（３）マチュピチュにしなくてイイでしょ。

2019/07/04 - 2019/07/05

４日目．
今回のメインイベント，マルカワマチュコです．

第二のマチュピチュなんて呼ばれ方をされているみたいだけど，
観光資源って観点で言えば，今はまだ，規模も密度も保存状態も，
マチュピチュには遠く及ばない．

ここにはここの素晴らしさがあるので，マチュピチュを
引き合いに出すのは得策じゃないと思うぞ．

まずは地道な発掘と修復作業を続けて欲しい．
観光資源としての価値を高めるのは，その後でもイイでしょ．

全部をつぶさに見て回るには最低３時間はかかります．
４～５時間ぐらいあれば十分かな．

昼過ぎぐらいから人が増えるので，朝イチで行くのがオススメ．

エリア その他の観光地(ペルー)

宿のオーナーにマルカワマチュコへの行き方を聞いたら，
コレクティーボを往復で頼むのが簡単だと．80 sol.ぐらい．
ということで，朝9:00に宿に迎えに来てもらうことに．

町を出てしばらく山道を登ると，ゲートが登場．
ここの表記は，見ての通りローマ字みたいな綴り．
か行が 'c' じゃなくて 'k' なのだ．

ゲートの先が，実は長い．
しかも未舗装でデコボコ．
これでも，ウアマチュコ・マルカワマチュコ自動車道路，って
名前がちゃんとついてるんだけどねー．

4WDが欲しくなるような悪路なのに，
MOTOTAXIも走ってた．根性あるわ～．

マルカワマチュコのエントランスから．
標高3200mのウアマチュコの町も，遥か眼下．
だいぶ登ってきたことが分かる．
ここは標高3700m．
吹きさらしで風が気持ちイイ．

コレクティーボの運ちゃんと3時間後に戻る約束をして中へ．

エントランスを通って最初にお目見えするのが，
Las Torres Funerarias．
葬儀場だね．
３つの祭壇が横一列に並んでる．

見えてきた

思ってたより大きそう

右の２つは，比較的よく残ってる．

色んな種類の石が混ざってるのが特徴的かも．
オリャンタイみたいな紙一枚通さない程の緻密さは無い．
そういう意味では，マチュピチュに近い．

角の出し方は，まぁまぁ．

裏(表？)側はロープが張ってあって入れませんでした．

続いては，La Galeria．
倉庫と住宅だそうです．

蔵と言われれば，確かにそんな雰囲気．

正面から見ると，どすんとして重厚感がある．
角っこに等間隔で長い石を入れてあるのはデザインかな．

お次はLa Plaza Principal．
横長で，けっこうデカイ．
メインはコイツの前の広場なんだろうけど，
あまり近づけないので良く分からないのが残念．

Plaza遠景

次はEl Salon con Nichos．

手前の輪っか状の壁と，奥の背の高いのがセットらしい．

壁には小窓が並んでる

背の高い方の壁面．
最初のヤツとは石の色合いが全然違う．

これと同じように，崩れ落ちそうな壁を
つっかえ棒で押さえてる所が多い．

名前が付いてないようなヤツらもたくさんある．

三角窓は，いわゆる感がある．

敷地内にお住まいの地元のインディヘナの方々．
遺跡も，子供にとってはただの遊び場．

これも名無し．
崖へのせり出し方がカッコイイ．

家っぽいヤツは白っぽい石を使っていて，
マチュピチュと雰囲気が似てる．

これも家っぽい．たぶん三角屋根の名残．
しかしまあ，石組みと呼ぶにはずいぶんとテキトーな置き方．

井戸的なヤツ

風前の灯火．
壊れないで残って欲しいな．

大きいけど名無し．
全体的に崩落が進んでて，危うい感じ．

こういう崖沿いに作ってある感じも好き．

La Portada Oeste．
西門．
隙間の所を道が通ってる．

西門は，けっこう大きい．

表面に植物がたくさん生えてるおかげか，
倒れずに頑張ってる．

プランターに植えたみたいに花が咲いてる．
植物ってのはとにかく居場所を見つけるな．

石の大きさがバラバラなのがユニーク．
あんまりカチッと組み合ってない感じなんだけど，
実際は隙間の小石どもがイイ仕事してるんだろうね．

最後はCerro de las Monjas．
いちばんのお気に入り．

まずは遠くから全体像を把握．

これぐらいの距離から見ると，
丸い感じが良く分かる．

実に優美な姿．
このデザインはかなりイケてると思う．

下から見上げてもカッコイイ．

真正面から．

真裏から．

ギザギザの所．

窪んでる所．

窪んでる所．

別のギザギザの所．

カーブしている所を見上げると，要塞感がある．

ここも，使ってる石のバリエーションが豊富．

ここを通れば内部に入れるけど，ロープが張ってあって行けない．

調査員の方が来て，内部に通してくれた．
ラッキーでした．

けど，意外に何もない．

飾り棚．
丸っこい石も，そのまま使っているのが分かる．
形も大きさもバラバラで，やっぱりこの組み方は独特．
構造力学的な合理性は不明だ．

出入口．
ここも石の不揃い感がハンパない

隣のヤツ．
サイズは少し小さめだけど，
残ってる内部構造は複雑．
２重の壁が良く分かる．

見晴台みたいに崖に突き出てる感じが最高．
遠く河を見下ろす．

ウルバンバを思い出すわ～

これが正解．
MARCA HUAMACHUCO です．