘を出発、ゆっくりゆっくりと下る。
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イチオシ
ここからの天狗岳、根石岳の眺めは、私たちのお気に入りだ。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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これが根石岳2603mで、根石山荘も見えている。
私たちはこの風景を心にしっかりと焼き付ける。夫の体調を思えば、再びこの風景を見られるか、どうか、わからないのだから。根石岳 自然・景勝地
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ここは箕冠山頂上。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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オオレン小屋まで下ってきた。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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雪の残る北八ヶ岳のツガの原生林の森を抜け、凍りついた木橋を渡る。
八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地
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夏沢鉱泉に無事下山。
この後、駐車場まで下り、八ヶ岳を後にする。北八ヶ岳の秘湯の宿 by ナオさん夏沢鉱泉 宿・ホテル
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見えているのは蓼科山だ。
蓼科山 自然・景勝地
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そしてここは、L152号線(大門街道)の大門峠だ。
この夜は、上田に住む息子の所へ行き、そこでもう2泊。白樺湖 自然・景勝地
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10月23日、朝から帰宅の途につく。ここは長和の「道の駅マルメロ」。
何時も立ち寄る道の駅 by ナオさん道の駅 「道の駅」マルメロの駅ながと 道の駅
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L142号線を行く。
中山道 和田宿本陣 美術館・博物館
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天気がいいので、旧道を登ることにする。旧L142号線はヘヤピンカーブ続きの細い道だが、中山道も交差しており、信州の道らしくて好きだ。
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和田峠まで登ってきた。もうここの標高は1500mを越えている。
とてもススキが美しい。 -
和田峠の信号のある交互通行のトンネルを抜ける。旧L142号線のこの狭いトンネルは、知る人ぞ知る心霊スポットだとか。
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イチオシ
和田峠からくねくねとヘヤピンカーブの道を諏訪側へと下って行く。
私の好きな信州の秋。色鮮やかで美しい。 -
今年も素敵な秋に出会えたことに感謝!そして、この道を走れたことに。というのも、これも知る人ぞ知ることだが、この道を夜走ると、深い霧でカーブミラーどころか、一寸先も見えない状態になることがあるのだから。私たちも過去2度、真っ白い世界に閉じ込められ、かなり怖い思いをしたことがある。
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紅葉の見事な旧L142号線を下り、この先で新和田トンネルからの道に合流する。
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この先、最近はいつも岡谷ICから高速道路に乗る私達だが、今回はもう少し信州でゆっくりしたいと、一般道を走る。
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ここは高速道路の下。
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中央アルプスの山を見ながら広域農道のフラワーロードを走る。
駒ヶ根高原 自然・景勝地
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昼になったので、昼食に福麟楼 中割店に立ち寄る。
気楽に入れる店 by ナオさん福麟楼 中割店 グルメ・レストラン
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私の食べたラーメン定食。
気楽に入れる店 by ナオさん福麟楼 中割店 グルメ・レストラン
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夫の食べたソースかつ丼。
気楽に入れる店 by ナオさん福麟楼 中割店 グルメ・レストラン
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昼食後、駒ヶ根サービスエリアのスマートインターから中央高速道へと乗る。
今回は八ヶ岳の根石岳2603mにも登れたし、紅葉の秋も大いに楽しめたので、かなりな満足感を持って信州を後にしたのでした。駒ヶ根高原 自然・景勝地
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この旅行で行ったホテル
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夏沢鉱泉
3.23 -
八ヶ岳 オーレン小屋
3.23 -
根石岳山荘
3.23
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